成績が伸びる人は「伸びるようなことをやったから伸びる」のであって,何も積み上げていないのに魔法のように勝手に伸びることはありません.また,受験では高3生も浪人生も関係なく勝負することになります.高3生は浪人生に比べてまだ全範囲の履修が終わっていないことが多く演習になかなか入れず,演習量で力負けしがちです.意識的に習った範囲についてはどんどん演習をやっていきましょう.
17.07.2024 18:29 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0@rat911.bsky.social
化学科講師。甲種危険物取扱者(乙種全類取得)・3級色彩コーディネーター・社会人大学生。現所属生徒へのフォロー返しや返信はできないので校舎で質問お願いします。
成績が伸びる人は「伸びるようなことをやったから伸びる」のであって,何も積み上げていないのに魔法のように勝手に伸びることはありません.また,受験では高3生も浪人生も関係なく勝負することになります.高3生は浪人生に比べてまだ全範囲の履修が終わっていないことが多く演習になかなか入れず,演習量で力負けしがちです.意識的に習った範囲についてはどんどん演習をやっていきましょう.
17.07.2024 18:29 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0人によって差はあると思いますが,やはり習得に時間がかかるのはまず理論化学.これが8月末時点で問題が全然解けてない状態というのは非常にまずい.あと
【浪人生へ】
高3生がまだ本気モードになっていない1学期の模試で良い結果が出たからといって「めっちゃ伸びてる!難関大狙えるかも!」と安易に難しい問題集に手を出さないように.まず基礎~標準の典型問題を固めてください.何なら前年秋の模試を引っ張り出して解き直し,その点数から実力を測ってみてください.
【高3生へ】
よく「現役生は秋に伸びる」と言われますが,「放っておいても勝手に伸びる」ことはあり得ません.続く
極端な話,復習ノートなどまとめなくても問題さえ解ければ大学入試は突破できる.言い換えると,どんなに何十冊も綺麗なまとめノートを作っても問題が解けなければ受験は受からない.
7月,8月は勝負の夏と言われますが,とにかく1学期に習った理論化学を確実に定着させるために演習をガッツリやってください.手持ちの問題集についてはどの問題も即解けて,人に説明して納得させられるくらいに完成度を上げておく.典型問題は確実にマスターしましょう.無機・有機は難しい問題はまだ対応できなくても基礎~標準レベルまで問題が解ければOK.
8月が終わった時点で「気づいたら演習全然できてない」は絶対避けましょう.
復習・演習・復習・演習…です!6月末までに習ったことを,6月末までにどれだけ高い完成度で習得できているか.「当たり前のことが当たり前にできている」ということが非常に大切.地味だけど,ものすごく大切.
16.06.2024 15:57 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0当たり前と言われればそれまでかもしれませんが,本来なら2~3年かけてやる化学を10カ月のカリキュラムでやりきるわけです.きつくないはずがない.でも言い換えれば10カ月で済むんです.自分の持っている集中力をこの1年に全投入してください.「だらだらしている」「ボーっとしている」勉強の仕方では受かるどころか全範囲の履修も厳しくなります.1日1日を全力で駆け抜けましょう.
16.06.2024 15:56 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0あとは,まだ授業で習っていないところは気にしなくて良いので,「習った範囲に関しては復習し,演習をやり込み,完成度を極限まで上げていく」ことをやっていきましょう.未習の範囲を自分で0から予習していくのは時間ばかりかかり得られるものはそう多くない.(それができてしまう人もいるが,みんながみんなそうではない)模試を受けたときは,例え未習範囲はできていなくても「習って復習・演習を積んだ範囲ができていればOK」と考えること.そんなに一気に成績は伸びるものではないので,戦力になる分野を1つ1つ地道に増やしていけばいいだけ.焦らないこと!
09.05.2024 09:04 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0受験業界では「5月9月」なる言葉があったりする.気持ちが切れて受験から離脱してしまう受験生がでがちな時期.4月スタートはやる気があったが,だんだんばててきてゴールデンウィーク後に気持ちが切れてしまうパターン.ここでグッと堪えてモチベーションを通常モードに戻していけるかが大切.モチベーションは「高める」のではなく「平時をキープ」すること.勉強をすることが特別なことではなく,黙々と生活の一部として続けていくこと.無理にやりすぎると反動があるので,できる範囲で,しかし「続ける」ことが1番大事.
09.05.2024 09:01 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0「努力できるのも才能」という言葉を真に受け努力しないことの免罪符にしてはいけません。もちろん人によって差はありますが自分なりの精いっぱいの努力をすればいいのです。
08.05.2024 07:16 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0⑩受験の成否は「本気になれるかどうか」
受験の成否を決めるのは「本気になれるかどうか」です。勉強をすべてに優先して本気でのめり込めるかどうか。才能やセンスに個人差があることは確かです。しかし抜群のセンスがあるのに、本気になれず結果を出せない受験生もいれば、やや人より理解は遅くても、本気で食らいつき努力し、最後には大きな成果を上げる受験生もいます。才能やセンスは二の次。成功か失敗か、それは本気になれるかどうかです。気合いだけで受験は受かりませんが、受かる受験生はたいてい気合いが入っています。
近年、スマホが便利になるほど「もうちょっと集中して勉強していればもう1つ2つ上の大学に行けたのに」という受験生を目にするようになりました。「授業中は寝ていて、休み時間になったらスマホを取り出し、授業が始まったらまた寝る…」を繰り返すようになったら受験生としておしまいです。スマホはうまく使いこなしコントロールするものです。スマホにコントロールされることがないようにしてください。
(スマホをどうするかはご家庭で決めることなので、もちろん私がどうこう言う権利はありません。ただ、受験の年は受験を最優先にしてほしいと思います)
⑨スマホの使い方は合否に影響を与える
スマホは非常に便利ですが、この便利すぎるゆえにスマホにコントロールされてしまうような受験生が近年見られます。当然、勉強に対する集中力がそのたびにブツブツ切られるので成績アップは厳しくなります。
以前の生徒で「親に『お前にスマホを持たせたら絶対受験失敗する』と受験の年だけはとガラケーにされたんですよ」という生徒がいました。私個人はそのくらいやっても良いと思います。彼は見事に合格していきましたが「スマホのままだったらやばかった。親には感謝してる」と言っていました。
⑧定規を使わないように!
これは意外に思われるかもしれません。「定規を使ってきれいにノートをまとめたい」という気持ちはわからなくもないんですが、定規を使わず、フリーハンドでもある程度早く正確に図や表を書けることも重要な実力。受験本番は制限時間があるため「速さは力」です。普段からスピードを意識した筆記を心がけようとすると必然的に定規は不要となります。第一、受験では定規の使用が禁止されているので、本番で禁止されている定規の使用を普段から習慣化してしまうことは良い事とは思えません。
手持ちの問題集の演習問題を確実に解けるようにしておきましょう。そこまでやりきれば、模試でも受験でもかなり戦えるようになります。また、不合格になる大きな原因に「英数の軽視」があります。どんなに化学ができても英数が弱いと厳しいです。ほぼすべての大学で英数の配点は化学より大きく、「英数の不得意を得意の化学で埋める」には限度があります。英数ができるうえで化学ができれば鬼に金棒ですが、金棒だけあってもどうにもなりません。英数という「鬼」がいるから、その上で化学という「金棒」が威力を発揮します。化学という金棒を存分に振う鬼(英数強者)になりましょう。
08.05.2024 07:14 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0⑦不合格になる理由は…?
なぜ不合格になるのか?それは「難しい問題が解けなかったから」ではなく「基礎~標準の解くべき問題で点数を稼げなかったから」というケースが大半。だいたいの大学は、基礎~標準の解くべき問題をしっかり解けば合格ラインに乗るようにできています。難しい問題は、自分が解けなくても周りのライバルたちも解けないので大きな差はつきません。もちろん難しい問題に挑戦することは大切ですが、この10カ月で皆さんに一番力を入れて欲しいことは
「基礎~標準の、解くべき典型問題を確実に解けるようになる」という一見地味、しかし一番大切なことです。
⑥完璧主義に陥らないこと
「100%理解するまで問題演習に入りたくない」という受験生が結構います。気持ちは分かりますが、できる受験生でもどこかに抜け穴はあったりするものです。100%にこだわりすぎると、最終的にろくに問題演習ができないまま受験に突入します。「授業内容をしっかり理解し、ざっくり全体像をつかんだら問題演習に入り、あとは演習の中で知識の抜けを埋め、理解に修正をかけていく」くらいのつもりの方が良いです。受験直前になって「時間がない!演習全然やってない!」「過去問演習間に合わない!」とならないようにしましょう。(ただ、過去問演習のスタート時期は早ければ良いというわけではないので注意)
もし実際に「書くのが遅い」のであれば、少しずつでもスピードを上げることを意識してください。近年の入試は(特に共通テスト)処理速度を要求するような出題をする傾向が強いため、「解ける」だけではなく「速く解ける」必要があります。自分のペースより一段ペースアップすることを意識して授業を受けてください。(でも最初は正確性を追ってください。スピードはその次)
08.05.2024 07:11 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0また「板書がある程度書かれるまで寝ていて(あるいはボーっとしていて)板書がたまってきたら話を聞かずにひたすら写す」受験生をたまに見ますが、このスタイルはまず伸びないと思ってください。また、そのため延々と板書を写しているのを指摘すると「僕は書くのが遅いので…」と言われることがあります。しかし、それは「書くのが遅いのではなく書き出すのが遅い」ケースがほとんどであるような気がします。もし「すべて板書を書き終わっていないのに板書が消されてしまう」ことがあれば「消すのが早い」のではなく「書くのが遅い」と認識してください。とにかく授業中は気を抜かず集中すること。
08.05.2024 07:11 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0正確に理解できていないと、演習でミスが出続けたり変な癖がついてしまいます。理解できているつもりでも意外に怪しい事があります。例えば以下の文に違和感を感じることができますか?
「気体1molは22.4Lである」
「原子において、電子は内側の電子殻から埋まっていく」
「プロパン(C3H8)が燃焼すると二酸化炭素(CO2)が発生する」
一見正しそうな文ですが、難関大はこういうところを突っ込んできます。
⑤「板書さえ写せば、プリントさえもらえばOK」という意識を捨てよ
授業の意義を理解しましょう。授業は「話をきちんと聞いて理解し、授業後の演習につなげること」です。板書だけ写せば成績が上がるわけではありません。(「板書するな」というわけではなく「板書を写すことに夢中になり話を聞けていない」状態になることを避けましょうということ。)重要なことは授業内で配布している解説プリントに記載してあるので、板書をすべて写そうとすることにこだわらないでください。重要度としては
①授業を聞いて理解する
②その上で必要なことをメモする です。
そうするとある程度伸びてきますが、量だけでやっているとどこかで壁にぶつかります。そこで、今までやってきた内容や志望大・自身の性格などを分析してその壁を破る策を考えます。(考えるときは講師に相談するのもあり。そこは頼って下さい)それが「質」です。ろくに量をこなさず、何も自分についての実力もデータもないのに、要するに「分析対象がない」のに「質」の論じようもないわけです。
08.05.2024 07:08 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0④勉強は質と量どっち?問題
勉強は「質より量ですか?量より質ですか?」と聞かれることがありますが「両方大事」です。ただし優先順位があり、「まず量、次に質」だと思って下さい。乱暴な言い方をすると「よほど見当違いなことをしていない限り、偏差値55~60くらいまでは量で到達」します。(もちろん量だけでどこまで到達するかは人により差はありますが)まず「覚えろ」と言われた知識を確実に覚え、基礎~標準レベルの典型問題を解けるようにしてください。「ここは理解しよう」と言われたところはしっかり理解しましょう。(分からないところは質問で解消)
③必ず問題演習をすること
授業に出ている、ノートも取っている、復習もしている。けれど成績が伸びないという事例がよくあります。復習したあと、必ず問題演習をしてください。「勉強は問題演習までやって初めて勉強。演習しなければ学習効果は半減以下」です。「自分ひとりの力で問題を解き解答までたどり着く」トレーニングが演習。でもこれって「模試や入試でできなければいけないこと」ですよね?結局、普段の演習ができていない受験生が本番でできるはずがない、ということです。「理解できたので演習はしなくても大丈夫だと思った」という受験生がいますが、わかることとできることは別物です。
時々、
「勉強は面白いもののはず」→「面白さを感じられない」→「勉強をやめてしまう」
の流れに陥る人がいますが、面白さを感じられるのはある程度実力がついてきてからの話です。そこまではむしろ我慢・忍耐を必要とする場面が多く、これを乗り切れるかが成績上昇・不振の分かれ目になります。
②授業を簡単に休まないこと
本来高校の2~3年かけて学ぶ化学基礎と化学を4月から11月までの8カ月で履修するので、1回の授業でかなり進みます。2~3回連続で休んだら浦島太郎状態になります。受験に関わらず、ものごとを為す最大の鍵は「継続」です。成績は簡単に上がるものではありません。春も夏も秋も冬も、我慢して継続して勉強することが最も大切です。「春はやる気があったけど、夏前には飽きてしまい失速」とならないようにしましょう。合格の条件は継続です。
①生活リズムを確立しよう
高校生は学校があるので極端に生活リズムが乱れることはありませんが、高卒生は全て自己管理。昼夜逆転の不規則な生活にならないこと。「毎朝起きて9時前には教室(自習室)に入り勉強、夜は睡眠をきちんととる」ことを心がけましょう。高校生は学校や部活で忙しい中、いかに受験対策の時間を確保するかが大切になります。予備校のカリキュラムでコンスタントに受験対策を積み重ねていきましょう。
年度の最初に配る「合格10カ条」
以下,こちらにも書いていきます.自分の経験則ですが,だいたい伸びない生徒はどれか該当していることが多い.予備校は入学すれば勝手に成績が上がっていくわけではありません.上がることをしなければ上がりません.受験がそんな簡単にいくならみんな苦労していません.少子化だろうが大学全入時代と言われようが,人気大学は依然として激戦です.欲しい未来があるならその対価「継続・努力」を惜しまずつぎ込むことが必要です.
受験の1年は(1年もないけど)長いようで短い。一度やった内容を忘れてもう一度…は効率が悪いので、一度やった内容は一気に復習→演習→定着まで、受験レベルまで引き上げてしまおう。
ということを今の春期講習で言っている。内容的に有機化学をやっているので、異性体を練習して、基本反応覚えて、構造決定まである程度できるようにしておきたい。模試で頼れる得点限になってくれるので自信がつく。
特にこの3月まで高校生だった人は「演習量が不足していて、十分演習を積めないうちに受験期に突入してしまった」という人が結構多いと思います。学校の進度が遅く、カリキュラムが終わって「さあ受験に向けて演習だ」という頃にはすでに受験直前…というのはよくあります。「わかる」と「できる」は違います。授業で習った内容は、頭に残っているうちに演習を積んで、その分野だけなら今すぐ模試や受験でも戦えるというレベルまで引き上げてしまいましょう。
02.04.2024 03:25 — 👍 1 🔁 1 💬 0 📌 0新年度が始まり、浪人スタートという人もいるかと思います。重要なのは「同じ失敗を繰り返さない」こと。現役で失敗してもう1年、という人は「なぜこうなったか」をしっかり分析しましょう。予備校の「合格体験記」なども配布された人もいるかもしれませんが、正直、合格体験記よりも不合格体験記の方が参考になったりします。成功事例が当てはまるかは人によりますが、「これをやったら失敗する」というのは大体の人に共通する普遍的なことだったりするからです。
02.04.2024 03:23 — 👍 2 🔁 1 💬 0 📌 0これは浪人生も気をつけなきゃいけない。浪人して1回目の模試はすげー良い数値が出るのよ。現役生がまだ全範囲終わってないし演習・模試慣れしてないし。その「良すぎた結果」を心の拠り所として油断につながってしまう。そして模試をこなすとともに成績がジリジリ下がり現実逃避してしまう。初回はいい結果が出て当たり前!自らをそこで引き締められるかどうかは合否さえ左右し得る。
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