ひかる

僕の舌は君の口を離れ、首、胸、乳首、お腹、太もも、足先と、ゆっくり下へ降りていく。君は興奮を抑えられないのか、淫らな愛液で秘部がぐっしょりと濡れている。だからといって、僕がすぐに触れることはない。君が懇願してもダメ。夜は長いから焦らしに焦らして、君が堪らなくなるまではおあずけ。

最初は優しいキスから始まるが、舌を絡めていく内にお互い「もっと欲しい」と我慢ができなくなる。手を背中に回して激しく密着し、声や吐息が漏れてお互いを求め合っていく。静かな部屋に「クチュッ…クチュッ…」とイヤらしい音が響く。その音がさらに興奮を呼び、君を求める気持ちが激しさを増す……

敏感な所を触るだけが愛撫じゃない。ぎゅっと抱きしめる、優しく手を握る、「可愛いよ」「えっちだね」と囁く、「大丈夫？痛くない？」と気遣う。「君が幸せになってほしい」「気持ち良くなって欲しい」と想いながらベッドの上で愛し合う。身体だけじゃなくて心も満たす愛撫が大事。

女性がセックスに求めるのは身体で感じる気持ち良さじゃなく、心で感じる安心感や愛情の方が大きいと思う。なので「痛くない？」って気を遣ったり、「可愛いね」「大好きだよ」「すごく気持ちいいよ」って声をかけたりしている。相手の女性を大切に思いながら行動するのが大事じゃないかな？

寝バックで上から優しく手を重ね、Gスポットめがけてゆっくりと硬いのを押し込む。「はぁぁん……」と声を上げる君に「ここ気持ちいいね」と意識させる。僕はグチュグチュとイヤらしい音を立てながら、一定のリズムで押し込み続ける。君は握る手に力が入り、エロい身体を震わせながら喘ぎ続ける……

行為中に恥ずかしがる君の表情。ハグした時、キスした時、服を脱がせる時、目が合った時、舐め合う時、淫らに足を開く時、挿入しながら愛を確かめ合う時。その全ての表情が可愛いから、見逃さないように、忘れないように、僕は君を見つめていたい。

前戯を重ねる内に息が乱れ始めた君。硬いのが秘部に触れた途端、興奮を隠しきれず息を呑む。少し入れただけで艶めかしい声が漏れ、僕もゆっくりと押し込んでいく。君の中が僕の硬いのでいっぱいになった時、二人で抱き締め合いながら愛を囁く。絶頂に達した瞬間の淫らな君の表情は本当に美しかった……