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模型ライフにもピッタリ!!雑誌BE-PAL 2026年1月号の特別付録「モンベル アウトドア“タフ”ケース」をゲットしよう  アウトドア雑誌「BE-PAL」2026年1月号の特別付録「モンベル アウトドア“タフ”ケース」をぜひともゲットしてください! 模型工具やお気に入りのミニチュアの収納・運搬にとっても役に立ちますよ。今すぐ書店へGO!!  タウンユースでも同じみのアウトドア総合メーカー「モンベル」。僕はここのメリノウールインナーが好きで、冬はよく着ています。そんなモンベルと雑誌「BE-PAL」がコラボした付録が、この「モンベル アウトドア“タフ”ケース」です。カラーリングやデザインもよく、さらに手持ちのストラップも付けられ輪があるので、持ち運びもしやすいです。  最大の特徴が衝撃を吸収するクッションが付いていること。これが模型工具のベッドになってくれます。しかも上下にセットされているので、収納した物が中でがたつかないようになっています。  このクッションのおかげで、自分で塗ったお気に入りのミニチュアゲームのモデルを収納したり運搬したりするのにも役に立ってくれます。  ガンダムアッセンブルくらいのボリュームなら、しっかりと蓋が閉じました。蓋には4箇所の留め具が付くので、衝撃で簡単に開くこともありません。  クッションは外すことが可能。容量も増えるので、より様々な工具を収納できます。こちらのサイズは横16.5cm×縦10.5cm高さ5cmになります。机の上においてもそこまで面積を占有することなく、持ち運びにも適したサイズになっています。「いい感じの工具箱がない」「持ち運び用として使いたい!」と思っている方には最高のケースと言えます。また今号は、今年ヒットしたキャンプギアが多数掲載されていて、工具が大好きな僕たちもワクワクできる内容になっています。模型のある生活にもフィットするギアが、アウトドアの世界にも必ずあるので、ぜひこの機会に覗いてください。それでは〜。

模型ライフにもピッタリ!!雑誌BE-PAL 2026年1月号の特別付録「モンベル アウトドア“タフ”ケース」をゲットしよう #工具 #雑誌と書籍 #nippper #プラモデル

11.12.2025 13:00 — 👍 6    🔁 0    💬 0    📌 0
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楽プラは「群で飾る」が正解です/頭文字Dシリーズを一気に組んで机を峠にしたいんじゃ! 頭文字Dの楽プラシリーズが揃い始めて、“1台では終われない快楽”が本格的に見えてきた。塗らずにサクッと組める1/32だからこそ、AE86・FD・R32に加えてFCやシルエイティを群で並べると、キャラクターの物語が一気に立ち上がる。楽プラは「まとめて作って飾る」が正解だ。

楽プラは「群で飾る」が正解です/頭文字Dシリーズを一気に組んで机を峠にしたいんじゃ! #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル

11.12.2025 11:00 — 👍 7    🔁 0    💬 0    📌 0
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“紐です”が突然来ない未来へ。タミヤミリタリーミニチュアを「快適に組むための最初の一手」  タミヤの戦車模型「タミヤミリタリーミニチュア」の箱を開けたら、まっさきに「紐」を作りましょう! 紐を作ることで、キット製作後半戦も止まらず駆け抜けることができますよ。オススメです。  初めてタミヤの戦車模型を買ってきた時に、一番驚いたのが「紐」の存在でした。プラスチックの世界に、1本存在する異質なパーツ。これは何に使うの? いつ登場するの? 何で接着するの??? と不安な思いを抱きながら、プラスチックのパーツを組み立てていったものです。  そしてこの「紐」の正体が分かるのは、だいたいキット製作の後半から終盤。あと少しで戦車の形になる! 戦車の装甲板にスコップとかをピタピタ貼って盛り上がっている時に「紐です」とやってきます。しかも指定の長さに切ってプラパーツで表現された先端とくっつけますとあるのです。初めての時、ちょっとビビりましたし、最後の方でプラパーツを組み合わせていくこととは異なる所作を求められるので一旦手が止まりました。  だからこそ、この「紐」ことワイヤーロープは最初に作っちゃいましょう! 説明書を開いて、紐が登場するページまでワープ!! 説明書には切る長さを表したゲージが印刷されているので、そこに紐をセット!  よく切れるデザインナイフで押し切ります。切れ味の悪いナイフでカットすると、紐の先がほつれるので、カットする前に新品の刃に変えるくらいの気持ちで臨みましょう。ていねいにやることは成功への近道です。  紐はプラモ用の接着剤で貼れます。ピンセットがあると、紐をしっかりと保持できてきれいに接着できますよ。  まずはタミヤセメント(白蓋)を、プラパーツの受け部分に塗ります。多少はみ出しても問題ないです。  次に紐の先に接着剤を塗ります。先端に接着剤が付くことで紐の先がまとまり、プラパーツの受け部分に差し込みやすくなります。  ピンセットで、受け部分に押し込みます。所定の位置に紐をセットできたら、ピンセットで上からグイグイ押して、パーツと紐をより密着させましょう。  締めは流し込み接着剤。流し込みタイプ速乾を、紐とプラパーツの間に流し込むことで、より強固に接着されます。あとは1日放置して、完全に接着されるのを待ちましょう。  とってもシンプルな布ですが、塗ると重みを感じる金属製のワイヤーロープに変身! 戦車模型のかっこよさをさらに引き立たせてくれます。戦車模型に装着するアクセサリーパーツの中でも、ちょっと異質な存在である「紐」。ぜひ今回のように最初に作っておくことで、戦車模型組み立てのテンションも下がらず、最後まで突っ走れますよ! オススメなのでぜひ!

“紐です”が突然来ない未来へ。タミヤミリタリーミニチュアを「快適に組むための最初の一手」 #キットレビュー #戦車・軍用車両 #タミヤMM #nippper #プラモデル

10.12.2025 13:00 — 👍 8    🔁 0    💬 0    📌 0
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【レビュー】粘りと頑丈さの鋼でプラモ作りのあらゆる「削ぎ落とし」が捗る!/シモムラアレックのKISA-GU  肴はあぶったイカでいいけど、刃物は出来れば炭素鋼がいい。 これについては一切の根拠などなく、ただただ個人的な嗜好でありますが、切れ味が落ちても自分で研ぐことのできる手入れのしやすさと、雑に扱うと錆を誘発する面倒くささ。プラモデルを趣味にする人は結構好きな人も多いんじゃないかと勝手に思ったりもします。 さて、シモムラアレックさんより発売されている「KISA-GU二面刃(針型)」です。  KISA-GU、漢字でいうと「刮ぐ」。きさぐための工具を「きさげ」といいいまして、プラモデル工具業界でも多種発売されていますね。「刮ぐ」という行為は多分、機械業界と工作業界でちょっとやることが変わっていて、機械業界でのきさげ加工は平面をより潤滑にするための加工。ぜひ動画で見てほしいのですが、ノミのような工具でリズミカルに平面を整えていく匠の技は時間を奪われます。 対して工作業界での「刮ぐ」は槍のような刃物でかんなのように削り落とす作業。彫金とかでよく使われております。プラモデル業界には多分こちらから流入したのかなと思っています。すじぼりに使われるタガネも彫金方面からでしょう。  さて、工具の歴史をちょっと知ったところで、本品を見ていきましょう。「刮ぐ」、言い換えれば削りとるという作業を行う工具であります。ゲート処理や面出しを行う工具ということで各社から諸々発売されてますね。最近流行したのはマジ・スクが有名でしょうか。デザインナイフを横に滑らしてカンナみたいに使うのも同じ効果を求めてのことですね。我が家にも沢山の似たような効果をもたらす工具があります。違うんだよかーちゃん。 本品の特性は名前からもわかる通り「針型」。その細さです。そんならこの手元にあるファンテックの超硬スクレーパーも同じものでは?違うんだよかーちゃん。  世の中の刃物の基本的な考え方ですが、硬さと鋭さは脆さとの選択式です。KISA-GUの素材は書かれているとおり白紙2号。包丁などでも非常にオーソドックスな素材で、硬度はもちろん、タングステンやセラミックより下ですが、その分粘り、頑丈さには定評のある素材です。針型という通り基本的には狭いところを先端の細いところを使ってこちょこちょやりたいので、そういう場合、鋼の特性が非常に生きてきます。硬い工具でも繊細な操作ができる人はいいんですけども。私も比較的力任せのゴリラなので。ウホ。ゴリゴリ削るウホ。  細かいところをゴリっと削れて平らにならすことができる。両刃になっているので左でも右でも押しでも引きでも使える。鋼なので持った時にテンションが上がる。(個人的感想)テンション上がったから持ちやすいようにグリップ作っちゃう。世にプラ用キサゲは数あれど、意外と少ない、細くて頑丈なキサゲ。なかなか使いやすいですよ。

【レビュー】粘りと頑丈さの鋼でプラモ作りのあらゆる「削ぎ落とし」が捗る!/シモムラアレックのKISA-GU #工具 #nippper #プラモデル

10.12.2025 11:00 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0
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【レビュー】「飛行機模型を作ってみたい」と言われたら、迷わずこのキットを差し出そう/タミヤの1:72Bf109 G-6  息子が遊ぶくまモンのミニ四駆を買いに新橋のTAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYOに行った。「息子だけ欲しいものが手に入るなんてズルいぞ」という論理で私もプラモデルが欲しい。しかし日曜の午後であり、家には作りたいプラモデルが山とある。こうなると「小さくてスッと完成してカッコイイもの」がほしい。この精神状態のときに向かうのは1/72の飛行機模型、ウォーバードコレクションのコーナーである。  タミヤは戦車や自動車やバイクや艦船を幅広くプラモデルにしているが、ひとつのキットとして完結しているうえに古いものから最新のものまでいちばん安いパッケージとはなにか……と考えると1/72の戦闘機なのである。メッサーシュミットBf109 G-6は2019年4月に発売されたかなり新しいアイテムだが、ECサイトであれば1000円ちょっとで買えるところがまずすごい。しかもその設計は2018年に発売された1/48のBf109 G-6をベースとしているため、その完成度はお墨付き。  小さなパーツはいっさいの狂いなく所定の位置に収まり、それがあまりにも自然であるため途中で写真を撮るクセがついている自分でも組み立ての気持ちよさに流されてしまい、コクピットが組み上がったところでシャッターを押した以外はほぼ意識が飛んでいたと言ってもいい。アンテナやピトー管といったごくごく小さなパーツにもしっかりと大きなノリシロが設けられていて、組み立てていてイライラすることもまったくない。  色を塗らずにパーツを切って貼るだけならジャスト1時間。エンジンも機銃も強化されて機首の側面がぐいっと筋肉のように膨らんでいるのが特徴的なG型のメッサーが文字通りあっという間に形になる。塗装のパターンは2種類が用意されていて、デカールもけっこう量が多い。もしもこれをちくちくと塗り分けながら作っていったらおそらく何日も楽しめてしまうだろう。 タミヤのウォーバードコレクションとしてはもっとも新しいレシプロ機となるメッサーのG-6。同じような立ち位置に飛燕という戦闘機もいる。どちらも組み立てを経験した自分のストレートな感想だが、このキットは週末の時間にカチッと寄り添ってくれるパーフェクトなパッケージングだ。  安い、早い、小さいというのはそれぞれプラモデルの価値を決める僅かな要素でしかない。だけど、それらを全部兼ね備えてなお、こんなにカッコいい立体物がスッと机上に現れる体験というのはちょっと筆舌に尽くしがたいものがある。飛行機模型とはどんなものだろう、と思っているすべての人にオススメしたい、本当に素晴らしいプラモデルだと思った。

【レビュー】「飛行機模型を作ってみたい」と言われたら、迷わずこのキットを差し出そう/タミヤの1:72Bf109 G-6 #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル

09.12.2025 13:01 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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【レビュー】白に魅せられる、世界的モンスターヒロイン“ブライド”の成形色/エクスプラス フランケンシュタインの花嫁 1/8スケール  ハリウッドモンスター映画やメトロポリスなど、名作に登場する数々のキャラクターをモチーフとしてきたエクスプラスのプラスチックモデルシリーズ。そのボックスアートや組み立て説明書に往年の海外映画ポスター、かつてのオーロラ社といった欧米製キットのテイストも取り入れるなど、そのトータル演出でも人気を博しています。近年は平成ガメラモチーフのキット化にも取り組むなど、精力的な今後のリリースにも注目です。  そして、同社のキットはその造形と共にプラスチックの成形色設定も見所です。モチーフのイメージに合わせた成形色にするというアプローチは、多色成形前夜から連綿と続くプラスチックモデルのプロダクト流儀のひとつではありますが、そうした中でもモチーフと成形色において近年屈指の合致を見たのが、この “ブライド”です。登場する映画『フランケンシュタインの花嫁』はご存知1935年公開の白黒作品で、劇中の怪しげで薄暗い研究室や怪物が着る暗色のジャケット姿とのコントラストによって、ブライドが纏うドレスは白であるという印象が際立っています。本キットでは、こうしたイメージがオフホワイト調の成形色として再現されました。では、そんな成形色からも魅せてくれるキットを見ていきましょう。  シュリンクを解き、厚紙を丁寧に組み合わせた箱を開けると、そこには欧米キットのテイストを感じさせる全て英字表記でお馴染みの組み立て説明書。本キットでも全体のパーツ数は少なく抑えられ、そのほとんどが劇中再現へと注力された実験台に配分されています。そして、ブライドはドレスと包帯姿のなんと2体入りです!  PRO TIP! の表記が目を惹く塗装についての解説コーナー。眼球の塗装方法だけでなく、モールド化されている睫毛に描写していく方法もしっかり掲載されています。  まずは包帯ブライドから。包帯表現のキモとなる各所のほつれや布地感がしっかりと施されています。ドレス姿でも後述したいのですが、十重二十重に折り重なった包帯からもしっかりと包まれた人体のフォルムがパーツ状態から既に伝わってきます。  頭部パーツにフォーカスしてみます。包帯ブライドの重要なディテールである包帯を留める大きな安全ピンもしっかりモールドになっているところに注目です。後年のパンク文化にも大きな影響を与えたとされるブライドの安全ピンの意匠は、怪物の造形を担当したジャック・P・ピアースや当時の制作スタッフ陣のハイセンスが表出されたディテールですよね。  下半身から脚部にかけてのパーツも、骨盤や大腿部から脹脛にかけてのフォルムがとても自然に造形されています。 包帯を解いたドレスブライドの顔が配されたランナーには電光のエフェクトもパーツになっています。リアリティのある人物造形だけでなく、イメージを抽出したユーモアのあるエフェクトパーツを同梱するところにも、エクスプラスシリーズの遊び心が感じられます。ヘアスタイルで特徴となっている両サイドのウェーブ状の髪を別パーツとすることで、塗装フィニッシュユーザーにも配慮されているのも嬉しいです。 凛々しいブライドの表情。前述の通り、睫毛のボリュームがモールドになっておりブライドに扮したエルザ・ランチェスターの雰囲気もしっかり表現されています。 ドレスの背面パーツ。ご覧ください、この絶妙なシワの落とし込み方。内側の形、そしてそれを経て重力に沿って流れていくライン、このパーツだけをしばらく眺めていられること間違いなしです。 実験台はベッド部分とベースとなる実験室の石畳床が大きくパーツ化されており、これにL型鋼やフレームのパーツを組み合わせていきます。こうしたベースにも力を入れるところも往年の欧米キットを感じさせるところですが、ブライドと同様に実験台とその周りにもモチーフの素材感を見せるモールドやプラ製の鎖など、精密なディテールが散りばめられています。このように、あくまでもレトロなのは演出の部分であり、キットそのものは現在視点のクオリティで造形されていることを端々に見ることができます。  医療用ノコ、鉗子、フラスコといった実験台周りのアクセサリーも充実しています。映画モチーフで欠かすことができない最重要パーツである銘板ももちろん付属!公開当時の映画ポスターを彷彿とさせるフォントが凸モールドで表現されているのも粋です。  2体セットなので定位置の石畳上に立たせるだけでなく、包帯ブライドを実験台のステップに乗せたりしても画になります。ここに豊富なアクセサリーを配置する楽しみも。  外見の異なる同一ポーズという演出がされている今回のブライド。モールドだけでなく、約20cmというサイズを感じさせない自然な佇まいの造形、実験台という舞台装置も含めオフホワイトの表徴に落ちる陰影と、プラスチックならではの光沢と質感が立体としての在り方をとても美しく見せてくれる素晴らしいキットでした。成形色を通して「映画タイトルとキャラクターから想起されるイメージ」「プラスチックの質感」「形を見ること」、これらを三位一体で見事に際立たせた傑作プロダクトを皆さんも是非体感してみてください。

【レビュー】白に魅せられる、世界的モンスターヒロイン“ブライド”の成形色/エクスプラス フランケンシュタインの花嫁 1/8スケール #キットレビュー #フィギュア #nippper #プラモデル

09.12.2025 11:00 — 👍 7    🔁 2    💬 0    📌 0
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【塗料レビュー】”ちょい悪“な雰囲気を纏わせる「ガイアノーツ プリズムパープルグリーン」でさらにVIPな仕上がりに!  先日、無塗装で組み立ててそのフォルムに惚れ直した、アオシマの「アンクエルション Y33 シーマ '96」。あのままでも十分にカッコよかったのですが、やはりVIPカーたるもの、とびきり妖艶で、見る人をハッとさせるようなボディカラーをまとわせたいですよね。そこで今回は、ガイアノーツの塗料「プリズムパープルグリーン」を使って、見る角度によって紫から緑へと色が変わる、極上の「ちょい悪カッコいい」塗装に挑戦してみました!  目指すは、夜の街に溶け込む幻惑の輝きです。今回行うのは、いわゆる「3コートパール塗装」。黒い下地の上に、特殊な偏光パールの層を重ねることで、見る角度によって色が移る奥行きのある表現を目指します。  まずは下地作り。ここで使うのは、GSIクレオスの「GX2 ウイノーブラック」。これをボディ全体にしっかりと吹き付け、ツヤのある漆黒に染め上げます。この黒が深ければ深いほど、上に乗せるパールの発色が際立つのです。  黒い塗装が乾いたら、今回の主役、ガイアノーツの「プリズムパープルグリーン」の登場です。この塗料は「偏光パール」といって、光の当たり方で色が変わる特殊な粒子が入っています。  コツは、一度にドバッと吹かずに、薄く希釈したものを、フワッ、フワッと何回も重ねていくこと。黒かったボディに、ある角度では怪しげな紫が、別の角度では鮮やかな緑が浮かび上がってくる様子は、塗装していて本当にワクワクします。  最後に、ガイアノーツの「Ex-クリアー」をたっぷりと吹き付けます。パールの粒子をクリアー層で閉じ込めることで、塗装面に深みが生まれ、濡れたようなテロテロの輝きが生まれます。  乾燥後、組み上げたシーマをご覧ください。正面から見ると、深みのあるミステリアスなパープルに見えますが光が当たった部分を少し角度を変えて見ると鮮烈なグリーンに色が変化するのです! 紫と緑。この二色が複雑に絡み合うことで、アンクエルションのエアロパーツの立体感が強調され、ただならぬオーラを放っています。一見すると黒塗りの高級車、でもすれ違いざまに紫や緑の怪しい光を残して走り去る…。そんな大人の遊び心と、「ちょい悪」な雰囲気が同居した、最高のY33シーマが完成しました。この「色が変化する」楽しさは、偏光パールならではの醍醐味です。ぜひお気に入りのカーモデルを幻惑の輝きで染め上げてみてください!

【塗料レビュー】”ちょい悪“な雰囲気を纏わせる「ガイアノーツ プリズムパープルグリーン」でさらにVIPな仕上がりに! #自動車 #塗料 #nippper #プラモデル

08.12.2025 13:00 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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【レビュー】至高の艦載機と最新の艤装品で艦船模型の最前線にふたたび加わる空母のプラモデル/アオシマ 1:700 飛龍  2024年にアオシマが発売した「1/700 飛龍」は、過去発売された空母のプラモデルに最新の装備品と艦載機を組み合わせて完成度を大きく引き上げた"リニューアル版"です。古いキットをただ再販したのではなく、2003年/2009年/2024年という三つの時代の設計をひとつのパッケージのなかでうまく融合し全体の解像度をきれいに揃えたすばらしい内容の空母モデルとしてオススメなのです。  まず船体は、2003年に完全新金型として登場した「新・飛龍」のパーツがそのまま使われています。これは、ウォーターラインシリーズにおけるアオシマ製帝国海軍空母のリニューアルの口火を切った重要なアイテムで、全体の形状やバランスはいま見ても非常に完成度が高いもの。その後、2009年に登場した姉妹艦・蒼龍がさらなる精密化を実現したことで、シリーズは一気に現代的なディテール表現へと進化しました。  今回の2024年版では、船体の基本構造を維持しながら、艦の印象を決める艤装パーツがすべて新金型に置き換えられています。九四式射撃装置、八九式12.7cm連装高角砲(通常型・煙避盾付き)、九六式25mm連装・三連装機銃、艦載艇やダビット、菊花紋章、錨といった細部まで一新されており、シリーズ全体で長年混在していた古い共通パーツの印象を完全に払拭しました。かつてはこうした艤装の精密化を求めて、上級者がエッチングパーツや他社製パーツを組み合わせていましたが、いまの飛龍はアオシマ純正のパーツだけで自然な統一感が得られるのです。  甲板の上に並ぶ艦載機もアップデートされています。ランナーには「SORYU」と刻印されており、2009年の蒼龍リニューアルの際に新規開発された零戦、九九艦爆、九七艦攻がセットされています。1/700という小スケールでありながら、翼の厚みとパネルライン、着陸脚の処理、吊り下げ兵装の形状などが非常にバランスよくまとめられており、表現力が格段に向上しました。これにより、船体/艤装品/艦載機の解像度が揃い、空母全体としての完成度がいっそう引き締まっています。  飛龍はもともと、帝国海軍の中型空母として蒼龍と並行して建造された艦で、艦橋を左舷側に備える点が特徴です。組み立てやすさも良好で、細かい支柱や砲座周辺のパーツはやや繊細ですが、全体の構成は整理されており、初めて艦船模型を作る人でも問題なく完成までたどり着けます。そもそも素晴らしいキットが、新しい艤装と艦載機を得てふたたび輝きを増しているのが嬉しいポイント。  アオシマのウォーターラインシリーズは、長い時間をかけて部分的な更新を積み重ねることで、時代に合わせた精度を獲得してきました。2024年版の飛龍はその集大成のひとつとして位置づけられます。船体・艦載機・艤装という三層の世代が完全に統一され、ハコの中に入っているものだけでも空母という存在を高解像度に味わえるのが細大の魅力です。別売の追加パーツを用意しなくても、ウォーターラインシリーズはちゃんと楽しめるんだよ……ということを教えてくれる、とても素敵なキットなのです!

【レビュー】至高の艦載機と最新の艤装品で艦船模型の最前線にふたたび加わる空母のプラモデル/アオシマ 1:700 飛龍 #キットレビュー #軍艦・船 #nippper #プラモデル

08.12.2025 11:00 — 👍 8    🔁 0    💬 0    📌 0
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【組み立てレビュー】透明外装で“破烈の人形”が完成する/VSMS 1:100 ゲートシオンマーク3 ■本記事はボークスより商品の提供を受けて作成しています(PR)  ボークスが『ファイブスター物語』のGTMをインジェクションプラスチックキットとして立体化していくVSMSの第1弾「ダッカス・ザ・ブラックナイト」に続く2作目、VSMS 1/100 ゲートシオンマーク3 リッタージェット・破烈の人形 (ホークヘッド)が発売されました。すでにインボックスレビューとしてフレーム状態で組み上げたところでインプレッションをお届けしていますが、今回は外装を組み付けて破烈の人形がその姿を現すところまでを追っていきましょう。  プラスチックパーツはメタリック粒子を混ぜ込んだクリアーブルー、透け感のごく少ない乳白色、フレームを中心に配される暗いメタリックグレー、そして腹部や腰前部装甲にあしらわれるクリアーの4色。ABS、PS、TPEと異素材を組み合わせることで可動性能とパーツのシャープネス、そして塗装のしやすさも考慮されています。接着にはボークスのフローセメントが適しているのでこちらを使用することを推奨します。  頭部はフェイス内側を除きほとんど外装の組み合わせで構成されています。頭頂部の装甲をゴールドで、瞳と耳飾りのようなユニットを説明書の指定通りに塗り分けましたが、それ以外は成形色のまま。チョイ塗りではありますが、頭部は鑑賞者の視線が集中するところなので色数を増やすのがオススメです。設定通りの塗装を追求する場合はさらにこまかな色差しが求められますが、パーツ分割も塗り分けラインの彫刻も適切に設計されているため、スミ入れを併用すれば難度は高くありません。  腹部蛇腹ユニットは可動式/固定式が選択式。胸部も含め、基本的にはフレームを組んだ後から外装を取り付けられる構成になっています。GTM特有の重層的かつ水平垂直を外した外装の位置関係もピンとダボが巧みに配置されているので迷うことなく組み付けられます。腰ユニットと腹部ユニットを接続するボールジョイントがやや小さいため、ビシッと真っ直ぐな立ちポーズにしたい場合は奥までしっかりとハメ合わせておきましょう。  VSMSの良いところはパーツ数をむやみに増やさず、一体化可能なところはなるべく大ぶりなパーツで全体を構成することによって組み立てのスピードと完成時の剛性感を担保しているところにあると感じます。スネの装甲は大胆な左右割りですが、正面に来る乳白色のパーツによって分割線がカバーされるため、合わせ目が露出する部分はごくわずか。基本的に「切り出し→整形/接着(→塗装)→組み付け」の手順が乱れないよう配慮されているのも本キットの美点と言えましょう。  膝のツインスイング機構や腿上部のロールはかなり保持力があり、見た目以上の可動域も兼ね備えています。足首はボールジョイントによる可動ギミックが仕込まれていますが、こちらはヒールが高く接地面も少ないため、大胆なポーズを取らせるとディスプレイが少し難しい印象でした。こちらは背面の装甲に覆われるフレームパーツにディスプレイスタンド接続用の穴が設けることでフォローされています。  上腕装甲はスライド金型を使用した一体成型となっており、肩関節ブロックと肘関節ブロックを上下から差し込む構造。手首や肘の関節は保持力がとても高いため、上腕部が外れやすいと感じた場合はしっかりと接着することをオススメします。それにしても前腕部の外装が巨大で驚きます。こちらもかなり大ぶりなパーツをビシバシと接着すればあっという間にカタチになりますので、思ったよりもスルスルと魁偉なシルエットが現れるのに驚くでしょう。  背面に展開しているふたつの巨大なフライヤーは肩ブロックから伸びるアームに装備されます。フライヤーは本キットのなかでももっとも大きなパーツで構成されていますが、中空で軽くなるよう設計されていること、アームの保持力がしっかりしていることからどんな角度でもビシッと止まってくれるのが嬉しいポイント。全体に言えることですが、接着剤を付けるべき場所は説明書で仔細に図示されていますので可動ギミックが固着してしまわないようよく確認しながら組み立てましょう。  大型の腰部装甲、スタビライザーやフライヤーが背面に張り出していることでかなり重心が後ろにあるデザインでありながら、GTMならではの関節の位置によってスラリとした立ち姿でのディスプレイにはなんの不安もありません。欲を言えばよりガッチリとした手触りで立ちポーズを楽しむための「固定式股関節パーツ」(同社のIMSシリーズで一部採用されていたもの)も選択できると良いな……と個人的には思いますが、ゼータクな悩みかもしれません。  すべての外装を組み込んだ状態でフカン撮影すると、その情報量には驚かされます。半透明の装甲のおかげで表と裏に刻まれた彫刻が同時に立ち上がり、光を複雑に屈折/反射させているのがわかります。今回は頭部を除き無塗装で組み上げましたが、それでも充分見栄えのする色と質感の組み合わせです。  逆に言えばここから細部の塗装を行うことによってさらに情報量は増すはずです。半透明装甲を活かしたまま各部の白い塗り分けを再現するところが初手だとすれば、ディテールをくっきりさせるためのスミ入れも効果的でしょう。もちろん制空迷彩を想起させるブルーグレーでソリッドに仕上げるのも本騎のイメージの範疇となりましょうし、透過性を活かして装甲の裏面にメタリックカラーを置くのも楽しいはずです。  外装をまとった破烈の人形は、フレームだけを組んでいた時点で想像していたものとはまるで違う印象となりました。透明パーツはただ美しいだけの装飾ではなく、光と影の振る舞いを制御するデザインとしてきわめて効果的です。樹脂の色を存分に活かしたインジェクションプラスチックキットならではの佇まいは、GTMとVSMSの相性の良さを感じさせてくれます。ふつうのプラモを組む道具さえ持っていればまずはこのラインに誰もが到達できるという喜び。そしてその先に、あなたならではの表現が待っています。みなさんも、ぜひ! >VSMS 1/100 ゲートシオンマーク3 リッタージェット・破烈の人形 (ホークヘッド)

【組み立てレビュー】透明外装で“破烈の人形”が完成する/VSMS 1:100 ゲートシオンマーク3 #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #nippper #プラモデル

07.12.2025 13:00 — 👍 12    🔁 2    💬 0    📌 0
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【工具レビュー】スーパーピンセット「アネックス はじピン」で年末年始の模型ライフが100%快適になる!!  噂通り、本当にはじきませんでした。「アネックス はじピン」は、僕のように毎度パーツを飛ばしては床に這いつくばっている人間にとっての必需品です。もうこのピンセット無しではプラモライフが送れないほど。もっと早く買っておけばよかった!  僕のレビューと共に、いちさんによる上記レビューもご覧ください。ますますはじピンが欲しくなること間違い無しです。僕より手先が器用な人が使うとそんなこともできるんか! って写真があって楽しいですよ。  早速パーツを摘もうとしたら、摘んで無いのにパーツとピンセットがフォーリンラブする奇跡。こんなことは稀ですが、実はこのようにパーツが引っかかるのには訳があります。ググッとピンセットの先に寄ってみましょう。  すごい細かな凹凸があります。この先端の加工によって、摘んだパーツががっちりとホールドされるのです。そのためピンセットの先からパーツが射出されにくくなっています。  零戦の主翼に接着するこの小さなパーツも、もう怖く無い! 何度も飛ばしてきたあなたとも、はじピンのおかげで仲良くなれました。  しっかりと摘めるので、「パーツをきちんと押し込む」ことも可能。はじピンの固定力があれば、細かな作業時にもパーツが吹っ飛んでいく危険性も少ないので、コクピットの細かなパーツや飛行機の脚部周りの接着時にも安心してパーツを組み立てていけます。今までの緊張感から解き放たれること間違い無しです。  パーツをはじかない。少ない力でしっかりとホールドできる性能。まさに唯一無二とも言える素晴らしい性能を持つピンセットと言えます。年末年始、このはじピンがあれば、床に這いつくばった状態で除夜の鐘を聞くなんてこともなくなるでしょう。そして新年も快適な模型ライフが送れると思います。ぜひ今のうちに「アネックス はじピン」をゲットして下さいね!

【工具レビュー】スーパーピンセット「アネックス はじピン」で年末年始の模型ライフが100%快適になる!! #工具 #nippper #プラモデル

07.12.2025 12:00 — 👍 5    🔁 1    💬 0    📌 2
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エンジン単体モデリングのススメ/タミヤのカーモデルで見つめるトヨタの「ストレート6」の歴史  運転席と助手席にしかドアがないトヨタ車を2台買った。プラモデルだから実現する贅沢な遊びだ。2代目ソアラ(1986)と4代目スープラ(1993)というモデル違い、世代違いであるのだが、タミヤが両キットで再現しているのは当時の旗艦機を象徴する高出力エンジンだ。  大排気量、高出力のこの直列6気筒エンジンの系譜は、トヨタ自動車の歴史を見つめるうえで重要なピースだと考えている。そこで「ソアラとスープラのエンジンだけを組んで塗って見比べる!」を一点の目標として、低カロリーでカーモデルに向き合った。エンジンのみを組むとなると途端にカジュアルになって良い気分転換にもなる。カーモデルの全工程完遂を目標にすると「エンジンは省略されたキットがいいな……」と思いがちな自分だったので、「エンジンが再現されているならそこに全集中!」という逆転の発想でもあるのだ。  高度成長期に威信をかけて世に放ったトヨタ初のストレート6であるM系エンジン。2代目ソアラに登載された7M-GTEUは大排気量化にターボ登載のリッチの極みと化しており、バブル時代の幕開けになんとか間に合った感があった。 改良に限界を迎えたM系の後継として開発されたJZ系はトヨタ半世紀の技術の粋が集結されており、大排気量化かつツインターボ登載の4代目スープラの2JZ-GTEは、世界の自動車史に刻まれた名機といっても過言ではない。2JZ-GTEに限っては堅牢さとカスタマイズの余地ゆえ、今なお超高額で取引されている。直線主体の2代目ソアラ、流線型の4代目スープラ、その外装内装を見つめるだけでも昭和から平成、バブル時代開幕からその終焉という時代性を内包しているし、エンジン単体の外観からも進化と円熟を感じられて面白い。  それぞれのエンジン組み立てはあっという間に貼り終えられるので余力を持って塗装に向き合えた。基本的には説明書の指示に準じてタミヤのアクリル塗料を筆塗り。吸気やミッションのハウジングにはフラットアルミを。オイルパンやプーリーはセミグロスブラック。ベルトやホースはフラットブラック。エンジンブロックは光沢のブラックを。ヘッドやカバーなど実機でも樹脂の部位はプラ成形色の黒のまんまで。そんな風に塗装を楽しんだ後、仕上げに同じくタミヤのスミ入れ塗料(ブラック)でオイル汚れを追加。スミ入れというよりも「ここ、よくオイル漏れやにじみがあるよねー」と、実機を思い返しながらウェザリングを楽しんだ。  筆塗りだけだとのっぺりしていた両エンジンも、スミ入れ塗料ひとつでこれだけリアリティが沸き立つ。全体にウォッシングするのではなく、エンジン上面や樹脂部などオイル汚れが付きにくい箇所にはスミ入れ塗料をまぶさないのがポイントかもしれない。  エンジンだけにフォーカスしたカーモデリングを楽しみ、タイヤをベースにして机上に飾っているけど大変に良い。なんだろう、ミリタリーミニチュアと同じベクトルの喜びがあるような気がする。自分は自動車エンジンに異様な眼力があるから楽しめた一件だったとも言えるのだが、皆さんにもこの「エンジン単体モデリング」をオススメしたい。世の中にはキャラクターが立った自動車エンジンは無数にあり、それをタミヤなどプラモデルメーカーは必ずキット化しており、その自動車メーカーの物語とともに楽しめるはずだ。なにより、スミ入れ塗料でオイル汚れを加えると「うおー!リアルー!」つって、ブチ上がれるので是非。

エンジン単体モデリングのススメ/タミヤのカーモデルで見つめるトヨタの「ストレート6」の歴史 #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル

07.12.2025 11:01 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0
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プラモは選べるから楽しい/T-2とVANSのオーセンティックが教えてくれた「余白の楽しみ方」。  同じモデルなのに、定番も最新もどちらも選べる。その「選べる余白」は、僕が大好きな靴とプラモデルにも共通していました。その時の気分に従って楽しめるからこそ、最高なんです。  スケールモデル、キャラクターモデル問わず、同じモチーフが最新技術でアップデートされて発売されることが多々あります。そして僕たちはその進化を目で見て、手で取り、組み立てて体感し、「プラモデルを作るのは最高だぜ!」って気分になります。でも、模型店で売られているプラモデルは最新キットばかりではありません。一昔前のものから、僕が生まれる前から発売されているレジェンドプラモも並列に置かれています。そしてそれを、あなたが選べば、タイムスリップしたかのように楽しめるのです。そんなことを考えてハセガワの定番モデルで、1978年に発売された「1/72 航空自衛隊 三菱 T-2」を組んでいると、僕の生活にも同じものがあるじゃないかと思ったのです。  それがスニーカーです。僕はこのVANSのオーセンティックという靴が大好きです。1966年の創業当初から存在する最古のモデルとも言われていて、今でも多くの人に愛されています。nippper読者の中にも履いている方がいると思います。この靴もABCマートなどで変わらず販売されているモデルと、同じデザイン(細部は異なるのですが)で、今の技術や素材でアップデートしているモデルがあります。  上の写真の手前が通常のモデル。奥がプレミアムモデルです。一見すると同じやんってなります。  使用されているコットンが異なっていたり、スウェードとコンビになっていたり、カカトのステッチが多く、丈夫な仕様になっているなど、プレミアム(左)、通常ライン(右)細部を見ていくとかなり異なります。お値段もプレミアムの方がちょっと高いです。これも定番キットと最新キットにも言えるような共通点ですね。  見えないところも進化。プレミアムにはVANSの新しい高反発ポリウレタンフォーム、SOLA FOAM ADCというものがセットされています。まさにプラモデルでいうインテリアパーツ。見えない場所にもこだわりが詰まっています。先日1日中京都を歩っていたのですが、これのおかげでとても快適に過ごすことができました。  でも僕はどちらも好きで履きます。プレミアムの方が高品質ではありますが、定番ラインの気取らない感じも大好き。その時の気分で楽しく履いているのです。  T-2も今はプラッツから最新キットが発売されています。プラッツのキットも素晴らしいですが、1000円もせずに購入できて、しかもしっかりと飛行機の形になるハセガワのキットも良いのです。  誰かが「そのプラモは古いからやめなよ。もっと新しいのがあるよ」と言うかもしれません。でも、そんなことは本当にどうでもいい。店頭でグッときたら、あなたのお家にお迎えしちゃうのです。メーカーが長い年月、定番キットを作り続けているのは、そこに“今でも必要とされる魅力”があるから。僕たちは店頭でそれに出会い、手にして、楽しむ自由があるのです。自分の気持ちが「これを作りたい」と動いた、その瞬間を信じればいいのです。  コクピットにはアニキも入る。そして、胴体左右もパチリとあいます。今は高性能の流し込み接着剤も売っているので、当時よりも何倍も気楽に組み立てられます。  1時間ほどで、僕の目の前に「T−2」が爆誕しました。しかも飛行機模型の基本的な組み立てルートの全てが詰まっているので、パーツを全て貼れば、「飛行機模型ってこんなふうに組み立てていくのか」という所作も知れます。安価で、少ないパーツで、すぐに形にできるように設計されているこのような定番プラモデルは、精密化の方向に進んだ模型とは違った体験を僕たちにもたらしてくれます。  そしてプラモデルだから、自分の好きなスタイリングに仕上げてよし! この色にこのマーキングを合わせちゃうぞ〜という自分の好みをぶつけていく。そんなコーディネート的考えも、足元と共通しますね。  僕の部屋には、自分の好みの色で塗ったもの、説明書の指定通りに塗ったもの、最新キット、一昔前のキット、組んだだけのものとさまざまなプラモデルが飾られています。この全てが僕にとっては特別であり完成品です。プラモデルは誰かの正解に合わせるものじゃなく、自分がワクワクする方向に選べばいいんだ……。いつも心の中にそんな言葉を持って楽しんでいます。  最新の良さも、定番の良さも、その両方が並んでいるからこそ“選ぶ楽しさ”がある。レジェンドプラモのT-2とVANSのオーセンティックはそんな余白の楽しみを教えてくれます。だからこそ、僕たちはもっと気楽でいい。最新でも、定番でも、作りたいと思ったものを選べばそれでいいと思います。その自由さこそが、プラモデルのいちばんの楽しさ。今日もお店の棚をのぞけば、そんなプラモデルたちがあなたを待っていますよ。

プラモは選べるから楽しい/T-2とVANSのオーセンティックが教えてくれた「余白の楽しみ方」。 #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル

06.12.2025 13:00 — 👍 6    🔁 0    💬 0    📌 0
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【レビュー】冬、到来。かわいいジャックフロストも到来/PLAMAX ジャックフロスト  すっかり寒くなり、年末の空気感が徐々に出てきました。温かいジャケットに身を包み、量販店を歩いていると見慣れたゲームのキャラクターがプラモになっていたので買ってきました。真・女神転生シリーズに登場するジャックフロストです。  箱を開けると真っ白な顔と手のパーツがドカンと入っていてテンションが上ります。こういうキャラクターのプラモは、組む前からそのキャラクターのアイコニックな要素が目に飛び込んでくるので嬉しい。このプラモは真・女神転生シリーズと銘打って販売されていますが、しかしジャックフロストは女神転生以外にもアトラス社の様々なゲームに登場するキャラクター。私は「ペルソナ5のプラモ」としてこの模型を買ってきました。  このキバのパーツを見てください。めちゃくちゃ尖っていて、全体として丸っこいボディの印象をキリッと引き締めています。真っ黒な口がちゃんと凹んでいるのも嬉しい。このプラモは口周りが平面的にならず立体的なのがお気に入りポイントです。この口周りが、プラモが完成したときのクオリティを引き上げています。  しっかりとワンポイントの黄色い部分もパーツ化されています。こういった細かいパーツのお陰でシールを一切使わずに完成するもの嬉しいところです。 接着剤を使うプラモデルですが、細かい部分以外は接着剤を使わなくても大丈夫なところが多いです。塗装もしたいけど今日はパーツを貼って形だけ楽しみたいぞ!という人にも超オススメ。違う色のパーツ同士は接着しなくても自立させる事ができます。サクサクと組み立てが進み、おおよそ30分ほどでジャックフロストが完成しました。  ジャックフロストが立った瞬間、とてもテンションが上りました。それは多分この模型が固定モデルであり、常にそのキャラクターがベストなポーズで立っているからでしょう。愛嬌があり、ずっとデスクに飾っていたくなるようなプラモデルです。もちろんお出かけに連れていくのもアリ。予想以上に気に入ったので、いつもゲームや作業をしているパソコンの上に置くことにしました。 女神転生やペルソナシリーズといったゲームでこのキャラクターを見たことがある人もそうでない人も、ぜひこのプラモを作ってください。その可愛さに必ずや飾っておきたくなるはず。

【レビュー】冬、到来。かわいいジャックフロストも到来/PLAMAX ジャックフロスト #キットレビュー #フィギュア #nippper #プラモデル

06.12.2025 11:00 — 👍 7    🔁 0    💬 0    📌 0
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八人八色の魔法使い像を具現化する/フロストグレイブの魔術師ボックスを作る話  私にとって典型的な魔法使いと言えば、「三角帽子にゆったりしたローブ、長い杖を掲げて呪文を唱え、白いひげを豊かに伸ばした大魔導士」といった古典的な姿がまず思い浮かびます。しかし、フロストグレイブの魔術師ボックスに並んだ無数のヘッドパーツを前にすると、そのイメージがごくごく狭いものだと気づかされます。 頭の中の奥の方ではもっと多様な姿が想像できるているはずなのに出てこない。なので、実際にパーツを見せられると「あ、こういうのもあったな」とクイズ番組で答えを聞いた瞬間のような感覚に見舞われます。  収められたパーツをひととおり眺めると、そこに広がる魔法使い像は思っていたよりはるかに幅広いものです。杖だけ見ても、持ち主の背丈に迫るほど長いものから、30センチほどの短いものまで実に多彩で、さらに本、水晶玉、薬瓶、素手のポーズといったパーツの数々が、「こんな魔法使いもいるだろう」というイメージを次々と呼び覚ましてくれます。次々とイメージ湧く体験をしていると、このキットのパーツ選択そのものに“誰もがうなずく魔法使いの幅”がセンス良く詰め込まれているようで、感心してしまいます。  よく考えれば、魔法使いの姿なんて本当に様々で、ハリーポッターシリーズに出てくるダンブルドアの典型的な老魔術師から、葬送のフリーレンのように現代的で繊細なデザインまで幅広く存在します。使う魔法も、光や炎を放つファンタジー寄りのものから、骨や瓶に宿った呪詛のような不気味な力まで千差万別で、魔法、魔術、呪文”という言葉がもつ神秘性が善悪に幅広くまたがっていることに気づかされます。 このキットの醍醐味は、多様なイメージを自分の手で自在に形にできるところです。顔の向きひとつで雰囲気が変わるし、本を抱えさせたり、瓶を帯に吊るせば専門家っぽさが出るし、剣を握らせればたちまちひとり旅の様相が増してきます。パーツが増えるほど塗装の手間も増えますが、そのぶん配色の妙で個性を出せる深みもあります。  全部で8人の魔法使いを組めるセットだからこそ、自分が思い描く“ファンタジーの世界”を8通りの姿で可視化できる。買った人の頭の中にある「こんな魔法使い」に答えてくれる面白さこそフロストグレイブの魔法使いセットの魅力なのです。 >魔術師ボックスⅠ[8体入り](Frostgrave Wizards) | フロストグレイブ・ミニチュア・ゲーム・ショップ

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05.12.2025 11:00 — 👍 5    🔁 2    💬 0    📌 0
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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。組むだけで「緑の零戦」を楽しめる/ファインモールド 1/72 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 (三菱製・中期型)  週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はファインモールドの「1/72 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 (三菱製・中期型) 」をご紹介! 組むだけでみんなが思う「緑の零戦」が爆誕する素晴らしいプラモデルに仕上がっています!  本キットに先んじて、1/48スケールで驚異的な零戦五二型のプラモデルを送り出したファインモールド。1/72スケールは、より多くの人が組むだけでも零戦のかっこよさを味わえるように精密さだけでなく「プラスチックの色」にもこだわった模型に仕上がっています。上の写真を見れば分かる通り、組むだけで、超かっこいい緑の零戦が完成します。  こちらがキットのランナー(パーツがつながった枠のこと)。本体の緑だけでなく、カウリングは黒、エンジンやプロペラはグレー、コクピットのパーツはダークイエローのような成型色となっています。飛行機模型の多くはグレー単色というものが多い中、これだけ色分けされている飛行機模型はとても珍しく、箱を開けた瞬間に色だけでもワクワクできます。  キャノピーの透明度も抜群! 閉じた状態を組み立てやすいようにワンパーツになっているもの(ワンピースキャノピーなんて言ったりもします)と、キャノピーを開けた状態を再現できるように、それぞれの箇所で分割された物の2種がセットされます。他に翼端灯をクリアーパーツ化したい人のための、小さなパーツもセットされています。  コクピットは細部までパーツ分割されていて、非常に精密な仕上がり。タミヤの1/72零戦と共に、1/72零戦コクピットの最高峰と言えると思います。  本体内部壁面に取り付けられている計器類も別パーツで表現。小さなパーツなので、精密ピンセットを用意しておくと組み立てが楽です。本体と違う色になっているので、組むだけでも情報量が増えて楽しいですね。  コクピット後部のパーツの精度がとっても気持ち良いです。収まるべきところにきれいに収まるので、あとは流し込み接着剤を流すだけでOKです。  およそ1時間半で完成! キットにはデカールも付属するので、この色を活かしてデカールフィニッシュしても良いですね。成型色の緑も重みがあり透け感の無いものとなっていますので、組むだけでこれだけ高級感ある仕上がりとなります。これから零戦を作ってみたい、久しぶりに気軽に零戦を組みたいというあなたに、まさにピッタリのプラモデルです。ぜひこの週末は、ファインモールドの「1/72 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 (三菱製・中期型) 」を作って下さい。それでは〜。

花金だ!仕事帰りに買うプラモ。組むだけで「緑の零戦」を楽しめる/ファインモールド 1/72 帝国海軍 零式艦上戦闘機 五二型 (三菱製・中期型) #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル

05.12.2025 03:00 — 👍 6    🔁 0    💬 0    📌 0
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痛車プラモで失敗しない色と質感を手に入れたい!/「メタリックパープルとツヤ消し仕上げ」の理由 白ボディの痛車は写真で輪郭が飛びやすく、光沢仕上げではキャラの可読性も落ちがち。下地色とつや消し仕上げの組み合わせで“痛車が写る条件”を改善する今回の作例は、色・ツヤ・汚しの調整で扱いやすい痛車模型にする方法をまとめています。

痛車プラモで失敗しない色と質感を手に入れたい!/「メタリックパープルとツヤ消し仕上げ」の理由 #自動車 #塗料 #nippper #プラモデル

04.12.2025 13:00 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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【工具レビュー】戦車だけじゃない!貼るだけであなたのメカにも気軽に「ツィメリットコーティング」が施せる!  第二次世界大戦において、ドイツ軍が自軍の戦車に施した「ツィメリットコーティング」はその迫力とかっこよさから、多くのSFメカにも施されてきました。最近では「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム ザクⅡ F型 ソラリ機」の足元にもそれらしいコーティングがされていました。このコーティングをシールのように貼るだけで表現できる超便利アイテムが「タミヤ コーティングシート」です。戦車だけでなく、メカのディテールアップにも活用できます。  こちら、コーティングシートを貼った状態。細かな凹凸がプリントされていて、貼るだけでこのレベルのコーティングが表現できます。ソラリ機にも、コーティングとみられる線をプリントした平面状のシールが付属しますが、立体で表現はされていません。  シートは、ツィメリットコーティングが施された車両ごとに販売されています。こんな風に、線に沿ってカットしてパーツに貼り込んでいきます。  密着性も良く、ディテールにも馴染みます。貼ったら、爪楊枝の先などで押し込み、しっかりと密着させるとより綺麗に仕上がります。  そのシートの中には、余剰がプリントされています。これがメカのディテールアップに最適! ぜひここだけ切り取って、とっておきましょう。  使いたい分だけカットして、貼る。それだけです。ほんの数秒で、あなたのメカにもツィメリットコーティングを施せました。好きな形状にカットして使用できるので、さまざまなデザインにも対応できます。戦車だけでなく、あなたのメカにもかっこいいツィメリットコーティングのディテールを足したいという時は、ぜひとも「タミヤ コーティングシート」を活用してくださいね! それでは〜。

【工具レビュー】戦車だけじゃない!貼るだけであなたのメカにも気軽に「ツィメリットコーティング」が施せる! #工具 #ロボット・アニメメカ #ガンプラ #nippper #プラモデル

04.12.2025 11:00 — 👍 6    🔁 2    💬 0    📌 0
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【塗料レビュー】色良し!ツヤ良し!水性ホビーカラーに現れた至高のオレンジ!「スライムベスオレンジ」  まさかこんなにも絶妙なオレンジが「スライムベス」のプラモデルを塗るための塗料として登場するなんて……。水性ホビーカラーにマジですごいオレンジが爆誕したので、ぜひみなさんも買って使ってください。早速「水性ホビーカラー スライムベスオレンジ」をレビューしていきましょう。  スライムよりほんのり強いスライムベス。でも塗料はとっても頼りになりますよ! スライムベスだからって侮らないでくださいね。水性ホビーカラーなので、匂いもマイルド。エアブラシ塗装、筆塗り両方で楽しめます。今回はエアブラシ塗装で、このオレンジの色味をご紹介します。  蓋を開けると、見事なオレンジ。蓋の色ともほとんど差がありません。水性ホビーカラーはまだオレンジ系のラインナップが豊富ではないので、新色が登場してくれるのはい嬉しい限りです。  実際にプラモに塗ってみると、こんなにも美しいオレンジ!! 隠蔽力はそこまで強くないです。この状態になるまで、塗って乾かしという工程を4回ほど繰り返しました。グレーのプラスチックの上から直接塗っても、これだけ鮮やかなオレンジになります。  そしてこのドランゴンクエスト水性ホビーカラー最大の特徴が、美しいツヤです。スライムベスオレンジの塗りっぱなしでこれだけ綺麗な光沢がでます。  かっちりとオレンジが発色して、美しいツヤも味わえるスライムベスオレンジ。キャラクターモデルの差し色や、重機、練習機などの塗装にも力になってくれると思います。またこのような鮮やかな色をプラモにどば〜っと塗った「1色仕上げ」は、本当に面白いので、ぜひ試してください。塗装って楽しいな〜と気軽に思えるはずです。ぜひそんな遊びも、このスライムベスオレンジで楽しんでください。それでは!

【塗料レビュー】色良し!ツヤ良し!水性ホビーカラーに現れた至高のオレンジ!「スライムベスオレンジ」 #水性塗料 #塗料 #nippper #プラモデル

03.12.2025 13:00 — 👍 8    🔁 0    💬 0    📌 1
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【レビュー】プラモデルで争いのない世界へ旅する/ミニアート1:35ブックシェルフ  模型屋さんの棚を眺めていると、「なんか良いな」の直感を刺激してくるとんでもなく雰囲気がいい箱絵をみつけました。ウクライナのメーカー、ミニアートの1/35 ブックシェルフ。会計の時、店のオヤジさんも言っていた「なんか良いよね」と。  ガンダムや戦車といった戦うプラモの中に置かれた日常の風景。こういうミニチュアって小さな木材や画用紙でのDIYが主流だと思っていましたが、こうして加工や塗装の選択肢が多いプラスチックで気軽に楽しめるって素敵だなぁと思いました。  パーツを包む袋の中にはウクライナの空気が詰まっているとかいないとか中身はランナー2種類。棚のランナーが2枚1組の12枚、本のランナーが3枚。ん? 説明書が無い! ……安心して下さい、箱の裏ですよ。(内心めちゃ焦りました。)  要するに箱裏1枚で解説できちゃうくらい組み立ては簡単ってことですね。全部で6個の棚ができるようです。そして赤文字でBooks & shelves can be painted in any color(本と棚はどんな色にも塗ることができます)と但し書き。デカールもシールも無い、あとはユーザーに全てお任せ。ちまちま色を乗せていくのはなかなかの修行チック。なので今回は棚ひとつ分だけ!  さて、本のパーツ達は大小不規則気味に並んでいて細かく造形されてかつ奥行きがあり、豊かな表情を見せてくれます。本自体の接地がいい感じなので斜めの本も接着しなくても置けるんです。おっと裏は肉抜きされてます。置き方や見せ方を工夫する必要がありそうです。  棚は「本棚」と聞いて思い浮かべる木製の家具ではなく、金属製のスチールラックのよう。本棚として活躍ている姿は僕はみたことがないか、見たことあるけど記憶にないのか……。同じものを6個作る、と言うとどうも単調な作業のように感じますがシンプルすぎないよう棚に本を並べていくのパズルみたいですごく楽しいんだなコレが。そうそう、棚板が6枚余るので家具をひとつ新造しました。  僕はフィギュアを買ったことがなく、他の1/35スケールのキット(マシーネンなど)に付属してるフィギュアしか持って無いのですが、コレをきっかけに色々欲しくなってきました。次お店に行ったときはフィギュアのプラモの箱が光って見えるんだろうなぁ。新たなプラモと出会う予感、ワクワクしてきたぞ! みなさんもぜひ、お気に入りのフィギュアたちを本に囲まれた素敵な世界に連れ出してください!

【レビュー】プラモデルで争いのない世界へ旅する/ミニアート1:35ブックシェルフ #キットレビュー #情景 #nippper #プラモデル

03.12.2025 11:00 — 👍 7    🔁 3    💬 0    📌 0
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筆塗りでチョイ足し、可愛さは倍増!/グッスマの「レーシングミク2013」をお迎えする前に必要なのは?  名作完成品フィギュアがプラモデルに転生する!そんな夢を叶えてくれるグッドスマイルカンパニーのReincarnationシリーズ第一作、「レーシングミク2013」をプッシュしております。さて、組み立てて水転写デカール貼っただけでもかなりGOODな仕上がりになるこのアイテムをさらにブラッシュアップするテクをここで先取りしておきましょう。筆塗りです筆塗り。筆で塗料を塗る。怖くないよ。やってみよう。  レーシングミク2013のデザインにおいてすごく効果的なのがクリアーパーツで用意された腰の周りのヒラヒラ。白いレオタード調の意匠に対して初音ミクの元のデザインにあるスカート的な意匠を軽やかかつきらびやかに演出してくれます。本体との接続は発色の良いシルバーのパーツが用意されていますが、先端部のシルバーはパーツ状態だと再現されていません。そこで筆塗りです。  粒子のこまかいシルバーの塗料は各社から発売されています。私は今回手近にあったGSIクレオスのMr.カラー#8シルバーを選びましたが、表面が滑らかに仕上がる水性ホビーカラーのスーパーファインシルバーもオススメです(水性ホビーカラーなら万一はみ出してもキッチンマジックリンで拭き取れるしね)。筆は先がよく尖るタミヤのモデリングブラシPRO IIを強くおすすめします。「先が細ければ細いほど精密に塗れそう」という先入観から面相筆を選ぶとキレイに塗るのが難しいから注意ね。 クリアーパーツのシルバーに塗るべきところは1段高くなっているので、そこからはみ出さないように塗ればOK。一回でベタッと塗らず、薄く塗って乾かしてまた重ねて……を3度ほど繰り返せばOK。シルバーはムラになりにくい塗料なので筆塗りが初めての人でも楽しいぞ!  シルバーの部分に散りばめられた丸い凹みにはミクのグリーンとピンクがあしらわれているデザイン。水転写デカールも用意されていますが、こまかいのをたくさん貼るのはちょっとしんどいかも……という人にはこちらも筆塗りがオススメ。色レシピをズバッと教えてしまいますと、グリーンはシタデルカラーのサイバライト・グリーンにソテク・グリーンをわずかに混ぜたもの。もう初音ミクのイメージにピッタリなグリーンになります。ピンクはエンペラーズ・チルドレンをそのまま使います。  水に筆を漬けてからぎゅっと絞り、塗料をほんの少し掬ったら丸い凹みにこの塗料をポテッと置けばOK。水で薄めて水で洗える(でも乾燥したら二度と溶け出さない)シタデルカラーなので、はみ出したところは指先でビッと拭き取ればキレイに丸い凹みの中だけに塗料が残ってくれます。あとは自然乾燥を待つだけ。貼ったばかりのデカールにうっかり触れて剥がれて悲しい〜みたいなこともありません。  組むだけで約束された出来栄えも、合わせめ消しや筆による部分塗装によって「自分が作ったぞ!」と思える仕上がりになるのがプラモデルのいいところ。失敗しても後戻りできる塗料が充実してきたおかげでこまかい部分の色差しも気楽な楽しみになりました。レーシングミク2013をお迎えするまでまだまだ時間はありますから、みなさんも身近なプラモデルにちょっとずつ色を足すことで「気構え」をしておくことをオススメします。そんじゃまた〜。

筆塗りでチョイ足し、可愛さは倍増!/グッスマの「レーシングミク2013」をお迎えする前に必要なのは? #筆塗り #水性塗料 #nippper #プラモデル

02.12.2025 13:00 — 👍 6    🔁 0    💬 0    📌 0
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【工具レビュー】今年の汚れ・ガタ付きは今年のうちに。「タミヤ エアーブラシ用クリーニングセット」でエアブラシを整えよう!  いつものメンテに加えて、トラブル対処も。ありがとう「タミヤ エアーブラシ用クリーニングキット」、いいグリスです。2025年もまもなく終了。さぁ、エアブラシをメンテナンスしましょう。  2023年の12月に買った新エアブラシですが、調子が悪い。お気に入りだからこそ、水性塗料もラッカー系塗料もブンブン使っていて、やや酷使気味に来てしまったのでなんとニードルチャック周りが戻りにくい状態になってしまいました。ボタンは戻れどニードルが謎に半開。  そこで登場するのがタミヤ製スプレーワーク エアーブラシ用クリーニングセット。ハンドピースをメンテナンスするのにちょうどよいツールが5つまとまったセットです。  また内部には取扱説明書が入っています。これはタミヤ製のハンドピースの分解図に加え、メンテナンスの難易度別にどう作業するかの解説があります。とても丁寧な内容でこれを頭に入れればあなたもメンテナンス上手、という秘伝の書なのです。  ブラシは中サイズなら同社製スプレーワークカップ接続部のネジを洗うのにジャストなサイズ。ちょっとした大きさが便利で、王冠がたの先端キャップをすみずみまでキレイにしたりと活躍します。  小サイズはノズル内部からカップまでの塗料の流路にピッタリで、これがもうみんな洗いたいこの場所を清掃する必殺の装備です。ブラシにごっそり塗料のゴミがついてきたときは、ちょっとした快感。耳かきで大きなのが取れたときのような気持ちになれます。  ほかに2種類のグリスとシール剤があります。中身はどちらもゲル状の素材で、ハンドピースの細かいところを良くする薬のようなもの。ノズルシール剤は別の機会に紹介するとして、今回私の調子悪いエアブラシに必要なのは高粘度グリスのほうです。  分解しつつ操作して、ノズルが引っかかってるわけではない、ボタンが引っ掛けてしまっているわけではないと問題を切り分けていき、たぶんここが引っかかってるよね、というところを発見。ボタン押しがかなり軽い動きなんですが、グリスで根本をねっちょり捉えてバタつかないようにしつつ、内部で下側になる部分(たぶんここが引っかかってる)が滑るようにグリスを薄く塗っておきます。  ついでにボタン下部のピストンにもグリスを塗っておきます。塗料の付着などもありますがここのグリスがないとボタンの押し下げが渋くなったりいろいろ不具合が出ます。定期的に塗りたい場所です。またグリスを使うときはつまようじを使うのが手を汚さず細かいコントロールが効いて便利。  何度引いても一緒にニードルチャックやボタン押しが戻って来る。本当にありがとう……。汚れを落とすだけではどうにもならなかったトラブルが解決できて、またこのハンドピースには頑張ってもらいましょう。  今回は高粘度グリスに活躍してもらいましたが、エアブラシの塗料に直接触れない部分の潤滑にはこの高粘度グリス、とおぼえておきましょう。ニードルキャップ、ノズルカバー、本体のあいだもこの高粘度グリスをネジ部分につけると空気をしっかり密閉できるし、かなり活躍どころが多いアイテムです。ハンドピースを買ったらぜひこのエアーブラシ用クリーニングセットも手に入れて、メンテナンスに備えましょう!

【工具レビュー】今年の汚れ・ガタ付きは今年のうちに。「タミヤ エアーブラシ用クリーニングセット」でエアブラシを整えよう! #工具 #nippper #プラモデル

02.12.2025 11:01 — 👍 6    🔁 0    💬 0    📌 0
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【塗料レビュー】塗るだけでメッキ調の輝きになるドイツ生まれの魔法のペン!/シュナイダー ミラーエフェクト クロームマーカー  先日、京都のボークスにある「ホビースクエア京都」に行った際に、とても気になるマーカーを発見しました。その名も「シュナイダー ミラーエフェクト クロームマーカー」。スプーンをピカピカのメッキ調に仕上げている写真がパッケージにどーんと掲載されており、「本当にこんなすごい輝きになるんか?」と興味を持ったので購入。使ってみた結果、パッケージに偽りなしのすごいペンでした。ドイツ生まれのクロームマーカー、恐るべしです!!  私が購入したのは0.8mmの極細ペンと2mmのペンがセットになったもの。確かにどちらのサイズもプラモ塗装に適していそうなサイズです。使用方法はガンダムマーカーなどと一緒で、よく振ってからペン先に塗料を出して塗り広げていきます。  こんな風によ〜く振って、中の塗料をしっかりと撹拌します。  そうしたらペン先を紙パレットやノートなどに押し付けます。すると中の塗料がペン先から出てきて、塗装準備が完了します。  あとは塗るべし!! クロームメッキ調の、超かっこいい仕上がりになります。塗料の伸びもすごく良くて、パーツ表面に沿って流れていき、しっかりとした塗膜を形成してくれます。  ささっと塗ったので細部までは塗り込めていませんが、2分くらいで小さいミニチュアならすぐにメッキ調の仕上がりになりますよ。僕は塗装してからお出かけして、3時間ほど放置していたら、塗料は完全に乾いていました。普通に触る分には塗料も剥がれません。  娘が幼稚園で描いてきた絵の前に置くとまさにキラキラの世界! 各色が映り込むほどの美しい輝きとなります。部分的にメッキ調仕上げにしたい、メッキパーツのリタッチに使うなど、このセットを買っておけば模型製作に役に立つこと間違いなし。超お手軽に最高の輝きをゲットできるのでぜひ試してください。それでは!

【塗料レビュー】塗るだけでメッキ調の輝きになるドイツ生まれの魔法のペン!/シュナイダー ミラーエフェクト クロームマーカー #工具 #塗料 #nippper #プラモデル

01.12.2025 13:00 — 👍 11    🔁 2    💬 0    📌 0
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【レビュー】プラモデル未来派野郎を再確認/東宝TOHO MONSTERS KIT メカゴジラ(1993)  ゴジラをはじめ、数多くの怪獣を世に送り出してきた東宝が自ら展開するプラモデルブランド「TOHO MONSTERS KIT」。その第1弾として登場したのはまさかの1993年版のゴジラでしたが、もうひとつ同時に発売されたのは対となるこのメカゴジラでした。  初代メカゴジラから18年を経て復活したこの2代目メカゴジラは、リベット満載な敵デザインの初代とも、兵器的に洗練されたデザインの3式機龍とも違う、流線主体の未来感あふれるデザインが特徴です。しかしそのスマートな2代目は、歴代メカゴジラの中で「谷間」的な存在になってしまっているのか、立体化の機会が少なかったイメージがあります。そんな2代目が自分の手で組み上げるプラモデルとして登場!さっそく組み立てて、その未来派デザインを改めて味わいましょう。  まず組み立てるのは頭部。口がくり抜かれた顔パーツに、上アゴと下アゴを後ろから差し込む構成になっています。顔を真っ二つに割るのではなく、正面の造形を守る分割にしているところに「顔はキレイに見せたい!」というメーカーのこだわりを感じ取れますね。さらに目の部分が別パーツ(しかもクリアパーツ)になっているので、軽く黄色を差すと劇中の印象にぐっと近づきそう。さらに右目を黒く塗れば、戦闘で傷ついた劇中シーンの再現も可能です。  ボディには筋肉を模したような複雑なディテールが連続しますが、パネルをペタペタ貼っていくようなことはありません。一つ一つが大きいシンプルなパーツ分割されているおかげで、サクサクと組み立てが進みます。腕、脚部、足、尻尾などそれぞれの組み立ては1ステップで完了できるような親切設計となっています。  各部位が完成すれば、腕は上半身、脚は下半身と差し込んでいくのですが、上半身と下半身をつなぎ合わせる工程がとてもグッドでした。下半身に上半身を後ろから差し込むだけの工程なのですが、なんだかここにSFメカ味を感じてテンションがあがり、思わず「合体!」などとつぶやいてしまいました。そうです。プラモデルは楽しむことが大切です。  パーツを組みながら眺めてみると、曲線主体でまとめられたデザインを感じることができ、兵器というより、未来の生命体のような印象。それでいて、頭頂部のツノや背びれの形状、短い尻尾など、確かに初代メカゴジラの意匠を引き継いでいることがわかります。大胆に刷新しながらも、しっかりと“メカゴジラのDNA”が息づいているんですね。  1993年に公開された映画『ゴジラVSメカゴジラ』は、当初ゴジラVSシリーズの完結作として構想されていたそうです。だからこそ人気怪獣であったメカゴジラを、90年代の感覚で「未来派野郎」として蘇らせたのですね。皆様も是非このキットを手に取って、シリーズの中でも異彩を放つそのデザインを手の中で再確認してください!

【レビュー】プラモデル未来派野郎を再確認/東宝TOHO MONSTERS KIT メカゴジラ(1993) #キットレビュー #フィギュア #nippper #プラモデル

01.12.2025 11:00 — 👍 5    🔁 1    💬 0    📌 0
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人生変わるプラモデル/絶対にニコイチで手に入れてほしい『かくしてクルマは作られる』と『タミヤのLFA』の話。  ボケーっとTVCMを見ていたのである。いきなりトヨタ2000GTとレクサスLFAがテストコースに現れ、新型車「GR GT」が12/5世界初公開されるというテロップが出る映像に思わず腰が浮いてしまった。そうさ俺は福野礼一郎の大ファン。レクサスLFAは特別なクルマなんだぜという氏の熱弁をさんざん読んでおきながら、LFAのプラモデル組んだことないじゃん。ヤバいじゃん。そして組んだら脳汁が爆発したのでみなさんも爆発しましょう。  即ポチ、翌日到着、夕飯を食べて即開封。タミヤカタログで見たことはあったけど、なんだこのハコの中から溢れ出すラグジュアリーなオーラは!これがLEXUSのチカラだとでも言うのか。そうです。LFAはトヨタが工場の中に専用工場を作って(!?)わずか500台のために特別なチームを結成し、このクルマのためだけに開発されたあれやこれやを手で組み立てて送り出した空前絶後のスーパーカー。国産最高額、もちろん最高速。タミヤもそれを表現するために「ボディ組まなくても展示できちゃいます」とハコで言ってるんですよすごいでしょ。  この銀色のパーツだけを組めばだいたいこのクルマの駆動系については全部わかったような気になれるというのがすごい。タミヤが「フルディスプレイモデル」と謳うとき、それはエンジンも組めるということ。2011年のプラモデルですからね。パーツの合いが悪いとか取り付け位置がアヤフヤとかいっさいなし。切って、貼る。そしたら、カタチになる。ただそれだけのことがひたすら楽しいやつ。  エンジンとトルクチューブを接合してサスペンションと排気管付けて、ホイールにタイヤ履かせてアクスルにぶち込み、LFAのキモのところができました。説明書の指示通りに組んでいるとこうはならないんだけど、この状態で展示してもいいのよ、とタミヤは言っている。そしてここだけでもLFAがいかにとんでもないクルマなのかが俺にはわかる。なぜなら俺は福野礼一郎の大ファンだから……。  ということでここでCMです。「かくしてクルマは作られる 4」を買いましょう。この本とこの模型は不可分であり、ニコイチでようやく全貌が理解でき、なんならお互いの面白みが100倍くらいになるという相乗効果があります。これは本当です。  このクルマがどういう思想で設計されて、どういう技術で作られていて、そうすると何が嬉しいのかというのを信じられないくらいの量のテキストと写真で綴ったこの本は、LFAのプラモが横にあると100倍理解しやすくなります。逆にこのプラモデルを組みながら「このパーツはなんでここにくっつくんだよ」と思ったらこの本を読めば全部書いてあります。そう、我々はLFAが買えないからプラモデルを買うんじゃないんですよ。プラモを通してLFAを知り、福野礼一郎にビビり、そして1台作るごとに赤字を出しながら伝説となったLFA(いま中古で2億円とかするらしいよ)に対する信仰を新たにするわけです。プラモデルを通して世界を観測しているんですよ我々は。  最初は駆動系だけ組んで終わりにしようと思ってたけど『クルマは〜』を読んでいたらやはりCFRPモノコックとアルミ押出材のサブフレームの官能を味わいたくなってしまい、いやSMCで作られた外板の検査工程に胸打たれてボディを作ってしまい、なんだかんだでLFAの三枚おろしがここに爆誕。こういう写真が撮れるプラモデルって、そうそうないのだぜ。そして「ふーんクルマがバラバラだねぇ」くらいの解像度だったあなたも『クルマは〜』を読めばこの景色が非常に崇高な奇蹟のようなものに思えてくるはずなのですわ。  接着剤使わずに3つの要素をガポガポガポとはめ込めば寸分たがわずビシッと噛み合わさってLFAがラインアウト寸前。おーカッコイイですねと惚れ惚れしてからおもむろにバラして駆動系をコロコロしてヌフフ……。さらにまた本をめくって「うわーここのディテールも再現されてるぅ〜」「あーさすがにこの構造はプラモデルのサイズだと無理かぁ」と遊べてしまうッ!こんなの、「塗装して完成isゴール」って決めてギチギチに作り込んで順序よく組み立てていたら絶対できない遊びですからね。プラモデルの楽しみ方って、ひとつじゃないんだぜ。  最高の参考書があるからこそ全てのパーツが輝き、そして最高の立体物があるからこそ圧巻の参考書がみるみる理解できるようになる。稀代のスーパーカーだからこそ成立しうる夢のような関係性をあなたにも味わってもらいたいので、ぜひともみなさんプラモと本をいっしょに買いましょう。モトが取れるどころじゃなくて、人生変わっちゃうような体験になりますよ。ああ、タミヤがLFAを作ってくれている世界で、福野礼一郎が物を書いている世界で本当によかったな……。

人生変わるプラモデル/絶対にニコイチで手に入れてほしい『かくしてクルマは作られる』と『タミヤのLFA』の話。 #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル

30.11.2025 13:01 — 👍 8    🔁 1    💬 0    📌 0
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【レビュー】テカりもマットも素組みで完璧。青島文化教材社「ヤマハ ビーノ」で味わう“組むだけバイク模型”の最高体験  ニッパーだけで超クオリティモデルが完成します! 初めてのバイク模型にぜひ!! それが青島文化教材社「1/12 ザ・バイクシリーズ No.60 ヤマハ ビーノ」です!  箱を開けた瞬間から、パーツのツヤ感演出に驚かされます。これをみただけで、「組むだけで最高にかっこいいモデルができるぞ!」と思わせてくれるのです。楽プラなどを送り出している青島文化教材社の理念が、このバイクにもしっかりと見えるのです。  空が映り込んじゃうテカテカパーツだけでなく、シートのようにマットな仕上がりもプラスチックの状態で表現されています。パーツを切り離すだけで最高の質感をゲットできるので、ある意味モデラーとしては「もうやることがないぞ!」とちょっとした焦りも覚えたりしてしまいます。それだけ素晴らしい仕上がりになっているのです。  パッケージは「接着剤不要」と大きく書いてあるとおり、プラスチックの嵌合だけでカットしたパーツをはめ合わせていけます。ニッパー1本とプラモデルがあれば、即バイク模型の世界にエントリーできるのです。嬉しいですね〜。  実際に組んでいくと、色ツヤだけでなく、合わせ目やゲート跡のカバーも考えられています。タイヤに関しては合わせ目がトレッドパターンに一致するように作られています。  ミラーやウインカーなどの部品は車体の下方向にゲート跡(パーツと枠を繋ぐ部分をゲートと呼びます)がくるように設計されていて、パーツをカットした跡が目立たないようになっています。ところどころに創意工夫が光るキットです! ツヤとマット感が組み合わさった、バイク特有の印象が十分すぎるほど再現されています。組む時間は1時間足らずでしたので、気軽にサクッと組めて最高の満足感を得られます。値段も手軽なので、皆様もぜひ楽しんでください!  

【レビュー】テカりもマットも素組みで完璧。青島文化教材社「ヤマハ ビーノ」で味わう“組むだけバイク模型”の最高体験 #バイク #キットレビュー #nippper #プラモデル

30.11.2025 12:00 — 👍 14    🔁 4    💬 0    📌 0
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【レビュー】バンダイスピリッツのAT-ATの超クオリティから感じとる、衰えることのないスター・ウォーズの熱量 1/48スケールのAT-STプラモデルに興奮した著者は、1/144スケールのAT-ATには当初期待していなかった。しかし、実際のキットは予想以上に大きく、詳細な造形や多様な部品構成に感動。スター・ウォーズプラモのクオリティから作品の魅力を再確認した。

【レビュー】バンダイスピリッツのAT-ATの超クオリティから感じとる、衰えることのないスター・ウォーズの熱量 #キットレビュー #SFメカ #nippper #プラモデル

30.11.2025 11:00 — 👍 11    🔁 1    💬 0    📌 0
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【レビュー】貼れる!速い!映える!/80年代プラモが連れてきた「痛車模型の理想形」 アオシマ ブラックラグーン セリカ アオシマの新生痛車シリーズ第4作目として、1972年型トヨタ・セリカのプラモデルが登場。デカールの精度が向上し、貼りやすさが考慮されています。43年前のキットとは思えない現代的なデザインと速度感が魅力で、キャラクターの存在感が強調されています。

【レビュー】貼れる!速い!映える!/80年代プラモが連れてきた「痛車模型の理想形」 アオシマ ブラックラグーン セリカ #キットレビュー #自動車 #nippper #プラモデル

29.11.2025 13:01 — 👍 6    🔁 0    💬 0    📌 0
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【ブックレビュー】また知らないワザがいっぱい詰まってる……!「キャラ×テク大全2 エアブラシ塗装の高次元テクニック編」でもっとエアブラシ塗装を楽しもう。  「エアブラシ」は好きな色を、平滑に塗布することを得意としたツールです。実機のようなふんわりとした迷彩塗装やキレイなグラデーション塗装など、エアブラシならではの塗装が楽しめます。キャラクターモデルにおけるエアブラシ塗装のテクニックに関して、モデルアートはキャラ×テク大全として本を出していますが、さらに進んだ『キャラ×テク大全2 エアブラシ塗装の高次元テクニック編』が発売されました。  前回はエアブラシまわりの装備や使い方など、基本的な部分を重視しつつ、現在使っている人もより良くエアブラシを使うためのワザを詰め込んだ内容でした。今回はさらに一歩進んだ考え方や面白い表現を目指そう、という内容になっています。  たとえば不織布で覆ってから塗装すると、大理石風に仕上がる塗装。本書では蛇紋塗装と呼びますが、素材を変えたり目の細かさを変えることで、表現や仕上がった素材感が変わることを掲載。  今回は「塗り重ねることで得られる効果」を扱うテーマも多いです。そのひとつの「キャンディ塗装」は、金属色の上からクリアー塗料を重ねることで美しいメタリック効果を得るものです。ここからがモデルアート社の本らしいところなんですが、下地のメタリックとクリアーレッドを何パターンも組み合わせて仕上がりをチェックしています。銀系とクリアーレッドなんてどれも同じじゃないの? って思うところを追求しているんです。  グラデーション塗装についてもしっかり扱っています……が、こりゃまた凄い。えらいこっちゃな感じにグラデーションしています。  剥がすことで下地を露出させ、錆びた表現などを見せる塗装。おなじみケープが上塗りをいい感じに定着させず剥がれる環境を作ります。剥がし方のポイントまで解説してくれるのがありがたい!  で、私けんたろうも参加しています。ぜんぶメタリック塗料で30MFを作る、という内容。メタリックの下地に黒が良いのは塗り漏らしたときに結構誤魔化しが効くというのもあります。複雑な形状はけっこう塗ったつもりでも薄かったりすることがあるんですよね。  今回金属色のこだわりは単なる銀を銀に見せないこと。こと印刷上でメタリック感が減じるので、混色や上塗りで金属感を高めつつ、カッコイイ白銀の30MFを作っています。  同じく30MFでまた凄い表現に挑んだちいた氏とのリーベルvsローザンバトルも必見ですよ。正統派メタリックvs渋さのメタリック+発光表現。ふたりの技法をマスターすると30MFでより鎧っぽさをプラスするメタリックができるのではないでしょうか。それにしても参加した自分でも驚くいろいろなテクニックの数々、前回の基本とあわせてマスターすると、自分もさらに楽しくキャラクターモデルを作れそうだと感じる内容……。みなさんも一緒に本書を読み込んで、自分ならではのキャラクターモデルを作っていきましょう!

【ブックレビュー】また知らないワザがいっぱい詰まってる……!「キャラ×テク大全2 エアブラシ塗装の高次元テクニック編」でもっとエアブラシ塗装を楽しもう。 #雑誌と書籍 #nippper #プラモデル

29.11.2025 11:00 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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デカイ飛行機は場所を取るからかっこいい/VALOM 1/72 Handley Page H.P.54を作る  VALOM 1/72 Handley Page H.P.54 を手に取る理由のひとつは、飛行機模型ならではの飾る空間の贅沢さにあると思った。機体を支える車輪は驚くほど小さいのに、翼は堂々と広がる。そのアンバランスさが、棚に置いたとき独特の存在感として立ち上がるからだ。 そうした観点で見ると、このプラモデルは「サイズの魅力」というただ一点で十分に作る価値がある。1/72スケールでここまで大きく、それでいて造形自体はシンプルな外観の機体となると、意外と見つからないのだ。  組み始めるとプラモデルとしてはなかなか手強い部類で、思わず「難しいなこれ」と独り言が何度か漏れた。パーツ同士がはまりそうで、はまらない場面がいくつかあり、特に驚いたのは主翼を固定するための桁だった。どう調整しても胴体に収まらず、結局中央で切断して削り込み、押し込んでようやく形になった……と思いきや、今度は主翼側に収まらない。 桁なしでの接着は固定が不安だったので、代わりにアルミ線を仕込み直したところ、これが思いのほかうまくいった。加工しやすく、主翼の取り付け角度を調整するのも容易だった。  説明書には気づいたら取り付け済み扱いになっているパーツがときどき出てくる。そのせいで何度も見返しながら組んでいくことになったが、ゆっくり形を追っていくうちに、少しずつ全体像が見えてくる感覚があった。 接着に関しては、レジンキャスト製のエンジンや、極細のパーツを組み合わせてフレームを作る主脚の構造といった部分もあるので、瞬間接着剤の用意を強くおすすめしたい。主脚は丁寧に組めばきちんと強度が出るので、通常のプラモデル用接着材でもつけられなくはないが、要所要所の接着を一度で決めるためにも使った方がいいだろう。  精巧なスケールモデルとして仕上げようとすると確かに手強いだろうが、形にするだけなら必ず辿り着ける。切って貼ってようやく形になっただけの姿でも、H.P.54の巨大さには思わず目を奪われる。単純な構造なのもいい。棚には効率的にいろいろなものが収納されているのに、H.P.54があるところだけ急にスケールモデルのための贅沢な空間になる。そのギャップはこういう飛行機じゃないと生み出すことはできないのだ。

デカイ飛行機は場所を取るからかっこいい/VALOM 1/72 Handley Page H.P.54を作る #キットレビュー #軍用機・旅客機 #nippper #プラモデル

28.11.2025 11:00 — 👍 6    🔁 1    💬 0    📌 0
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花金だ!仕事帰りに買うプラモ。5年ぶりの再生産!ウェーブのプラモデルで最強のAT「ラビドリードッグ」を気軽に楽しもう!  週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は待望の再生産となった「ウェーブ 装甲騎兵ボトムズ ラビドリードッグ PS版 1/35スケール」をお届けします。最近キャラクターモデル界で盛り上がりを見せている『装甲騎兵ボトムズ』。その魅力に今ハマった人にとっては最高のタイミングでしょう! コレクションサイズで最強のATをゲットしましょうぜ〜〜。  2020年に再生産を行なってから長らく生産されてこなかった「ラビドリードッグ[PS版]」。PS版というのは、ウェーブの1/35スケールボトムズプラモシリーズのハイエンドライン。通常のST版よりもギミックや内部表現などが楽しめるパーツがセットとなる完全版とも言えるラインです。まさにこの「ラビドリードッグ[PS版]」は、『装甲騎兵ボトムズ』のクライマックス主人公機の完全版プラモなのです。マストバイト言えますよね〜〜。上のパーツ写真が主にPS版で追加となっているパーツたち。パイロットフィギュア、コクピットシート、降着ギミック用の関節、センサーのクリアーパーツとその数も豊富です。  ラビドリードッグ自体は、本シリーズの第1弾として発売された記念すべき意欲作。1/35スケールというコレクションしやすいサイズで立体化されています。脚部のサンドトリッパーのパーツを見れば分かる通り、細かなパーツ分割も少なく、多くの人が気軽に組み上げられるような分割になっています。  通常のST版だと、コクピット内はがらんとした状態でおしまい。しかしPS版はここからさらにパーツを詰め込めます。  綺麗な着座姿勢で分割されたパイロットフィギュア(キリコ)と、シートをセット。この内部のフィッティングが抜群。そのためハッチを閉めた時も干渉しません。  ミッションパックも設定のように展開して、機雷散布状態を楽しめます。おまけで機雷パーツも付きますよ。  PS版は、降着姿勢がとれる専用の脚部関節パーツがセットされます。ヒザやスネのスライドも滑らかで、動かしていてとても楽しいです。ポリキャップ接続で、保持力も高いですよ。  およそ2時間で完成! 5年ぶりの再生産という時が、最新キットのPLAMAX 1/24 ラビドリードッグとの邂逅という奇跡ももたらしました。コレクションサイズである1/35スケールでも楽しめて、さらにボリュームある1/24スケールとも作り比べできる……こんな幸せが今すぐ堪能できるのです! ぜひこの週末は、ラビドリードッグで盛り上がってください! それでは〜〜。

花金だ!仕事帰りに買うプラモ。5年ぶりの再生産!ウェーブのプラモデルで最強のAT「ラビドリードッグ」を気軽に楽しもう! #キットレビュー #ロボット・アニメメカ #花金プラモ #ボトムズ #nippper #プラモデル

28.11.2025 03:00 — 👍 8    🔁 0    💬 0    📌 0

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