この世で1番、私の好きな人。五に握られたままの手をキュッと握り返して、恥ずかしさで逸らしたくなる目に力を入れながら真っ直ぐ五へ向ける。サングラス越しでは彼の目の真意は見えないけど、繋いでない方の片手で赤くなった顔を隠し「…ずっっ……る……っ」と呟く五はたっぷり間を置きカタリ、とサングラスを外して机に置く。久しく見ていたなかった宝石の様な瞳を若干潤ませ、蚊の鳴くような声で「……もう絶対逃がしたくないから、今すぐ僕と結婚して」と呟いた。
最後まで読んで頂きありがとうございます。今日も一日お疲れ様でした!🍀
09.02.2024 07:49 — 👍 6 🔁 0 💬 0 📌 0
タヒぬ程ムカつくからお前の元カレ達コiロしてきていい?”ってグラスに刺さったストローをガジガジと噛みながら愚痴を吐きまくる五に、🌸は“冗談に聞こえないからやめて”と何とも言えない気持ちになり、漸く素直に「サiトル」と呼んで同じく自分の想いをぶつける。「…いつまで経っても自信なんてないし、すぐにいじけちゃうし、他の人と付き合ってもサトiルの事ばっかり思い出しちゃうような面倒臭い女にしかなれないけど」いつも余裕たっぷりで子供のような大人で。「今度はちゃんと、貴方から逃げたりしないって約束するから」でもいざと言う時は誰よりも頼れる最i強の男。「もう1回だけ、サiトルの一番になってもいい…?」→
09.02.2024 07:49 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0
「私と別れた後とか…」「僕これでもめちゃくちゃ一途なんだけど。…それも知らなかった?」“あん時だって好きで別れた訳じゃねえし、ショiーコから“🌸だって色々不安もあるんだから考える時間くらい与えてやれ”って言われたから猶予期間あげたのに、誰かさんは“もう別れたから”とかワケわかんない事言ってすーぐ他所に行きやがって。メiイさんや他の奴らからお前の話聞く度に枕濡らしてた僕の気持ちが分かる?分かんないでしょお前は僕の事なんて綺麗さっぱり忘れて僕より劣った男とイチャイチャしてたんだもんね?あーあ悲しいなぁ!僕だけ健気にずーーーっとお前の事待ってさぁ!→
09.02.2024 07:48 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0
「してねえよ。そんな余裕ねえわ」本当に余裕が無いのか、大人になって少し丸くなったはずの口調がたまに乱れて、ガシガシと頭の後ろを掻きながら「あー、もう。カッコつかないじゃん…」と漏らす五は、強く握られたままの🌸の手を大きなそれで上から包み込んで「もっかい僕のこと、本気で好きになって」と頭を下げてくる。そんな彼の耳は見慣れない赤に染まってた。まさかの復縁を望む言葉に嬉しさよりも驚きが勝る🌸。「ゴiジョー君、彼女いないの?」「いないよ。いたらこんなこと言わないでしょ」→
09.02.2024 07:48 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0
「ああもう拗ねない拗ねない。ごめんね、僕今久々にお前と会えて馬鹿みたいに浮かれてんの」フニッと。徐に親指と人差し指で軽く唇に触れられて、思わずビクッと反応する🌸。「🌸」「なに」「呼んでよ」「…」不意に真顔になってじっと見つめてくる五に対して目線を逸らし口ごもる🌸は、机に置かれた自分の手を無意識に強く握りしめる。「正直もうちょい猶予あげたかったんだけど、やっぱ目の前にすると駄目だわ。もう待ってらんない」「なにを、」「高i専(あの時)からすっげぇ可愛かったけど、大人になったら綺麗さにも磨きかけちゃって。なあに?モデルでも始める気?僕許可出さないけど?」「馬鹿にしてる?」→
09.02.2024 07:47 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0
普通に接してくるから意識してしまってるこっちがなんか悔しい。何年ぶりかの再会ついでに2人でご飯に行くことになって、近場の個室居酒屋でお互いの近況を報告し合う。「ショiーコから忙しいって聞いてたけど案外元気そうじゃん」「うん、そっちもね」って微妙な距離を保ったまま続けてた会話は「もう名前呼んでくんないの?」って言葉でピシリと止まる。「…ゴiジョー君って呼んでるじゃん」「あれ?お前暫く合わないうちに鈍くなった?」「は?」「普通こういう時は“サiトル♡”って可愛く呼んでくれるでしょ」「…今までそんな風に呼んだことないし」→
09.02.2024 07:47 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0
あまり円満と言える別れ方では無かっただけに、あの時ああしとけばよかったんじゃないかって余計に引き摺ってる。破局後に付き合った人達はどうしても五と比べてしまい、“サiトルならこうしてくれたのに”とか“サiトルなら分かってくれたのに”って思ってしまって結果駄目になる。いい加減さっぱり忘れなきゃって決意した時に限って現れるのがサiトルという男。学生の頃から飛び抜けていた容姿は大人になってもその輝きを失わず、むしろ瞳のそれも含めて年々増している気がする。五にしかその先を見通せないサングラスに全身真っ黒な服を着こなす姿はもう立派な成人男性。ニッコリとお調子者の笑みを浮かべて「久しぶり〜」って→
09.02.2024 07:46 — 👍 4 🔁 0 💬 1 📌 0
#じゅじゅプラス 五夢
※京i都i校i側🌸
五/高i専時代に付き合ってた五の事が忘れられなくて、恋人が出来てもすぐに別れてしまう🌸。五との破局の原因は喧嘩別れとかじゃなくて、単純にお互い口兄術師としてやるべき事が次第に増えていき、恋に呑まれている余裕が無くなったのが主なものだった。特に五に関しては親友の離反後、教員として下の者を導いていくという道を目指した。それでも忙しいなりに時間を作って会いに来てくれる五に対して、申し訳無さと自信の無さ、そして自分が五の負担になっているのではという重圧で先に限界が来てしまったのは🌸の方だった。→
09.02.2024 07:44 — 👍 14 🔁 0 💬 1 📌 0