『大樹館の幻想/乙一』読了📚
幻想的なだけでなく、推理も楽しみながら読めた。
SF要素もあり、与えられる情報が増えていくに連れ面白く、引き込まれる。
本筋の推理以外にも、こことここが繋がっていたのか!という事実が後半盛りだくさんだった。
一番ぼかすが、特に驚いたのがこの二文。
「当時七歳の○○に不義の子であることを告げた。」
「私が子どもを産んだとしても○○様は無関係である。」
特に後者は新たな謎を生んで幕を閉じたので、読み返したくなる。
それでもやっぱりGOTHが好き♡
@hana614m.bsky.social
育児の合間に始めた読書の記録📚 #読書垢 中の人はアニメ好き
『大樹館の幻想/乙一』読了📚
幻想的なだけでなく、推理も楽しみながら読めた。
SF要素もあり、与えられる情報が増えていくに連れ面白く、引き込まれる。
本筋の推理以外にも、こことここが繋がっていたのか!という事実が後半盛りだくさんだった。
一番ぼかすが、特に驚いたのがこの二文。
「当時七歳の○○に不義の子であることを告げた。」
「私が子どもを産んだとしても○○様は無関係である。」
特に後者は新たな謎を生んで幕を閉じたので、読み返したくなる。
それでもやっぱりGOTHが好き♡
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24.09.2024 14:03 — 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0『いけないⅡ/道尾秀介』読了📚
1作目が面白かったので読むことに。
慣れたのか、1作目よりも自分で謎の答えに近づけた気がする。
それでも作中で答え合わせができないので、読者の考察をネットで調べて納得。
自力では読みきれない部分までわかって面白かった。
図書館で借りて仕事と育児の合間に読んでるから、何度も読み返すのが時間的に難しいけど、改めて読んだらまた違った感じ方をするんだろうなと思う。
個人的には1作目の方が好みかな。
『青い煮凝り/エドワード・ゴーリー』読了📚
きっかけは何だったか、大学生の頃に好きになった絵本作家の最新の翻訳本。
不気味な雰囲気を持つ絵と独特な文章が魅力の、大人の絵本である。
これは話の内容を掘り下げるよりも世界観に浸るのが楽しみ方だと思った。
実際、巻末の訳者あとがきの中に『この本に関し作者ゴーリーは、「わたしにしか分からない冗談がぎっしり詰まっている」と述べている』『なので訳者に「これはですね……」といった明快な解説を求められても困る』とあり、理解する方が無理なのだ。
『成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈』読了📚
読みたい本ってどうやって探すんだっけ?と思った日に本屋大賞が発表されたので大賞受賞作を選んでみた。
"成瀬あかり"の周りで起こる日常「成瀬あかり史」が全6編で構成された連作短編集。
普段、世界観や設定を理解しながら読むファンタジーや、情報を整理しながら読むミステリーが多いためか、馴染みのないジャンルだった。
日常の話であること、短編であることから、大きな事件も冒険もない。
2作目もあるようだけど、読むか悩むほどに好みではなかった。
受賞理由を知りたいが、漫画版が出たり、コラボイベントがあったりするから、ただ自分にハマらなかっただけなのだろう。
【好きな作品】
エミリー・ロッダ「デルトラ・クエスト」
ダレン・シャン「ダレン・シャン」
カイ・マイヤー「七つの封印」
ステファニー・メイヤー「トワイライト」
綾辻行人「眼球綺譚」「Another」
道尾秀介「向日葵の咲かない夏」「ラットマン」
乙一「GOTH」「SEVEN ROOMS」
辻村深月「オーダーメイド殺人クラブ」
谷崎潤一郎「富美子の足」
田山花袋「少女病」「蒲団」
江戸川乱歩「人間椅子」
坂口安吾「夜長姫と耳男」
#読書 #読書記録 #読書好きな人と繋がりたい
「いけない/道尾秀介」読了📚
3つの章で、同じ地域で起こる異なるの人物・事件・謎が描かれている。
各章の最後のページには写真があり、謎を解く手がかりとなっていて面白い。
そして、最終章ではそれぞれの章に出てきた人物が巡り会う…
一度読んだ感想としては、何となくわかったような…?とすっきりしきれない感
きっと私が気づいてないトリックやヒントがもっと仕掛けられているんだろうなと思い考察を読んでみると、案の定「なるほど!!」の嵐だった。
「同じ一読者なのに、ここまで理解できてすごい…まさにこれが正解じゃん…」と思ったし、これだけ考察し甲斐のある作品を書く作者もすごい…
理解した上でもう一度読みたい。
『きこえる/道尾秀介』読了📚
気になってた小説。やっと読めた(聴けた)。
読書と言っていいのかわからない新感覚。
短編のミステリーだから、序盤から不穏な空気や伏線が散りばめられていてテンポが良かった。
一読しただけでは推察だけでスッキリしなくて、最後の音声を聴いて真相に気づいて、ネットで考察を読んで納得する。
長編にもこの技法を落とし込めたら読み応えがありそうだなと思った。
賢くないけど憎めない心優しい第三話「セミ」の聖矢くん、したたかな第四話「ハリガネムシ」の高垣紗耶がお気に入り。
最終話「死者の耳」はいくつかの考察でも言われてたように、ちょっとずるいね。笑
『Another2001/綾辻行人』読了📚
こちらも積読本となっていた書籍。
『Another』から3年後の話。
夜見北の三年三組がまた訳あって「災厄」に見舞われるも、何とか無事に「死者を死に還す」ことに成功。
しかし、この時点で残りの頁数はまだ4割もある。
後日談を語るには頁数が多い。
読み進めていくうちに、帯にある「最凶の<災厄>」の意味を知る。
鈍器と呼ばれた長編だったが、面白くてするすると読めた。
『Another』の登場人物が様々な形で登場したのも嬉しい。
続編が楽しみである。
誤:触れたたき
正:触れたとき
『かがみの孤城 下/辻村深月』読了📚
映画は限られた時間内で良くまとめられていたと思うけれど、後半かけ足のように感じた部分が、小説では丁寧に描かれていて、特に結末が映画よりストンと落ちた。
映画では想像するしかなかったところが、文字で明確に示されて理解できたためだろう。
それぞれが抱えているものにこころが触れたたき、オオカミさまの正体をリオンが明かすとき、これらの描写によって各登場人物の人物像がより鮮明になったと思う。
また、違う時代から来ていることにこころが気付いていく過程の描写で、徐々に城の仕組みが解明されていく様がページを捲る手を進めさせた。
『かがみの孤城 上/辻村深月』読了📚
本屋大賞を受賞した2018年に気になって、文庫化した2021年に購入したのは良いが、それきり積読本となって本棚に眠っていた。
先日金ローで映画が放送されたのをきっかけに読むことに。
読書自体が久しぶりで読み切れるか心配だったけど、先に映像で見たのと、読みやすい文章で、育児の合間にすらすら読めた。
辻村深月先生の著書は、10代の心理描写がとても上手いのが特徴のひとつだと思う。
大学生時代に読んだ『オーダーメイド殺人クラブ』も、子供の頃の心情を思い出すようで好きだった。
この作品も自分が中学生の時に読んでいたら、今読む以上にハマっていだろう。