高橋郁子

他者には他者の道理がある。わかり合えないものをわからせようとしたり、自分の理解が及ばないもの＝劣っているものと判断する人とは驚くほど話が合わない。

違う人間なのだから、違うことを認め合い、手を携えられることがあればステキよね。わかり合えないのに、手を携えられる部分を見つけられたら本当に奇跡よね。くらいの距離感でいい。

自分を愛せなくてもいい。今の自分を受け入れることができればいい。そうしたら他者を変えようという傲慢を手放すことができると思う。

わたしにもまだ思考の癖がある。間違うこともあるし、よく立ち止まる。でも認めたことで好転した実感はある。まだまだまだまだ修行中。

「Aさんは郁子さんのやりたいことがわかってないと思います」
いや、お前がな。という言葉を呑み込んだことは今でも忘れない。

たった数ヶ月の「手伝い」程度の関わり。創作を共にしているわけでもなく、理念や技術をシェアしたわけでもないのに、一体何を知りわかったというのか。あれは群を抜く思い上がりだった。

かつてはこんな人もいた。「手伝いたい」と内部に入り込む。プロジェクジェクトが進行するなか、わたしにはAさんを貶める発言をし、AさんにはBさんを貶める発言をし、BさんにはAさんを貶める発言をする。自分こそがあなたの最大の理解者であるとアピールし、それまでの関係性を壊そうとする。わたしとAさんBさんが築きあげてきたもの、大切にしてきた行為についてのリスペクトがない。結果、我々からの信用を失って去っていった。

距離感の危うさを感じていたから長年フォローはせずにいたアカウント。様子を見ていて、そろそろ聞く耳と、落ち着きを得たかな？ と思ってフォローした瞬間にゼロ距離の承認欲求をぶつけられてしまい、時期尚早だったと反省した。見極める力をもっと研かねば。フォローという行為を「自分のすべてを受け入れてくれる合図」だと勘違いしてしまう人だったのかもしれない。

その手の人に遭遇するのは初めてではない。不思議な共通点がある。なぜかわたしが尊敬する関係者を貶める発言を全世界公開のSNSでしてしまう。世界からどう見られるかの視点が抜け落ちているとそうなりやすい。

映画マザーズきっかけでidenshi195（高橋）を知り、朗読キネマ『眼球綺譚/再生』を観に来てくださった方や興味をってくださった方はいたのかしら……一人もいなかったとしたら、完全な敗北。

スタエフとYouTubeをどうにか連携したいけれど、映像をつけなきゃいけないのが手間。

#002 なぜ朗読劇にモヤモヤするのか、されるのか - 高橋郁子｜朗読劇と声の未来 | stand.fm お聴きくださりありがとうございます✨ 声の可能性に魅了された脚本家・朗読劇演出家が、 表現力アップや、聴き手の心を掴むヒントをシェアします。 _______________________________ 💫プロを対象に書き綴ってきた note（マガジン） https://note.com/ikuko_t/m/m47f632c5f2f0 💫日々の出来事や最新...

#002 なぜ朗読劇にモヤモヤするのか、されるのか
stand.fm/episodes/692...

とりあえずスタエフとnoteは相性がいいことがわかった。国産って落ち着くなぁ。

高橋郁子｜朗読劇と声の未来 | stand.fm 声の可能性に魅了された朗読劇演出家が 表現力アップを望むあなたに向けてお話しします✨ _______________________________ 🌕プロフィール🌕 Takahashi Ikuko 脚本家｜朗読劇演出家｜idenshi195主宰 （なりゆきで映画監督｜ときどき講師） 日本シナリオ作家協会会員 日本劇作家協会会員 京都芸術大学 映画学科 非常勤講師（2023.04〜2024.0...

続くかわからないのですがはじめてみました。はじめた理由も話しました。原則10分以内。そうです、完全に見切り発車です。
stand.fm/episodes/692...

障害者、障がい者、障碍者。なぜ「しょうがい」には3つの表記があるのか？ | なるほど！ジョブメドレー 「障害者」「障がい者」「障碍者」──これらはいずれも「しょうがいしゃ」と読みます。この表記の違いには、歴史的背景と社会の価値観が表れています。

参考にふたつ貼っておきます。

▼「障害」の表記について-NHK
www.nhk.or.jp/bunken/resea...

▼ 障害者、障がい者、障碍者。なぜ「しょうがい」には3つの表記があるのか？
job-medley.com/tips/detail/...

やや脱線。当事者と接する機会も比較的多いわたしは、「障がい」という書き換え自体が、腫れ物に触るようで、逆に差別的に感じてしまうほうだ。

その感覚が間違っているのか心配になり、当事者である友人に率直に相談したこともある。当事者も感じ方はひとつでない。同じ思いの方もいるし、傷つく方もいる。大切なのは字面ではなく心の在り方だと改めて実感した。

ちなみに相談した方は、障害は本人にあるというより、社会の側にあるという捉え方なら、なんら問題ないと教えてくれた。障害者とは、障害を“持つ”人ではなく、障害が“ある”人。

比喩表現と言葉狩りの線引きの難しさを感じる発信を見た。

戦争は絶対悪だと思う。一方で、己との戦いに打ち勝ち、精神を磨く武道が身近にあったから、「戦う」という言葉自体を否定する気にならない。「武器」も命に向ける刃ではなく、未来を切り拓いていくものとして使うことがある。比喩表現も日本語の豊かさのひとつだと感じている。

もちろん無自覚に人を傷つけることは避けなくてはならない。当事者も人それぞれ感じ方は違う。

何が差別で、何に配慮が足りないと思うか、人の心は一色でないからこそ、その言葉にどんな意味があるかを考え、使うときは自覚的に選択するということが大切なのかもしれない。

個人的な事情としては、単純にわたしが全国各地で、価値観の合う方と出会いたいんですよね。

日本語における母音の大切さや、メラビアンの法則についてまで話せる方と出会うのは至難の業。

趣味としての朗読活動も文化の広がりとして尊いものです。ただそれだけですと、普段から鍛錬を重ね、素晴らしい表現をされている方が正当に評価されないという悲劇も起きます。

朗読家や、朗読の指導に当たられている方のお悩みの声を聞くことは一人や二人ではありません。

「朗読にお金を払うなんて聞いたことがない」と言われてしまう地域もあるそうです。それはおそらく、プロ意識をもって活動されている方の絶対数が少ないからでしょう。プロの表現に触れる機会がなければ、その価値がわからなくて当然です。

プロ意識のある者が、互いを尊重しつつ連帯していけば、そうした悲劇も減らしていけるのでは？ と思ったりもします。

この際、みんなあっちからこっちにお引越しすればいいのに。

吉田東伍は、坪内逍遥の立ち上げた能楽文学研究会にいたというのが胸熱。シェイクスピアも朗読論も坪内逍遥に辿り着くし、その偉大さに改めて脱帽。坪内逍遥に辿り着くし、その偉大さに改めて脱帽。

3ヶ月ぶりの「風姿花伝を読む会」でした。能や歴史に興味があるメンバーで取り組んでいるため、脱線もまた面白い。今日はある割註から、世阿弥が世に広く知られるきっかけをつくった吉田東伍や、安田善次郎（2代目）にまで好奇心の翼が広がりました。

2009年に、早稲田大学演劇博物館で『世阿弥発見100年ー 吉田東伍と能楽研究の歩み ー』というドンピシャな企画展があったことを知り歯軋り。またやって欲しい。

ニューヨークで日本の伝統芸能「歌舞伎」と「能」を融合した特別公演…能楽師の観世喜正さんと歌舞伎俳優の中村隼人さんが共演｜FNNプライムオンライン アメリカ・ニューヨークで14日、日本の伝統芸能「歌舞伎」と「能」を融合した特別公演が行われました。マンハッタンのカーネギーホールで開かれた公演は、600年以上の歴史を持つ「能」と400年以上続く「歌舞伎」という、日本の2つの伝統芸能をニューヨーカーにも紹介しようと企画されたものです。本来は同じ舞台に立つことのない「能」と「歌舞伎」ですが、公演の最後には能楽師の観世喜正さんと歌舞伎俳優の中村隼人さん...

歌舞伎のお囃子で舞う能のシテ方を見るの新鮮。

これを見てふと思ったのは、歌舞伎のお囃子は外側の音で、能のお囃子は内側の音だなと。感覚的なハナシ。

▼ ニューヨークで日本の伝統芸能「歌舞伎」と「能」を融合した特別公演…能楽師の観世喜正さんと歌舞伎俳優の中村隼人さんが共演
www.fnn.jp/articles/-/9...

Blueskyは告知メインに使わないというのをやってみようかと思います。日常の思いを呟くなかでお知らせにになることもあるでしょうが、古巣は外向き、ココは内向きに使ってみる。人の目をあまり気にしないでいく。

稽古と本番中は拡散力の高い古巣にばかり投稿してしまう。完全なるSNS疲れ。

ライトアップされた東京タワー

過日。東京タワーの見える交差点で人と待ち合わせをした。同じところにいるはずなのになかなか会えず、電話を耳にくるくる回ってたら「あれかな？」と相手が見つけてくれたことで、向かいにいることが判明。互いに手を振り合い、小走りに対面の歩道に渡った。後から考えたら、シュチュエーションがドラマみたいで笑った。仕事ですけども！

稽古見学に、界隈ではかなり有名なある方がいらしてびっくり。接点ないのに、どうやって見つけたんだろう。一流の方って好奇心が枯渇することがない印象がある。あと行動力。お忙しいのにありがたい。お好みの朗読スタイルかはわからないけど。本番も観に来てくれたらいいなぁ。

先日、1月の #潮騒の祈り のお客様二人から感想を聞く機会があった。いずれもidenshi195初観劇。なんと「ずっと作品と繋がっている感覚がある」という。半年以上経った今も、作品が自分の中にあるらしい。初めて聞く内容で驚いた。ありがたい。そして不思議。

なにがどうしてそうなるのか、自分で科学的に解明できるわけではない。ただ予想はつく。没入感を高める手法を用いているので、それが要因のひとつになっている気がする。ソレにより、人によっては語り手と同じように「物語そのもの」になる現象（状態？）が起きるのかも。

またお客様から朗読劇の可能性を教えていただいた気分。

引きこもりを抜け出して、先日、能を観てきた。金春会定期能。お目当ては辻井八郎さんの『通盛』。ツレが井上貴覚さん。このお二人の共演はハズレがない。毎回引き込まれる。

辻井さんの謡は、面（おもて）をかけていても聞きとりやすい。それも好きな理由。

能、二曲目の『蝉丸』は櫻間右陣さん。初めて観る方。ちょっと驚いたのが、櫻間さんだけでなくツレの阪本昴平さんも聞きとりやすく耳に心地よかった。完全に自分のコンディションの関係で半分寝てしまったので、体調が万全なときに櫻間さんの能をまた観たいと思った。

（時間切れで三曲目の『鉄輪』の前に退出）

グルテンフリー生活に憧れている。しかし実行できる気がしない。

幼児のころ、カーディガンやセーターを着たとき、中のブラウスが肘まで上がってしまったのを、母が袖口から手を入れて引っ張ってくれるのが好きだったんだよね。

なんで好きだったのか最近やっと言語化できるようになった。その時間だけは「わたしだけのお母さん」だったからだと思う。

とちくるって卵黄の味噌漬けを仕込みました。4日後が楽しみ。

裏金と統一教会との繋がりが票が伸びなかった原因だったとしか思えないのだけど、その議員が力を持ち続ける党だということか……

AV3カードを何年かぶりに申請した。映画館で観る頻度を少し上げたくて。

（AV3カードとは映像三団体連絡会会員証のことで、加盟してる映画館では割引料金で観られるのです）

まるまる無料配信はかなり思いきった試みです。最初で最後になるかもしれません。ぜひこの機会をお見逃しなく。

大塚明夫さん、大島朋恵さんに加え、今回は配信しない別チームのキャストも合わせると、合計6人の俳優が『眼球綺譚/再生』に出演という繋がりもあり〼