あわわ…💦💦
大変ですね😖
早く良くなるように祈ってます🙏✨
@yae1007.bsky.social
成人済み。HQにハマり直し(好きCP🦊🍊。😷🍊。基本的に🍊が愛されていたら幸せ💕) 時々、妄想を吐き出します。
あわわ…💦💦
大変ですね😖
早く良くなるように祈ってます🙏✨
「そりゃ~、竈門のせいだろう」 口の中にでアメを転がしながら宇髄が言う。 「?」 「お前、俺の次ぐらいに顔が整ってる癖にいつも仏頂面してるから怖いんだよ。それが、竈門が入学してから、派手に追いかけっこしてると思ったら、その後で普通に談笑していたら、話しかけても怖くないのか?と誰でも思うだろうが」 「!」 ショックと同時に心外だと思う。「そんな顔で見るなよ」と宇髄は言うと続けた。 「だから、勇気を持ってお前に言ってみたんだろ。最初の奴ら、本当にドキドキしてたと思うぞ」 最初の二人の女子生徒を思い出す。 「でも、竈門も可愛いとこあるんだな」 宇髄は再び顔をニヤニヤさせる。 「?」 「お前が他の奴に悪戯されるのが嫌で、アメなんか用意して。しかも、ちゃんとお前の立場も考えてグレーゾーンののど飴って」 朝言われた胡蝶先生の「怒られちゃう」と言っていた意味を漸(ようや)く理解する。炭治郎の小さな嫉妬心と俺への思いやりに疲れて下降していた気持ちが浮上してくる。 「で、お前は竈門に何か渡したのか?」 「……渡した?」 不思議そうに聞き返す俺を見つつ、宇髄は口の中のアメをガリっと噛み砕く。 「だろうな。俺やお前ほどでもないが、竈門の奴も人気者だからな。毎日、お前と追いかけっこして有名人で、面倒見が良くて、誰にでも笑顔で対応してるんだから」 宇髄の言葉で浮上した気持ちが一気に急降下する。考えればそうだ……大体の奴と打ち解けて仲良くなる。そうなると、あのセリフを言われてるはず。今年、い
や、去年だって。 「ま、生徒(ガキ)の考える悪戯なんて……」 廊下から走る足音が聞こえたと思うと、教室の前で止まり、「失礼します!」と言う大きな声と共に教室のドアが開く。 「遅くなり……宇髄先生?」 「今から反省文か?」 そう言いつつ炭治郎の方に宇髄が歩き始める。「はい」と答えた炭治郎の隣に来ると、宇髄は高身長の身体を曲げて炭治郎の耳元に顔を近づけた。何かを話した後、俺に「邪魔したな」と言って出て行った。 「冨岡先生、遅くなりました」 炭治郎がドアを閉めて、近づいてくる。 「宇髄は何て?」 「気をつけろって。何なんですかね?」 いつもの反省文用の用紙を炭治郎に渡す。受け取った炭治郎が言いにくそうに「あの……アメ」と聞いてくる。 「助かった、有難う。最後の一個は宇髄に取られてしまったが」 「よかった。足りたんですね」 安心した顔で炭治郎がいつものソファに腰掛ける。 「だったら、今、俺が、ぎ、先生にトリック・オア・トリート!って言ったら悪戯出来るんですね」 コロコロ笑いながら言う。「そうだな」と答えて、俺も炭治郎の前のソファに腰を下ろす。「ふふふ……」と炭治郎が笑う。 「そんな事言わないでください。言いたくなります」 用紙に目を落としたまま、炭治郎が可愛い事を言う。自然と顔が緩む。 教室内はカリカリと炭治郎が書く反省文の音だけが聞こえる。ふと、反省文を書いている炭治郎のブレザーの肩に何かが付いているのに気がつく。邪魔にならないようにそっと取ろうとした瞬間、伸ばした手が止ま
る。炭治郎の肩には、可愛らしいピンク色のキャンディ柄の絆創膏が貼られていた。その絆創膏には丸文字で『好き♡』と書かれている。宇髄の言葉を思い出す。その絆創膏を乱暴に剥がす。 「義勇さん?」 驚いた炭治郎が俺を名前で呼ぶ。俺の行動と匂いを嗅ぎ取ったのかもしれない。 「お前はどうだったんだ?」 「?……何の事ですか?」 「悪戯されなかったのか?」 炭治郎がビクッと小さく身体を震わす。目線を俺から外してあり得ない変顔をつくる。 「されてません」 「嘘をつくな」 炭治郎の嘘がつけない性格がこうゆう時は助かる。声のトーンを下げてやると、炭治郎が俺をチラリと見て目線を下げる。 「用意したお菓子がなくなって少し。でも、色付きリップ塗られたり、ノートに落書きされたりぐらいのもので……」 「……これは」 炭治郎から剥がした可愛い絆創膏を見せると、炭治郎の顔が強張る。俺はゆっくりとソファから立ち上がり、教室のドアを施錠した。そして、ソファに戻る。ソファが軋む音で炭治郎の身体が小さく震えて、強張る。 「炭治郎」 身体を強張らせている炭治郎の名前を呼ぶと、炭治郎の顔がこちらを見る。笑顔を作るのは得意じゃない。けれど、少し口角を上げる事ぐらいは出来る。そして、今日何度となく聞いた言葉(セリフ)を口にする。 「炭治郎、トリック・オア・トリート!お菓子をくれないと悪戯するぞ」
05.11.2025 13:29 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「はぴ★はろうぃん」、「義炭」と記載されています。 以下は本文の内容です。 「今日のお昼は竈門君のパンですか?」 朝の登校時の校内見廻りから職員室に帰ってきた俺に胡蝶先生が話しかけて来た。 「……違いますよ」 「あら、そうなの?」 デスクの上にドカリと置いた竈門ベーカリーの紙袋を指差す。袋の口を開けて、中身を胡蝶先生に見せる。 「あら?てっきり、竈門君が先生にパンを届けてくれたのだと思ったけど、……」 「竈門から渡されました」 そう。見廻り中に炭治郎が俺に押し付けて行ったのだ。もちろん、その時に今日もしっかり校則違反していたピアスも没収した。 「でも、何でアメなんでしょう?しかも、全部のど飴?」 「……そうみたいだ」 紙袋の中は色々な味、メーカーののど飴が紙袋半分以上も大量に入っている。その中に手を入れて確認するが、袋の中はのど飴のみらしい。風邪など引いていないし、喉が痛いと炭治郎に伝えてもいない。 「そういえば、のど飴(こいつ)を常に五・六個は持ち歩けとも言われた」 そう俺が付け足すと、胡蝶先生は何かに気がついたのか「ふふふ…」と笑う。 「冨岡先生、持ち歩いた方がいいですよ。せっかく竈門君が用意してくれたんですし」 「?」 「……それに怒られちゃいますよ」 胡蝶先生の続けた「怒られちゃいますよ」と言う言葉(セリフ)にドキッとする。俺と炭治郎は歳の離れた幼馴染、教師と生徒、そして、恋人同士という関係。とはいえ、互いの立場上、知られてはいけない。恋人らしい事は炭治郎が高校を卒業してからと決めているし、俺と炭治郎の関係は二人だけの秘密にしているはずなのだが、
何故か、周りの親しい人には知られているような節がある。 俺は訳がわからないまま、紙袋から五・六個取り出すとジャージの上着のポケットの中に突っ込んだ。 その訳がわかったのは、二限目の授業が終わって職員室に戻ろうとしている時だった。 「冨岡先生」 「とみせん」 二人の女子生徒に呼び止められる。「何だ?」と聞くと、二人は互いをチラリと見た後、俺の方に両手を差し出して。 「トリック・オア・トリート!」 「お菓子くれないと悪戯しちゃうぞ!」 と言ってきた。一瞬何を言っているのか分からず、止まってしまう。 「先生知らないの?今日、ハロウィンだよ」 髪の長い女生徒が教えてくれる。その『ハロウィン』という言葉で全てが繋がった。炭治郎からののど飴、常に持ち歩けと言った事。 「知っている」 そうハロウィンは知っている。ただ、自分には関係のない行事だと思っていた。 「ほら、お菓子くれないと悪戯しちゃうぞ」 二人はニヤニヤ笑いながら、両手を差し出してくる。俺はジャージのポケットから突っ込んでいたのど飴を二個取り出すと、それぞれの手に乗せてやる。 「風邪ひくなよ」 「!」 その瞬間、女生徒二人が聞いた事のない声をあげる。 「え!ちょ!…ま、とみせんが……うそ!」 「待って……」 何故か、廊下が騒めき始める。見ると二人のスカート丈や学校指定ではないカーディガンが目につき注意し
ようとした瞬間、横から呼ばれる。 「冨岡先生、トリック・オア・トリート!」 「先生、私も!」 「頂戴!トリック・オア・トリート!」 「!!」 「はぁ~」 全ての授業が終わり、生徒指導室にたどり着くと椅子にドカッ少し乱暴に座ると、大きなため息が出る。疲れた……何なんだ。あの後、授業が終わる度、校内見廻りをしてると生徒達に声をかけられ、のど飴を配りまくった。朝、炭治郎から貰った大量ののど飴は残り一個になっている。 ――――ガラガラ 「トリック・オア・トリート!」 勢いよく開けられた教室のドアと一緒に聞き慣れた声で今日、何回目になるだろう言葉(セリフ)を言われる。無言でチラリと声の方を見る。 「……」 「今年は派手にアメばら撒いてるみたいだな」 「(好きでばら撒いてない)……」 同僚の宇髄がニヤニヤ笑いながら近づいてくると、座っている俺の肩に手を置く。 「お前にしてはよく用意したな」 「……俺じゃない。た、…竈門が渡してくれたんだ」 宇髄は「へぇ~」とニヤニヤしたまま言うと、俺の方に手を出して、再び菓子を催促する言葉(セリフ)を口にする。残っていた最後ののど飴を渡すとすぐさま口の中に放り込んだ。 「……それにしても、今年は何なんだ」 ため息と共に大きな呟きが口から出る。去年まではこんな事なかった。生徒同士や一部の教師が生徒から言われていたのは知っていたが、自分には関係ないイベントのはずだったのに。
【義炭】はぴ★はろうぃん
キメ学。現代パロ。教師🌊✖️生徒🎴(付き合ってます)
大遅刻です💦💦
ハロウィン🎃に合わせるつもりが間に合わなかったので、供養😅
少しでも楽しんで貰えると幸いです。
Xでの🏷️『15いいねされたらあなたは媚薬を飲まされた推しを描きましょう』を描いてみました😘
出来た🙌キメツ👹の推し義炭🌊🎴💖
全然色っぽくないし、媚薬飲んでんの?って感じになってしまった💦💦
炭🎴を描き直したい。。。
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「幾久しく」、「義炭」と記載されています。 以下は本文の内容です。 台所から美味しそうなにおいと少し音程の外れた歌声が流れてくる。多分、知っている曲なのだろうが、アイツが歌うと初めて聴く曲な気がして不思議だ。そちらに目をやると、コンロ前で少し身体を揺らしながら楽しそうに歌っている炭治郎(アイツ)がいる。いつもの光景なのに、特別な今日は自然と口角が上がってしまう。ゆっくりと立ち上がる。 「何を作ってるんだ?」 「うわ!」 驚いた声と同時に炭治郎が後ろに立った俺の方を見る。「…驚かせないでください」ひと息吐いて、ポツリと言い、またコンロの方に向き直す。 「教えましたよ」 「……うん。聞いた」 少し怒ったような口調だが、これは本気ではない。炭治郎の肩に顎を乗せて答えると、炭治郎がクスクスと笑う。鮭大根のいいにおいがお腹を空かせる。炭治郎が音程の外れた歌を歌い始める。そんな炭治郎の腰に後ろから腕をまわす。「うわ!」また驚いた声を出す。 「ちょっと!「料理中は危ない!」っていつも言ってるじゃないですか」 これは本気。「…すまない」「もう」謝ると炭治郎の頬が少し膨らむ。可愛い。炭治郎にまわした腕でギュッと抱き締める。しばらく、炭治郎の歌を聴きつつ、くっついていると、炭治郎が鍋から大根を一片(ひとかけ)菜箸で取り出すと、フーフーと息を吹きかけて冷まし始める。 「義勇さん、味見をお願いします」 冷ました大根の欠片に手を添えて、俺の方に差し出す。その欠片を口の中に収める。口の中に鮭大根の味噌の味が広がる。ゆっくり咀嚼するその間、炭治郎がじっと俺を見つめて待つ。食べている時に喋れないのを知っているからだ。ゴクンと飲み込む。 「どうですか?」 「……いつも通り美味い」
「ありがとうございます」 炭治郎はニコッと笑うとコンロの火を消す。 「ご飯にしましょうか」 腰に絡んでいる俺の腕を軽く叩いて、俺に指示を出す。 「義勇さんは机の上の準備をお願いします」 「わかった」 炭治郎から腕を解く。 テーブルの上を拭き、新しい揃いのランチョンマットを敷き、箸置きと箸をセットする。そういえば、炭治郎(こいつ)が家に来るまでは箸なんて物はなかったな。コンビニで飯を買えば、箸をつけてもらう事が出来る。そんな事を思い出していると、台所から炭治郎の声がする。 「装(よそ)ったので取りに来てください」 「はいはい」と小さく呟きながら炭治郎の元へ行く。炭治郎が装った皿を持って、テーブルと台所を行き来する。テーブルの上に、ご飯以外の炭治郎の料理が並ぶ。二、三日前までは色も大きさもバラバラな皿だったのが、今は統一された皿に綺麗に盛り付けられている。 「炊き込みご飯にして正解でしたね」 「どうぞ」と炭治郎に炊き込みご飯を装った揃いの茶碗を渡される。炭治郎は俺の前の席に座る。 「でも、本当に良かったんですか?今日、いつものご飯で?」 「あぁ、俺はこれが食べたかった。何か食べたいものがあったか?」 「ないですよ。俺は義勇さんにご飯を作れて嬉しいです」 炭治郎が笑う。つられて、俺も顔が緩んでしまう。 「食べるか?」 「はい」 両手を合わせる。炭治郎も同じように合わせる。 「「いただきます」」 二人の声が重なる。そして、どちらともなく口にする。
「これからよろしくお願いします」 「……こちらこそ」 今日は炭治郎とこれからずっと一緒に暮らす最初の日。その食事。
台所から美味しそうなにおいと少し音程の外れた歌声が流れてくる。多分、知っている曲なのだろうが、アイツが歌うと初めて聴く曲な気がして不思議だ。そちらに目をやると、コンロ前で少し身体を揺らしながら楽しそうに歌っている炭治郎(アイツ)がいる。いつもの光景なのに、特別な今日は自然と口角が上がってしまう。ゆっくりと立ち上がる。 「何を作ってるんだ?」 「うわ!」 驚いた声と同時に炭治郎が後ろに立った俺の方を見る。「…驚かせないでください」ひと息吐いて、ポツリと言い、またコンロの方に向き直す。 「教えましたよ」 「……うん。聞いた」 少し怒ったような口調だが、これは本気ではない。炭治郎の肩に顎を乗せて答えると、炭治郎がクスクスと笑う。鮭大根のいいにおいがお腹を空かせる。炭治郎が音程の外れた歌を歌い始める。そんな炭治郎の腰に後ろから腕をまわす。「うわ!」また驚いた声を出す。 「ちょっと!「料理中は危ない!」っていつも言ってるじゃないですか」 これは本気。「…すまない」「もう」謝ると炭治郎の頬が少し膨らむ。可愛い。炭治郎にまわした腕でギュッと抱き締める。しばらく、炭治郎の歌を聴きつつ、くっついていると、炭治郎が鍋から大根を一片(ひとかけ)菜箸で取り出すと、フーフーと息を吹きかけて冷まし始める。 「義勇さん、味見をお願いします」 冷ました大根の欠片に手を添えて、俺の方に差し出す。その欠片を口の中に収める。口の中に鮭大根の味噌の味が広がる。ゆっくり咀嚼するその間、炭治郎がじっと俺を見つめて待つ。食べている時に喋れないのを知っているからだ。ゴクンと飲み込む。 「どうですか?」 「……いつも通り美味い」
【義炭】幾久しく。(3p)
現代パロ。🎴キメ学卒業後。
台所で料理をしている🎴を見ている🌊サンの話。
Xで仲良くさせて貰っているフォロワーさんの素敵な🌊サンのイラストをイメージして書いた🌊🎴のSSです。
日柱の炭🎴
17.10.2025 13:55 — 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0れる。「ぎゆ……」吐息のような微かな声で俺の名を呼ぶと、再び彼の唇が重なってくる。そのまま、舌を差し込まれ、絡みついてくる。 「んんっ!」 「んっ……ぁ…む……んっ♡」 互いの舌が蠢き、口の隙間から吐息が混じった淫靡な音が漏れる。首に腕を絡ませたまま、角度を変えながら俺の口内を彼の柔らかい舌が愛撫する。 「ふぅん♡……は…ぁ……んんっ」 彼の口から滴る涎が隊服を汚す。背にまわしている手の指で隊服の上から彼の背をなぞると、ピクン…と小さく身体が反応する。ゆっくり彼の肩甲骨辺りから脇を摩ると、身体を小刻みに震わす。 「んんっ……ゃ…ふ。ぅん……っ」 脇まで下ろした手をまたゆっくりと摩りながら、戻していく。何度も繰り返す。その度に彼は深く接吻したまま身体を俺に押し付けつつ、くねらす。そんな彼の痴態に自分が高揚していくのが分かる。 「んんんっ♡……はぁ…ふぅん……ん」 敏感になっている彼の背骨を指で上から下になぞる。身体がビクビクと震え、背を弓形に反らす。唇が離れないように頭を強く抑えこんでやる。舌同士を絡み付かせたまま強く口を吸う。 「…ふぅ……っん♡ぁ……んんっ」 腰まで降りた俺の指が、彼の尾骶骨を布の上から摩る。彼の身体がビクっと固くなる。そのまま、ゆっくりと指の腹を押し付けるように摩りながら尻の割れ目へと下ろしていく。少しずつ少しずつ……。 「……っ義勇!」 突然、首に絡んでいたと思われていた彼の腕に両肩を押される。重なっていた唇が離れる。俺を押し除けた彼は、赫い目を潤ませ、唇は唾液でテカテカさせ、荒い呼吸をしている。親指で下唇の唾液を拭い、目を閉じて呼吸を整える。再び目を開けた彼の目はいつもの
目に戻っていた。 「冨岡、これから?」 「はい。……西の方に。少しかかると思います」 「そうか」と呟くように言うと、俺に目線を合わせるようにしゃがみ込んで、おでこを合わせた。 「死ぬなよ。待ってる」 「……はい」 小さく答えた。彼は立ち上がると俺に聞いてきた。 「今から飯にするけど、食べて行くか?」 「……」 「決断力が遅い!どうするんだ?」 考えあぐねていると彼に一喝されてしまう。 「食べていきます」 「わかった。すぐに準備するから、冨岡はここで待っていてくれ」 そう言うと、彼は隊服の胸ポケットから紺色の髪結ひもを取り出すと、赤茶色の髪をいつもみたいに高い位置で纏めながら、部屋から出て行った。仄かに煙草の匂いを纏って。 口の中があの時と同じ苦い味がする。 真っ暗な夜空に消えていった煙草の煙をボーと見ていた。短くなった煙草を空になった缶ビールの中に捨てる。そして、また新しく火をつける。煙草を呑んで、吐き出す。 「……どこにいるんだ」 小さく呟いた言葉は、煙草の煙と一緒に夜空に消えていった。
12.10.2025 19:43 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「煙草を呑む」、「義炭」と記載されています。 以下は本文の内容です。 ベランダで煙草を呑む。「フー……」と吐き出した煙草の煙が真っ暗な夜空に消えていく。その光景をボーと眺めていると、遠い昔の記憶が蘇った。 それは本当に偶然だった。 任務でいつもより少し時間がかかりそうだったので、それを伝える為に兄弟子であるあの人の屋敷に向かった。別に報告の義務はないが、ただ俺が彼に会いたかっただけ。任務の前に一目見たかった自分の我儘で俺はあの人の部屋を訪れた。 「冨岡です。失礼します」 部屋からの返事を待たないで、戸を開ける。部屋の中から仄かに煙った匂いが流れ出てくる。彼とその匂いがとても不釣り合いで、反射的に頭を上げた。部屋の奥に座っているあの人の姿が見えた。が、隊服を着ているものの、詰襟のホックを外し、第一釦まで開けられている。髪はいつもなら高い位置で結われているが、今は、赤茶色の髪はおろされたままの姿に驚く。そんな彼の緋色の目と目が合う。彼は少々ばつの悪そうな顔をして、持っていた朱色に塗られた煙管(キセル)を盆の上に置く。「よく来たね。冨岡」紙煙草が普及した今、刻み煙草というのは珍しい。口を開こうとした俺を嗅ぎ取ったのだろう。 「貰ったんだよ」 「……」 「昔、潜入捜査をした遊郭の姐さんに。ずいぶん良くしてくれて、これを俺に。って」 懐かしそうに煙管を見つつ、話す。また俺の思考を嗅ぎ取る。 「大丈夫だよ。この姐さんは、その戦いの後、いい旦那さんに見初められて、今はその人の奥さんだよ」 にこにこしながら話すこの人から目線を下に落とす。あぁ……また俺の知らない事だ。遊郭への潜入捜査の事もそれで鬼を倒したのも知ってる。知ってるけど、
全てでは無い。この人の知らない事を知るのは嬉しい反面、とても悔しい。そこに俺がいない事が……生まれたのも、入隊したのも、この人が先なのは分かっている。分かっているが……気持ちが追いつかない。この人の全てを知りたいし、欲しい。 「……義勇」 彼が俺の名前を呼ぶ。下げていた目線を声の方に戻すと、緋色の目と目線が合う。彼は目を細めて微笑むと、俺に見せつけるかのように桃色をしてぷっくりと柔らかい俺のよく知る唇で煙管の吸口を咥えた。煙草を呑む。彼は唇から煙管を外すと、少し顎を上げ、ゆっくりと吐き出す。彼の窄められた口から細く仄かに白い煙が出る。その煙を追うかの人の目は虚だ。全て吐き切ると、カーンと音をたてて、灰落としに灰を落とすと、盆の上に煙管を置いた。彼が立ち上がるとゆっくりと俺の方に歩いてくる。俺の前にしゃがむと、再び名前を呼ぶ。 「義勇」 彼が俺の名前を呼ぶ時は決まっている。彼は人差し指を立てると口の前に持っていくと、俺の目をジーと見つめて、にまっと、口角を上げて笑った。 「……これは俺と義勇の秘密だから」 この人が俺の名前を呼ぶ時は、秘密を共有する時と閨を共にする時(あの時)だけ。 「……はい」 「ありがとう」 恋仲のこの人と秘密を共有するのは嫌ではない。とても特別な気がして嬉しいが、不安にもなる。俺以外にも秘密を共有している奴がいるのではないかと……。彼の性格から他は考えられないが、彼を慕う人は多い。ひとつ考え始めると転がり落ちるように色々と考えてしまう。何故俺を選んだのか……歳下で、口下手で面白い話も出来ないし、何処にでもいそうな平凡な男で、錆兎には男らしくないと注意されるくらいだ。あの人
の弟弟子だからか。 「……義勇?」 三度(みたび)彼に呼ばれる。意識を彼の方に戻す。俺を見つめている彼の緋色の目が少し潤んでいるように見える。スッ…と、かの人の視線が右に外(そ)れる。そして、また俺の方に戻ってくる。 「……口、口吸いがしたいのだけれど」 恥ずかしそうにおずおずと。でも、はっきりと要求してくる。その後で「いや、…でも……」と恥ずかしそうに葛藤してるところが俺より歳上なのに可愛いと思ってしまう。 「もう少し近くに来てもらえますか?」 彼の膝が、俺の膝に当たる。彼の両腕が俺の首に絡みつき、俺は彼を引き寄せるように背に手をまわして、ギュッと彼を抱きしめる。目を閉じた彼の柔らかい唇がゆっくりと落ちてきて、確認するかのように俺の唇に強く押しつけてくる。ほんのり煙草の匂いが掠る(かす)。 「んっ……ぅん……」 そのまま、喰(は)むようにやわやわと俺の唇を柔らかい彼の唇が刺激する。時折、少し角度を変えてみたり、強く吸われる。 「ふぅ…ん……っ」 口の隙間から彼の吐息が溢れる。ヌルッとした感触が上唇と下唇の間をなぞる。ゆっくりと優しく……中に入れてくれと。彼の舌先が蠢(うごめ)く。「ふっ」軽く笑ってしまう。こんな時だけこの人を強く感じてしまう。俺は口唇に力を入れて強くつぐむ。 「んっ…んん……ふぅん……」 彼の舌が唇の隙間を口の中でチロチロと舐め、舌先で突いてくる。徐々に口づけが深くなり、俺の首にまわっていた彼の腕に力が入る。それでも閉じたままの唇。 「ふぅ…ん。ゃ……んっん……」 くちゅ、ぷちゅ……と音を漏らしながら、角度を変え
て俺の唇をやわやわと喰み続ける。薄らと唇を開けてやると、すかさず舌が差し込まれる。かの人の舌が唇同様に閉じられている歯の表面を舐め回す。 「んっ……ぅ…」 「……」 なかなか目的に達せられず、焦らされた彼が閉じていた目を開く。熱を帯びて潤んだ赫い瞳が俺の目を射抜く。今、この人が俺しか見てない事に多幸感が高まっていく。俺はゆっくりと上歯と下歯を開けると、彼の舌が捩じ込まれる。それを待っていた俺の舌がすぐさま絡みつく。 「んんっ……ぁ…んっ」 反射的に彼の身体が逃げようとするのを、背にまわしていた腕を後頭部と腰にまわして阻止する。そのまま、更に彼の身体を引き寄せ抱きしめる。身体同様に逃げようとする舌にしっかり絡みつき、柔らかい彼の唇に強く吸い付く。口の中にいつもは感じないほろ苦さが広がっていく。 「…ふぅんん……ぁ♡…んんっ……ぅんっ」 彼の口端から涎が伝う。舌を解き、彼の口内を味わうように彼の綺麗な歯列を一つ一つ舌で撫でる。彼の舌がそれを阻止するように絡みつこうとして更に深く口づける。彼の舌を避けつつ、口内を愛撫してやる。 「んっ……ふぅ♡…んっ……」 いつの間にか正座している俺の腿を跨ぎ、彼の身体が密着している。追いかけてくる彼の舌に、再び絡みつく。 「ぁ♡……ぅんん……ふ…ん」 互いに少しずつ息が上がってくる。彼の頬が薄紅に色付いている。再び閉じていた目が薄ら開き、潤んだ赫い瞳が虚ろに俺を見つめてくる。そんな彼の襟足を指の腹で撫で上げる。 「んっ……ぅ……ぁ」 小さく身体を捻(ねじ)ると、ちゅぷっと音を立てて、唇が離
【義炭】煙草を呑む
☀️柱if。年齢逆転。
☀️柱の炭🎴(23)と弟弟子の義🌊(18)。
現代(記憶あり)からの過去記憶みたいな感じになってます。
昨日、佐久日😷🍊の日だったから、シスター臣クン😷とショヨ君🍊を描いてみた✍️……全然関係ない🤣🤣🤣
11.10.2025 10:55 — 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0Xであげた🏷️『#いいねした人のメディア欄覗いて素敵絵を私の絵柄で描いてもいいですか』にいいね♡してくれたフォロワーさんのイラストを私の絵柄で描いてみました😊
フォロワーさんのイラストの伊黒🐍サンはもっと美麗です💖
Xであげた🏷️『#いいねした人のメディア欄覗いて素敵絵を私の絵柄で描いてもいいですか』にいいね♡してくれたフォロワーさんのイラストを私の絵柄で描いてみました😊
可愛い💋を描かれていたので、描かせてもらいました💖
こちらにも9月中に描いたイラストを投げておこう🥰
少しでも成長していたら嬉しいなぁ💖
侑日 wip 練習
謎時空&謎シチュ
【義炭】
まだ🌊→→→→→←🎴な感じ😘
突然の耳しゃぶに驚く🎴
Xであげた🏷️『#いいねした人のメディア欄覗いて素敵絵を私の絵柄で描いてもいいですか』にいいね♡してくれたフォロワーさんのイラストを私の絵柄で描いてみました😊
フォロワーさんのイラストはもっと美麗です💖
10/19どこだ🎶
22.09.2025 05:16 — 👍 8 🔁 3 💬 0 📌 0再掲・マントリングのやつ
20.09.2025 11:59 — 👍 36 🔁 7 💬 0 📌 0Xであげた🏷️『#いいねした人のメディア欄覗いて素敵絵を私の絵柄で描いてもいいですか』にいいね♡してくれたフォロワーさんのイラストを私の絵柄で描いてみました😊
フォロワーさんのイラストはもっと美麗です💖
#athn1time
侑日
⚠️注意⚠️腐
お題【不意打ち】お借りしました
いつもありがとうございます🙇♂️
わかりやすすぎて全く不意打ちにならない侑日
第1・3土曜日は侑日ワンドロワンライの日!
🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸🔸
明日22時から開催です!お題は【指先】【不意打ち】です🦊🍊
参加要綱(bioリンク)のご確認お願いしますm(_ _)m
皆さまのご参加お待ちしております✨
練習
18.09.2025 09:29 — 👍 33 🔁 14 💬 0 📌 0コラボネタ
猫の柄は適当
たぬ炭🎴
…くまに見える🐻
宮とアランくん
15.09.2025 12:22 — 👍 231 🔁 91 💬 1 📌 1ウルフ義🌊サン🐺
けも耳をつけた義🌊サンを描いてみました✍️…猫っぽいな🐈💦
次は、たぬ耳の炭🎴を描くぞ💖
近頃、ショヨ君🍊に崎ジャージ(上着のみ)を着せるのがブーム😘
in崎ということで、一緒に部活に行くあつぴな💖💖
侑日!
11.09.2025 10:25 — 👍 26 🔁 6 💬 1 📌 0印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。付記に「月が綺麗だな」、「ムザ炭」と記載されています。 以下は本文の内容です。 あ!まずい……。 なぜそうなるのか?いつスイッチが入るのか?わからないけれど、年に数回、こんな日がある。 俺は野菜を切っていた手を止める。コンロでは、コトコトと鍋が炊かれている。 「はぁ~、ふぅ~……」 深呼吸してみても、ダメだ。どうしても、許せなくなるのだ……アイツを。そして、俺自身を。アイツに対して憎悪と憎しみしかない。いや、分かっているこれは昔の記憶に引っ張られているせい……。今は家族も生きてるし、禰豆子だって普通に生活してる。殺された仲間だって皆(みんな)幸せそうにしている。アイツだって、今は普通の人間だ。なのに、腹の底から沸々(ふつふつ)と湧き上がってくるアイツに対しての憎悪と憎しみ、そして怒り。その感情で身体が小刻みに震える。 「炭治郎」 後ろから呼ばれて、包丁を持ったまま瞬時に振り向き、無惨に包丁を構えて睨みつける。一瞬、驚いた顔をするが、すぐにいつものポーカーフェイスに戻る。無惨からは何の匂いもしない。じっと俺を何でも見透かしているかのような紅い目で見る。この状態の俺に何を言っても無駄だと無惨は知っている。こんな時、コイツは俺を放っておく。俺が元に戻るまでの短くて数時間、長くて数日……。 「フゥ……フゥ……」 息が荒くなる。すぐにでもコイツに斬りかかりそうな感情の自分を理性の俺が止(とど)まらせる。しばらく睨み合っていたが、無惨から微かな雨露の匂いの様な香りがする。どんな感情か利きとれない。 「別れるか?」 ……別れる?誰と? 言っている意味が分からなくて頭が真っ白になる。俺と無惨の関係でそんな別れる(言葉)は知らない。選択肢はない。動きが止まっている俺に近づくと、腕を無惨が握
る。温かい。そして、俺が握っていた包丁を取り上げ、まな板の上に置く。グツグツと煮え滾っている鍋の火を止めると、腕を掴んだまま歩き出す。寝室のベッドに俺を座らせた。横に座った無惨が俺を自分の方に向かせる。 「別れるか?」 もう一度問う。きっと無惨(コイツ)は俺が縦に首を振ればたった三文字の言葉を口にして実行する。身体が鉛の様に重い。 「ぃ……嫌だ」 ようやく搾り出した言葉(セリフ)と一緒に目から泪が落ちる。そんな俺を引き寄せると、抱きしめて、頭を優しく撫でる。そう、あの頃の無惨(アイツ)とは違う。俺は抱き寄せられた無惨の胸に額を擦り合わせる様に左右に首を振り続ける。 「……そうか」 無惨の声が聴こえる。その答えに安堵感が広がる。無惨からも微かな安心した匂いがする。俺は無惨の背に腕を回すとシャツをギュと握る。こんな俺とは別れたいのかもしれない……でも、俺は出来ない。 「すまなかった」 「……」 無惨が優しい落ち着いた声で謝る。こうゆう時、俺は謝れない。昔の記憶に引っ張られた俺を無惨は何も言わずに見守ってくれる。俺が戻ってくるまで……。今の無惨(コイツ)は俺を傷付けない。さらにシャツを握る力を強くする。 「炭治郎……月が綺麗だな」 「え?」 上目遣いで無惨の方を見ると、いつもの綺麗な顔で優しく微笑むと俺の額にキスをする。 「愛してる」 無惨はそう言うと、俺を抱き締める力を強める。 窓の外からは雨音が聴こえる。
【ムザ炭】月が綺麗だな。
現代パロ。同棲if。2人共記憶有り。
念願の花吐き病をキメツ👹で書くことになるとは思ってなかった🤭
最初は佐久日😷🍊で浮かんだんだけど、義炭🌊🎴の方がイメージしやすかったんだよな……佐久日😷🍊でも書きたい✍️
義🌊サンと炭🎴が吐いた花の花言葉
黄色い薔薇➡️「幸福」「美」などある一方、「嫉妬」「薄れゆく愛」という花言葉もあるみたいです。
アネモネ➡️アネモネは色によって花言葉があるみたいです(良い花言葉)アネモネ自体だと「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」「見捨てられた」などみたいです。