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🌸ちゃんがオンからオフに切り替わる瞬間が好きなtkak。穏やかで優しくて何事も完璧にこなすオンから、柔らかな冷たさを纏うオフになる。ふふって笑うtkakに、何ですか？と訝しむ🌸ちゃん。

公務員にハロウィンは関係ない、で仲良く10/31に出勤するtkakと🌸ちゃん。「血生臭いことが起きないといいですね」「貴女が言うと真実になりそうなのでやめてください」と他愛ない会話してたら、本当に血生臭い事件が発生して「口は災いの元、ですか」と1人ぼやくtkak。

スマホの着信、見慣れた名前。🌸ちゃんが通話をタップする。「こんな時間に何ですか？」、時刻は23時過ぎ、彼女は面倒そうに先を促す。『窓の外を見てください』、tkakの言葉に彼女がカーテンを開ける。夜空にぽっかりと浮かぶ満月。『月が綺麗ですね』「ずっと一緒に月を見てくれますか」、博識な彼女の返答。『えぇ、勿論です』「仮眠は必ず取ってください」『今から仮眠です、おやすみなさい』「おやすみなさい」、切れた電話に🌸ちゃんの表情が緩んだ。

🌸ちゃんの何気ない行動に、歳下扱いというか妹扱いするtkakはいる。

ずぶ濡れで帰ってきた🌸ちゃん。「走れば、間に合うと思ったので」「間に合うわけないでしょう」と呆れながら、🌸ちゃんの頭にバスタオルかけて髪をわしゃわしゃするtkak。「先に入浴してください」「後で」「風邪を引きますよ」、🌸ちゃんの腕を引っ張り脱衣場へ連れて行く。「次からは連絡してください、迎えに行きます」「過保護ですよ」「当たり前のことです」、🌸ちゃんの頭ぽんするtkak

🌸ちゃんの口元にクレープのチョコソースがついているのに気づいたtkak。「口元にチョコレートがついていますよ」「どっち側ですか」「じっとしていてください」、🌸ちゃんが何かを言う前に、tkakが紙ナプキンでチョコソースを拭き取る。「はい、取れましたよ」「子ども扱いしないでいただけますか」「すみません、つい癖で」と笑うtkak、ジト目の🌸ちゃん。

猛烈にあんこが食べたくなった🌸ちゃん。翌日は休みなので小豆を買い、帰宅後からあんこを作り始める。なめらかなこし餡を作り上げ満足。「少々、作り過ぎではないですか」「冷凍すれば問題ないですよ。あ、yiちゃんにお裾分けする分を用意しないと」「uehrさん？」「一昨日、あんこ食べたいから作るって話したら分けて欲しいと言われたので。今頃、お団子の準備してますよ、きっと」慣れた手つきでyiの分のこし餡を取り分ける🌸ちゃん。「明日、yiちゃんはお団子を持参すると思うのでtkakさんはあんこを渡してください」とあんこの入ったタッパーを託されるtkak

健康診断前だから、と極力甘いものを我慢する🌸ちゃん。健診が終わった日の夜、お団子もっもっと食べる🌸ちゃん。「夕食が食べれなくなりますよ」「炭水化物食べないので、平気です」「今日だけですよ」「え……」、茫然とする🌸ちゃんと彼女の手元にどら焼きやカステラの入った紙袋見つけて没収するtkak。

それから数週間、漸く🌸ちゃんがtkakへ連絡する。お土産のお礼と不躾な態度をとった謝罪。すぐに電話するtkak。「今から会いに行ってもよろしいでしょうか」「いいですけど、何もないですよ」「構いません、貴女と話がしたいんです」浮かれ気味なtkakの声に顔を見合わせるknyi

「あぁ、それね。先にmrfs警部には言っておくべきだったわね」、話を聞いたyiさんが口を開く。「🌸にだらしないとか怠惰とかやる気がないとか、そういう言葉やニュアンスを含む言葉は禁句なのよ。隙のない完璧を演じてるでしょ、🌸は。それって、私達が想像する以上に精神的に疲れるみたいなの。だから、繁忙期の休みの時は特に気を付けて。地雷踏んだら、暫く口聞いてくれないから」「つまり、kumiが地雷を踏んで冷戦状態ってことか」

午後からもやる気なくて適当に食べてだらだら過ごす。翌日はやる事だけやったらだらだら自堕落な時間。翌々日からは仕事なので、いつも通り。隙なし完璧の自分を演じる。勿論、tkakへの連絡は一切しない。🌸ちゃんからの連絡ないし、連絡しても既読スルーでいい加減に参ってきたtkakと🌸ちゃんと何かあったことに気づいてknyi

気配がなくなってから、怠い体を無理矢理動かしてドアを開ける。ドアノブに引っかかってた紙袋を取り、そのままリビングへ。テーブルにそれを置いて、ソファーに倒れ込む。「ねむ……」そのまま二度寝、起きたら昼。

ドアばんして拒否。暫く呆然とするtkakだけど、🌸ちゃんの地雷踏んだことに気付く。「🌸さん」「帰れって言いましたよね？ 連絡も暫くして来ないでください」、相当荒れてる🌸ちゃんになす術なく引き下がるtkak。「knskくん達と旅行に行った際のお土産を置いていきます」、それだけ告げて彼女のマンションを後にする。

残業やシフトの入れ替えで疲労困憊な🌸ちゃん。漸く休みの日、インターホンの音で目を覚ます。聞き慣れた声に何の躊躇いもなくオートロックを解除。2回目のインターホンに、🌸ちゃんがドアを開ける。tkakの開口一番「寝起きそのままの格好は如何なものかと思います」「帰ってください」

「knちゃん？ 何でknちゃんが関わってくるの？」「この場にymtさんがいなくて良かったですね、tkakさん」tkakが面白がってることに気付いた🌸ちゃんに、ふっと笑うtkak。

「2人で落とし所見つけた方がいいよ、盛大な喧嘩になる前に」「それは、分かってるわよ！ でも、私だって譲れないことがあるもん」「いっそのこと、派手な喧嘩をしたらどうですか。お互いに言いたいことを言えば、折り合いがつくかもしれませんよ」「それ、こっちに飛び火……あぁ、なる程、そういうことですか」「理解が早くて助かります」「私にも分かるように説明してよ」「……ymtさんが怒るから言えない」

喧嘩しないの？というyiの言葉に、え？みたいな顔するtkakと🌸ちゃん。「しませんね」「しないよ」と返ってきてぎょっとするyi。「ほら、些細なことが原因で喧嘩とかないの？ 家事のこととか」「できる方がやるっていうスタンスだから、あれこれやってほしいとは思ってない」「感謝はすれど、文句はないです」「いいなぁ、2人は。私なんて、knちゃんと言い合ってばっかりなのよ」

第三者がいる場では、穏やかで笑んだ一定の表情を浮かべ続ける🌸ちゃん。自分の前では、穏やかさも笑みも鳴りを潜めてドライな🌸ちゃん。でも、無表情というわけではなく内面から滲むように感情が顔に出る。そのギャップが好きだったりするtkak。

余計な話はしない、事実だけの淡々とした会話。それがお互いに心地よい。少ない言葉で察してくれる🌸ちゃん、自分の言葉を刺々しいとは思わず聞いてくれるtkak。

🌸ちゃんもyiから話を聞いていて、ymt警部が見つかったことを知っている。その後、tkakに話したい事があるとデートに誘われる。「arn署に異動になりました」、彼の一言で察する🌸ちゃん。「自業自得ですね」、さも当たり前かのように返す。「すぐに戻ります」「そうですか」、🌸ちゃんがティーカップに口をつける。「県警に戻ったあかつきには、また貴女にお伝えしたいことがあります」「気長に待っています」

あどけない表情で眠る🌸ちゃんを見つめるtkak。「貴女だけは、🌸さんだけは……僕の命に代えても守ります」、失いたくないが故の自己犠牲。でも、彼女がそれを許してくれないことはtkakは分かってる。

あらゆる事をそうなく、平均以上にこなしてしまう🌸ちゃん。苦手なものがないと周りは思ってるけど、苦手なものを知っているtkakが優越感に浸ってるのええなっていう。

🌸ちゃんに胃袋掴まれて、事あるごとに🌸さんの作ったものが食べたいと考えちゃうtkakよき。

拗ねる🌸ちゃんとお兄ちゃん顔をしてるtkakよきよき。

yiさんが高校生の時に🌸ちゃんの虚像を見抜いてるのもいいな。

涼やかだけど内面熱めのtkakと穏やかだけど内面絶対零度の🌸ちゃん。2人とも生きることは大切だけど、その瞬間が来たらtkakは執着する。🌸ちゃんは簡単に生を手放す。あっさりと自分がﾀﾋぬことを受け入れる。「生きる事に執着はないです」「それなら尚更、私は貴女の手を離しません」生きなければならないと謳いながら、生きることに執着がなく相反する🌸ちゃんが危なかっしくて、自分が彼女を繋ぎ止めなければ思ってしまうtkak

tkakにデコピンする🌸ちゃんを受信。

🌸ちゃん、基本的にtkak又はyiさんと3人とかどちらかと2人きり以外は演じているので笑い方が違う。明らかなにっこりした笑顔。にこっとかにっこり。でも、tkak又はyiさんと3人とかどちらかと2人きり時はあんまり笑わない。笑う時は表情が和らぐので、ふふっと笑う。仄かな笑み、微笑。

帰ってから夕飯の時にtkakがこの話をする。「お互い仕事については守秘義務がありますから、話せませんからね」「特にtkakさんは話せないことしかないですからね」と淡々と進んでいく夕飯の時間。

🌸ちゃんと同棲始めたtkakにyiさんが「一緒にいる時にどんな会話してるの？」って訊いたら、暫く考えこんで「いえ、特にしていないです」ってtkakが返したから、何とも表現し難い顔するyiさん。「それで、生活成り立つのかよ？」とknsk。「問題ないですよ。🌸さんは必要な事以外は喋らない方ですから」「そうだけど……せっかく一緒にいるんだし……」と本当の🌸ちゃんの知ってる2人。知らないknskだけクエスチョンマーク浮かべてる。