オズの魔法使いは読みようによっては、女子は能力の欠けた男子より弱く擁護される存在であり、能力があると言われていたとしてそれは、偶然のなせる技であり本人によるものでは無い。とか、家父長制に守られるべきであるという主張を感じないこともない。(ものすごく偏屈に読むとだけど)
幼少期からそれに親しんだ現代人が時代の変化違和感を払拭するために、物語の前日譚として重力に抗う主人公を登場させる話を作りたくなったのか…とおもったりもする。
とはいえ両者には「何者でも無いことを許さない(善し悪し関わらず)」という共通する価値観は感じる。死という方法でしかそこから逃れられないの皮肉とおもうか、解放と思うか。