Luca

7

「私はスーザン。黒髪が美しく品がある誰が見てもパーフェクトな公爵令嬢」
はっと嘲笑のような声が聞こえる。目の前の美しすぎる令嬢(＝スーザン)から。
とりあえず続けた。
「貴女はルーシーで合ってるかしら？　光が当たった箒のような髪、品のない姿勢、ちょっと足りない頭の」
「失礼ね！　学園どこを探しても見当たらない美少女であるルーシーたんをよくまあその貧相な語彙でけなせたもんね！」
銀髪だったはずの彼女が私の顔で怒ってみせる。
自分で確認することはなかったけれど怒った顔も麗しいわね、私。

この話は一次創作同人誌『世界の終わりの御伽噺』の登場人物
主人公のルームメイトのナータンというキャラが学校の同人サークルで書いて学祭に出す同人誌設定で書かれてる話。
このため登場人物は彼の周りの人の名前をもじって使ってる。

6

引っ張られたのは音楽室。ルーシーが好んで歌の練習してたから他の生徒は寄りつかない。
「「ちょっと！」」
同時に声を荒げた。
「ルーシーたんって何？！　私の顔で気持ちが悪い」
「貴女こそ！」
それ以上お互い言葉も出せずに口だけパクパクする。

「待って、整理しましょう」

5

本気で変な声出た。
待って待って、私はスーザン。
言葉を発するために息を吸い込む。奥に立っている黒髪の美しい美少女がこれもまた惚けた顔で立っていた。
艶めく黒髪は夜の女神。深い森の色した瞳はそれだけで森林浴。
「って私？！」
向こうも気づいたらしく私のところにツカツカと歩み寄る。
「ルーシーたん、ちょっとお話があるのですけれど。貴女たち、二人で話すから待っていて」

4

「ちょっと、ルーシーさん。貴女またアルさまに話しかけていたでしょう？」
ちょっと待って……終わったんじゃなかったの？
そう言えばあの女の処刑後どんな人生だったっけ……。
「聞いていらっしゃるかしら？」
顔を上げる。
いつもの私の取り巻きがいた。
「あら、身分が低い方は表情にも品がないのね」
へ？

プロローグ
1-3

このサポートされてないやつじゃなく、新しいのでもこうなったらフィードバック送っとく

読み返すことができないから同じ文言入れちまうのと、
何行か下に行くと打ち込みが見えなくなるのが今のとこの難点だな(iPhoneX)
機種変した時再確認だ
あと清書するときがあれば直そう

Blueskyの始め方 - Bluesky #始め方 #関連ツール #入門 #はじめて ようこそ、Blueskyへ！（2023/05/14版） ＊Blueskyって何ですか？ データを個人で所有でき、サーバーをいつでも好き�...

Blueskyに来た人はやはりこれはいっぺん読んだほうが良いと思うんだ。はじめるに当たってまずこれだけは押さえとけ、という大事なことが書いてあって、先に読んでおいて助かったので。

Blueskyの始め方 https://scrapbox.io/Bluesky/Bluesky%E3%81%AE%E5%A7%8B%E3%82%81%E6%96%B9

お顔のお鼻の付け根のところが模様

3

嫌な音が響く。
ああ、こんな音だったのね。覚えてないのか聞こえなかったのか、前回の音を遠くに感じた。

そう、この後は私が幸せになっていくの。
さようなら、ルーシー。

2

本当に私は愚かだったわ。
あの演技に翻弄されて、前は散々だった。
笑う私を安堵の表情を浮かべたのだと捉えたのか婚約者の王子、アルバートが肩を抱く。
「もう安心していい」
「ええ」

目が合った。
きっと前は私があの目をしていたわ。
何かを言おうとする彼女に向かって私はゆっくり口だけ動かしたの。

［ザ　マ　ァ］

1
『ザマァ×ザマァの冒険譚
ｷﾉｳ ｷｮｳ ﾊﾞﾃﾞｨ
前世の敵は今世の友

〜女の友情はハムより薄い？！』

この音が怖かった。
ゴーンゴーンと最期(おわり)を告げる鐘の音。いつもより重みのある暑い雲はまるで刃を全力で押してるよう。

「これから偽聖女ルーシー・オフィーリアの処刑を行う」
冷たく響く声。
「ルーシーは魔力の強い公爵令嬢スーザン・ステラーレを妬み、低い身分にもかかわらず公爵家を陥れようとした」
何か言うことは？という言葉にルーシーは顔を上げる。

ああ、ようやくね。
その目、きっと私も同じ目をしていたわ。

この子は1000g超えてます。

世界中のハリネズミさんが幸福であるように。

ハリネズミ🦔
下手くそ写真選手権