伝書鳩に伝書鳩を咥えさせる。
五千回繰り返すことによって、世界で一番長い線形の伝書鳩を作ろう。
そのうち機能代替みたいに、先端の数匹が、クチバシによく似た機能を持ち出すみたい。
@trolm.bsky.social
人間ではなく 黒めな粘性
伝書鳩に伝書鳩を咥えさせる。
五千回繰り返すことによって、世界で一番長い線形の伝書鳩を作ろう。
そのうち機能代替みたいに、先端の数匹が、クチバシによく似た機能を持ち出すみたい。
俺たちは昔、本当は月が変わるのにも、今の何倍も悲しい気持ちでピギャアピギャアと泣き叫ぶような生き物だったんだけど、今となっては毎月の境目に、つごもり虫が石畳の下で、俺たちのかわりに本当に悲しい声でたくさん泣いてくれるから、そんなに苦しまずにすんでいるんだ。しかも、その声は人には聞こえないような周波数だから、まったく経済的な虫だよな。
これでお父さんのお話はおしまいだ。さあいい子だからもうおやすみ。
そういった2月の終わりを、つごもり虫はまた聞こえない声で悲痛に嘆いているのだった。
ひとつの大きな文化の塔からだんだん人々が離散して、小さな島に移住しはじめ、文化は穏やかに閉じていく。そのうちそれぞれの閉じた島から文通のように、別の島の様子が流れてくるようになるのかもしれない。そうしたら、仮想世界の中にも海があることの証明になるんじゃないか?0と1で構成されていても海は広くて大きい!
08.02.2024 16:07 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0悪人になろうと思ってなるべく極悪にふるまった。痛む心を押さえつけてゴミを道端に捨て、洗剤をアスファルトに過剰にぶちまけて、虹色になるさまを楽しんだりしたものだ。だけど3回目の悪人講習会に行ったとき、教壇の後ろから鉄の槍を3つ付けたトラックが突っ込んできて、その辺を血の海に変えた後に悠々と教室を突っ切って後ろの国道に走っていったのを見て(ただショートカットをしただけで、殺す気すらなかったのだ)、失われた両足と左薬指の痛みよりももっと甚大な喪失感に襲われて、その場で三日三晩泣き続けた。その後住職になった。
08.02.2024 16:03 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0