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千路

@chir02.bsky.social

20↑ / 超雑多二次創作同人(DGS・GSのみ別垢) / 好きなときに好きなものをかきます / フィードや検索から♡飛ばすことがあります🙏詳細→ https://lit.link/chir02 【無断転載・AI学習禁止 / No reuploading ・ No AI training】

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Latest posts by chir02.bsky.social on Bluesky

かっこいい〜〜!!!!!!!RP

01.11.2025 09:57 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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🎃大遅刻!kbdnハロウィン!🎃

01.11.2025 09:18 — 👍 13    🔁 7    💬 0    📌 0

おおお、柚プリントさんとして再開されたのね…!🙏柚さんはいいぞ…RP

01.11.2025 09:52 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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Xユーザーの柚プリント(@yuzuprint)さん 本日より「柚プリント」で再開 価格改定(送料780円他) https://t.co/F2Rgm7BooX

柚プリントさん再開!めでたい!
https://x.com/yuzuprint/status/1984437984494854305?s=46&t=yeKrXl0jDyQ5X2dv5GMZUA

01.11.2025 08:36 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0

個人サイト語りアドカレ!素敵…!🙌✨RP

01.11.2025 09:51 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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個人サイトを語ろう Advent Calendar 2025 - Adventar
adventar.org/calendars/11...

Adventarさんで今年の新規カレンダーを作れるようになったので、さっそく作成してみました!いろんな方の記事が集まれば嬉しいです。
#個人サイトを語ろうアドカレ

ご不明点などございましたら、pipiのメールフォームでもwaveboxでもいいのでお気軽にご連絡ください。

01.11.2025 08:23 — 👍 12    🔁 9    💬 1    📌 0

かわいい〜〜🥰🥰❣RP

28.10.2025 21:55 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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可愛く描けたから見て欲しい

28.10.2025 17:37 — 👍 3    🔁 1    💬 0    📌 0
webイベント(エワ即売会)の集合写真=スクリーンショットの様子。アバターがたくさんいる

webイベント(エワ即売会)の集合写真=スクリーンショットの様子。アバターがたくさんいる

最後の写真撮影&百鬼夜行ありがとうございました!!!滑り込めてよかった🙏✨今回も開催ありがとうございましたー!! #エワ即売会

27.10.2025 12:59 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

おすすめではなくトレンドだな まあどちらにしても私には不要で邪魔の極みの機能であることに間違いはないのですが………………………

27.10.2025 12:01 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

カワイイーーッ!!!!アオハルだね……ってニマニマしてしまった……☺☺💓RP

27.10.2025 11:11 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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ガイセイ(ガイ主♀)
付き合ってない。(ガイの片想い風)

26.10.2025 22:41 — 👍 4    🔁 2    💬 0    📌 0

きりさんの迅太刀だ!!!!!ぶるすこでも拝見できて嬉しい〜🥰RP

27.10.2025 11:09 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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迅太刀は普段の手ぐせではあんまり出力されない描き方をあえて意識していたためか、いま見返してもわりと新鮮

27.10.2025 07:31 — 👍 3    🔁 3    💬 0    📌 0
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これはワートリの迅太刀

27.10.2025 06:13 — 👍 3    🔁 3    💬 1    📌 0

PC版使ってるけどメチャ良いです!!コンパネ for Twitterなしでエックスやるのはめちゃくちゃストレスフルだょ……RP
(PCはトップ開いたら強制的におすすめなどを見せられるためPCは特に…)

27.10.2025 11:07 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0
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あの頃のTwitterを取り戻せ -Control Panel for Twitterの使い方- Control Panel for Twitter で X のUIを旧Twitter風に戻す方法と感想。

悪のインターネット、おすすめを非表示にするために金使って(800円)1週間くらいたったけどかなりいいです
spira-unplugged.github.io/birusupi/cpft

27.10.2025 09:32 — 👍 8    🔁 4    💬 1    📌 0

今回もエワ開催ありがとうございます!
当サークルはこちらにて展示しております~すべて迅太刀!新しいものはタグ企画告知サイト用に描き下ろしたイラストのネップリ、あと完売済同人誌のweb再録などもあります✨よろしければ場外からもぜひ遊びに来てやってください~✌
https://astro.lsv.jp/tenji_ewa/ewa12.html
#エワ場外会場

26.10.2025 12:45 — 👍 2    🔁 1    💬 0    📌 0

私がガイセイ書くとがいくんの心の奥底の部分の救済とか、終盤以降のせ〜かちゃんはがいくんにとって光でぇ………みたいな話になってしまいそうというか今の解釈そうなりがちなんだけど、根底にせ〜かちゃんとって一番最初に助けて導いてくれたがいくんが光だったしずっと仲間として誰より純粋に信頼している存在って解釈があるんですよね… 主人公の選択肢の端々に感情でっかくない!?って思ったところからそう解釈してる ただせ〜かちゃんの深堀しようとするとどうしても俺解釈俺設定が強すぎて まだそっちに手が回ってないというか

26.10.2025 09:52 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

ガイセイって二人ともロワイヤル一気に駆け上がり上位ランカーなつよつよトレーナーなとこ最高なんだよな

26.10.2025 09:16 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

かっこい~~~~っっ がいくんのせ~かちゃんへのヒーローしぐさ大好き🥰🥰RP

26.10.2025 09:14 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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ガイセイ(ガイ主♀)
ナンパされてるのを助けてくれるガイくんが見たかった落書き。

26.10.2025 08:11 — 👍 3    🔁 2    💬 0    📌 0

がいくんについて、深堀りされきらなかったところというか、ここあんまり描写されなかったけど性格や性質に大きな影響与えてるんじゃないのかな~と思うこととか、あの時の行動原理はこういう感情だったんじゃない?とか、自分の中で補完しようといろいろ考えてしまっている
今回のもその結果なんだけどいろいろとっちらかってしまった感はある 初期衝動で書くとこうなりがちですね

26.10.2025 09:13 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

クライマックスのあたりまでぜっとえ~で二次創作するつもりが全然なかったから、イベントの台詞スクショとかあんまり残しておらず………
見返せてないので認識違いとかあったらすみません……って思いながらしかし自分の感情と解釈を落ち着けるために書いています

26.10.2025 09:10 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
かった――みせる必要がないと思っていたからみせなかっただけのことだが――幼い頃、心の奥の奥に隠した柔い部分。それを、他でもないセイカに、ほんの少しだけだけれど、知っていてほしいように思ったのだ。ガイのことをまっすぐに見つめ、優しくて真っ直ぐな人だと疑わず信じてくれる彼女に。
「セイカ」
 と、気づけば名前を呼んでいた。改まって名前を呼ばれたセイカはきょとんとした顔でガイを見る。ガイはカウンターに近づき、正面からセイカと相対して、それから再び口を開いた。
「……ちょっと、つまんない話してもいいか?」
「え? うん、もちろん」
 すう、とガイは息を吸う。自分の中ではもうとっくに整理がついていることなのだが、こういう、どうしても暗くならざるを得ない話をするのはあまり得意ではない。
「セイカも知っての通り、オレの母親はもう、」
 そう言うと、セイカはガイ以上に緊張した面持ちで「……うん」と頷く。だけどここは話の本質ではないから、空気が重くならないように意識してなんてことないような口調になるように意識した。
「それでさ。自分以外誰も居ない家に初めて入ったとき、誰も『おかえり』って言ってくれない家に帰ったとき。……嘘みたいに静かで冷たく感じたのを、今でも覚えてんだ」
「……。うん」
 真剣な表情でガイの話を聞いてくれるセイカに対して、「で、何が言いたいかっていうと!」とガイはできるだけ明るい声で言った。
「さっき、セイカが『おかえり』って言ってくれたとき、すげー嬉しかったんだよ」

かった――みせる必要がないと思っていたからみせなかっただけのことだが――幼い頃、心の奥の奥に隠した柔い部分。それを、他でもないセイカに、ほんの少しだけだけれど、知っていてほしいように思ったのだ。ガイのことをまっすぐに見つめ、優しくて真っ直ぐな人だと疑わず信じてくれる彼女に。 「セイカ」  と、気づけば名前を呼んでいた。改まって名前を呼ばれたセイカはきょとんとした顔でガイを見る。ガイはカウンターに近づき、正面からセイカと相対して、それから再び口を開いた。 「……ちょっと、つまんない話してもいいか?」 「え? うん、もちろん」  すう、とガイは息を吸う。自分の中ではもうとっくに整理がついていることなのだが、こういう、どうしても暗くならざるを得ない話をするのはあまり得意ではない。 「セイカも知っての通り、オレの母親はもう、」  そう言うと、セイカはガイ以上に緊張した面持ちで「……うん」と頷く。だけどここは話の本質ではないから、空気が重くならないように意識してなんてことないような口調になるように意識した。 「それでさ。自分以外誰も居ない家に初めて入ったとき、誰も『おかえり』って言ってくれない家に帰ったとき。……嘘みたいに静かで冷たく感じたのを、今でも覚えてんだ」 「……。うん」  真剣な表情でガイの話を聞いてくれるセイカに対して、「で、何が言いたいかっていうと!」とガイはできるだけ明るい声で言った。 「さっき、セイカが『おかえり』って言ってくれたとき、すげー嬉しかったんだよ」

 ガイの言葉を受け取って、ぱちくりとセイカの丸い目が瞬く。
「懐かしいっていうか……ああそうだ、家ってこんなふうにあったかいところなんだよなっていうか」
 うん、だからさ。そう言ってガイはひとつ頷く。そうしてセイカをまっすぐ見つめ、ガイは言葉を続けた。
「今はあんまり帰れてないけど……オレの帰る場所は今もやっぱりここだよ。だから、まだしばらくは忙しいと思うけど、もしオレが帰ったらまた『おかえり』って、言ってくれたら嬉しい」
 最後のお願いを口にしたとき、ガイはなぜだか、妙に緊張してしまった。手のひらに薄っすらと汗がにじむ。
 人にお願いされることには慣れていても、ただ自分のためだけに、誰かにお願いをするということに自分は慣れていないことに気付く。けれどそんなガイの思いなんて、セイカはなんでもないふうに掬い上げて笑顔を浮かべる。
「そんなの、当たり前だよ」
 まるでお守りのような一言が、きっとこれからもガイの新たな忙しない日常をずっと照らしてくれる。『MZ団のガイ』として帰れる場所が、そして彼女の隣という居場所がこれからもここに在り続けることが、目まぐるしく変わった日々の中でガイを変わらずに居させてくれる。
「ありがとう、セイカ!」とガイは笑う。きっと彼女は、ガイのその一言にどれだけの思いが詰まっているかなんて知らないまま、「こちらこそ」と花が咲くように笑っていた。

 ガイの言葉を受け取って、ぱちくりとセイカの丸い目が瞬く。 「懐かしいっていうか……ああそうだ、家ってこんなふうにあったかいところなんだよなっていうか」  うん、だからさ。そう言ってガイはひとつ頷く。そうしてセイカをまっすぐ見つめ、ガイは言葉を続けた。 「今はあんまり帰れてないけど……オレの帰る場所は今もやっぱりここだよ。だから、まだしばらくは忙しいと思うけど、もしオレが帰ったらまた『おかえり』って、言ってくれたら嬉しい」  最後のお願いを口にしたとき、ガイはなぜだか、妙に緊張してしまった。手のひらに薄っすらと汗がにじむ。  人にお願いされることには慣れていても、ただ自分のためだけに、誰かにお願いをするということに自分は慣れていないことに気付く。けれどそんなガイの思いなんて、セイカはなんでもないふうに掬い上げて笑顔を浮かべる。 「そんなの、当たり前だよ」  まるでお守りのような一言が、きっとこれからもガイの新たな忙しない日常をずっと照らしてくれる。『MZ団のガイ』として帰れる場所が、そして彼女の隣という居場所がこれからもここに在り続けることが、目まぐるしく変わった日々の中でガイを変わらずに居させてくれる。 「ありがとう、セイカ!」とガイは笑う。きっと彼女は、ガイのその一言にどれだけの思いが詰まっているかなんて知らないまま、「こちらこそ」と花が咲くように笑っていた。

ガイセイ(2/2)

26.10.2025 18:08 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。
付記に「ガイセイ(メインミッション39後)」、「千路(@chir02.bsky.social)」と記載されています。
画像情報:generated by 新書ページメーカー / Photo by Nikola Johnny Mirkovic on Unsplash / フォント:しっぽり明朝Regular

以下は本文の内容です。




「ただいまー……っと」
 ガイはそう言いながら、少しだけ建付けの悪い古いドアを慣れた仕草で開ける。しかしホテルZのロビーは薄暗くがらんとしていて、いつもはその辺のソファでたむろしているデウロやピュールの姿もなかった。しんと静かなロビーを見渡して、ガイは「誰もいないのか」と呟く。その呟きも、静寂の中に吸い込まれるように誰の耳にも届かず消えていった。
 まあ、仕方ないか。そうガイが小さく息を吐き、自分が使わせてもらっている部屋へ向かうべくエレベーターへ足を向けようとしたところで、カウンターの奥から小さくぱたぱたと足音が聞こえてきた。ガイがそちらに顔を向けると、その足音の主が顔を出すよりも早くぴょこりと出てきたのはフラエッテだった。
 黒い花をもつ、このホテルの前オーナーであるAZのパートナーであったフラエッテはガイの姿を認めると嬉しそうに「きゅるる♪」と鳴いてくるりと舞う。ホテルZの仲間としてともに時間を過ごし、ほんの一時期だけだがガイもAZから引き継ぎ、この子のトレーナーであった時もある。そして今のこの子のトレーナーは――
「ガイ! おかえり!」
 その声が耳に届き、それだけでガイには、この部屋の中がぱっと明るくなったように思えた。カウンターの奥から出てきたセイカは、ガイの姿を見てにっこりと嬉しそうに笑う。その純粋な喜びが滲む優しい笑顔に触れて、心がじわりとあたたかく解けていく気がした。それでようやく、ああ自分はこのところ柄にもなく気を張っていたのかもしれないと気付く。

印刷された本の本文の体裁で画像化されたテキストです。 付記に「ガイセイ(メインミッション39後)」、「千路(@chir02.bsky.social)」と記載されています。 画像情報:generated by 新書ページメーカー / Photo by Nikola Johnny Mirkovic on Unsplash / フォント:しっぽり明朝Regular 以下は本文の内容です。 「ただいまー……っと」  ガイはそう言いながら、少しだけ建付けの悪い古いドアを慣れた仕草で開ける。しかしホテルZのロビーは薄暗くがらんとしていて、いつもはその辺のソファでたむろしているデウロやピュールの姿もなかった。しんと静かなロビーを見渡して、ガイは「誰もいないのか」と呟く。その呟きも、静寂の中に吸い込まれるように誰の耳にも届かず消えていった。  まあ、仕方ないか。そうガイが小さく息を吐き、自分が使わせてもらっている部屋へ向かうべくエレベーターへ足を向けようとしたところで、カウンターの奥から小さくぱたぱたと足音が聞こえてきた。ガイがそちらに顔を向けると、その足音の主が顔を出すよりも早くぴょこりと出てきたのはフラエッテだった。  黒い花をもつ、このホテルの前オーナーであるAZのパートナーであったフラエッテはガイの姿を認めると嬉しそうに「きゅるる♪」と鳴いてくるりと舞う。ホテルZの仲間としてともに時間を過ごし、ほんの一時期だけだがガイもAZから引き継ぎ、この子のトレーナーであった時もある。そして今のこの子のトレーナーは―― 「ガイ! おかえり!」  その声が耳に届き、それだけでガイには、この部屋の中がぱっと明るくなったように思えた。カウンターの奥から出てきたセイカは、ガイの姿を見てにっこりと嬉しそうに笑う。その純粋な喜びが滲む優しい笑顔に触れて、心がじわりとあたたかく解けていく気がした。それでようやく、ああ自分はこのところ柄にもなく気を張っていたのかもしれないと気付く。

「セイカ、ただいま」
 ガイが言うと、セイカはもう一度「うん、おかえり」と目を細めて笑う。そんなセイカの姿をガイはついじっと見つめてしまっていたら、セイカは不思議そうに「……え、なに? もしかして私の顔に何かついてる?」と言って一人で勝手に慌て始めた。そんなセイカがおかしくてガイは思わずぷっと笑ってしまう。
「いや、ごめん、何もないけど。……うーん、セイカがこの時間にホテルZにいるの、珍しいなと思って」
「あー……まあ、普段モミジリサーチとかマチエールさんの手伝いとかで外に出てること多いからね……」
 そこまで言って、セイカはなぜか気まずそうに目を泳がせる。なんだろうとガイが思っていると、セイカは少しだけ間を置いてから続けた。
「朝も夜もずーっとあちこち駆けずり回りすぎだから、たまには休憩したほうがいいってデウロとピュールに注意されちゃった」
「ああ、……それで留守番?」
「そう。まあ、ホテルのことやAZさんの部屋の片付けとかはガイやデウロやピュールに任せてばかりだったから、たまにはやらないとなって。とはいえ片付けはもうほとんど終わってたし、ホテルの受付といってもやることはほとんどないから実際のところはこうしてのんびりさせてもらってるんだけど……」
 そこまで言って、セイカは反撃とばかりにこちらに水を向けてきた。
「っていうかガイこそ、寝る間も惜しんで社長の勉強してるって聞いたけど。大丈夫なの?」
「聞いたって誰に」
「マスカットさん。この間、たまたまカフェヌーヴォで会ったときに」
「ああ、マスカットさんかぁ……」

「セイカ、ただいま」  ガイが言うと、セイカはもう一度「うん、おかえり」と目を細めて笑う。そんなセイカの姿をガイはついじっと見つめてしまっていたら、セイカは不思議そうに「……え、なに? もしかして私の顔に何かついてる?」と言って一人で勝手に慌て始めた。そんなセイカがおかしくてガイは思わずぷっと笑ってしまう。 「いや、ごめん、何もないけど。……うーん、セイカがこの時間にホテルZにいるの、珍しいなと思って」 「あー……まあ、普段モミジリサーチとかマチエールさんの手伝いとかで外に出てること多いからね……」  そこまで言って、セイカはなぜか気まずそうに目を泳がせる。なんだろうとガイが思っていると、セイカは少しだけ間を置いてから続けた。 「朝も夜もずーっとあちこち駆けずり回りすぎだから、たまには休憩したほうがいいってデウロとピュールに注意されちゃった」 「ああ、……それで留守番?」 「そう。まあ、ホテルのことやAZさんの部屋の片付けとかはガイやデウロやピュールに任せてばかりだったから、たまにはやらないとなって。とはいえ片付けはもうほとんど終わってたし、ホテルの受付といってもやることはほとんどないから実際のところはこうしてのんびりさせてもらってるんだけど……」  そこまで言って、セイカは反撃とばかりにこちらに水を向けてきた。 「っていうかガイこそ、寝る間も惜しんで社長の勉強してるって聞いたけど。大丈夫なの?」 「聞いたって誰に」 「マスカットさん。この間、たまたまカフェヌーヴォで会ったときに」 「ああ、マスカットさんかぁ……」

 それは確かすぎる情報源だ。ガイは観念して肩をすくめる。
 今、クエーサー社の社長に名実ともになるべく奮闘するガイの秘書兼教育係を担っているのは他でもないマスカットである。弱った顔になったガイを、セイカは「前はマスカットさんの働きすぎをガイが指摘する立場だったのにねぇ」と軽く茶化した。
「で、ガイは、今日は荷物取りに来たの?」
「うん。荷物整理したらまた戻らないと」
「そっか」
 ガイの『家』は今でもホテルZだが、ここからクエーサー社までは同じ街の中とはいえ少し距離がある。だからガイはその移動時間を惜しんで、最近ではクエーサー社の中の仮眠室で寝泊まりをすることが多かった。だから定期的に洗濯した服やら何やらの荷物を整理しにホテルZに帰って、そしてまたクエーサー社に戻るという生活をここしばらくは送っていたのだった。

 とりあえず用を済ませないと。そう思ってガイは改めてエレベーターの方へ向かう。と、エレベーターのボタンを押す直前に「あのさ」とセイカに声をかけられた。ガイが振り返ると、わずかに眉を下げて笑うセイカと目が合った。
「忙しいと思うけど、よかったらたまには帰ってきてね。ガイって人のためだと頑張り過ぎちゃうでしょ。――デウロやピュールも、あんまり言わないけどガイに会いたそうだし」
 ね? と冗談めかしてセイカは首を傾げる。彼女の言葉と表情を受け取ったガイの心の内に、言葉にしがたいような感情がじわりと沸き起こる。
 それは不思議な衝動だった。今まで、誰にもみせな

 それは確かすぎる情報源だ。ガイは観念して肩をすくめる。  今、クエーサー社の社長に名実ともになるべく奮闘するガイの秘書兼教育係を担っているのは他でもないマスカットである。弱った顔になったガイを、セイカは「前はマスカットさんの働きすぎをガイが指摘する立場だったのにねぇ」と軽く茶化した。 「で、ガイは、今日は荷物取りに来たの?」 「うん。荷物整理したらまた戻らないと」 「そっか」  ガイの『家』は今でもホテルZだが、ここからクエーサー社までは同じ街の中とはいえ少し距離がある。だからガイはその移動時間を惜しんで、最近ではクエーサー社の中の仮眠室で寝泊まりをすることが多かった。だから定期的に洗濯した服やら何やらの荷物を整理しにホテルZに帰って、そしてまたクエーサー社に戻るという生活をここしばらくは送っていたのだった。  とりあえず用を済ませないと。そう思ってガイは改めてエレベーターの方へ向かう。と、エレベーターのボタンを押す直前に「あのさ」とセイカに声をかけられた。ガイが振り返ると、わずかに眉を下げて笑うセイカと目が合った。 「忙しいと思うけど、よかったらたまには帰ってきてね。ガイって人のためだと頑張り過ぎちゃうでしょ。――デウロやピュールも、あんまり言わないけどガイに会いたそうだし」  ね? と冗談めかしてセイカは首を傾げる。彼女の言葉と表情を受け取ったガイの心の内に、言葉にしがたいような感情がじわりと沸き起こる。  それは不思議な衝動だった。今まで、誰にもみせな

ガイセイ(1/2) ※メインミッション39他諸々ネタバレ有
メインミッション39の少し後の2人。いつだって『おかえり』と言ってもらえる場所の話。

26.10.2025 18:08 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

かわいい…素敵…RP

26.10.2025 04:06 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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#ガイセイ 星空エスケープ - Pandaの小説 - pixiv ポケモンだろうと人間だろうと、困っている者は迷わず助けること。それがガイの信条であり、趣味である。 広いミアレの街で昼夜を問わず助けを求める声に駆けていく。迷子の捜索もひったくりの追跡も、どんなトラブルにも躊躇せずガイが首を突っ込むのは、ひとえにミアレを好いているためであった。

こちらにも投げとこう
ガイセイです!
www.pixiv.net/novel/show.p...

24.10.2025 15:08 — 👍 5    🔁 2    💬 0    📌 0

ストーリーやキャラの表現の粗とか…こまごまと思うところはあれど、大好きだよZA 「だからこそ惜しい」の気持ちゆえにンンンとも思うが、それ以上のビッグラブがある… まあだからこそ脳内補完したい衝動で創作したところが大いにある

25.10.2025 23:28 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

それはそれとしてMZ団激マブ……………LOVE……………🫰の気持ちでいっぱいだよ今

25.10.2025 23:26 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

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