Mon partenaire(相棒)
『綺麗だ。』
『ふふ…、ばあやが頑張ってくれたからな。だが、お世辞でも嬉しいものだな。』
『お世辞ではない。眩しいほどに今日のお前は美しい。』
『それはそうと…お前武器は持って来ているか。』
『ああ、一応護衛を生業としているからな。』
『怪しい輩がお前の背後に2人。生け捕りにしろ。男と女だ。女を頼む。男の方は私が。』
『お前そんな格好だぞ。男は俺が何とかする。』
『訓練の成果を見せてやる。さあ、気づかれないように近付くぞ。』
25.01.2026 15:21 — 👍 12 🔁 1 💬 0 📌 0
『…これまで通りって…これまで通りって本当に思っているのか?』
『違うのか?』
『…とにかく、この話はなかった事にしてもらう。』
『アンドレ⁉︎』
『馬車の用意をして来る。』
23.01.2026 10:45 — 👍 4 🔁 0 💬 0 📌 0
『…主人の立場で、俺の勝手を許さないと言うのなら致し方ないが…。
だいたいお前は、そんなに俺に身を固めさせたいのか。』
『お前ももういい年だ。事は急を要するぞ。ばあやにひ孫を抱かせてやりたいと思わんのか?
このまま私のお守りだけで可愛い細君をもらいそびれてしまっては、主人として、ばあやにもお前のご両親にも申し訳が立たんからな。あはは。』
『俺は結婚などする気はない。お前を一人にして…。』
『…! ぶっはは。お前、私に付き合って一生結婚しないつもりか。従僕の職は解くつもりはないのだから、これまで通りではないか。何を言っているのだ。』
23.01.2026 10:45 — 👍 4 🔁 0 💬 1 📌 0
Parce que je t'aime.(お前を愛しているから)
『ばあやから聞いている。
それで、お前はどう思っているのだ。
どんな娘か知らぬが、ばあやが気に入ったと言うのなら間違いないだろう。先方には、主人である私が話を通してやるから安心しろ。』
『…俺は結婚相手をおばあちゃんに決めてもらう気はないよ
その娘には、旦那様のお遣いで伯爵家に行った時に何度か会った事はあるが、何の感情もない。結婚と言われても』
『これも何かの縁だ。改めて会う機会を設けてみてはどうだ
ここはあえて主人面をさせてもらうが、自分の従僕に器量の良い娘を娶らせるのも主人の役目なのだということは心得ているつもりだぞ』
23.01.2026 10:45 — 👍 7 🔁 0 💬 1 📌 0
『あ、アンドレ。
もうお前の仕事はないよ。
先にお休み。』
『あ…うん。
じゃ、お休みオスカル。』
『お休み、アンドレ。明日も早いからな。』
あの夜、舞踏会を終え帰宅した彼女を少し離れたところで迎える彼。
幼馴染の彼に、いつもと違う自分を悟られまいと、どうにか取り繕う彼女という感じで書いてみました。
20.01.2026 15:51 — 👍 7 🔁 0 💬 0 📌 0
Les pétales de rose(バラの花びら)
花びらを散らしてお前は帰ってきた…。
それは、確かに咲いた証のように。
『おかえりなさいませ、お嬢様。』
『…ただいま。』
『お疲れになられましたでしょう。
直ぐにお召替えができるように用意してございます。』
『…面倒をかけてすまんな。始末を頼む。』
『面倒だなんて。お手伝いできて嬉しゅうございますよ。』
『ふふ、そうか。
…あ、父上は?』
『旦那様はもうお休みになられました。』
『そうか、よかった。……!』
20.01.2026 15:51 — 👍 9 🔁 0 💬 1 📌 0
『…⁉︎』
『お前はいつもそんな気持ちに蓋をして…俺はそんなお前を思うと余計に苦しくなったものだ。眠れぬ夜などは、今頃お前が1人で泣いているのではと心配になったり』
『…迷惑な話だ…。お前はいつでも…』
『…ふふ、悪かったな』
14.01.2026 14:51 — 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
月下美人
『久し振りだな、二人乗りなんて』
『…昨日からもやもやとして…。
マリー・クリスティーヌ様はなぜお前を見ていたのだ
…何なのだ、この気持ちは』
『…何なのだって…
それは…長い間俺の頭の中でくすぶっていた気持ち…今のお前はその頃の俺と、おそらく同じような心持ちだと思う』
『え⁉︎』
『…ずっと気になっていたのだが…いや、聞き流してくれてもいいんだが…お前、アントワネット様にはそんな気持ちになったことはないのか?』
14.01.2026 14:51 — 👍 11 🔁 0 💬 1 📌 0
Un cadeau précieux (大切な贈り物)
撃たれるのも斬られるのも、戦いの最中では一瞬のことだ
仕事柄、死ぬのを怖いとは思ったことはなかった
死…
その意味もわからなかったのかもしれぬ。
だが、今は…
愛する人と共に生きたい
ささやかな日々を共に生きていきたい
大きなうねりの中にあっても、最愛の人との安息を乞う自分
束の間、腕の中で安らぎたいと願う我が身
愛し愛される喜びをかみしめていたいと
神よ
…望むことは許さじと、私に期限をお定めか
私に咎を…
…いや、そうではないな
天のお方は慈愛に満ちておられるはずだ
お告げは確かに
私の行く道はひとつ
10.01.2026 09:09 — 👍 10 🔁 0 💬 0 📌 0
『確かに世の中は異端児には厳しいし実際風当たりは強かった。
女である事に甘えた覚えはないのだが世間は歪んだ目で見るものだ。尾ひれのついた噂も出回っているのだろうな。それで、実物は噂どおりだったか?』
『…どうでしょう。それを言うと、これからの任務遂行に影響しそうなので黙秘しますよ』
『ふむ、良かろう。聞かなかった事にする』
『では俺は帰ります』
『気を付けて帰れ』
『あ、隊長』
『ん?』
『噂とは大違いでしたよ。貴女は人間でした』
『ふっ、人でなし説まであったのか。酷いものだな』
『いや、男でもなく女でもなく血の通った人間でした。
それではこれで』
『なんだそれは。ははは』
04.01.2026 15:24 — 👍 7 🔁 0 💬 0 📌 0
Le moment heureux(幸せなひととき)
『ご苦労だったな、アラン。
それで、なぜお前が来たのだ』
『…みんな兵舎で泥酔しちまって。
こんな夜中に馬を走らせる事が出来たのは、俺ぐらいだったって事ですよ』
『お前は飲まなかったのか』
『俺は飲んでも泥酔はしない』
『そうか。私もだ』
『ん?大暴れしたと聞いた事がありますが』
『…誰が言ったのだ』
『はは、鎌をかけただけですよ。
いや、隊長の武勇伝は士官学校で聞いています。
噂なので信憑性はありませんが』
『…なんなのだ、私の噂とは』
『隊長は有名人ですから。士官学校では、多分今でも口承されていると思います』
04.01.2026 15:24 — 👍 10 🔁 0 💬 1 📌 0
『え、写真?』
『せっかくJaponの着物を着たんだから、新妻の写真を年賀状というものにしたい。』
『肖像画のようなものだろう?
そんなものに収まるのは、私はごめんだ。』
『一瞬で撮れるから、肖像画より楽だぞ。
ほら、こっちを見て。』
『なんだ、これは!
私は果敢にレンズとやらに顔を向けたが…』
『いやいや、こちらを向いたものも良かったのだが、こっちの方が優しげで良いなあと…。』
『ふん!優しげってお前…』
31.12.2025 16:05 — 👍 7 🔁 0 💬 0 📌 0
良いお年をお迎えください
31.12.2025 13:45 — 👍 5 🔁 0 💬 0 📌 0
Naokoさん、ようこそおいてくださいました!
こちらこそよろしくお願いします🙇♀️
30.12.2025 17:21 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
L'escarmouche(小競り合い)
『もう一軒行くぞ。』
『ダメだ。もうやめておけ。』
『いいじゃないか、今日はもう少し飲みたい気分だ。』
『…乱闘の挙句、ここから担いで帰るのはごめんだと思ったんだが…まあ、それもいいか。』
『昔の事を言うとは卑怯だぞ。
まあその時は、よろしくな。
ふふ…。』
29.12.2025 13:12 — 👍 9 🔁 0 💬 0 📌 0
お試しです
ここの居心地はどうかな
28.12.2025 09:27 — 👍 12 🔁 0 💬 0 📌 0