(ご時世的にユダヤ人に深く同情的で感情移入する作品はどうかとも思うのだけれど、もちろんそれは忘れてはいけない事実であり知るべき現実でもあって…)
(それはそれとして…
あまりに当事者すぎる欧米人には、ぐちゃぐちゃのしがらみがあるに違いないよ。でも、極東のアジア人くらいは、バランス良くいろんな視点や情報を得る機会を持っていたいものだよね…とか)
(舞台芸術は紛れもなく強力な一個のメディアであることを忘れずに)
@aoi-sen.bsky.social
観たり、読んだり、書いたりが好き 好きなものをかき集めて悦にいろうという方針です *観劇は舞台芸術全般を愛す *読書は怪奇幻想ミステリ歴史あたり *書き物はショートショートとか 〇なろう〇 https://mypage.syosetu.com/5506/ 〇読書メーター〇 https://bookmeter.com/users/428592 スケッチ小説(ショートショート)は『メディア』からが見やすいかと↓
(ご時世的にユダヤ人に深く同情的で感情移入する作品はどうかとも思うのだけれど、もちろんそれは忘れてはいけない事実であり知るべき現実でもあって…)
(それはそれとして…
あまりに当事者すぎる欧米人には、ぐちゃぐちゃのしがらみがあるに違いないよ。でも、極東のアジア人くらいは、バランス良くいろんな視点や情報を得る機会を持っていたいものだよね…とか)
(舞台芸術は紛れもなく強力な一個のメディアであることを忘れずに)
古式ゆかしい入れ子形式と、叙情的なユダヤ音楽(と、私が解してるやつ)と、シンプルでこじんまりした感じの良い舞台。
そこに、良い本と、良い演者。
…もうあれです…手のうちの珠玉を見るような心持ち…
そんなクラシカルな組み合わせの上に乗っかった、ト書きが視覚化されたらしき画面上の文字。これがやたらめったら味わい深い。入れ子のもう一つ外に、出来栄えを眺めて微調整する、大きな存在を見るよう。それは書き手の虚像のようでもあるし、もっと高次元の存在を垣間見るようでもある。→
[映画館]インディセント(松竹ブロードウェイシネマ)
だいぶ泣いてしまった。
鳥肌立ちっぱなしだった。
こなれた美しさで、舞台芸術の面白さに溢れていて、豊かなウィットに笑わされて…と思っているうちに、深刻な情景をするりと突きつけられる。で、気づけば嗚咽まで持っていかれるという。ひええ…
…いやもう、ぜんぶ上手いのよ。
まず本が…この筋立て(全く知らん戯曲と、その上演にまつわるあれこれ)を客席に飲み込ませる一事をとっても押して知るべし。只者じゃない書き手の筆力。
それを形にしてみせる、輝かんばかりの演者さんたちの魅力もすんごい。見ていて気持ちのいい自由自在のパフォーマンス。→
リア王(2025.11.15マチネ)
シンプルにあんまり良くない。
独創的で現代的…の皮を被った、どっかで見た何かのごった煮。
いろんな個性の役者さんを集めているのは面白いけれど、なんもまとまらない。
売りは大竹しのぶがリア王ってところのはず…終盤のボロボロさは凄かったけれど、他に良い効果は見当たらない。特に一幕は圧倒的に声量不足では。
嵐の中のボロ小屋と、その後の気狂い裁判の場面は悪くなかった。二幕も概ね見れる。
いろいろと…一々裏目に出ていたような…?
[読了]
海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 1 (新潮文庫/2009)
→自給自足概念のあるなしに、侵略国家と交易国家の別を見る考え方が面白いなと
読書メーターで「あくび虫」名で感想書いてます
bookmeter.com/books/562939
[読了]
ローマ亡き後の地中海世界4: 海賊、そして海軍 (新潮文庫/2014)
→これまで別世界のように感じていた欧州とアフリカを、結び付けて感じられるようになったのが意義深いなあと
読書メーターで「あくび虫」名で感想書いてます
bookmeter.com/books/8221161
[読了]
怪奇小説傑作集 1 英米編 1(東京創元社/1969)
→初めて『パンの大神』を読んだ時には「???」となっていたのに今ではのめり込んでしまう件
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[映画館]ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師
いろいろセンセーショナルなネタが飛び交う中、どこにも深入りしすぎずにーーつまり、感情的に訴えずに、淡々と進んでいくのが今っぽい。
それ自体は良くも悪くもないけれど、綺麗にまとまり過ぎだなとは思った。その美術品じみた様子に、英雄的で感情移入し難い主人公像が加わって、据わりの悪い感じはある。
感動的なシーンは多い。
特に終盤…ナチの兵が聖書を返してくれたところとか、収容所でのミサとか…
(ラストの背景の合成感はものすごく気になったけれど)
映画としてはまあふつう。
世の中には凄い人がいっぱいいるな、という方面ではだいぶ感動した。
Ballet Muses -バレエの美神 2025-(2025.11.3)
カルメンのココレワが無限にチャーミングだった。
コワリョーワのブラックスワンはすごい存在感。
佐々さんノクターンが清々しい緊張感でなかなか好き。
一番好きだったのはホーレワのくるみ。きらきらでハッピー。
(なんかとってもロシアンで…だから妙な立地の劇場でやってるのかなとか深読みしてしまった)
(良かったのだけれど、耽美路線過多だったなと。健全な理性方面も混ぜて欲しかった)
(客席が強火で軽いノリの人間はやや引いて怯える)
スケッチ小説「天地創造のち」
→ たぶん悪いやつではない
[映画館]エニシング・ゴーズ(松竹ブロードウェイシネマ)
コールポーターが好きで、
古き良きな往年のミュージカルも好きで、
そんなあれこれと、画面越しでも伝わるパワフルでハッピーな空気感を堪能できて満足です。
サットンフォスターの歌うテーマ曲がまた…とても素晴らしかった。ラストのリプライも含めて、幸福感が凄すぎて涙ぐむレベル。
知ってるナンバーが多かったけれど、一本の作品として見たことがなかったので良い機会。
ただこれ、演者が圧倒的なパフォーマンスを見せてくれないと寝そうだなと。
[観劇]最後のドン・キホーテ(2025.11.1ソワレ)
割に分かりやすいケラさん。楽しかった。
シンプルに笑えるという意味でも良いし、お話も好き(ていうかドンキホーテそのものが好き)。
芝居巧者な人たちの余裕ある感じが素敵。ゆったりした気持ちでみられて快い。
ちょっと長ないか?とも思ったけれど、そういうのも含めて、脈絡なく不条理なところが良いのでもあって…まあそういうやつだね。
客席でも良い感じに疲労感。これを二公演やってるとは…とんでもない。
山西さんがやたら良いのだが。
[読了]
ローマ亡き後の地中海世界3: 海賊、そして海軍(新潮文庫/2014)
→海賊は将来性のあるお仕事という
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たぶん、
グランドツアー(=モラトリアム期間の多文化交流)と、結婚(=異なる価値観の融合)というのを組み合わせて、色んな位相で表現する、というのをやりたかった作品…?
西洋対東洋であり、近世対現代であり…で、結局は破綻するという。ついでに作品も爆散気味だが。
もしそうなら面白い着想だとは思うし、成功すれば素敵なエスプリと深い問題提起の大作になったような気もする。
でもまあ…そうではなかったわけで…長い2時間だった。
[映画館]グランド・ツアー
ふつーにつまらんかった。
現代と百年くらい前の映像が行ったり来たりするのだけれど…それがもうお寒い芸術ごかしにしか思えん。または昔の映像を用意するのが難しかったから、適当にお茶を濁したとか…?→
[読了]
ローマ亡き後の地中海世界2: 海賊、そして海軍(新潮文庫/2014)
→騎士団なのに戦わないってピンとこない。単なる社会階級のことなのか…?
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[読了]
ドン・キホーテ物語(教養文庫/1990)
→とにかくドレの素晴らしい絵よ…
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アルマンたちが飛び立つ前の曲は良かった。
ずたぼろは和樹氏の真骨頂。
廣瀬さんが真面目な役をやってるのをどれだけぶりに見たか。そういうのも良い。前に見た時(たぶん初演)のラドゥーは終始石投げつけたい感じだったような…そこまで思わないのは廣瀬さんワールドの成せる技か。
(良い声もってるのに大味で、垢抜けることを知らんよな、もったいない…といつも思ってる)
マタ・ハリ(2025.10.25ソワレ)
良くはないんだが…
好ましい要素が皆無だと分かった上で見てるから、私にそれをあげつらう権利があるものか…(それだけハードル下げたのになおイマイチなのはつっこみたい)
…深入りはしない。好きじゃないし、それを乗り越えるほどの出来の良さもない。それで十分。(なんで再演するのか全く分からん)
愛希さんは好き。
でも出来れば別の作品で見たい。
なんでも器用にやってくれるし…バリエーション多いのは良いことさ…とはいえ、それじゃない感ってあるよね。マリーキュリーでもエリザベートでもなくこれなんが謎よね。→
ラストは穴から抜け出せたのか…
見知らぬ他人の人生を無茶苦茶にしてまで逃げ延びようとしている少女を、希望とみて良いものか。
言われるままに行動し、最後の最後に少女を救うことで破滅した主人公を、幸福と解するべきなのか。
それぞれ予定調和の様式美みたいな外観なのだけれど、とても額面通りには受け止められない。
全き救いも全く幸福もリアルじゃないし、これはお伽話じゃないってことなのか。
掴んでも掴んでも泥。もがいてももがいても闇。夜は長く、明けたのやら明けぬのやら。
理屈や正論で救われるのはほぼ強者。
[映画]ナイトコール
ブリュッセルどんなけよ
これがドキュメンタルに仕上がる欧州って闇深がすぎないか
綺麗にまとまっていて見やすいのだけれど、中身は直視しづらい社会問題がぎっしり
エンタメなドキドキではなく、息苦しく鬼気迫ったドキドキの連続。外枠にあるのが大変にノスタルジーな音楽で、切り裂かれそうに無機質な画面との落差が…。とはいえ単純に昔は良かったというわけでもなく、「ドン底」だったという主人公の父親に何があったのか分からないのも闇。
善悪の二元論はナンセンスな世界観。ただただ、互いの足首を引っ掴み、順繰りに順繰りに…しかし結局は全員共に、底に底にと落ちていくという。…怖すぎる。→
[読了]
ローマ亡き後の地中海世界1: 海賊、そして海軍(新潮文庫/2014)
→なるほど暗黒時代
読書メーターで「あくび虫」名で感想書いてます
bookmeter.com/books/8169623
[読了]
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの(草思社文庫/2012)
→なんでそんなとこで暮らしてんねんって思うことがあるけれど、入植直後はそうじゃなかったパターンが結構あると知ってなるほど
読書メーターで「あくび虫」名で感想書いてます
bookmeter.com/books/383595
スケッチ小説「悪党」
→ いがみの権太的な
[読了]
ギリシア人の物語4:新しき力(新潮文庫/2023)
→アレクサンドロスすごすぎやん
読書メーターで「あくび虫」名で感想書いてます
bookmeter.com/books/21602106
○セトリ
ぼよよん行進曲
満ちてゆく
(知らないミュージカルソング
フロッグとトード(カタツムリ君が手紙を届けた後のやつ)
世界が終わる夜のように(サイゴン)
パートオブユアワールド(LM)
あの声(LM)
J-popメドレー
影を逃れて(M!)
時が来た(ジキハイ)
アンコール:オリジナル曲
[ライブ]KamiKazu 20th Anniversary Live ~Be yourself~(2025.10.18.2nd)
密度の濃いライブ。楽しかった。
ぶっちゃけ好みの役者さんではないのだけれど、良いものは良いよね。うならされた。
特にM!の影を逃れて、ジキハイの時が来たが絶品。ミュージカル曲の聞き応えがすごかった。
ミュージカル俳優さんがライブで、J-popメドレーは初めて。普通はミュージカルメドレー歌うとこだよなと笑 個人ライブは人となりが見えて面白いよね。
MARIA-Eさん、ちゃんと個人としては認識したのは初めて。職人系の上手な方でした。仕上げててきててすげええでした。
終盤にデルトロとカンバーバッチが対決してたところが、アーヴィングバーリンのyes I doってひたすらやってる曲とオーバーラップして離れないという…世にも奇妙な味を現出してるんですが狙ってるのですか…?
17.10.2025 15:41 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0[映画館]ワン・バトル・アフター・アナザー
良さが分からんかった。
どの要素にも、どのキャラクターにも焦点が合っていないような…?
何にも思い入れることができず、ただただ消化不良感。
[読了]
ギリシア人の物語3:都市国家ギリシアの終焉(新潮文庫/2023)
→市民兵が傭兵化していくってところが印象的
読書メーターで「あくび虫」名で感想書いてます
bookmeter.com/books/21542713