風が
二十五光年の旅路の果てに
わたしの背中をなぞってゆく
一等冷えたその切れ間から
あなたの尻尾が見えた気がして
ふり返るわたしの瞳には
二卵星が瞬いている
わたしはまだ知らない
あなたと出会う前のわたしが
どこから生まれてきたのか
二十螺旋の梯子から溢れおちた半身は
どこへ帰っていったのか
そこは暑いか 寒いか
明るい場所か 暗闇の中か
いつかわたしも
同じところへ行けるのか
わたしはまだ知らない
おそらくあなたも知りはしない
@yoshizuki70.bsky.social
お話を書きます。ここはポエミー短文置き場 小説/芝居/漫画原作/🐎娘/スポーツ全般
風が
二十五光年の旅路の果てに
わたしの背中をなぞってゆく
一等冷えたその切れ間から
あなたの尻尾が見えた気がして
ふり返るわたしの瞳には
二卵星が瞬いている
わたしはまだ知らない
あなたと出会う前のわたしが
どこから生まれてきたのか
二十螺旋の梯子から溢れおちた半身は
どこへ帰っていったのか
そこは暑いか 寒いか
明るい場所か 暗闇の中か
いつかわたしも
同じところへ行けるのか
わたしはまだ知らない
おそらくあなたも知りはしない
ウマ娘詩集出したいな
13.04.2025 16:05 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0仕事でも、そうでないところでも、
とても疲れて、無力感を感じる2025年。
まだ巻き返せると信じて。
仁義なんて幻想もいいとこだし
結局危険な匂いのする人間は、
仮にアウトサイダーであったとしても
もっと弱いものをいじめてるだけ。
強いものには決して反逆しない。
少なくとも意味のある、世界を変えられるような反逆はしない。
世界を変えるのはいつだって、真面目に生きて、踏みにじられて積み上がった優しい人たちの屍の山。
死ぬなよ、と思う子たちにたくさん会った。
殺す側にも回って欲しくない。
大人のズルいやり口に靡くな
いじめっ子の奴隷になるな
汚されたことは、誰かを汚して良い理由にはならないのだから
無力感を感じる三ヶ月だった。
どんなに世の中が漂白されてると言っても
スクールカーストのてっぺんはいつだっていじめっ子だし、ヤンキーだし、不良だし
そういう人たちほど社会に出て手っ取り早く「幸せ」や「勝利」のようなものを掴んでいく
力が人を支配しているし、人は力に支配されたがっている
だからワルい人間はいつの時代も人気
ワルが攻撃する相手は世間じゃない。
偉いやつでもない。
不条理でもない。
弱くて、優しくて、反撃してこない人。
つまるところ、弱い物いじめ。
でも、みんないじめる側に回りたいから、そういう人に付いていくんだよね。
優しい人が報われる時代なんて
永久に来ないかもしれない
今日は拙作『ストレイガールズ』の主人公
架空ウマ娘のルピナストレジャーちゃんの誕生日でした。
はやく連載再開したいな
ストレイガールズは設定資料集を出したいなあって思っています。
19.10.2024 15:47 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0突然いろんな通知が来て、わぁ反応嬉しい! と思っていたら超嬉しいコメント来てた!(エゴサの鬼)
19.10.2024 15:46 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0まだ全部読めてないんだけど、めちゃ好きな二次創作の小説があって。毎日ちょっとずつ読み進めるのが楽しみ。
syosetu.org/novel/265365/
公式のキャラが出てこないから、ウマ娘よく知らない人でも楽しめそうなとこもいいし(わたしはウマ娘大好きだけど!)ストーリーも良い...!本で欲しいな〜
ハムレットの新解釈でそんなのを聞いたことがある気がします
ハムレットと対決する叔父のKing Claudiusは天動説のプトレマイオス(Claudius Ptolemæus)のファーストネームから取っていて、地動説と天動説の戦いを暗示しているのだとか、
あとはリア王とか他の作品でも「世の中のframe(枠組み、秩序)がdisjoint(崩れる、解体される)」的な表現がやたらでてくるとか
リハビリ
24.09.2024 14:50 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0「どうしてだろうね」
「は?」
「どうして私たちって、大人になっていくんだろ」
「何言ってんの」
「私最近思うんだ。このまま大人になんかならないで、今が今のまま、ずぅっといつまでも続いてくれたなら、どんなにいいだろうって」
「そう、なの?」
「うん。だって、今すごく幸せなんだもの。この幸せが失われていくくらいなら、子供のままでいいやってくらいに」
ボンの言葉は、それこそ子供じみた、他愛もない願いの形を纏っていた。けれどその時のあたしにはなぜか、何をバカなと笑い飛ばすことができなかった。
この感覚には覚えがある。胸の奥がざわざわして、じっとしていられない気持ちが、どうしようもなく襲ってくる。
こちらにも。
映画『きみの色』レビュー【ネタバレ注意!】
劇場で予告編を観た時から、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
 fse.tw/o16GsbDD#all
貴婦人シナリオやり終えて……
元が好きな補正もあるだろうけど
私はやっぱり強い人が好き。
強くて、大人びた人が好き。
わがままでなしに誇り高くて
甘えんぼうでなしに可憐さがあって
強くなりたいと嘆く弱いものを
弱いままでは放っておかずに
叩いて、引き上げ、立ち上がらせる
強くて優しい人が好き。
逃げ出したくなる地獄の中で、私も強くなろうと思った。
強くて優しい貴婦人になろうと思った。
せめて、心意気だけでも。
的外れに今日も背中を殴りつけられながら
いつものように人の死を見る
人の死は恐ろしい
有名人にも無名の人にも
当たり前にやってくる
何のドラマもなくやってくる
だから恐ろしい
こんなの感動物語でもなんでもない
私を置いて死なないでほしい
私を一人にしないでほしい
100万回くらい遊びに行こうよ
一緒に星を見に行こうよ
花火をしようよ
もう飽きたってなるくらい
衝動的に生きていたくなくなる日。
でもあんな連中のために生きるのを諦めるなんて許せないという意地だけが私を生かしている。
そんな意地の泥沼の中、今日も私は真夜中の台所で一人泣いている。
泣いていたって誰も味方になぞなってはくれないのに。
聞こえのいいことを言って近寄ってくる者たちも、結局は私よりも大切な人がいて、大切なものがあるのだから。
私は結局、誰の一番にもなれない。
ずっとそうだった。
ずっとずっとそうだった。
取り乱しました
18.07.2024 03:29 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0すごく長い夢日記。
07.07.2024 03:48 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0「ちょっとごめん」と友人に告げて、
逃げるように社務所の方へ早足で向かう。
そんなわけない、と言い聞かせる私の後ろから声がした。
「あなたは……」
振り返ってはいけない、と思いながらも見てしまった。
青年は、私の顔を見るなりその場にしゃがみこんで、砂利石をいじり始めた。
「ね?」と小首を傾げる彼に私は、
「トト?」と尋ねた。彼は一言、
「やっぱり」と言って笑った。
「男の子だったの」
私は思わずそうこぼした。
「ママだって」
そう言って彼は私を指さした。
夢の中で女の体だった私達は、二人とも男の体をしていた。
「良かった、無事で」
彼を抱きしめたところで、目が覚めた。
不思議な夢でした。
何だ夢か、三流のホラーみたいな夢だったなあとひとりごちて、
しばらく待ったあとに来たバスに乗って、観光地の神社(なんて名前か忘れた)へ行くことに。
境内をうろついていると、そこに名物(?)のお花畑があるのを見つける。
庭園の中に見事な花壇があって、なるほど綺麗だなと思っていたら
「わーすごいね」なんていう声が聞こえてきた。
何の気なしに振り返ると、初老の夫婦と若い青年の三人家族がいた。
私はハッとして、その青年の顔を二度見した。
彼のオリーブ色の髪に、見覚えがあった。
あんまりジロジロ見てしまったせいで、青年と目が合う。
アッという顔をして、私達は互いに顔を伏せた。
バキバキと背中から音がして、見るとトトの顔が苦痛に歪んでいるのがわかった。
ヒュウヒュウと息を荒げ、涎と涙を垂れ流している。
どうやら、身体が無理やり何かに作り変えられているようだった。
それを見て一瞬心が怯んだせいか、それまで無我夢中で気づかなかった身体の痛みを私も感じた。
けれど痛むほどに、なぜか私の身体は力を増しているようで、重くなっていくはずのトトの身体を背負うのが楽になっていった。
痛みに意識がいった錯覚かもしれないけど。
その後は脇目もふらず走って……
気がつくと、海辺の町のバス停で目が覚めた。
私は友人と旅行に来ていたらしい。
ベンチで眠ってしまった私を友人は冷やかした。
さあどっからでも来いや、と思っていると、やはり離れの中から、ヤバいものが現れた。
今回のは、奇声をあげる人型の何かだった。男か女かもわからない。毛むくじゃらで、こっちをしきりに指さしてくる。
トトが悲鳴をあげる。
一声上げるたびに、背中に乗った彼女の身体が重くなる。
尋常じゃない量の汗が彼女の身体から出ているのが分かる。
「目を塞いで、見ちゃだめ!」
と言い聞かせつつ、私はそこから逃げ出した。
波の音と私たちを指差す何者かが、恐ろしい速さで追いかけてくる。
トトの身体が痙攣している。
悲鳴は次第に獣じみた唸り声に変わっていった。
私も怖かったけど、逃げなきゃの一心で、ビビるどころじゃなかった。
共通していたのは、最期に必ず大波の音が聞こえて、視界が暗転すること。
トトは毎回記憶を無くしているようだということ。
何回目かの繰り返しで心がすり減ってきた頃、ふと変なことを思いついた。
毎回トトが動かなくなって終わってしまうので、私は屋敷についたところで、彼女を背負ってしまおうと思った。
駐車場で遊び始める前に、屋敷の裏側につれて行き、そこで最初に足に引っかかった紐を引っ張り出し、それを負ぶい紐にしてトトを自分の背中に括り付けた。
不思議なことに、その時のトトはあまり重くなく、普通の痩せた子供の重さと変わらなかった。
結論をいうと、私たちの旅(冒険?)は毎回そこで終わった。
トトが座り込み、離れから何かが現れ、そして悲鳴を上げて視界が暗転し、砂浜に戻る。
これを何回も繰り返した。
ただ、毎回離れから現れるものは変わった。
最初は大量の虫。
あとは、ゾンビみたいな格好で泣き喚く女の人、手に獲物を持った小太りのおじいさん、突然の雷雨、イカのような軟体生物、あと他にも色々あったけど思い出せない。
そして、私たちの最期も毎回違った。
あるときは血を吐き出して、またあるときは現れた人物に殺されて、またあるときは呼吸ができなくなったり、突然手足が折れ曲がったり、異形の姿に変わったり……
最後はやむなくトトの身体を庇うようにしてその場にうずくまると、私の背中や顔中に謎の虫が這い回っている気色悪い感触が始まって……私も悲鳴を上げたと思う。
気がつくと、最初の砂浜に倒れていた。
まさかと思ったけれど、はじめから全部やり直しだった。
同じように防波堤をよじ登り、
同じように謎の獣に追われ、
同じようにトトに出会い、
そして同じようにあの屋敷の前にやってきた。
嫌な記憶が残っている私は、もうそこには寄りたくないと思ったのだけど、
屋敷の前にさしかかると、トトは突然ぐずりだして、その場に座り込んでしまう。
そうしているうちに、足に何かが引っかかって、転んだ。
見れば、長い布で出来た紐のようなものだった。
気持ち悪いなと思って放り捨てると、駐車場の方から悲鳴が聞こえた。
急いでトトのもとへ駆け戻ると、さっきの異臭がしていた離れから、大量の虫が這い出していた。
とにかく一旦逃げなくては。そう思って、腰を抜かしているトトを引っ張ろうとしたけれど、トトの身体は異常に重くて動かせない。
「立って! 立って!」
叫んだはずだけど、うまく声が出ない。
パニックを起こしているトトの泣き声とともに、波の音がやけにうるさく聞こえてきた。
もしやと思ってトトに尋ねたけれど、彼女の家はここじゃないという。
困った私はとりあえず助けを求めることに。呼び鈴もないので、扉を叩く。
屋敷からは人の気配がしない。代わりに、離れの方からやけに生暖かい空気が変な磯臭さとともに流れてくる。
ちょっと不安になったけれど、トトの方は何も気にしていない様子だった。
そのうち駐車場の砂利石で遊び始めたトトに、そこから離れないでと言い残して、私は屋敷の周りを見に行った。
屋敷の裏手には、どこかで見たことがあるような昭和のレトロなおもちゃがバラバラになって転がっていた。
お酒の空き瓶や、古い週刊誌の束も捨ててあった。
やっぱり人のいた形跡がある。
さて、二人で恐る恐る広場から出ようとするとさっきの猫だか犬だかわからない獣は静かに私たちを見送ってくれた。
ところで私達は二人とも、裸足だった。暑い日差しの中だったけれど、舗装されたアスファルトは何故かひんやりしていて、おかげで火傷することもなかった。
ここから出ようと言いつつ、行くあてなぞない私達はとにかく海から離れようということになった。
何時間歩いたか分からない頃に、とうとう民家(のようなもの)が見つかった。
砂利の大きな駐車場と、崩れかけた離れが併設された、いかにも田舎町のお屋敷でございという出で立ち。
服を着ることを知らない子なのか。
この子の親は何をしてるんだ。
ちょっとした怒りも覚えつつ、私はその子を立たせてシャツを着せてやった。デカい私のシャツだから、それだけで膝上までが隠れる。
私はやっとホッとした。
ホッとしてみると、この子は一体何者かと思った。
こんな得体のしれない場所でたった一人で泣いているなんて、どうも普通じゃない。
色々質問したけれど、女の子はほとんどまともに答えなかった。
ただ一つ、名前だけは「トト」と答えた。男の子みたいな名前だな、と思った。
あとはずっと「家に帰りたい」としか言わない。
私もだよと答えて、ここから出ようと言った。
シャツをかけた途端、女の子はハッとこちらを見上げてきた。
驚かせたか、と思って両手を後ろに組んで、何もしないよと言った。
「ママ……?」
女の子は私を見て、たしかにそう言った。私は驚いてしまって後退りして、その拍子に転んでしまった。
女の子は私を不思議そうな目で見ている。いきなり自分のシャツをかけてきた上半身肌着姿の女が、ジタバタしたあげく尻餅をついたのだから、当然かもしれない。
女の子にかけたTシャツがずれて、彼女の身体が見えそうになったので、私はそれを着てと指で示した。
けれどその子はきょとんとして、なんのことかわからない様子だった。