氷坂

半券をとにかく全部突っ込んである箱を開けるとすごい枚数ザファの半券出てくるのいつ見てもおもろい

ここ2年でそれまでの人生で観た累計分くらい映画観てるかも〜て思ってたんだけど、突然謎の几帳面さを発揮して2014年くらいからの追える範囲で履歴追ってみたら、累計が121本、うち2025年：46、2024年：11、それ以前：64だったのでわりとまじでそんな感じだった　まあ2023年は5本しか観てないものの30回くらい映画館行ってるんですが…

『落下の王国』って邦題もいいよな～

映画『落下の王国』の展示の写真

『落下の王国』観た〜スクリーン小さいとこだったから4Kとか映像美とかは正味そこまでガツンと浴びられた感じはしないけど、とはいえさすがに美しかった。人は想像力の翼でどこへでも飛んでゆけるのだなあ。5歳の少女と大怪我をしたスタントマンというちぐはぐな2人が寝物語を通じて迂遠に心の穴の周りをうろうろして、目も眩むような美しい空想世界を通じて生きること、生きていくことが選ばれるのが正しく「いい話」だった。白黒のフィルムよりロイが語り聞かせる物語の方がずっと色鮮やかなのもなんだか好きだな。

なんのジャンルなのかよくわかんないけどとにかく人がめちゃくちゃ死ぬやつ、途中から（おお、おお〜〜）みたいなテンションになり、なんか怖がるでも嫌がるでも楽しむでもなく、人がメチャクチャな死に方をするのを眺めるだけになるんだけどみんなどういう気持ちで見てるんだ　『野火』みたいな空気だと血大量でもおお〜とかではなく真面目(？)な気持ちになるんだけどホラースプラッタ？との向き合い方まだ掴めてない

ヒューマントラストシネマ渋谷の映画『WEAPONS』の紹介コーナーの写真

『WEAPONS』観た。なんやこれ。何を見させられたんや？？？群像劇形式だから6人分（+俯瞰で実質7パートかな？）で視点が切り替わっていくんだけど、素行がシンプルにやばい人が多いので何何何？なんでそんなことすんの？？とわりとなる。不倫、なんかイヤなやつ、アル中、ヤク中などが入り乱れる中、最初に死ぬのが別にヤバくない人なので因果応報とかでもないらしい。ないのかよ。ジェームスのところで「え？てことはアレックスって…」となった後のアレックス編面白かった。愛はステロイドでも思ったけどこういう映画好きな人にとって人間の頭潰れるのってサービスシーンだったりするのか？

一瞬窓越しに見えた主人公の弟を見てあれっもしかしてマモルじゃない！？と思ったら本当にマモル（ではなく林裕太さん）で嬉しかった

『君の顔では泣けない』観た。好きじゃない方の嫌な態度とか人間がまあまあ出てきて世界ってそんなに厳しいかなあ…？？てなったけど、ある意味リアルなのかもしれない。真面目な話、異性の他人と入れ替わって15年生きたらもう元の自分としての自己同一性って保てないんじゃないか…？という気もするが、揺らいだ状態があれなのかもしれない。結婚するし子供も産むしね。終わり方好きだった！

『爆弾』観た。今週形而上学的な感じの映画観てたから久々にスカッとした感あった。山田裕貴が主演か〜と思ってるうちにいつの間にか山田裕貴が怪物になっていた。すごい頭いい人が逆転裁判やってる感じで、根拠1個も見えないのに類家がゴチゴチ詰め始めるとまあなにも分からんが聞いとくか…となるし聞いても普通に分からない。私は多分逆転裁判向いてない。笑

正直観終わった瞬間はいや全然刺さらなすぎワロタって感じだったんだけど、3日経ったらでも…須藤にとっては人生ずっと「上手くいかない」じゃなくて「自分が大嫌い」な瞬間の方が多くて、青砥といる自分だけは嫌いじゃなかったし、嫌いにならないままでいたかったのかな…と思いました

映画『天使のたまご 4Kリマスター』のsinging_heroさんの感想・レビュー | Filmarks singing_heroによる、「天使のたまご 4Kリマスター(1985年製作の映画)」ついての感想・レビューです。

filmarks.com/movies/12285...

全然分からなかったけど、そもそも分からせようというつもりでは作っていないと思うのでまあいいのか？

『天使のたまご』観た。わけわかんなくてやばい。頑張ったけどエンドロール入ったあたりで力尽きて寝落ちした。あまりにもセリフが少なすぎて冒頭15分くらい？で（もしかしてこの映画冒頭以外セリフない…？）ってなったけどさすがにそこまでではなかった。少女と青年以外のほぼ全部が陰鬱に沈み込んだ灰色で雰囲気はかなりある。影しかない「魚」、誰も知らない「鳥」、骨、骨、骨。方舟がモチーフであるらしいことは辛うじて分かるが、時代設定も世界も文明も判然としない。結末の出し方は好きなタイプだったけど、この方向でここまで作り込まれてると分からなさの方が印象強くなる。

「沈黙は発言であり、行動しないのも行動だ」とボンヘッファーが言うシーンがあり、あらゆることがそうだなあと思った。

『ボンヘッファー』観た。ガザのことが起きてからナチスやホロコーストについて描いた作品に以前と違う感覚を抱くようになったけど、これはドイツ人の牧師が人としてどうあるべきかを追求する話だからか、気まずさがあまりなかった。上手く言えないけど、ロシアのウクライナ侵攻やアメリカのことも含め、世界がこのようになってからそれを認識しながら制作されたのかもなと思った。本当にどこがどうとは言えないんだけど、どこかに与するというよりは非人道への反骨という印象が強かった。正義とは何か、より神は何を言うか、の話だったからだろうか。

お誕生日おめでとうございます🎉ハピ！！！この間ご挨拶できて嬉しかったです☺︎ しゃおへと師匠大事にします🫶また飲みましょう〜！

『平場の月』観た。秒速5センチメートルで湧いた「えっ…」という気持ちをいい歳になっても全然恋愛する人間を見て癒そうと思って観に行ったけどそういう感じではなかった。いやそういう感じだったのか…？分からない。途中絶対にそうではない局面で堺雅人が「俺が…高卒だから…？」と言い出し、そんなわけないだろと思ったら（そんなわけねえだろ…）という空気になった。人生ってムズいな…

この間アニメ見たことなかった秒速5センチメートルの実写版観て子供の頃に見ておきたかったような大人になったから分かることがあるような…と思ったんだけど、久々に有心論聴いた瞬間やっぱ秒速中高生のうちに観ておいた方がよかった！！！って手のひら返しした　あの頃にしか分からないものがある　世界が滅亡してほしい気持ちも大人になるなんて想像つかない気持ちも今の私にはもう遠い記憶になってしまった

ド世代だからそーやろって感じなんだけど、今日のインスタストーリー3人に1人はRADのトリビュートアルバム聴いててなんかエモい

人生の迷ったり悩んだりしていた頃に、迷ったり悩んだりしていたから深く噛み合った人がいたとして、それはその時だからそうなるのであって、気持ちが1つも嘘じゃなくても人生が大丈夫になったら、お互いにとってお互いが大事で大好きなまま、でも一緒に生きてく相手にはならないってことあるよな。「10年後に必ずまたここで会おうね」と「10年後ダメになっちゃってたら一緒におしまいになっちゃおうね」って全然違って、明里と貴樹は後者の方の2人だったんだな。

一晩寝て起きたら、いやでも両方に恋人いない期間があったら絶対一度は付き合っただろうに結局そのタイミングが来ないまま両方別の人と結婚することってまああるし、そういうことなのかも。ていうかそもそもの話、永遠にニアミスしつづけるからつい「おい！」って思っちゃうけど多分（少なくとも明里にとっては）貴樹との思い出って「人生が辛かった頃のこと」なんだな。貴樹といた頃は楽しくなかったとかじゃなくて、でもなんだか上手く生きられないでいた頃で、だからあそこまで深く仲良くなった。その頃の自分てあくまでその状況の自分でしかないんだよね。

5年後くらいにはスマホ普及してFacebookもわりとみんなやり始める気がするから、そのくらいの頃に帰国した明里と会った先生の投稿を見る既婚者になった貴樹がいたりしないかなと思ったけど全然おもんないなそれ

駆け込みで『秒速5センチメートル』観た。99.7%を引き当て続ける話だった。大人になった今だから色々考えるような気もするし、中高生のうちに観ておきたかったような気もする。明里絶対恋人いなかったら行っただろ！と正直思ったけど、まあでも婚約者がいることも含めて「あれから」の答え合わせなんだよね。あと上映終了後にふと周りを見たら信じられないくらいカップル比率が高くて、最近観てた映画ってカップル率低い系統ばっかだったんだなと気付かされて面白かった

あの人狐なんですか！？正直あの人もかなりエッチだと思いました　方向性は虎の人と違うんですけど違う意味でかなりエッチ　それぞれのエッチ　そして組み合わせるとエッチ倍増なのめちゃくちゃ分かってしまって困るな〜〜〜！？（困らない）

羅小黒戦記2のサイネージの写真

『羅小黒戦記』『羅小黒戦記2』観た！2の方が圧倒的に面白かったけど1は集中削がれながら家で見たせいかもしれない　あと吹替で観たけど日本人は字幕で観た方が多分いい

合ってます！この人だ！！なんか本筋と違うとこで勝手にエッチだった…（勝手な言いがかり）

ロシャオ2面白かったんだけど、それはともかくなんかエッチなお兄さんいなかった？

羅小黒戦記、勝手にもののけ姫とか忍たまみたいな時代感を想定してたら全然もっと現代ぽい！目つき悪猫可愛い！

うわ～～～っ脱稿＆入稿おめでとうございます！長きにわたる原稿本当に本当におつかれさまでした😻

"いいやつ"たちと助けみたいなもの/映画『愚か者の身分』感想｜氷坂 映画『愚か者の身分』を観た。ポスターを見てふらっと行っただけだったんだけど、今年観た中で好きな映画ベスト5に入りそうなくらい好きだった。 映画観て原作読んでもう1回映画観たので感想を書き留めておく。 タクヤとマモルがやっていることは戸籍売買なので紛れもなく悪事なんだけど、マモル→タクヤ→梶谷と視点が切り替わりながら出来事が語られていくにつれて、何が起きたのか、なぜそう行動したのかが分かって意味...

"いいやつ"たちと助けみたいなもの/映画『愚か者の身分』感想
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