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みちこ

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モチが喉に詰まってる 【Xfolio】 https://xfolio.jp/portfolio/7577_xd

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Posts by みちこ (@7577-xd.bsky.social)

おでん食べたいけど取り扱いコンビニがメキメキ減ってるのが難点

04.03.2026 14:41 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

さあ仕事終えたから何でもやりたい放題よ コンビニ行こうかな

04.03.2026 14:40 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

寒戻りすぎ アホ 猛省して

04.03.2026 08:57 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

家に帰ったら何かしたいとは何だったのか 暖が欲しい

03.03.2026 12:00 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

今家の中の自室の中の布団の中にいるよ 寒いね

03.03.2026 11:59 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

昨日仕事終わってからの記憶が全然ないので今日は何か活動的なことしたいね

02.03.2026 22:08 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

読みました?読むと良いですよ人類

02.03.2026 22:01 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。
以下は本文の内容です。

 忍者の仕事といえば、なんであろうか?
 最も多いのは敵方を探る間諜と思われる。情報には黄金より価値がある。
 次に多いのは主君の警護。現在ムベの仕事の半分はこれにあたる。
 近頃ではめっきり減ったが、戦の際に攪乱工作を仕込むのも仕事だ。予想外のところから火の手があがり、陣営が混乱する様など大変愉快である。
 なんなら大将の首をとってくることもなくはない。大抵はムベがデンボクを警護しているのと同じく忍者が守りを固めているものだが、間抜けというのは何処にでもいるものだ。
 平常時ならば、ムベがイモヅル亭の店主をするように、農夫やらなんやらを営みながら、細々とした情報を得るのも悪くはない。

 では今は何をしているか。
「はぁ~~~~~」
 ムベは暗闇の資材置き場で深々とため息をついた。近くからズバットの羽音がするため、腰のボールに片手をおいたまま材木を数える。
 その数字が報告にあったものと合致していることを確認して、もう一度ため息をついた。振り仰いで灯りのつくギンガ団本部団長室を睨む。
「身内の内偵とは面倒な仕事をよこした」


 ことの始まりは二日前。
 一人で誰にも見られず来るように、という主人からの珍しい要請に大人しく従い、夜に露台から入室する。書類の山に埋もれた主人は振り向きも

印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 以下は本文の内容です。  忍者の仕事といえば、なんであろうか?  最も多いのは敵方を探る間諜と思われる。情報には黄金より価値がある。  次に多いのは主君の警護。現在ムベの仕事の半分はこれにあたる。  近頃ではめっきり減ったが、戦の際に攪乱工作を仕込むのも仕事だ。予想外のところから火の手があがり、陣営が混乱する様など大変愉快である。  なんなら大将の首をとってくることもなくはない。大抵はムベがデンボクを警護しているのと同じく忍者が守りを固めているものだが、間抜けというのは何処にでもいるものだ。  平常時ならば、ムベがイモヅル亭の店主をするように、農夫やらなんやらを営みながら、細々とした情報を得るのも悪くはない。  では今は何をしているか。 「はぁ~~~~~」  ムベは暗闇の資材置き場で深々とため息をついた。近くからズバットの羽音がするため、腰のボールに片手をおいたまま材木を数える。  その数字が報告にあったものと合致していることを確認して、もう一度ため息をついた。振り仰いで灯りのつくギンガ団本部団長室を睨む。 「身内の内偵とは面倒な仕事をよこした」  ことの始まりは二日前。  一人で誰にも見られず来るように、という主人からの珍しい要請に大人しく従い、夜に露台から入室する。書類の山に埋もれた主人は振り向きも

せず「各隊の調査をせよ」と言った。
「今更信用する、しない、の段階ではないように思うがの」
 ほのおではなくでんきで照らされた部屋は少し白っぽい。ムベはこれまた顔すら見ずに差し出された書類を受け取った。端から端までずらずらと細かい数字が並んでいる。
「信用性の話ではなく、正確性の話だ。二週間後に支援者からの監査があるから、報告書の数字が正しいか見てきてくれ」
「拙者に頼まんでも隊長複数人で見回りすればよかろう。数字に誤りがあればその場で直せ。『わし』も暇じゃないんじゃ」
「去年まではそうしてたのだがな……。どうにも肝心のシマボシの手があかん。調査隊の活動報告だけで辞書ができそうや」
「理由はそれだけか」
「そうだ、と言っておこう」
 ふむ。ムベは顎をなでつつ主人を見下ろした。中年を過ぎた男の目の下には、じっとりとクマが張り付いている。髪は少し乱れているし、書類を触り続けた指先には粉が浮いていた。
 監査の準備が余程忙しいらしい。
 去年はさしたる進捗もなかったため、今後の計画の説明に終始していたが、今年はありがたいことにそうはいかない。新しくできた施設の設計から施工までの計画の正当性、シンジュ団とコンゴウ団との交流記録、ポケモン労働の安全面・衛生面における管理体制、などなどなど。監査の内容は多岐にわたる。収入と支出の著しい増加の説明

せず「各隊の調査をせよ」と言った。 「今更信用する、しない、の段階ではないように思うがの」  ほのおではなくでんきで照らされた部屋は少し白っぽい。ムベはこれまた顔すら見ずに差し出された書類を受け取った。端から端までずらずらと細かい数字が並んでいる。 「信用性の話ではなく、正確性の話だ。二週間後に支援者からの監査があるから、報告書の数字が正しいか見てきてくれ」 「拙者に頼まんでも隊長複数人で見回りすればよかろう。数字に誤りがあればその場で直せ。『わし』も暇じゃないんじゃ」 「去年まではそうしてたのだがな……。どうにも肝心のシマボシの手があかん。調査隊の活動報告だけで辞書ができそうや」 「理由はそれだけか」 「そうだ、と言っておこう」  ふむ。ムベは顎をなでつつ主人を見下ろした。中年を過ぎた男の目の下には、じっとりとクマが張り付いている。髪は少し乱れているし、書類を触り続けた指先には粉が浮いていた。  監査の準備が余程忙しいらしい。  去年はさしたる進捗もなかったため、今後の計画の説明に終始していたが、今年はありがたいことにそうはいかない。新しくできた施設の設計から施工までの計画の正当性、シンジュ団とコンゴウ団との交流記録、ポケモン労働の安全面・衛生面における管理体制、などなどなど。監査の内容は多岐にわたる。収入と支出の著しい増加の説明

も必要だ。そのため、主人だけではなく、どの隊の隊長であっても連日遅くまで作業しているようだった。現に、普段は騒音のため夜間は停止しているはずのマタドガスボイラーは煙を吐き続けている。
 ムベはペラペラと書類をめくり、やらなければならないことを頭の中に書きだした。隠密でやるなら六日、なりふりかまわず最速でやれば四日といったところか。
「いつまでだ?」
「明々後日の朝まで。修正が必要ならその時間も確保せねばならん」
「…………。……………………昼の仕事は閉じるからな」
「悪いな」


 悪いな、ではないが?
 ムベは内心憤慨しながら、即行動に移した。まずはポケモン放牧場にいるポケモンの種類と総数の確認である。放っておけば捕獲狂(フリーク)、違った、捕獲の天才が勝手に数を増やしてしまう。捕獲した日付などは控えてあるとはいえ、置いておけば置いておくほど無駄な業務がでる。
 それにしても、
(アルセウスが放牧場にいるのはどうやって説明する気なんじゃ……?)
 他にもギラティナやらトルネロス・ボルトロス・ランドロス・ラブトロスやら、シンジュ団とコンゴウ団のシンオウさまもいる。彼らはムベの視線をうけて眠たげな眼(まなこ)をちらりと上げて、また閉じた。脅威ではないと判断されたらしい。

も必要だ。そのため、主人だけではなく、どの隊の隊長であっても連日遅くまで作業しているようだった。現に、普段は騒音のため夜間は停止しているはずのマタドガスボイラーは煙を吐き続けている。  ムベはペラペラと書類をめくり、やらなければならないことを頭の中に書きだした。隠密でやるなら六日、なりふりかまわず最速でやれば四日といったところか。 「いつまでだ?」 「明々後日の朝まで。修正が必要ならその時間も確保せねばならん」 「…………。……………………昼の仕事は閉じるからな」 「悪いな」  悪いな、ではないが?  ムベは内心憤慨しながら、即行動に移した。まずはポケモン放牧場にいるポケモンの種類と総数の確認である。放っておけば捕獲狂(フリーク)、違った、捕獲の天才が勝手に数を増やしてしまう。捕獲した日付などは控えてあるとはいえ、置いておけば置いておくほど無駄な業務がでる。  それにしても、 (アルセウスが放牧場にいるのはどうやって説明する気なんじゃ……?)  他にもギラティナやらトルネロス・ボルトロス・ランドロス・ラブトロスやら、シンジュ団とコンゴウ団のシンオウさまもいる。彼らはムベの視線をうけて眠たげな眼(まなこ)をちらりと上げて、また閉じた。脅威ではないと判断されたらしい。

 内心ケッとなりながら、仕事を進める。最近のショウは大量発生狩りに目覚めたらしく、ヒスイゾロアークがニ十体もいた。うち一体が色違い。書類との相違なし。
 次は今まで逃がしたポケモンの数と、得られたがガンバリのいし類の数が合っているか。いしの使い先はどのポケモンか、そのポケモンのがんばレベルと実際に使用したいしの数、戦闘で得られた経験値、それから、それから……………

 という感じで微に入り細を穿つ情報を一つ一つ精査してきたのだ。建築隊の資材数の確認が終わったので残るは畑作隊のみ。期限である朝まであと四時間半。あたりはもっとも暗い時間だ。
 ムベは主人に内緒で育てている頭の冴える草を齧りながら急いだ。知られたら絶対に怒られる。
 キリっとした渋みを感じながら、穀物倉庫の前に立つ。見張りに挨拶する時間も惜しく、天窓から侵入した。音もなく着地すると埃といなほと藁の匂いがむっと漂う。
 さて米俵の数は、と夜目で見回した途端、カタリ。
 ムベは手元に苦無をすべらせ音にめがけて飛んだ。怪しげな影の首根っこをつかみ、脳天へと振り下ろす。
「んん?」
 寸前で逸らす。苦無は勢いあまって俵につきささり、米粒がいくらか転げ落ちた。
「おぬしショウではないか」
「し、し、死ぬっ」

 内心ケッとなりながら、仕事を進める。最近のショウは大量発生狩りに目覚めたらしく、ヒスイゾロアークがニ十体もいた。うち一体が色違い。書類との相違なし。  次は今まで逃がしたポケモンの数と、得られたがガンバリのいし類の数が合っているか。いしの使い先はどのポケモンか、そのポケモンのがんばレベルと実際に使用したいしの数、戦闘で得られた経験値、それから、それから……………  という感じで微に入り細を穿つ情報を一つ一つ精査してきたのだ。建築隊の資材数の確認が終わったので残るは畑作隊のみ。期限である朝まであと四時間半。あたりはもっとも暗い時間だ。  ムベは主人に内緒で育てている頭の冴える草を齧りながら急いだ。知られたら絶対に怒られる。  キリっとした渋みを感じながら、穀物倉庫の前に立つ。見張りに挨拶する時間も惜しく、天窓から侵入した。音もなく着地すると埃といなほと藁の匂いがむっと漂う。  さて米俵の数は、と夜目で見回した途端、カタリ。  ムベは手元に苦無をすべらせ音にめがけて飛んだ。怪しげな影の首根っこをつかみ、脳天へと振り下ろす。 「んん?」  寸前で逸らす。苦無は勢いあまって俵につきささり、米粒がいくらか転げ落ちた。 「おぬしショウではないか」 「し、し、死ぬっ」

ムベ中心レジェアルクリア後のない話 団長と主人公もいます 4/10 #新書ページメーカー

01.03.2026 23:53 — 👍 5    🔁 1    💬 1    📌 0
「何故ここにおる? まさかなんぞ企んでないだろうな」
「あのあのあのあの武器をしま、しまってえ」
「駄目じゃ。ポケモンを出されたら逃げられるかもしれん。答えろ」
「ひぃいいいい~~」

 がたがた震えて涙声のショウはしどろもどろに言った。
「手持ちポケモンのためのご飯が足りなくて、それで」
「配給はされているだろう」
「そそそそうなんですけど、手持ち入れ替えたりすると、時々足りないんです」
「シマボシや誰かに相談すればよかろうに」
「い、今までは外に出て食材とってればよかったんで、気にしてなくって。でもここしばらくあんまり外でてポケモン捕まえるなってシマボシ隊長が……」
「ほんで、足りなくなって盗みにきたわけか」
「盗みじゃないですよ! この時間に来たら分けてくれるって」
「誰に?」
 誰って、ショウが幼さの残る顔をポカンとさせた。長袖から出た指が扉を示す。
「そこの――」

 言い切る前に、扉がバン、と開いた。
「あれ? ムベさんにショウさんじゃないですか。物音がするんで、何かと思いましたよ」

「何故ここにおる? まさかなんぞ企んでないだろうな」 「あのあのあのあの武器をしま、しまってえ」 「駄目じゃ。ポケモンを出されたら逃げられるかもしれん。答えろ」 「ひぃいいいい~~」  がたがた震えて涙声のショウはしどろもどろに言った。 「手持ちポケモンのためのご飯が足りなくて、それで」 「配給はされているだろう」 「そそそそうなんですけど、手持ち入れ替えたりすると、時々足りないんです」 「シマボシや誰かに相談すればよかろうに」 「い、今までは外に出て食材とってればよかったんで、気にしてなくって。でもここしばらくあんまり外でてポケモン捕まえるなってシマボシ隊長が……」 「ほんで、足りなくなって盗みにきたわけか」 「盗みじゃないですよ! この時間に来たら分けてくれるって」 「誰に?」  誰って、ショウが幼さの残る顔をポカンとさせた。長袖から出た指が扉を示す。 「そこの――」  言い切る前に、扉がバン、と開いた。 「あれ? ムベさんにショウさんじゃないですか。物音がするんで、何かと思いましたよ」

 見張りの男が朗らかに笑った。横にはランプ型の見慣れないポケモンが揺れている。
 ムベはショウから手を放してゆっくり立ち上がった。
「ショウをここに招いたのはおまえだな」
 腰のボールに手を置く。相手は既にポケモンを出している。早さで勝てるか?
「ええ? なんのことです?」
「しらばっくれるな。米俵の数が報告と違う。何処に横流ししている」
「ムベさんどうしたんですか。数は複数人で数えたんですから間違えようが」
「数はな。だが凍結破損の報告があがっている分は何処だ? ここに『寒冷ニ依リ破袋損耗 五』と書いてあるが、廃棄場所に廃棄されてる様子もない、倉の俵に凍結の痕跡もない。三か月連続で五つ駄目にしてる。お粗末じゃの」
「………………」
 微笑んでいた男の顔が剣呑に変わっていく。ついていけてないらしいショウはムベの後ろでまだ腰を抜かしている。
「挙句の果てにショウへ罪をなすりつけようとは、アホもいいとこじゃ」
「わ、わたし!?」
 ショウが驚きの声をあげると同時に、浮遊するポケモンがあやしく光った。

 ムベは持っていた苦無をとっさに投げた、が、見張りはすばやく横に転がってよける。ムベも後退してわざを躱す。ぼわん。混乱をまねく光が逸

 見張りの男が朗らかに笑った。横にはランプ型の見慣れないポケモンが揺れている。  ムベはショウから手を放してゆっくり立ち上がった。 「ショウをここに招いたのはおまえだな」  腰のボールに手を置く。相手は既にポケモンを出している。早さで勝てるか? 「ええ? なんのことです?」 「しらばっくれるな。米俵の数が報告と違う。何処に横流ししている」 「ムベさんどうしたんですか。数は複数人で数えたんですから間違えようが」 「数はな。だが凍結破損の報告があがっている分は何処だ? ここに『寒冷ニ依リ破袋損耗 五』と書いてあるが、廃棄場所に廃棄されてる様子もない、倉の俵に凍結の痕跡もない。三か月連続で五つ駄目にしてる。お粗末じゃの」 「………………」  微笑んでいた男の顔が剣呑に変わっていく。ついていけてないらしいショウはムベの後ろでまだ腰を抜かしている。 「挙句の果てにショウへ罪をなすりつけようとは、アホもいいとこじゃ」 「わ、わたし!?」  ショウが驚きの声をあげると同時に、浮遊するポケモンがあやしく光った。  ムベは持っていた苦無をとっさに投げた、が、見張りはすばやく横に転がってよける。ムベも後退してわざを躱す。ぼわん。混乱をまねく光が逸

れて、俵に吸収された。ここは狭い。入口に近い奴のほうが自由に動ける。手探りでボールを投げつける。
「シャドークロウ!」
 言ってから、しまった、と思った。オオニューラの鋭い爪が敵のポケモンごと俵を引き裂く。中身が床にぶちまけられた。あとでデンボクに怒られる。どくタイプわざを使わなかっただけ褒めて欲しい。いやそれより、やつの親玉は誰だ。
 薬で冴えた頭に興奮で勢いよく血が巡り、思考が回転する。
 知らないポケモンを操るということは、違う地方からきている。ムベは仕込みの万力鎖を両手に構えた。捕縛する。地を蹴る。
「クソがぁぁ!!」
 運よくばつぐんを取れたらしく、ポケモンは一撃で沈んだ。敵はすかさずショウに向かって刃物を投げつける。弱いものから狙うは常道。ムベは鎖の重さを利用して空中で方向転換、ショウに当たる前に手甲で刃を叩き落とす。
 その隙に男は背をむけて走り出した。走りながら二体目を繰り出す。翼のある、ひこうタイプ。そらをとぶで逃げる気だ。今からジバコイルを出して間にあうか? いいや、このままわざを出す前に鎖を投げた方が、 

「レントラー! ワイルドボルト!」 

 稲妻がムベの真後ろから放たれた。頬あてが焦げる。灰色の羽が落ちる。敵の硬直した身体。

れて、俵に吸収された。ここは狭い。入口に近い奴のほうが自由に動ける。手探りでボールを投げつける。 「シャドークロウ!」  言ってから、しまった、と思った。オオニューラの鋭い爪が敵のポケモンごと俵を引き裂く。中身が床にぶちまけられた。あとでデンボクに怒られる。どくタイプわざを使わなかっただけ褒めて欲しい。いやそれより、やつの親玉は誰だ。  薬で冴えた頭に興奮で勢いよく血が巡り、思考が回転する。  知らないポケモンを操るということは、違う地方からきている。ムベは仕込みの万力鎖を両手に構えた。捕縛する。地を蹴る。 「クソがぁぁ!!」  運よくばつぐんを取れたらしく、ポケモンは一撃で沈んだ。敵はすかさずショウに向かって刃物を投げつける。弱いものから狙うは常道。ムベは鎖の重さを利用して空中で方向転換、ショウに当たる前に手甲で刃を叩き落とす。  その隙に男は背をむけて走り出した。走りながら二体目を繰り出す。翼のある、ひこうタイプ。そらをとぶで逃げる気だ。今からジバコイルを出して間にあうか? いいや、このままわざを出す前に鎖を投げた方が、  「レントラー! ワイルドボルト!」   稲妻がムベの真後ろから放たれた。頬あてが焦げる。灰色の羽が落ちる。敵の硬直した身体。

 今だ。


「二人ともご苦労だった」
「団長! わたし死ぬかと思ったんですど、なんだったんですか!?」
「いっつもポケモンのわざくらって回収されているのだから慣れてるだろう」
「人間同士の争いと一緒にしないでくださいよお~!」
 朝が来て、本部団長室。勝手に倉に入ったことをシマボシからこってり叱られたショウを連れてムベは主人へ事の顛末を報告した。
「すまんすまん。ナバナから確信はないが横領の内部犯がいるかもと内密に相談されてな。おそらく監査に来る人間の中に仲間がいるのだろう。その前にどうにか証拠をつかみたくてムベに調べてもらっていたのだ」
「へぇ、最近あっちこっちでムベさんが動いてたの、それだったんですね」
 はっきりいって、普通にやってあの仕事量を三日弱で終わらせるのは無理である。なのでムベは昼夜問わずコトブキムラ内を走りまわった。
 その姿をみて焦った男は、困っているショウに目を付けて、倉の俵の数があわない罪をなすりつけようとしたようだ。
「まったく。そうならそうと最初から言わんかい」
「先入観は邪魔になるかと思ってな」
「おかげでショウの口が二つになるところだった」
 げ、とショウが身構える。堂に入った、よい体

 今だ。 「二人ともご苦労だった」 「団長! わたし死ぬかと思ったんですど、なんだったんですか!?」 「いっつもポケモンのわざくらって回収されているのだから慣れてるだろう」 「人間同士の争いと一緒にしないでくださいよお~!」  朝が来て、本部団長室。勝手に倉に入ったことをシマボシからこってり叱られたショウを連れてムベは主人へ事の顛末を報告した。 「すまんすまん。ナバナから確信はないが横領の内部犯がいるかもと内密に相談されてな。おそらく監査に来る人間の中に仲間がいるのだろう。その前にどうにか証拠をつかみたくてムベに調べてもらっていたのだ」 「へぇ、最近あっちこっちでムベさんが動いてたの、それだったんですね」  はっきりいって、普通にやってあの仕事量を三日弱で終わらせるのは無理である。なのでムベは昼夜問わずコトブキムラ内を走りまわった。  その姿をみて焦った男は、困っているショウに目を付けて、倉の俵の数があわない罪をなすりつけようとしたようだ。 「まったく。そうならそうと最初から言わんかい」 「先入観は邪魔になるかと思ってな」 「おかげでショウの口が二つになるところだった」  げ、とショウが身構える。堂に入った、よい体

8/10

01.03.2026 23:53 — 👍 4    🔁 1    💬 1    📌 0
勢だ。
「何処に穴を開けるつもりだったんですか!? というか、いきなり襲わないでくださいよ。平和的に話し合いましょうよ!」
「不審人物は始めに制圧するのが常識だろうが」
「ひ~~~~ん」
「しかもおぬしは真夜中にのこのこ誘われて。危機感が足りんようだのう」
「え~~~~ん」

 いくら夜通しポケモン探索をするのが常とはいえ、今回のことに疑問を抱かなかったのは真によろしくない。ムベはしっかりその辺を詰めてから、ショウを帰した。
「……それで?」
 相変わらず書類に埋まっているデンボクはショウがいなくなると何とか保っていた威厳を崩して、どろんと濁った顔色でムベに尋ねた。これはたぶん四徹目くらいに入っている。ムベもだが。
「なんも吐かんの。だが、ラベン博士曰く持っているポケモンはカロス地方というところに住んでいるらしい。監査に来る人間にカロス出身はいるか?」
「むぅ……たしか、三人ほどいたか」
「もう少し絞り込む情報が欲しいところじゃ。探るか」
 忍者の仕事で最も多いのは敵方を探る間諜である。
「そうだな。監査団が到着したらすぐに頼む」
「よし」

勢だ。 「何処に穴を開けるつもりだったんですか!? というか、いきなり襲わないでくださいよ。平和的に話し合いましょうよ!」 「不審人物は始めに制圧するのが常識だろうが」 「ひ~~~~ん」 「しかもおぬしは真夜中にのこのこ誘われて。危機感が足りんようだのう」 「え~~~~ん」  いくら夜通しポケモン探索をするのが常とはいえ、今回のことに疑問を抱かなかったのは真によろしくない。ムベはしっかりその辺を詰めてから、ショウを帰した。 「……それで?」  相変わらず書類に埋まっているデンボクはショウがいなくなると何とか保っていた威厳を崩して、どろんと濁った顔色でムベに尋ねた。これはたぶん四徹目くらいに入っている。ムベもだが。 「なんも吐かんの。だが、ラベン博士曰く持っているポケモンはカロス地方というところに住んでいるらしい。監査に来る人間にカロス出身はいるか?」 「むぅ……たしか、三人ほどいたか」 「もう少し絞り込む情報が欲しいところじゃ。探るか」  忍者の仕事で最も多いのは敵方を探る間諜である。 「そうだな。監査団が到着したらすぐに頼む」 「よし」

 ムベは頷いて、ちくりとした痛みを感じ、焼けた頬当てをむしり取った。あんなスレスレでわざを放つショウがよくも「平和的に」なんて言ったものだ。
「怪我したんか」
「かすり傷じゃ。おぬしのほうがよっぽど酷い顔じゃから安心せい」
 苦笑しつつ、おきっぱなしの急須を新しいものと取り換えてやる。
「おお、すまんな。助かる」
「拙者は流石に疲れたから今日は休ませてもらおう」
 伸ばしていた背を曲げて、よぼよぼの姿になる。今日は特に指定もないので、本部の正面玄関から帰ることにした。

 階段を下りている途中で、小さくゴト、と何かが落ちる音がした。
 きっと、ムベが内緒で育てている眠くなる薬が、効果を発揮したのだろう。
 これも仕事だ。

 ムベは頷いて、ちくりとした痛みを感じ、焼けた頬当てをむしり取った。あんなスレスレでわざを放つショウがよくも「平和的に」なんて言ったものだ。 「怪我したんか」 「かすり傷じゃ。おぬしのほうがよっぽど酷い顔じゃから安心せい」  苦笑しつつ、おきっぱなしの急須を新しいものと取り換えてやる。 「おお、すまんな。助かる」 「拙者は流石に疲れたから今日は休ませてもらおう」  伸ばしていた背を曲げて、よぼよぼの姿になる。今日は特に指定もないので、本部の正面玄関から帰ることにした。  階段を下りている途中で、小さくゴト、と何かが落ちる音がした。  きっと、ムベが内緒で育てている眠くなる薬が、効果を発揮したのだろう。  これも仕事だ。

10/10

01.03.2026 23:53 — 👍 4    🔁 1    💬 0    📌 0

徹夜って精神力というか、それを期日までに終わらせなければならない責任感で耐えてるみたいなとこあるから、当たってる仕事に本気かどうかじゃ測れないとこある 個人的な経験上、二徹目が一番身体に負荷感じて、頭が冴えてても明らかに身体が重くなる 三徹目入る頃には少し楽になるんだけど、そのタイミングで終われる兆しがあると耐えられないくらい眠気が来る 仮眠が頭を過る時は大体終わる目処が立ってて、最悪朝起きてからでも終われると思ってるから睡魔に負ける

01.03.2026 18:21 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

自分のキャパを認識した上で、出来る出来ないの枠超えて“出来んこともない”って仕事を受ける店主良良良 ちゃんと形振り構わず仕事し切るのも良い 度々団長に怒られることを意識するシノビ無限に味する 萌が止まらん どれくらいの気持ちで”怒られる“と思ってるのか量れないけど、怒られるだけで済むと思ってそうなの激烈にかわいい 太平の世

01.03.2026 16:40 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

この時間にRPするのは人類に良くないかもしれん

01.03.2026 16:24 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

1から10までずっとかわいい

01.03.2026 16:23 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

読んで人類

01.03.2026 16:23 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

あわわ

01.03.2026 16:23 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

そういえば14日にInBody測定あるし月初めだからちゃんと筋トレ再開するかと思ってた3月1日、残り20分

01.03.2026 14:38 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

普段の一般人装い演技見るに、村人やギンガ団員に素性隠しながら犯人を検挙するのチョット無理がある…でも命を落とす危険すらある村外に出ていく老人を見て疑問を抱くだけで済むレベルの村人の関心力ならあるいは…検挙だと公な扱いになるから罪状付きで本土へ送還して内内で手続きするくらいならいけるのでは…団長から実力行使は止められてるけど、共犯者を吐かせるのに暴をチラつかせて犯人に一切の他言無用を強いてる店主は見たい 虚仮威しと捉えられて調子付かないように、毎日研いでるから軽く触れるだけでもよく切れるぞって手の平の薄皮一枚くらいは削いでてほしい 手の平の傷はあらゆる仕事に支障が出るので一文字入れるだけでも良い

01.03.2026 11:09 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

与太話過ぎる

01.03.2026 10:57 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

えっ!?当初はただの食事処だったのが、ムラに人が増えるにつれて屋号があった方が良いだろうとなり、平時と比べて緊張状態が解れやすくなる食事中に口が滑らかになった客から、隠語を交えた悪事を企てる会話をしているのを耳にした店主が、不心得者の身柄を取り押さえて共犯者を芋づる式に検挙したことに由来して店の名にもなったイモヅル亭の話!?

01.03.2026 10:56 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0

バレンタインにかこつけて大量に買ったチョコをちまちま食べてるけどゴンチャロフやっぱ美味い チョコレートに求めてる味がする

01.03.2026 07:08 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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爆裂に寝た 今日のミュウ写り込みはエンテイだった

01.03.2026 00:48 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

今日1つ仕事を終わらせる 終わらせたい 確実に 頑張っていきましょう

28.02.2026 00:00 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

ZA出たばっかじゃんという気持ちと、あれはレジェンズだからSVから考えると順当という気持ちもある ウェーブ買います

27.02.2026 14:25 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0

新世代早い 置いて行かないでいただけると嬉しい

27.02.2026 14:23 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

情報が多い

27.02.2026 14:21 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

かなりどう森と思ってたらマイクラだった

27.02.2026 14:20 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

ぽこあ プリンちゃん 歌ってる

27.02.2026 14:17 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

ぽこあも予約してたの忘れてたな ゲームをする私が足りない

27.02.2026 14:16 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

メガサザンドラ出してくれてええんやで

27.02.2026 14:16 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0