【受賞】先日第58回「造本装幀コンクール」で日本書籍出版協会理事長賞を受賞した『ひとりみんぱく』特装版(松岡宏大著/サイトヲヒデユキ装幀)ですが、先日授賞式が開催され版元にも賞状が。ありがとうございます。通常版 x.gd/QaoIr もほぼ同じ造本なので、ぜひどうぞ。
01.10.2025 01:38 — 👍 23 🔁 6 💬 0 📌 0@kokushokankokai.bsky.social
東都西北、様々な意味において辺疆に位置する特殊版元です。
【受賞】先日第58回「造本装幀コンクール」で日本書籍出版協会理事長賞を受賞した『ひとりみんぱく』特装版(松岡宏大著/サイトヲヒデユキ装幀)ですが、先日授賞式が開催され版元にも賞状が。ありがとうございます。通常版 x.gd/QaoIr もほぼ同じ造本なので、ぜひどうぞ。
01.10.2025 01:38 — 👍 23 🔁 6 💬 0 📌 0それはさておき、『新編 西周全集』(全6巻、国書刊行会)の構成は以下の通りです。
第1巻:哲学・思想編(1)
第2巻:哲学・思想編(2)
第3巻:言語・教育編
第4巻:政治・経済・軍事編
第5巻:翻訳編
第6巻:日記・書簡・資料編
詳しくは国書刊行会のウェブサイトでどうぞ。
パンフレットのPDFも公開されています。
(8/n)
www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784...
この第三巻に収められた言語や教育に関わる西周の文章は、言語や教育のしくみがいまだ定まらず、これからどうしていくとよいかを試行錯誤し、侃侃諤諤していた時代のものでもあります。
全集の紹介から少し外れますが、彼らがよりよい社会の状態を目指して異論を戦わせる様子を垣間見ていると思い浮かぶことがあります。
西も東も狭い利己心や私腹を肥やすことばかりに熱心な政治家や資本家によって世が乱れる昨今、それらを抑制する新たなしくみを案出せねばならないという目の前の課題と同時に、例えば明治期の西周らが検討したのと似た水準で根底から考え直すということもせんければあかんのではないかと思われもします。
(7/n)
このたび刊行された第1回配本は、「第三巻 言語・教育編」(代表編者:手島邦夫、服部隆)です。
千ページの紙幅に、言語、教育、詩歌、諸文集という各方面の文書が集められています。
旧全集では収録を見送られた「詞の麓路」「日本語範」「彙言便覧」もバッチリ収められており、かつて旧全集でこれらの文章を読めると思って手にしたら入っていなくて愕然とした身としても大変うれしく快哉を叫んでおります。
また、先にも触れたように、本巻には「西周新造語一覧」も付いており、これでもう、どの言葉が西周による造語か迷わずに済みますね。
(6/n)
www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784...
余談になりますが、私は大学生のころ、学問の分類がどうしていまのようになったのかが気になって、分野を問わず歴史を調べていました。
その一環で、「物理学」「数学」「文学」「哲学」といった名称は、誰がどうやってつけたのかを調べていくうちに、先ほどの『西周全集』に辿り着いたのでした。
当時、湘南台という場所に住んでおり、同全集を持っていた横浜中央図書館に入り浸って読みました。
とりわけ第4巻に収録されいてる「百学連環」という講義録は、当時のヨーロッパの諸学門を綜覧する内容で、これは大変な人がいたものだ、いつかこの全集を手に入れて熟読しようと思ったりしておりました。
(4/n)
西周の全集は、私の知る範囲では、今回の『新編 西周全集』より前に二度企てられています。
一度目は戦争末期の1945年2月に日本評論社から第1巻だけ刊行されて終わった『西周全集』です(左の写真)。編集は大久保利謙で、元は中央公論社から全7巻で出す予定だったとか。
二度目は、1960年に始まり、当初3巻の予定で出版され、最終的には1981年に第4巻を加えて完結した宗高書房版です(右の写真)。編集は同じく大久保利謙。
(3/n)
www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784...
西周が翻訳造語した言葉には、例えば次のようなものがあります。
哲学
心理学
生理学
定義
蓋然
概念
演繹法
帰納法
主観
焦点
反証
本能
感受性
具体的
抽象的
これらは、このたび刊行された『新編 西周全集』第三巻に収録された附録「西周の新造語一覧」から一部抜粋したものです。
漢語や漢文の素養があってこそ可能な翻訳の仕事ではあります。
(2/n)
『新編 西周全集』(全6巻、国書刊行会)ついに刊行開始
西周(にしあまね、1829-1897)の著作、翻訳、日記、書簡を網羅する新たな全集の登場です。
いまでは必ずしもよく知られた人物ではありませんが、西周は幕末から明治にかけての日本において、西洋文化の移入とローカライズ、文化や体制の更新で指導的な役割を果たした人でした。
いまも私たちが使っている言葉のうち、特に学術方面で使われる語彙には、西が造語したものが多数含まれており、現代日本語の建設者の一人でもあります。
(1/n)
国立国会図書館 > 近代日本人の肖像 > 西周
www.ndl.go.jp/portrait/dat...
【広告】本日の朝日新聞1面下にサンヤツ広告を掲出しております。
・『新編 西周全集』第3巻〈言語・教育編〉 x.gd/lKz9w
・『神像彫刻重要資料集成』第2巻〈関西編1〉 x.gd/hkrjF
・『危険な言語 エスペラント弾圧と迫害の歴史』 x.gd/JKt5c
どうぞよろしく。
【新刊】『新編 西周全集』〈第3巻/言語・教育編〉 x.gd/1e6Vd 近代日本の黎明期に様々な領域で活躍し、後世に大きな影響を与えた思想家・西周。旧全集に未収録の新資料などを大幅に加えた決定版新全集、刊行開始です。「知の巨人」多すぎ問題に鉄槌を振り下ろす真の巨人の最終回答、ここに降臨。
25.09.2025 08:24 — 👍 53 🔁 18 💬 0 📌 1●絶賛販売中!
『ゲットーの娘たち』(国書刊行会)
『クラクフ・ゲットーの薬局』(大月書店)
ナチスドイツに敗れたポーランド。
ゲットーに押し込められたユダヤ人達に何があったのか?
田野先生の『愛と欲望のナチズム』の補章もセットで読むと理解が進みます
✳︎どこかの自治体さんへ
【御恵投御礼】
58 10月の本(12か月の本 10)西崎憲編 国書刊行会 2025
www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784...
59 11月の本(12か月の本 11)西崎憲編 国書刊行会 2025
www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784...
60 12月の本(12か月の本 12)西崎憲編 国書刊行会 2025
www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784...
*版元様からの御恵投に御礼申し上げます。ひと月一冊の文学アンソロジーという、常人には考えつかず考えても形にできないアンソロジーも、はや9巻。西崎さんの偉業に脱帽です!
〈スタニスワフ・レム・コレクション〉第Ⅱ期(国書刊行会)
現在6冊出ております。
『電脳の歌』(『宇宙創世記ロボットの旅』の新訳・増補版)
『捜査・浴槽で発見された手記』(いずれも新訳)
『火星からの来訪者 知られざるレム初期作品集』(初訳)
『マゼラン雲』(初訳)
『地球の平和』(〈泰平ヨン〉シリーズ最終話)
『インヴィンシブル』(『砂漠の惑星』の新訳)
第Ⅰ期と合わせて、どうぞよろしくお願いいたします。
www.kokusho.co.jp/np/result.ht...
毎月楽しみに読んでいる、国書刊行会の12か月の本。
季秋の10・11・12月の本を購入。
今回の3冊は、シックで落ち着いた配色が素敵。
【デイリーポータルZ】ライター・関係者が愛読されている本を語る企画。ライター西村さんによる『物語要素事典』 x.gd/cIuni の懇切丁寧な内容紹介です。高額なのに思わず買いたくなる絶妙なやりとりをぜひお読みください。
dailyportalz.jp/kiji/book-re...
御朱印帳を全く使わない民だけど、推し装丁家が手がけたという理由だけで国書刊行会のやつはデザインが好き
www.kokusho.co.jp/sp/isbn/9784...
大変申し訳ありません。『1月の本』『2月の本』『3月の本』は本年12月刊行予定でした。どうぞよろしくお願い申し上げます。
22.09.2025 04:17 — 👍 8 🔁 2 💬 0 📌 0【新刊】シリーズ《12か月の本》『12月の本』(西崎憲編/佐藤春夫・岸田國士・日影丈吉・武田麟太郎・国木田独歩・石垣りん・マルセル・シュオッブ他著) x.gd/KQ2go 週末にはお手元へ。今月は12月までの3か月分を刊行しました。来年初頭刊行予定の『1月の本』『2月の本』『3月の本』へと続きます。
22.09.2025 01:59 — 👍 31 🔁 4 💬 1 📌 02025年は少し特異な年だ。ウィリアムズの長編が二冊刊行されたのだ。国書刊行会より、見世物小屋から一頭のライオンが逃げ出したことにより平和な田舎町に異形の天使達が降臨する『ライオンの場所』。扶桑社よりウィリアムズの記念すべきデビュー作であり、T・S・エリオットが絶賛したオカルトスリラー『天界の戦い』が刊行された。
19.09.2025 23:06 — 👍 14 🔁 1 💬 0 📌 0国書刊行会、12ヶ月の本のシリーズは秋を迎えました。いずれも粒揃いのアンソロジー。そして美しい装丁。しあわせです。
20.09.2025 01:29 — 👍 16 🔁 5 💬 0 📌 06月の本/国書刊行会
タイトル通り、6月を舞台に書かれた古今東西の短編小説や詩を集めたアンソロジー。26編収録。
6月特有の蒸し暑さやしとしとと降りしきる雨情、瑞々しく輝かんばかりの景色の中に描き出され紡がれる物語はどれも絶品。
パニック障害を患っているらしい男を描いた谷崎潤一郎の「恐怖」、詩情たっぷりに描写されるヴワディスワフ・レイモントの「ポーランドの春」、ホラーテイストの遠藤周作の「恐怖の窓」、ヒトコワ系の山川方夫の「歪んだ窓」、意地悪しあっていた老婆達が和解するシャルル=ルイ・フィリップの「お隣同士」など魅力的な作品ばかり。
12ヶ月全部集めたくなる本。
今朝の日曜美術館で特集された国立近代美術館の企画展示『コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ』は図録はありませんが、こちらの書籍に数多く収録されています。(わたしの勤務先にも現物あります…高額本ですが、ぜひ そっと お手に取ってご覧ください。凄い本です)
『戦争と美術 1937-1945』|国書刊行会 www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784...
【書評】『AERA』9月22日号「読まずにはいられない」にて写真家・作家の星野博美さんに『1494年 中世スペイン王家の内紛はいかにして世界を二分させたのか』(スティーブン・R・バウン/小林政子訳) x.gd/kECFZ を取り上げていただきました。こちらからどうぞ↓
dot.asahi.com/articles/-/2...
【新刊】シリーズ《12か月の本》『11月の本』(西崎憲編/鈴木三重吉・田山花袋・小沼丹・林芙美子・岩本素白・幸田文・立原道造・ノーラ・ロフツ他著) x.gd/BsaJ4 今月3か月分を刊行する中の第2弾、印象が薄そうな月ですが作品は充実しております。
来週刊行の『12月の本』で今月刊行分3点は終了。来年初頭刊行予定の『1月の本』『2月の本』『3月の本』へと続きます。
こちらは『現代語訳 最澄全集』(全4巻、大竹晋訳、国書刊行会、2021)
第1巻は入唐開宗篇、第2から4巻は権実諍論篇として、徳一との論争に関する書物を年代順に配列した現代語訳全集。
訳者による解説もあり、込み入った議論を理解する助けになります。
論争相手の徳一の逸文も現代語訳で集められていてたいそう便利です。
www.kokusho.co.jp/np/result.ht...
酷書日(不要不急の外出を控えて国書刊行会の本を読む日)
17.09.2025 14:37 — 👍 41 🔁 8 💬 0 📌 1毎度この件で皆様にご迷惑をおかけしてまことに恐縮です。一般書籍には、雑誌や文庫・新書のような全国で規定される「発売日」というものが存在しません。では表示された「発売日」とは何なのか、というと「弊社からリリースして取次店などに搬入される日」ということになります。ここから全国それぞれの書店やAmazonなどに何日に到着するのか、は版元には全くわからないので、書店での発売日は表示できないのです(Amazonでは便宜上、搬入日から中2日ぐらいが表示されています)。ということで、22日に最寄りの書店に行かれても届いていない可能性もあります。まことにご面倒をおかけしますが、あと少々お待ちのほどを願います。
18.09.2025 08:45 — 👍 72 🔁 46 💬 0 📌 2【新刊】シリーズ《12か月の本》『10月の本』(西崎憲編/片山廣子・三島由紀夫・サキ・小山清・宮沢賢治・稲垣足穂・日夏耿之介・アントン・チェーホフ他著) x.gd/IbYWB 今月の3か月分刊行の初っ端です。たそがれの国からの贈りもの。
18.09.2025 07:13 — 👍 56 🔁 14 💬 2 📌 2【新刊】『危険な言語 エスペラント弾圧と迫害の歴史』(ウルリッヒ・リンス著/石川尚志・佐々木照央・相川拓也・吉田奈緒子・臼井裕之訳) x.gd/LwIy5 母語の異なる人どうしの相互理解を願って考案され
た国際語エスペラント。国家や民族の枠を超えたコミュニケーションを可能にする中立的言語とその普及活動は、ロシアや欧州各国の言語事情と民主主義の成熟度に応じて受容されていく一方、疑念と反発を招き、ヒトラーとスターリンの独裁下で苛烈な弾圧にさらされる。エスペラント運動がたどった苦難と再生の道のりと、この言語の理念に魅せられた話者たちの運命を克明に描いた、エスペラント史の最重要文献。図版多数収録。
【新刊】『神像彫刻重要資料集成』第2巻〈関西編1〉(伊東史朗総監修/根立研介本巻監修) x.gd/ACNWP A4判・680頁・束幅7cm・重量3.5kg。本編全4巻完結です(別巻未刊)。日本の神々が現前する姿、その全体像の詳細が初めて明らかに。
16.09.2025 02:10 — 👍 16 🔁 6 💬 0 📌 1