千種創一「オレンヂと鰭」(現代詩手帖2024年2月号所収)から
絵に描いたやうな砂浜を戻る
靴に砂や苦しみが入つたのが判る
砂浜に詩を書くやうに足跡が伸びる
(引用者メモ:社会詠への姿勢の深化)
@shigajiro.bsky.social
千種創一「オレンヂと鰭」(現代詩手帖2024年2月号所収)から
絵に描いたやうな砂浜を戻る
靴に砂や苦しみが入つたのが判る
砂浜に詩を書くやうに足跡が伸びる
(引用者メモ:社会詠への姿勢の深化)
大熊信行 #近代短歌の鑑賞77
しづかなる市民に交り入りがたき芝公園の前にわがをり
どんな 目にあつても さめきらない 夢の中に つよく生きてゐる
わたしは 怪我をしてゐる胸を ねぢふせる あなたに 見られたくない