🍫 140字の物語
こちらは140字ぴったりの創作です。
@miokanda.bsky.social
作家・作詞家 著書「最後は会ってさよならをしよう」「すべての季節に君がいて」
🍫 140字の物語
こちらは140字ぴったりの創作です。
「先輩、今度映画に」
「めんどい」
デートの誘いを断られ続けて数ヶ月。
根負けしたのか、
ある日ついにOKが出た。
やっとだ。
このチャンス、絶対活かしてみせる。
けれど当日、準備に手間取り
大幅に遅刻してしまった。
駅前で思わず泣きそうになる。
先輩は遅すぎ、とため息をついた。
「次は遅れないでよ」
🍫 140字の物語
こちらは140字ぴったりの創作です。
「親友が結婚するんだ」
今週末、友人は久々に帰省するらしい。地元で結婚式に参加するために。
「嬉しそうだね」
そう指摘すると、友人はカフェのテーブルに肘をついてふにゃりと笑った。
「うん。唯一の親友だからね」
あまりに幸せそうで寂しいとは言えなかった。
私はあなたのこと、親友だって思ってた。
神田澪です。最近、ペンネームが好きと言っていただく機会が何度かあり嬉しくなりました。
08.02.2024 15:22 — 👍 6 🔁 0 💬 0 📌 0🍫 140字の物語
こちらは140字ぴったりの創作です。
昔付き合っていた人の投稿が流れてきた。
たった今弾き語りの配信を始めたらしい。
興味本位で配信を覗いてみる。
閲覧者は一人だけのようだ。
誰が見ているかはバレないはずなのに緊張した。
「お、一人来た」
君は嬉しそうに歌い始めた。
懐かしい曲だった。
サビだけ一緒に歌った。
誰にも知られないままで。
🍫 140字の物語
こちらは140字ぴったりの創作です。
🍫 140字の物語
こちらは140字ぴったりの創作です。
🍫 140字の物語
こちらは140字ぴったりの創作です。
🍫 140字の物語
こちらは140字ぴったりの創作です。
🍫 140字の物語
こちらは140字ぴったりの創作です。
彼氏と別れてスッキリした。
何度も泣いて喧嘩をして、
けれど最後は離れる覚悟を決めた。
彼好みの長い髪を切って一人旅へ。
旅立ちの朝、
昔のように濃いメイクをしようとして、
手が止まった。
ナチュラルな色のコスメしかない。
使い慣れた桜色のリップを伸ばす。
鏡に映る私は、
まだ彼の色に染まっていた。
新アカウントなので
せっかくなら小説だけでなく、
絵や日記も投稿する用にする?など
使い方はまだ悩み中です。
同棲中の彼はほとんど家事をしない。ありがとうと一言伝えてくれるならまだしも、それすらない。脱ぎっぱなしの服を見てため息が出た。離れるべきか。そんな時、偶然SNSで彼の裏アカを見つけた。「いつも彼女が家事やってくれてて感謝」それを見て私は決心した。別れよう。私に言わなきゃ意味がない。
07.02.2024 15:31 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0初デートでファミレスに行ったら振られた。金銭感覚が合うか試したかったが、やはり駄目か。「はあ。結局カネか」僕の呟きに、職場の後輩はムッとしていた。「人によりますよ。試しに私とデートしてみますか?」疑う僕は再びファミレスに連れていった。後輩は言った。「普通に話がつまんなかったです」
07.02.2024 15:30 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0ありがとうございます✨
私としても思い入れのある作品なので、そう言っていただけて本当に嬉しいです!
「別れたい時は一ヶ月以上前に報告してね」「会社かよ」変な彼女だ。心の準備が要るらしい。笑い飛ばしていたのに、他に好きな人ができてしまった。二年目の冬。別れようと言ってから、僕らは懐かしい場所を巡った。大切な話もした。一ヶ月後、彼女はさよならと手を振った。僕とは違い吹っ切れた顔で。
07.02.2024 02:25 — 👍 5 🔁 1 💬 1 📌 0覆面バンドのギターを担当していた。出した曲は売れに売れた。けれど人気絶頂の中、まさかの余命宣告を受けた。今は別のギタリストが僕の仮面を被って演奏している。ファンは誰一人気づかなかった。静かすぎる病室でスマホを眺める夜。しつこかったアンチの一人が、弾き方が違うとネットに書いていた。
07.02.2024 02:24 — 👍 7 🔁 2 💬 2 📌 0