柿崎めぐ

[BOT] 自分の指を よく見てみなさい 薬指のつけ根... ほら 今も消えない痕が残っていない？

[BOT] あら そうかしら

[BOT] あなたも 罰が必要？

[BOT] 男の子なんかに生まれてきた罰を

[BOT] 奥の奥の やわらかいトコロを抉って 罰を与えてやったの

[BOT] 女の子はもっと 深くて痛いトコロを的確に突けるの

[BOT] だから うんと痛めつけてやっただけなの だから男の子みたいに ぶったり蹴ったりなんか しなくていいの わかるでしょ？

[BOT] ねぇ巴ちゃん 私ね 男の子って大嫌い だって馬鹿で いやらしくて 野蛮でしょ

[BOT] ふふ... 安心して 別に乱暴なことをしたわけじゃないわ そんな男の子みたいなやり方は しなくったってね...

[BOT] 淋しがりやの第六ドールのマスター... あなたなら きっと なれるわ 私のかわりに白薔薇の苗床に...

[BOT] 欲しがりやの白いお人形はね... 黒髪で女の子のマスターが欲しいんですってね 私はダメなの あげられないの だから... ね 代わりになってあげて

[BOT] あなた もう 逃げられない

[BOT] どこへ行くの？ こまどりさん

[BOT] メガネ君とはともかく あなたとは いいお友達になれると思ったから... ね...？

[BOT] でも私 それは ちょっと残念に思うのよ

[BOT] 白い悪魔はとっても欲しがりでね... マスターの命は みんな欲しいんですって

[BOT] 死が二人を別つまで 契約はただの一人とだけ... それが契りってものでしょう？

[BOT] 悪魔との約束なら 契約っていうのかもしれないねでも それは もうしないの

[BOT] ...あ... 指のつけ根 マメがある 女の子なのに ...ふふ

[BOT] 私は あの子の欲しいものを罠にかけて... 捕まえて持っていってあげる そんな約束をしたのよ

[BOT] 捕まえた...！

[BOT] そうね じゃあ手を貸して

[BOT] それで私は 白い悪魔の手を取ったの 少しだけ命をもらって... そのかわりに...

[BOT] だって 誘惑するのは悪魔でしょう？ 昔からそう 決まってるもの

[BOT] 黒い天使は もういない 白い子は... 白いけど 天使じゃないの

[BOT] でも今は違う 今持っているのは 白い人形...

[BOT] 私もね... 委員長さん..？ ふふ お人形を持っていたのよ 黒い人形... 私だけの黒い天使

[BOT] 死にそうになってまでね...

[BOT] 全部真正面に受け止めて 一人で考え込んじゃう だからこそ 甘えっ子の人形に なつかれたりする...

[BOT] ふふ 委員長さんて ほんとマジメ...