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ひらみ漂流記

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インターネットの穢れた海を揺蕩うプランクトンの記録。脳と心の源泉垂れ流し。たまにネット社会に役に立ったり立たなかったりする記事を書くよ。 [bridged from https://hiramy.hateblo.jp/ on the web: https://fed.brid.gy/web/hiramy.hateblo.jp ]

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デジタルへの順応を「思考省略の免罪符」にすることについて(雑記) 今日はふわっとした雑記のみ。(SNSに投稿したもののまとめ直し) ただ単に「自分の気持ちを吐き出したい」だけなら、言い方を気にする必要は無いだろう。(TPOは大事だけど) しかしもし「誰かに何かを伝えたくて理解してもらいたい」のなら、読み手のことを考えた言い方をした方が効果的なのは、言うまでもない。 もちろん、現代人に増えてきている「極端に他人の発言に神経質な人」「好き嫌いが激しく、嫌いなものの排除を正当化する人」や「思考停止してる人」「都合の良いことしか信じたくない人」に、過度に配慮する必要はない。(改めて書くと地獄の様相だが…) ただ、そういう人に対し『自由に発言すべき/配慮しすぎ』と主張する人を見ていると、たまに思うことがある。 **その「自由」という言葉を、単に思いやりのない好き勝手な物言い、あるいは自身の社会性の不足を正当化する免罪符としている人も、中にはそれなりにいるのではないだろうか。** この手の話は、決まって物事を0か1、白か黒で判断したがる人には**「どっちつかず」「中間的な意見」** に見えるだろう。しかし、自分以外の他者を意識するのであれば、こうしたバランス感覚が必要なのは当然のことだ。 面白いのは、この**「極端に神経質/思考停止」** も**「自由の名を借りた好き勝手」** も、**デジタルネイティブに強く見られる傾向** ということ。(リテラシー問わず) **読み解く力、書く力、考える力が落ちている証左** とも言えるのかもしれない。デジタルのドライで簡易的なコミュニケーションに慣れていたり、思考の外部化に依存してると、そうなりやすいのだろうか。 そしてこの**「考える事の省略」が「デジタル環境への順応」と正当化されやすい** のも、また問題だろう。 無論、デジタル環境そのものが悪いわけではない。 しかし**「便利なものを適切に使いこなせない人も当たり前に使わざるを得ない時代」** になったことで、適応する――正しくは**「ついていけないものに無理矢理しがみついている」** その過程で、自身の与り知れない無意識のうちに、能力が零れ落ちてしまっている可能性はあるだろう。 **「他者の立場を考えながら、自分の意見を組み立てる」** というような、時間のかかる思考プロセスは、**意識的に維持しないと衰える。** 「対話」を構成する言語化能力や思考能力、非言語的コミュニケーション能力の低下は、この**「まどろっこしいことを省略していること」** が、根底にあるのかもしれない。 ここまで書いておいて何だがこれは肌感を元にした主観なので、実際は違うことが起きている可能性もある。 その点については留意してほしい…と保身したところで、この辺にしておく。そう言っておかないと、自由の名のもとに言葉で殴ってくる人が寄ってくるかもしれないので。 **💬投稿元** https://fedibird.com/@hiramy/115239259616863541 https://fedibird.com/@hiramy/115239286648346371 https://fedibird.com/@hiramy/115239297153354824 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中ブログ仲間増やしたい方全員集合!✨ 初心者も上級者も誰でも参加OK! ランキング参加中知識 ランキング参加中インターネット ランキング参加中はてなブログ同盟!初心者歓迎・なんでもOK!日記・雑記10・20・30・40・50・60代
22.09.2025 13:00 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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とりあえず始めたい!めんどくさがり向けMastodon/Misskey入門 ### はじめに この記事は、X(Twitter)やInstagramのような大手SNSしか知らない人が、**「Fediverse(MastodonやMisskey)をとりあえず使ってみる」** ときの道しるべです。難しそうに見えますが、基本は普通のSNSと変わりません。 既に使っている人は、お友達やフォロワーさんに気軽にシェアしてくださいね。 (今回は書いてませんがBlueskyともつながることが可能です) ### 1.とりあえず始める -迷ったらここから- #### まずはサーバーを決めよう Fediverseは小さなSNSがたくさん集まって、お互いにつながっているシステムです。だからサーバーがたくさんあります。 迷ったら**「人数が多くて、特定のテーマがないサーバー」** を選びましょう。後で引っ越しもできるし、他のサーバーの人をフォローすることもできるので、深く考えなくて大丈夫ですよ! 好きな趣味やジャンルがあるなら、そのテーマのサーバーを探してみるのもいいでしょう。ゲーム好きならゲーム系、創作好きなら創作系といった具合です。 #### サーバールールは必ず読んで どのサーバーにも必ずルールがあります。**登録前か登録直後に必ず読んでください。ルールを読まずに使って後でトラブルになるケースが非常に多いです。** サーバーごとにルールが違うので、面倒でも一度は目を通しましょう。 (※ここだけの話、読まなくても使うだけなら可能です。が、**めんどくせーよ!大手は読まなくても使える!** と支離滅裂なことを言う人をある程度ふるいにかけたいので、あえて**必要** と書いておきます。ちなみに大手の方がこの手の規約はややこしく長ったらしいので、**書いてある量は大手の3分の1以下** だと思います) #### 登録してアカウントを作る 普通のSNSと同じように、**ユーザー名とパスワード、メールアドレスを入力して登録** します。サーバーによっては承認制のところもありますが、たいていは自動で通ります。 #### 初回投稿してみる 「はじめまして」や「テスト投稿」など、何でもいいので一度投稿してみましょう。投稿することで、どんな感じかつかめますよ! ### 2.投稿する前に知っておくべきこと -トラブル回避編- #### タイムラインは3種類 投稿する前に、どこに何が表示されるかを知っておきましょう。 * **ホームタイムライン(HTL)** :フォローした人の投稿(普通のSNSのフォロータイムラインと同じ) * **ローカルタイムライン(LTL)** :同じサーバーの人全員の投稿 * **連合/グローバルタイムライン** :他のサーバーの人の投稿も見られる 基本は**ホームとローカルを見ていれば十分** です。 #### 投稿の公開範囲は4種類 普通のSNSと違って、投稿ごとに「誰に見せるか」を選べます。 * **公開** :誰でも見られる全体公開 * **未収載(Mastodon)/ホーム(Misskey)** :LTLには流れないが、HTLとプロフィールからは見られる * **フォロワー限定** :フォロワーだけが見られる * **ダイレクト** :指定した人だけが見られる ##### 公開範囲の落とし穴 「未収載/ホーム」で投稿しても、あなたのプロフィールページを見に来た人には丸見えです。本当に隠したいなら**「フォロワー限定」** を使いましょう。 #### CW(コンテンツワーニング)機能 **「閲覧注意」** のようなもので、投稿を折りたたんで隠せます。 ネタバレや長文、センシティブな話題のときに使います。タイトルを付けて、クリックすると本文が見える便利な仕組みです。 #### 画像投稿の注意点 画像は4枚程度にとどめるのが無難です。 サーバーによっては16枚まで投稿できますが、4枚以上は表示されないこともあります。**センシティブな画像には、センシティブフラグをつけましょう。** ### 3.困った時の対処法 #### ブロックとミュートの使い分け **Mastodon** :ブロックすると完全にお互いが見えなくなります。 **Misskey** :ブロックしても自分からは相手が見えます。完全に遮断したいときは、ブロックとミュートを両方使うようにしましょう。 ミュート機能は**期間を設定** できます。たとえば**「1週間だけ非表示」** といった使い方ができてとても便利です。 #### フォロワーが増えない・人が見つからない時 * **まずは自分からフォロー** :待っているだけではもちろん誰も来ません * **ハッシュタグを積極的に使う** :Xと違って付けてもアルゴリズムのペナルティは無く、ハッシュタグで見つけてもらいやすくなります! * **プロフィールを充実させる** :好きなものを書いておくと、同じ趣味の人が見つけてくれますよ。 * **ローカルタイムラインを見る** :同じサーバーで気になった人をフォローしてみるのもいいでしょう。 #### 情報が少なくて退屈な時 * ハッシュタグ検索で興味のある話題を探してみましょう。 * ローカルタイムラインで同じサーバーの人の投稿を見てみましょう。 * 連合タイムラインで他のサーバーの人の投稿も見てみましょう。 ※もっと情報が見たい!という場合は、次項を参考に ### 4.基本操作に慣れたら使いたい機能 #### リアクション機能 「いいね」以外に、バラエティ豊かな絵文字でリアクションできます。特にMisskeyは種類豊富です。(Mastodonは一部サーバーにて利用可能) アニメーションが苦手な人は、設定でOFFにできます。「いいね」だけ受け付ける設定もありますよ。 #### 便利な収集機能 * **購読(Mastodon)** :フォローしないで、特定のアカウントやキーワードをチェック * **アンテナ(Misskey)** :特定のワードを含む投稿を自動収集 * **ハイライト(Misskey)** :人気の投稿をピックアップ * **トレンド(Mastodon)** :人気のハッシュタグを表示 #### チャンネル機能(Misskey) 特定のテーマで集まるコミュニティ機能です。チャンネル内での投稿は強制的にそのサーバー内だけの公開範囲になります。(他のサーバーには流れません) ### おわりに 最初は**「投稿」「公開範囲の確認」「困った時の対処」** さえ覚えておけば、問題なく使えます。他の機能は使いながら、少しずつ覚えていけば大丈夫ですよ。 また最近、**昔のTwitterで使えていた便利なアプリやサービスが使えなくなって困った経験はありませんか?** 実はそういった開発者の人たちが今、Fediverseで**新しく便利なサービス** を作ってくれています。簡単に投稿できるスマホアプリなど、昔のTwitterみたいに色々なサービスが増えてきて、どんどん快適に使えるようになってきています。 どんなSNSでも、最初は静かです。投稿をしたり、他の人の投稿にリアクションをしたり、自分から行動していけば、だんだん楽しくなってきます。 焦らず、自分のペースで始めてみてください! ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中ブログ仲間増やしたい方全員集合!✨ 初心者も上級者も誰でも参加OK! ランキング参加中知識 ランキング参加中インターネット ランキング参加中はてなブログ同盟!初心者歓迎・なんでもOK!日記・雑記10・20・30・40・50・60代
22.09.2025 11:30 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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【雑記】批判の流儀 批判とは、何のために、誰のためにするものなのだろうか。 それが明確でない批判というのは、結局のところ個人の感情の発露にすぎないのではないだろうか。 という雑記です。 * 批判の「成立」と「機能」 * 批判に対する感情衝突 * 終わりに ### 批判の「成立」と「機能」 現代において批判は、SNSという場で行われることが多くなった。個人のブログや個人サイトではなく、SNSというマイクロブログで批判を展開する理由は何だろうか。*1 こうした現象の背景には**「SNSは気軽に投稿しやすい」「人も多いから見てもらいやすい」** というものがあるのだろう。確かにSNSは、批判を発信するハードルを大幅に下げた。 しかし、SNSの海に漂う批判を眺めていると、時折**「この人は何のために批判をしているのだろう」** と**「何となく不愉快」** に感じることがある。 こういうことを言うと**「トーンポリシングだ」** と覚えたての言葉で反発したくなる人もいるかもしれない。ただ、まずは話を聞いてほしい。 批判という言葉そのものの定義は、案外単純なものだ。辞書によれば、次のような意味になる。 > 1.物事に検討を加えて、判定・評価すること > 2.人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること > 3.哲学で、認識・学説の基盤を原理的に研究し、その成立する条件などを明らかにすること > 引用元:『批判』とは? - コトバンク そのため、批判が批判として**「成立」** している人は、それなりに存在する。 もちろんここでいう「成立」には**「本人は批判のつもりでも、言語化がうまくいかず単なる好き嫌いや非難を述べているだけ」** というケースは**含まれない。** また**「真の知性や、社会的責任感を持ちつつ自ら研究・追求する専門家」** も、**今回の話からは除外** したい。 問題をはらんでいるのは、大概**「専門的な研究を自分ではしていないが、とても詳しい知識を持つ知識人(以下、知識人)」と「極端な無知ではないが、知った気になっている大衆(以下、大衆)」の間に存在する人々** であり、**知識人は大衆になり得るし、大衆も知識人になり得る危うさ** を抱えている。(層の事であって二項対立ではない点は留意してほしい) この層の人々の批判は一方的に発せられた**「言いっぱなし」** で、**「その批判が結局何を伝えたいのか」「その批判が何を目的にしたものか」** がイマイチ伝わらないことが多い。つまり、**批判として「機能」していない** のだ。 例えば、批判が「内省の整理・言語化」を目的とするなら、それはそれで機能していると言えるだろう。しかし**「機能」していない批判は、ほとんど「感情の発露」に近い。** 一方的に思っていることをぶつけているという意味では、たとえその批判が一見もっともらしい言葉であったとしても、**そこらへんに流れている会社の愚痴のようなものと大して変わらない。** それが先に述べた**「何となく不愉快」** の原因かもしれない。 ### 批判に対する感情衝突 批判というものは、特に**SNSにおいては感情の衝突を多く生み出す。** そしてそれは大抵の場合、知った気になっている大衆が知識人に対して怒り、それに対して知識人が怒り返す構図になっている。 もし批判に何らかの**生産的・建設的な意図** があり、批判する人が**真の知性** を持つならば。たとえ意図を読み違えたような頓珍漢な反応が返ってきても、感情の応酬にはならないだろう*2。 そもそもの話。 **XやBlueskyのような「無知寄りの大衆」が多くいる場** で批判をしていれば、当然ながら分からないまま難癖をつけてくる人に絡まれるのは、どうしたって避けられないことだ*3。 それなのに知識人が、自分に難癖をつけてきた大衆を**「XやBlueskyのユーザーは所詮こんなもの」「分かった気でいるだけの阿呆だ」** と見下したとしたら、その言葉がたとえ事実の指摘だとしても、**不特定多数から反発を受けることは想像に難くない。** 知識人が、自分と同等もしくは上位の知識を持つ者と、真っ当で建設的な会話をしたいのであれば、RedditやNostrなど場はいくらでもあるだろう。 しかし**「多くの人が使っているから」「専門家がたくさんいるから」「皆も移っているから」「Xの代わりになりそうだから」「サービス名に聞き覚えがあるから」** というような理由で大衆向けのSNSを選んでいるのだとしたら、**知識人もまたSNSというサービス知識(デジタルリテラシー)の前では明らかに「無知寄りの大衆」** なのである。 もし影響力や社会的責任感、義務感から大衆向けSNSを選んでいるのだとしても、そこで大衆と喧嘩をして反発されてしまうようなことがあれば、結局伝わるものも伝わらない。**怒りはSNSでは容易に燃え反発を生み、反発は理解を遠ざける。** つまるところ、**その場所しか選べない、あるいはその場所を自ら選んだのは「知識人自身」なのだから、その意図や目的に合った「批判を機能させる」必要がある** だろう。 ### 終わりに ここまで読んで、かーっと頭に血が上って何かしら言い返したくなった人がいたとしたら、先に述べた**『「専門的な研究を自分ではしていないが、とても詳しい知識を持つ知識人」と「極端な無知ではないが、知った気になっている大衆」の間に存在する人』** に、**自分自身が該当するかもしれないという無意識の反応** かもしれない。 何にせよ、批判をする人は一度**「批判を何のためにしているのか」「批判が機能する場でできているのか」** という点で、考え直してみるといいかもしれない。そうすれば、その批判はもっと良い形に昇華できるはずだ。 ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中ブログ仲間増やしたい方全員集合!✨ 初心者も上級者も誰でも参加OK! ランキング参加中知識 ランキング参加中インターネット ランキング参加中はてなブログ同盟!初心者歓迎・なんでもOK!日記・雑記10・20・30・40・50・60代 *1:そもそも個人でブログやサイトを持つ人自体が減ったということもあるだろうが。 *2:ただし、相手がやたら感情的でなければ…無論、SNSの短文文化は即時消費を助長し、深く理解する能力を現代人から多少なりとも奪っている。そのため感情的な反応はどうしても発生しやすい環境であるため、本来そうしたオープンな場では読み手の反応をある程度は先読みする必要はある。 *3:極端な例で言えば、小学校低学年のクラスで専門的な講義をしているような行為に近しい
24.05.2025 13:00 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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現代社会における「ゆるいつながり」の実態と逆説 現代社会において、オフライン・オンライン問わず**「ゆるいつながり」** を求める人が増えている。その一方で、そのゆるいはずのつながりに**無意識のうちに疲弊** している人も多く存在する。 本記事では「ゆるい」という言葉に含まれる**表面的な気軽さの裏に潜む排他性** や、人々が無意識のうちに構築している新たな閉鎖空間の実態について考察すると同時に、**日常的に感じていても明確に言語化されていない部分** を掬い取りつつ、言語化していきたいと思う。 ※本記事は**『低リテラシー向け記事』**の「叩き」である事に予めご留意頂いてからご覧ください。 * 1.「ゆるいつながり」への社会的欲求 * 2.デジタル社会が生み出す閉鎖性と高まるリスク回避意識 * 3.現代の排他的関係性の特質 * 4.日本社会における「ゆるいつながり」の特殊性 * 集団主義から「個別化された集団主義」への変容 * 「空気を読む」文化と心理的負荷の不均衡 * 「世間」への帰属と日本型承認欲求の特殊性 * 「迷惑をかけない」倫理から「干渉しない」文化へ * 5.低コストな承認獲得と感受性の変容 * 6.「ゆるいつながり」の個人的・社会的影響 * 個人レベルでの影響 * 関係性の消費財化 * 心理的負担回避の極端化 * 浅い関係の拡散と精神的消耗 * 集団・社会レベルでの影響 * 民主主義的対話の質の低下 * 社会的連帯の弱体化 * 社会的文脈の継承困難 * 社会的想像力の衰退 * 公共の場の商業化 * 7. 「ゆるいつながり」の再定義と健全な関係性への指針 * 関係性の本質的な再定義 * 関係性の質的選別 * つながりを深めるための具体的行動 * 「離れる」と「切る」の慎重な区別 * おわりに:理想的な「ゆるさ」の追求 * 編集後記 ### 1.「ゆるいつながり」への社会的欲求 現代人が「ゆるいつながり」を求める心理的背景には、複数の要因が存在する。(本記事では実態に注視しているため要因解説や分析等は割愛する) それらの総合的な影響で、精神的負担の軽減を求める傾向が強まり**「強い繋がりに必要な責任や配慮を回避したい(=ゆるく繋がっておきたい)」** という願望が広がっている。 その心理的メリットは、主に以下の通り。 * **精神的負担の軽減** :強い繋がりに必要な**責任や配慮が不要なため気楽** で、自分の都合で距離を置きやすい。 * **広範な情報獲得** :強いつながりでは情報が閉鎖的になりがちだが、ゆるい繋がりは多様な情報や刺激を得やすい。 * **手軽な承認感覚** :深い理解が無くとも存在を認められている感覚が得られ、**帰属意識・承認欲求を満たせる。** * **表層的な心理的安全性** :希薄なつながりは裏切られても痛手が少なく、**関係解消も自分のタイミングでできる。** * **関係の柔軟性** :極端に言えば「この人とは今日はつながっているけど、明日以降は不要ならつながらない」といった、**一時的・選択的な関係構築が可能。** これは**「責任と拘束を極力回避しつつ、承認や帰属意識は維持したい」** という、現代特有の社会心理を表している。(心理的負荷に対する敏感さの高まり) ### 2.デジタル社会が生み出す閉鎖性と高まるリスク回避意識 本来、社会学の**「弱い紐帯の強さ理論」***1では、ゆるいつながりこそが多様な情報や視点へのアクセスを可能にするとされていた。 しかし皮肉なことに、現代のデジタル社会においてはこの構図が逆転している。 SNSの発達により、**自分の価値観に合致する情報のみを選択的に取り入れる** 傾向が強まっており、**不快な情報や意見はブロックやミュートで即座に排除** できる環境が整い、**アルゴリズムが好みを強化する形で情報を自動的にフィルタリング** している。 こうした中で得られる「ゆるさ」の裏側では、実は従来の社会よりも**厳格な選別機能** が作動している。 * 一見カジュアルな「いいね」や「シェア」は、**アルゴリズムによる厳密な評価対象** となり、**投稿の可視性や影響力を決定** づけている。 * 「ミュート」「ブロック」機能は「気軽に距離を取る」名目で、実際には**相手に説明なく完全排除する極端な選別行為** となっている。 * 「趣味嗜好に合わせたレコメンド」の名のもとに、**認知の幅を狭め、同じような考え方を強めるような目に見えない選別が日常化** している。 * 表面的には「自由な発言の場」としつつも、**特定の意見や表現様式が集団的に賞賛され、そこから外れると瞬時に排除される** という風潮が、当たり前のものとして根付いてしまっている。 さらに、デジタル社会の構造が変化したことによって**強いリスク回避意識が形成** されている。 * **炎上事例の可視化増加** :情報流通量の増加と公開範囲の拡大により、炎上事例を目にする機会が増加。**「アテンションエコノミー」***2の影響で、これらの情報が**SNSやメディア、まとめサイト等を通じて広く拡散** されている。 * **SNSの位置付けの変質** :かつて「個人のひとりごと」だったSNSは、政治家や著名人も使う「公式情報発信プラットフォーム」となり、**「つぶやき」が公的な発言アーカイブへと変質** した。 * **情報拡散リスクの増大** :**第三者に情報を切り取られ拡散されるリスク** が高まり、「軽はずみな発言はできない」「普段の行動も誰かに見られている」という認識が広がり、**事実上の監視社会化が進行** している。 * **評価の数値化・透明化・リアルタイム化** :職場や学校での評価が数値化・透明化・リアルタイム化したことで、**常に他者からの評価を意識** せざるを得ない環境が構築されている。 この**「表層的なゆるさ」と「厳格な選別」「強いリスク回避志向」の共存** という状況が、デジタル空間における新たな閉鎖性を生み出している。 この選別は自覚的に行われるというよりも、**システムに組み込まれた形で半自動的に機能している点で、より不可視かつ強力** に働いている。 ### 3.現代の排他的関係性の特質 現代の「ゆるいつながり」は、一見柔軟でオープンに見えながらも、実は**強固な排他性** を含んでいる。 従来の長期的関係は「内」と「外」の境界が明確であったが(村社会的な関係性)、現代の関係性は「気軽さ」と「冷淡さ」を同時に持ち**「その瞬間に合わないものは切り捨てる排他性」** を帯びている。 この関係性の不安定さの背景には、以下の要因が存在すると考えられる。 * 社会全体の**不安定化**(雇用不安、将来不安、情報過多など) * 人間関係の維持にかかる**心理的リソースの枯渇** * **「自分が簡単に人を切り捨てられる=相手からも簡単に切られるかもしれない」** という相互的な不安 「ゆるいつながり」を好む人の中には、適度な距離感を保ちながら、長く緩やかに関係を維持できる人もいる。 一方で、多くの場合、このつながりは表面的で効率的、自己中心的なものとなりやすく、**道徳性よりも合理性を重視する「拘束のない関係」として結ばれる** ことが増えている。 その結果、**「ゆるい」という親しみやすい印象とは裏腹に、人々がかえって満たされにくくなるという矛盾** が生じている。 ### 4.日本社会における「ゆるいつながり」の特殊性 日本社会における「ゆるいつながり」には、独自の形態や機能がある。その背景には、日本特有の文化や社会のあり方が深く関係している。 #### 集団主義から「個別化された集団主義」への変容 従来の日本の集団主義は、所属組織への全面的忠誠と引き換えに安定と保護を得る構造だった。しかし経済情勢の変化と共に、この保証が失われた後も**「集団への所属欲求」だけが残存する歪な状態** が生じていると思われる。 そのため現代の日本人は、**集団に形式的に所属しながらも、実質的には自己防衛的な個人主義を抱える** という、分裂した状態に置かれている場合が多い。 #### 「空気を読む」文化と心理的負荷の不均衡 従来の「空気読み」は対面での非言語情報に基づいていたが、テキストコミュニケーションではこれが困難だ。さらに現代では**文章を深く読み解く能力自体も低下** している。この状況で、**人々は他者の反応に敏感になる一方で、その背景や本意を理解する力は弱まっている。** この不均衡から広がっているのは**「思考を省略した軽率な同調」** だ。 人々は「拒絶されるかも」という不安から、**他者の反応を深く理解するより「すでについている反応」に自分を表面的に合わせる。** 主体的な思考より、見える反応に便乗して**心理的安全** を得ようとする傾向が強まっている。 結果として**他者の「意見・思想・本音」を受け入れる余裕がなくなり、表面的な反応に逃げ込むケースが増加** している。 オンライン空間では**表層的には調和を保ちながら、深層では相互理解の欠如と不信が蓄積するという矛盾** が、現代の「ゆるいつながり」の特徴となっている。 #### 「世間」への帰属と日本型承認欲求の特殊性 日本社会では**「自分の居場所」を確認する欲求** が特に強い。 この「居場所」は会社や学校などの組織だけでなく**「世間(=みんなと同じ)」という漠然とした集合への所属感** を含んでいる。 特にSNSでの反応は**「自分はこの場(自分が見ている世間)に存在してよい」「自分はずれていない」という承認として機能** する。そのため、人々は無意識のうちに自分の見ている**「場」に依存** しやすくなる。 こうした「世間と同じである安心感」への依存は、同時に**「ずれているもの」への回避や排除** を引き起こす。 集団からずれた意見や行動は不安を生じさせるため、その不安を解消するために、ずれを持つ者を排斥するか、自分自身がずれを修正するかの選択を迫られるのだ。 このような背景に加え、前項で触れた読解力の低下も相まって、**ずれを持つ他者の本音や背景を理解しようとする努力が省略され、表面的な反応や同調で済ませる** 傾向が強まっている。 この繰り返しによって、表面的な反応への依存と「ずれ」への不寛容さがさらに強化される。結果として、**表面的な調和や関係性への執着と、深い関係からの逃避という矛盾** が生まれている。 長期的に見れば、こうした状況は人々の精神的疲弊につながるだけでなく、社会全体として多様性の実質的な排除が進行していると言えるだろう。 #### 「迷惑をかけない」倫理から「干渉しない」文化へ 昔から日本では、共同体内での配慮と責任の認識が強く**「他人に迷惑をかけないこと(和を重んじ他者に手間や負担をかけないこと)」** が大切な倫理観とされてきた。しかし、現代では**「相互に干渉しない」という消極的な関係性へと変質** している。 これは一見相手を尊重しているように見えて、実際には**他者への深い無関心と責任回避を正当化する仕組み** となっている。 結果として**「表面的な円満さ」を保ちながら、実質的には他者の困難に関与しない関係性が「ちょうどいい距離感」として賞賛されるという、逆説的な状況** が生まれている。(深い関わりを回避するための免罪符) ### 5.低コストな承認獲得と感受性の変容 現代社会では心理的負荷に敏感な人が増加する一方で、**他者の感情や思考に対する読解力は低下傾向** にある。 その背景には、以下のことが考えられる。 * 感情や反応が「数字」や「スタンプ」として可視化されるSNS環境 * 「反応=理解」ではなく**「反応=存在証明」** として機能する相互作用 * 数値化された反応の多寡が優先表示に影響するアルゴリズムの採用 * 短文・ショート動画・切り抜き情報への習慣化により**「行間を読む」能力の衰退** この結果**「感情的に過敏だが、実態を誤読・誤認する」** という矛盾した現象が生じている。これは**他者に対して「勝手に傷つきやすく」「勝手に誤解し」「攻撃的になる」という現代的コミュニケーション障害の一因** となっている。 ### 6.「ゆるいつながり」の個人的・社会的影響 現代のとりわけデジタル社会における「ゆるいつながり」は、一見自由で負担の少ない関係性に見えるが、その実態は複雑な問題を内包している。 表面的な気軽さの裏に隠された構造的な課題を、多角的に考察してみる。 #### 個人レベルでの影響 ##### 関係性の消費財化 人間関係が**「使い捨てできる消費物」** と化している現象は、特にオンライン環境で顕著だ。 人は他者を、**承認や肯定、共感を得るための単なる「ツール」「資源」** として扱い、自分から積極的に関係を深めようとする努力をしなくなっている。その特徴として、次のような点が挙げられる。 * **即時切断の習慣化** :わずかな**不快** や**摩擦** が生じた際など、**少しでも居心地が悪くなれば関係を断つ「消費型」** の態度。 * **関係の軽視** :関係そのものを「持続するもの」ではなく**「都合よく一方的に消費する(される)もの」** として扱うことによる**虚無感。** このアプローチは**人間関係の本質的な価値を損なって** おり、**相互理解や共感の深さよりも、個人の一時的な快適さを優先する思考が、関係性の質的劣化を招いている。** ##### 心理的負担回避の極端化 現代社会では、**心理的負担を回避** する傾向が極端な形で表出している。 **面倒事や摩擦を徹底的に避け、議論や対話よりも快適さを重視・優先する姿勢** は、一見楽なようで次のリスクを抱えている。 * **視野の狭窄** :自分の心地よい範囲だけを保とうとすることで、多様な意見や視点を遠ざけ、**偏った思考が強化** される。 * **思考の硬直** :異質な情報に触れない結果、自分の中の思考や価値観が更新されず、**古くなっていく。** 結果として、**個人の思考は偏狭化し、多様な視点や建設的な対話の機会が失われ、知的・精神的成長の可能性が制限** され**「エコーチェンバー」***3が形成される。 ##### 浅い関係の拡散と精神的消耗 「ゆるいつながり」がもたらす最大の逆説は、**負担軽減を目指した関係性が、逆に新たな形の精神的消耗を生み出している点** だ。 * **承認獲得競争による疲弊** :浅い関係は一見負担が少なく見えるが、同時に**「常に承認を獲得し続けなければならない」という無言の競争** を生む。 * **責任回避による孤独感** :人間関係の重みや責任から逃れ続けた結果として、**孤独感や不安感** が強まり、**満たされなさが蓄積** される。 * **関係の量的拡大と質的満足度の反比例** :関係数は増加する一方で**心理的満足度は低下し続ける** という逆説に陥ることが多い。 表面的な関係数を維持するためのエネルギーは、皮肉にも人々をより不安にさせ、疲弊させ、孤独感を増幅させている。 #### 集団・社会レベルでの影響 ##### 民主主義的対話の質の低下 「不快なものを排除する」という「ゆるいつながり」の原則は、**社会的な討議の場における対立や摩擦の回避をも促進** している。 その結果、異なる意見と真摯に向き合う機会が減り、似た考えを持つ人同士が集まり、互いの意見を確認し合うことで思い込みが強化される。これにより、**社会全体で異なる立場の人たちが意見をすり合わせる力が弱くなっている。** 民主主義の根本である**「異なる意見同士が対話し、妥協点を見つける」というプロセスが形骸化** し、考え方の異なるグループ同士が分断され、**対話が成立しにくくなっている。** ##### 社会的連帯の弱体化 社会的連帯は**「自分とは異なる他者との共存」** という前提に立っているが、「ゆるいつながり」による選択的な関係づくりが標準化することで、この前提そのものが崩壊しつつある。 困難に直面した時に頼れる助け合いのネットワークが弱まり、**社会全体のセーフティネットが十分に機能しなくなっている。** 特に災害時などの危機的状況では**「ゆるいつながり」の脆さが社会的レジリエンス(回復力)の低下として表れる恐れ** がある。 ##### 社会的文脈の継承困難 これまで深い人間関係の中で受け継がれてきた、**言葉では説明しづらい知識や文化的背景** は、表層的な関係では十分に伝わらない。 特に、職業上の技能や地域・共同体の歴史的な記憶などの**言語化しづらい知識** は、長期的な信頼関係を通じてのみ伝達可能だ。 しかし「ゆるいつながり」が主流になると、**次世代への知識・文化継承の質が低下し、社会全体の文化的な豊かさが失われる可能性** がある。 ##### 社会的想像力の衰退 他者の内面や状況に対する深い理解と共感は、持続的な関係性の中でこそ育まれる。「ゆるいつながり」の中では、**表層的な理解やステレオタイプ的認識が強化される傾向** があり、結果として**社会的想像力(他者の立場や状況を想像する能力)の衰退** を招いている。 これは**長期的には社会的分断の固定化と、弱者への無関心を構造化するリスクを内包** している。 ##### 公共の場の商業化 「ゆるいつながり」の浸透は、**人間関係が消費の対象** になりやすくなり、**公共の場も市場のルールに従う** ようになる。特に**オンライン空間においては承認の売買場と化し、真摯な対話や共同の探求といった公共圏本来の機能が後退** している。 結果として、市民社会の自律性が損なわれ、**商業的価値に左右される「疑似公共圏」***4が拡大するという**社会的損失** が生じている。 ### 7. 「ゆるいつながり」の再定義と健全な関係性への指針 以上の課題を踏まえ「ゆるいつながり」を単なる消耗的な関係として終わらせず、**持続可能な人間関係へと再構築** するためには、以下の視点が重要だ。 #### 関係性の本質的な再定義 デジタル環境における「つながり」の意味を、根本から問い直す必要がある。 例えば**「フォロー」や「購読」** といった行為を、単なる情報受信ではなく、**小さくとも意味のある関係性として捉え直す** ことが重要だ。 たとえ一方的な視聴・閲覧(見るだけ/ROM専)であっても**「場を共有している」という責任感を持つ** こと。これは**「相手の提供するコンテンツや存在は自分の都合のために無条件に利用できる資源である」という一方的な消費者視点から、「互いの存在を尊重し、双方向の関係として認識する」共同体的意識への転換** を意味する。 #### 関係性の質的選別 人間関係において、**数の多さより深さを重視する視点への転換** が求められている。 「自分にとって心地よいか否か」という受動的で自己中心的な判断基準から脱却し**「互いに思いやりを持って場を共有できているか」** という観点で見つめ直すことが大切だ。(一方的に与えられるだけの関係ではなく、自分からも反応をするなどして、互いの存在を認め合う双方向性を意識する) また、**自分とは異なる視点や考え方に触れることで得られる「気づき」の価値を再認識** することも重要だ。同質的な意見の中だけで安心するのではなく、時には自分の思考の枠を広げてくれる関係にも目を向けたい。 同時に、自分自身が心身ともに健全に維持できる関係の数を見極め、**無理に多くの関係を抱え込まない** ことも必要である。 一人ひとりが自分の心の余裕を見つめながら、表面的な繋がりではなく、お互いを思いやる関係を選んでいくことが、現代の「ゆるさ」の再定義につながるだろう。 #### つながりを深めるための具体的行動 関係性を長く安定して保つには、一方的に受け取るだけでなく、自分からも何かしらの働きかけを行う姿勢が不可欠だ。 たとえゆるやかなつながりであっても、相手の発信に目を向け、気になる点にひと言添える、ささやかな共感を表すなど、**小さなアクションが関係の温度を保つ手助け** になる。 反応についてもただ機械的に、もしくは他者の反応に追従して返すのではなく**「読んだ/見た/感じた」という個人の実感を伴ったやりとりが、表層的でない関係を築く鍵** となる。 無理に頻度を増やす必要はなく、自分の負担にならない範囲での自然なやり取りの積み重ねが、**長い目で見て互いの安心感や信頼感を支えることに繋がる。** #### 「離れる」と「切る」の慎重な区別 有害な関係からの断絶は自己防衛として必要だが、**単なる疲労や些細な煩わしさから関係を切断することを常態化させないよう注意** する必要がある。 **「距離を置く」ことと「再び関係を築く余地を残す」ことは両立可能** であることを意識しよう。 ### おわりに:理想的な「ゆるさ」の追求 「ゆるいつながり」は、現代社会が生み出した新たな関係性だ。 その表層的な気軽さの裏には、排他性と孤独感の増幅という逆説的な問題が潜んでいる。 **「ゆるいつながり」は、単なる気軽さではなく、互いの存在を尊重する繊細な余白として機能すべきなのだ。** 最終的に目指すべき「ゆるさ」とは**「相互に価値を感じられる、非拘束的な関係性」** だ。 * **適度な距離感と心理的安全** の両立 * 消費対象ではなく**「小さな安心を共有できる」** 関係 * お互いに**「いてくれてありがたい」** と感じられるつながり 表面的には楽に見える「ゆるいつながり」の本質を見極め、その逆説的な閉鎖性や排他性を乗り越える新たな関係性のあり方を、模索する時が来ていると考えている。 * * * ### 編集後記 今回この内容を書いたのは「こうした問題に巻き込まれたことがある」というよりかは**「他者の苦しむ様子を見てきた」** からこそ、考え続けてきたテーマでした。 近年は、情報や言葉に対する姿勢が軽くなる一方で、社会全体は寧ろ複雑さを増しており、ネットと現実の境界もますます曖昧になっています。そうした中で**「軽さ」や「気軽さ」が思わぬ負担として蓄積され、人間関係に疲れを感じる人が増えている** ように思います。 本記事に書いた内容の多くはSNSやネットに特有の問題に見えるかもしれませんが、それだけでは語りきれない部分が確かに存在しています。そうした背景も含めて、この文章が何かしらの手がかりや整理の助けとなれば幸いです。 また、もう少しソフトで易しい形式にリライトした記事も作成しております。そちらもご覧頂けましたら嬉しいです。(実際にそういう状況に陥っている人にも入りやすいような書き方になっています) hiramy.hateblo.jp ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中ブログ仲間増やしたい方全員集合!✨ 初心者も上級者も誰でも参加OK! ランキング参加中知識 ランキング参加中インターネット ランキング参加中はてなブログ同盟!初心者歓迎・なんでもOK!日記・雑記10・20・30・40・50・60代 *1:弱い紐帯の強さ(The strength of weak ties)とは:アメリカの社会学者マーク・グラノヴェッターが1973年に発表した理論。人は親密な関係内では情報が閉じてしまいやすく、斬新な知識や機会は得にくい。しかし知人や浅い関係といった「弱い紐帯」を介することで、別の集団と接点を持ち、新しい情報を得られるとされる。「ブリッジ(橋渡し)」とも呼ばれる異なるコミュニティ間の「つながり」として機能する「弱い紐帯」こそが、転職や機会創出、人脈形成において大きな役割を果たすことが示されている。 *2:アテンションエコノミー(注意経済)とは:人々の「注意」や「関心」を希少な資源と捉え、それを獲得することが経済的価値を生むという概念。インターネットやSNSの普及により、情報供給過多の時代において企業や個人は限られた他者の注意を引くことに競争的になる。結果として、過激・刺激的な発信や感情に訴えるコンテンツが増え、冷静な思考や内省を妨げる要因ともなっている。具体例としては性的な広告、目を引く派手なサムネイル、過激な見出しなどがあり、人の気を引いてアクセスを誘発する形式(いわゆる"釣り"的なもの)もその一例である。 *3:エコーチェンバーとは:同じ価値観や意見を持つ人々とのみ交流し、特定の意見や情報が繰り返し反響する現象を指す。この過程で、異なる視点や情報は排除され、自己の認識が偏狭化する。特にデジタル空間では、アルゴリズムによって都合の良い情報が選ばれ、無意識のうちに偏った認識が強化される。このような現象が進行すると、客観的な判断が困難となり、集団内での対話や論理的な議論が欠如し、社会的な分断が拡大することが懸念される。 *4:疑似公共圏:表面上は市民が自由に意見交換する公共空間のように見えながら、実際はSNS空間(いいねの数やアルゴリズム表示順等)やプラットフォーム企業の利益追求(広告収入や利用者滞在時間等)のような市場原理に支配されている空間のこと。このような環境では、熟議による合意形成より感情的反応が優先され、市民は主体的参加者ではなく承認を消費する消費者となっている。
11.04.2025 11:08 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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💕『ゆるく繋がりたい』のに、なぜか心が疲れる本当の理由 ~気楽さと安心が、つながりをすり減らす~ SNSやデジタルツールが普及した現代社会では、オフライン・オンライン問わず**「ゆるいつながり」** を求める人が増えています。 しかし、一見気軽に見えるこの関係…続けていても**「何故か分からないけど、何となく疲れる…」** と感じる人も多いのではないでしょうか。 この記事では、気軽な付き合いの裏にある**「何となく疲れる理由」** を、**日常的に感じているのに言葉にできない部分を掬い取り** つつ、考えてみたいと思います。 ★しっかりした内容の方がいい人は**コチラ**から ### 「ゆるいつながり」を求めるのはなぜ? 私たちが「ゆるいつながり」を好む理由はシンプルです。 * **責任や気遣いの負担が少なく、自分の都合で距離を調整できる** * **いろんな情報や刺激を幅広く得られる** * **深く理解し合わなくても「存在を認められている」と感じることができる** * **関係がうまくいかなくなっても、自分のタイミングで終わらせられる** つまり**「面倒な責任は避けつつも、居場所や認められている感覚は欲しい」** という、**心理的負担に敏感な現代ならではの気持ちの表れ** です。SNSの「いいね」や「フォロー」は特に、**その欲求を手軽に満たしてくれる** でしょう。 ### 「気楽さ」の裏側にある「厳しさ」 しかし、この**「気楽そうに見える関係」** の裏側には、**意外とシビアな一面** も隠れています。 特にSNSの世界なんかでは、一見自由で開かれた「ゆるいつながり」が、実は思った以上に**「閉鎖的な空間」** を作り出しています。 #### 知らず知らずの「選別」 気楽さを求めて**「自分に合う人・情報だけを選ぶ」** という人も多いですが、この行為は気づかないうちに、私たちの視野を狭めています。 * **自分の価値観に合う情報だけを選んで見る** 傾向が強まる * **不快な意見は、ブロックやミュートで簡単に排除** できる * アルゴリズムやAIが**好みに合わせて自動で情報を選んでくれる** ため、**同じような考えばかり目にする** ようになる **「気に入らない人はブロック」「合わない意見はミュート」** という手軽な操作が、実は**「自分だけの閉じた世界」を作り出す原因** になっているのです。 #### 見えない「評価」のプレッシャー 表面上は気軽な「いいね」や「シェア(リポスト等)」ですが、実は見えないところで**大変厳しい選別** が行われています。 * **「いいね」の数が、その投稿の価値や見られる範囲を決めている** * **実は「ブロック」や「ミュート」は「相手に説明せずに一方的に関係を断つ」という極端な行為になっている***1 * **「おすすめ」という名目で、見る情報の幅が狭められている** * **「自由に発言できる場」のはずが、実は決まった意見しか認められない** この**「表面的な気軽さ」と「厳しい選別」が同時に存在する** ことが**「ゆるそうで、ゆるくない(=無意識な競争)」という矛盾した状況** を生み出しています。*2 ### 「ゆるいつながり」が疲れる理由 「負担を減らすはず」の関係が、なぜか**新しい形の疲れ** を生み出しています。あなたもこんな疲れを感じていませんか? #### どこから来る疲れ? * **承認競争による疲れ** :リアクションが無い・少ないと不安になったり、他の人の反応を気にしすぎたりする(過剰な承認欲求) * **本音が言えない緊張** :「炎上したらどうしよう」と思って、自分の言葉を必要以上に気にしてしまう(監視されている感覚) * **関係の数と満足度の矛盾** :つながりの数は増えているのに、心の満足度は下がり続ける * **切られる不安** :簡単に関係を切れるということは、自分も簡単に切られるかもしれない…という相互不安 さらに近年の**「アテンションエコノミー」***3も私たちを疲れさせています。 * **過激な意見や対立を煽る内容ほど拡散** されやすい * **感情的な反応を引き出す話題(特に怒りや不安)が目立つ** ようになる * そうした**炎上しやすい話題が身近にあることで「明日は我が身」と常に緊張** してしまう これらは特にSNS等のオンラインで見られる傾向ですが、私たちは**知らず知らずのうちに「注目を集める」ための注意力や心理を利用され、より疲れやすい環境に置かれている** のです。 多くの「つながり」を持ちながら、根本的な孤独感は増していく…**表面的な関係を維持するためのエネルギーが、皮肉にも私たちをより疲れさせている** のです。 ### 日本社会での特徴 日本社会での「ゆるいつながり」には、日本特有の特徴があります。 #### 「空気を読む」文化のSNS版 日本特有の「空気を読む」習慣が、オンライン上で新しい形に変わっています。テキストだけのコミュニケーションはオフラインと異なり、細かな表情や雰囲気が読むことが難しいです。そこで起きていることとして、 * 読解力の低下と相まって、**相手の真意がつかめない** * それなのに**「空気を読まなきゃ」というプレッシャー** だけは感じる * 結果、**深く考えずに「いいね」が多い意見に同調** してしまう * 「多くの人が反応しているから正しいはず」と**思考を省略** する このような傾向を持つ人が増えている…ということが考えられます。 つまり、本当の意味で相手を理解することをあきらめて、表面的な反応に合わせることで**「安全」を確保** しようとしているのです。これはある意味**「考える疲れ」から逃げる行為** とも言えます。 長い目で見ると、**お互いに本当の気持ちや考えを共有しないため、表面上は円満でも内心では「この人は本当はどう思っているんだろう」という不信感が蓄積していきます。** #### 「みんなと同じ」への安心感&不寛容さ **「多数派の意見に合わせる」ことで安心を得ようとする傾向** も、強いと言えるでしょう。特にSNSでは「いいね」の数や「人気の投稿」が目に見えるため、無意識のうちに**「みんなが認めているものを認める」という行動・思考****パターンが強化** されがちです。 この行動パターンは、以下のような傾向を生じさせます。 * **賛同や反応の数やフォロワー数が多い = 世間的に正しい** * **その「正しさ」から自分も外れたくない** * **多数派から外れる意見に対する不寛容さが増す** 自分の意見や考えを持つよりも「みんな」の反応に合わせることで安心を得る…**それは、本当の安心でしょうか?** #### 「迷惑をかけない」から「干渉しない」へ 従来の**「他人に迷惑をかけない」** という考え方が**「お互いに干渉しない」という消極的な関係** へと変わってきています。 これは一見相手を尊重しているように見えますが、実際には**他者への無関心や責任逃れを正当化する仕組み** になっています。 ### 理想的な「ゆるさ」を目指して ここまで見ると問題だらけに見える「ゆるいつながり」ですが、**適度な距離感と信頼感が両立する関係** を築くことも、もちろん可能です。そんな**「ちょうどいい距離感」** を作るためのヒントをご紹介します。 #### 「消費」から「共有」へ 他者や、他者から発信される情報(発言)を**「無数に存在する、消費する情報・コンテンツの一部」** として見るのではなく**「同じ場所にいる仲間(の言葉)」** として捉え直してみましょう。 SNSであれば、たとえ「見るだけ」の関係だとしても、時には小さな反応を返すことで、**互いの存在を「ゆるやかに認め合う関係」** に変わりますよ。完璧な関わりを目指さず、**小さな心遣い** を積み重ねていくことが大切です。 #### 多様な意見との出会いを大切に 自分と似た考えの人とだけつながる・関わるのではなく、**時には違う視点を持つ人の意見にも耳を傾けてみましょう。** それが自分の世界を広げ、思考を深めることにつながります。 「思考する疲れ」を軽減させるために回避することが、必ずしも楽な方向に向かうわけではない…というのは、ここまで話した通りです。 #### 「切る」前に「距離を置く」選択を 不快な関係から、自分を守ることも大切です。でも、**ちょっとした違和感だけで関係を切ってしまうクセがついていませんか?** 「完全に切る」前に**「少し距離を置く」** という選択肢も考えてみましょう。 リアクションの数やフォロワーの多さは、確かに一瞬で満足感をもたらしてくれます。しかし、考えを共有し、気持ちを共感し合える関係の方が、長い目で見れば心を満たしてくれますよ。 ### 理想的な「ゆるさ」とは? 表面的かつドライな「ゆるさ」ではなく、私たちはこうした「ゆるいつながり」を目指すべきかもしれません。 * お互いに**過度な依存・期待をしない** 一方で、**互いの存在や意思を尊重** している * ふとした時に**「いてくれてありがたい」** と思える関係 * 消費するだけの対象ではなく、**小さな安心を共有** できる関係 **SNSやデジタルツールは、使い方次第で私たちの関係をより豊かにも、より寂しくもします。** 大切なのは、ツールに振り回されるのではなく、**自分が望む関係を意識して選んでいくこと** です。これはオフラインの人間関係にも言えることでしょう。 「ゆるくて、でも安心する」――そんな関係を一緒に探していきませんか? * * * ##### ベースとなった記事(より詳しくはこちら) hiramy.hateblo.jp ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中ブログ仲間増やしたい方全員集合!✨ 初心者も上級者も誰でも参加OK! ランキング参加中知識 ランキング参加中インターネット ランキング参加中はてなブログ同盟!初心者歓迎・なんでもOK!日記・雑記10・20・30・40・50・60代 *1:「ブロック」や「ミュート」は、自分に直接害を与えてくる人から身を守るのには勿論必要ですが、ここで言っているのは「好みや価値観が合わないから不愉快」「何となく邪魔」というような理由で使用することを指しています。 *2:主にXでの話。例えばFediverse(MastodonやMisskey等)は、アルゴリズムでユーザーの見るものを操作することはほとんどありません。 *3:アテンションエコノミーとは:人々の「注意」や「関心」を希少な資源と捉え、それを獲得することが経済的価値を生む概念。SNSの普及で情報過多の時代となり、過激・刺激的なコンテンツが増加。性的な広告、派手なサムネ、過激な見出しなど「釣り」的な手法が拡大。我々の感情的反応(怒りや共感等)が「いいね」や「シェア」を生み、それが収益化される仕組み。冷静な思考より感情に訴える情報が広がりやすい、現代のメディア環境を表す言葉。
10.04.2025 15:00 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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✨あたらしい推しSNSの見つけ方!|X以外の居場所を見つけよう **「X以外のSNSも気になるけど、どこから始めればいいのかわからない…」** と悩んでいませんか?周りの友達が次々と他のSNSを使い始めると、なんだか取り残されたような気持ちになりますよね。 でも大丈夫!新しいSNSを試してみるのは思ったより簡単だし、自分に合った場所を見つけると本当に楽しいものですよ。気軽な気持ちで始めれば、**毎日のSNS時間がもっと充実** するかもしれません。 この記事では、**X以外のSNSの魅力や選び方** を紹介します。自分に合った新しい居場所を見つけたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。 * そもそも今どんなSNSがあるの? * X以外のSNSを使うメリット * メリット①:自分に合った居心地の良い場所が見つかる * メリット②:気軽に新しい趣味や関心事に触れられる * メリット③:心の余裕ができる * 自分に合ったSNSの探し方 * 探し方①:友達や知人の使っているSNSを試してみる * 探し方②:タイムラインの雰囲気を観察する * 探し方③:試しに使ってみる * おすすめSNS5選 * ①Fediverse(Mastodon、Misskeyなど) * ②Bluesky * ③mixi2 * ④くるっぷ * ⑤タイッツー * 意外と簡単!他のSNSを始める方法 * よくある質問・不安 * Q1:新しいSNSは難しそうで心配… * Q2:フォロワーを見つけられず寂しい… * Q3:どれを選んでも続けられる自信がない… * Q4:複数のSNSを同時に使うのは大変そう… * Q5:どこが安全?セキュリティやトラブルが不安… ### そもそも今どんなSNSがあるの? 新しいSNSを探す前に、知っておいた方がいいのは押さえておきたいのが**「そもそもどんなSNSがあるの?」** ということです。読んでいる方の中には**「SNSってXとInstagramだけじゃないの?」** と思っている方も多いかもしれません。実は最近、**様々な特徴を持つSNSが登場** しているんです! SNSは大きく分けると、**「大企業が運営する中央集権型」** と**「ユーザー主導の分散型」** に分かれます。 XやInstagramは前者で、最近流行りのFediverse(MastodonやMisskey)のようなSNSは後者になります。それぞれにメリットがあるので、自分の使い方に合わせて選ぶといいですよ。 ### X以外のSNSを使うメリット 新しいSNSを試すのは一見難しそうに見えるかもしれませんが、実際に試してみると**「SNS時間を楽しく活用できるメリット」** がたくさんあることに気付けます! ここではぜひ知ってほしいメリットをご紹介しますね。 #### メリット①:自分に合った居心地の良い場所が見つかる X以外のSNSを使うと、自分の興味や価値観に合ったコミュニティに出会えることが多いです! MisskeyやMastodonのような色んなサーバーが集まっているFediverseには、アニメや音楽、イラストなど、**テーマごとに色んなサーバーがある** んです。利用者の中には趣味ごとにサーバー(アカウント)を分けている人もいて**「このアカウントはこの趣味用~」** と使い分けてる人も多いんです。 少人数のサーバーは、**とってもまったりした雰囲気** で、SNSの慌ただしさに疲れた時にホッとできる場所になります。たくさんの人や情報と繋がりたい時も、ゆっくりのんびり過ごしたい時も、**気分や状況に合わせて選べるのが魅力** なんですよね。 自分の好きなことを純粋に楽しめる場所があると、SNS疲れも減りますよ。 #### メリット②:気軽に新しい趣味や関心事に触れられる 他のSNSを使ってみると、思いがけず新しい趣味や好きなことが見つかることがあるんです!Xのおすすめを眺めてるだけでは見つけられないような話題や、知らなかった作品、イベントなど、新しい発見がたくさんあります。 無理に深い関係を作らなくても、いいねや絵文字を押したり、時々コメントを交換したりする**緩やかなつながりの中で、新しい楽しみが増えていく** んですよ。 自分のペースで色んな情報や人に触れられるのって、すごく楽しいことです! #### メリット③:心の余裕ができる 実は、複数のSNSを使い分けることで、**精神的な負担が減る** こともあるんです。 Xだけに依存していると、そこで起きる出来事にいちいち反応してしまいがちですが、他にも居場所があれば**「今日はここはちょっと疲れるな」** と感じたら、**別の場所に移動** できます。 最近のXはギスギスしがちですが、このおかげで私は以前よりストレスを感じなくなりました。 ### 自分に合ったSNSの探し方 SNSを探したいけど**「探し方がわからない」** という方は多いですよね。そんな方に向けて、自分に合ったSNSの探し方を紹介します。 #### 探し方①:友達や知人の使っているSNSを試してみる まずは**身近な人が使っているSNSから始めてみる** のがおすすめです。友達が使っていれば、わからないことがあってもすぐに質問できますし、知り合いがいると最初から一人ぼっち…ということもありません。 例えば、イラストを描いているフォロワーがXからMisskeyやBlueskyに移行したのをきっかけに、自分も始めてみた…という人は沢山います。 すでに知っている人がいると、安心感が違いますよね。 #### 探し方②:タイムラインの雰囲気を観察する 新しいSNSを選ぶときは、**そのSNSの雰囲気が自分に合うかチェックするのが大切** です。X以外のSNSでは、まったく違う会話や交流が行われていることもしばしば。 アカウントを作る前でも、多くのSNSは**「公開投稿」** を閲覧できるので、まずは「見学」してみましょう。実際に使っている人の投稿を見ると、そのSNSの文化が何となくわかってきて面白いですよ。 自分が心地よく感じる空間を選ぶと長続きしやすいので、**まずは様子見から始めてみる** のがおすすめです! #### 探し方③:試しに使ってみる **百聞は一見にしかず!** 実際に使ってみないとわからないことはたくさんあります。**アカウントを作るだけなら数分で終わる** ので、気になるSNSがあったら、まずは様子見で始めてみましょう。 Misskeyなんかでは、新しく登録したユーザーには初心者マークのようなものがつくので、**周りのユーザーが優しく使い方を教えてくれる** ことも多いんです。 **「設定や機能がわからなくて困っていたら、知らない人が丁寧に教えてくれて助かった」** という声もよく聞きます。 最初は見るだけでも全然OKなので、気軽に始めてみるのがおすすめですよ! ### おすすめSNS5選 #### ①Fediverse(Mastodon、Misskeyなど) Fediverseは、様々なサーバーが相互につながる**分散型SNSの集合体** です。 最大の特徴は、運営者が異なる様々なサーバーから自分に合った場所を選べることと、異なるサーバー同士でも簡単につながれることです。例えば、**Mastodon(マストドン)とMisskey(ミスキー)は別のSNSなのに、お互いにフォローし合うことができるんです!** 特定のテーマ(趣味や作品)に特化したサーバーや、少人数の居心地の良いサーバーなど**選択肢が豊富** なのも魅力です。サーバー選びでつまずいたり、古いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、まずは**先に登録している友達と同じサーバーに登録** してみるといいですよ。(なんと、アカウントのお引越しもできます!) 初めはXにはない設定に戸惑うかもしれませんが、慣れると居心地の良さを実感できますよ。**Xから移住してきた人、両方使いしている人も多いです!** #### ②Bluesky Xの共同創設者が立ち上げたSNSです。**見た目や使い方はXに似ている** ので、Xユーザーなら違和感なく使えます。 特筆すべき点は、ブリッジ接続の設定をすれば**Fediverseとつながることもできる** ということ。つまり、**複数のSNSを横断して交流できる可能性があるんです!** これからの発展が楽しみなSNSですが、現時点でもXから移ったユーザーは一番多いと言われています。 Xの使用感をそのまま活かせるので、初めてのSNS移行を考えている方には、Blueskyはおすすめです。SNS探検の第一歩としてぴったりかもしれませんよ! #### ③mixi2 名前を聞いて、**懐かしい!** と思った人もいるのではないでしょうか。mixiが2024年に公開した、その名も**「mixi2」** …こちらのSNSも今、注目されています! 見た目や使用感はXとMisskeyの間くらいで、全く難しくありません。何といっても**「コミュニティ」** という、**好きな話題やジャンルで盛り上がれるコンテンツが魅力的。** リアクションもいいねだけではなく「わかりみ」「がんばれ」など、その時々に合わせたものを選ぶことができますよ! #### ④くるっぷ **イラストや小説など創作活動をしている人におすすめ** の、やや閉鎖的なSNSです。通常のフォロータイムラインに加えて、自分の作品を公開するためのクリップボード機能がとっても便利! 創作を見たり、共有したりするのが好きな人にとっては、**作品を整理しやすく、見つけやすい環境** が整っています。 #### ⑤タイッツー 一時期とても話題になったSNSです。シンプルな機能や、少し独特な機能があり、初心者でも馴染みやすいのが特徴です。 基本的な投稿などの機能はもちろん、**他のSNSにはない独自の文化** も少しずつ形成されています。 あまり複雑な機能を求めず、シンプルなコミュニケーションを楽しみたい人には良い選択肢かもしれません。 ### 意外と簡単!他のSNSを始める方法 いかがでしたか?難しいと思ってた人もいたかもしれないけど、**意外と簡単** なのが分かったのではないでしょうか。 悩んだらとりあえず**MisskeyかBlueskyをおすすめ** します。**Misskeyは日本発のサービス** で、システムや仕様が突然変わるということも少なく安心できますし、**Blueskyは操作感がXに似ている** ので違和感なく使い始められると思います。 詳しい始め方や使い方も**「Misskey 始め方」** などで検索すると、たくさんの解説記事が出てくるんですよ。それくらい最近は利用者が増えているということですね!初めての方向けの丁寧な解説記事もたくさんあるので安心です。 何より大事なのは、**無理せず気楽にやってみること。 ** 最初から上手に使おうとしなくても大丈夫です。慣れるまでは投稿せずに見ているだけでもOKなんです。 新しい環境は最初は緊張するかもしれませんが、自分のペースで少しずつ慣れていけば、きっと居心地の良い場所が見つかりますよ。**まずは気軽に始めてみてくださいね!** ### よくある質問・不安 ##### Q1:新しいSNSは難しそうで心配… 新しいSNSを始めるとき、誰でも最初は戸惑うものです。でも心配はいりません! 最近のSNSは**直感的な操作ができるように設計** されていることが多いんです。特にBlueskyはXに操作感が似ているので、Xを使ったことがある方なら比較的スムーズに始められるはず。 Misskeyは外見をカスタマイズできる機能があるので、慣れてきたら自分好みの使いやすい画面にすることもできます。 **「まずは見るだけ」** から始めて、**少しずつ慣れていけば大丈夫** ですよ! ##### Q2:フォロワーを見つけられず寂しい… はじめたての頃は、フォロワーがいないと寂しく感じますよね。でも難しく考えなくても大丈夫です! 新しい人とつながるには、**トレンドやハイライト** を見てみたり、**興味のあるハッシュタグやワードを検索** したりするのがおすすめ。**コメントを残したり、いいねや絵文字を送ったり、気になる投稿を拡散** したりすると、自然と交流が生まれることも。 自分の好きなことや興味あることを発信していると、**同じような趣味の人が見つけてくれる** こともあります。なので最初は少なくても大丈夫!徐々に増やしていきましょう。 ##### Q3:どれを選んでも続けられる自信がない… SNSは自分の生活リズムや用途に合わせて使えばOK!「毎日投稿しなきゃ」というプレッシャーは捨ててしまいましょう。 **「今日は見るだけ」** という日があってもいいんです。投稿は週に1回だけでも、月に数回だけでも問題ありません。**何より大切なのは、楽しむこと。** SNSは自分のペースで使うのが一番ですよ。 無理せず、**気が向いたときに覗いてみる程度** から始めてみてはいかがでしょうか? ##### Q4:複数のSNSを同時に使うのは大変そう… 全てを同時に使いこなすのは、確かに誰でも大変です。もし複数のSNSを使い分けるなら、**用途別に分けるのがおすすめ** です! 例えば、Xは速報性のあるニュースやトレンドをチェックする場所、Blueskyは友達との交流、Misskeyは趣味の話題を共有する場所、というように。 色々なSNSを試してみて「これだ!」と思うものが見つかったら、そこに集中するのもアリ。**すべてのSNSを中途半端に使うより、自分が心地よいと感じる場所をじっくり楽しむ方が満足できるかも?** ##### Q5:どこが安全?セキュリティやトラブルが不安… SNSもインターネットの一部なので、**残念ながら絶対的な安心安全はないんです…。** どのSNSを使う場合でも、**基本的な自衛策は同じ** です。 個人情報は慎重に扱う、利用規約や設定、ヘルプを確認してサービスの特性を知る、見知らぬ人からのメッセージやリンクには警戒する、不快な相手はためらわずブロックやミュート機能を使う…これらはどのSNSを使っていても、大切なポイントです。 時には、**親切なユーザーが困っているのを見つけて、助けてくれることもあります。** 心配で始めるか迷うこともあるかもしれませんが、**ぜひ新しい出会いや発見を楽しむ気持ちで始めてみましょう!** ランキング参加中【公式】2024年開設ブログ ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ ランキング参加中ブログ仲間増やしたい方全員集合!✨ 初心者も上級者も誰でも参加OK! ランキング参加中知識 ランキング参加中インターネット ランキング参加中はてなブログ同盟!初心者歓迎・なんでもOK!日記・雑記10・20・30・40・50・60代
22.03.2025 12:30 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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てすととうこう Fediverseでもブログ情報を受信できるようにしたので、テストします。 🔻まじめなはなしのほう @hiramy.hateblo.jp​@web.brid.gy 🔻ようつべのほう(ゲーム系) @hrm-chnl.hateblo.jp​@web.brid.gy
22.03.2025 10:48 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0