かもめ

人語をしゃべらなさすぎだ。ちょっとはしゃべらないと

#43 緋色の風のディアベル　第４２話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv なんで、こうなったんだろうか。 今まで仕事をしていて、それはあまりに薄ぼけていて、ずっと曇りか雨ばっかりみたいな毎日で。 でも、それがとりあえずはずっと続いて、多分どっかで擦り切れて消えるんだけど続いて。 そんな風な毎日で、そんな風な人生で。 上司はいつも怒鳴ってくるし、同僚は陰

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#42 緋色の風のディアベル　第４１話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 「う、うあぁああああ！！！」 体は再生する。シャコの化け物に粉々に吹っ飛ばされた体は今は元通りだ。 俺は足に渾身の力を込めて里ヶ伊に突っ込む。 「がっ！！」 しかし、その突撃はあえなく阻まれた。 目の前には巨大な貝のから。俺はそれに激突し、跳ね返された。 そこに、また魚の大群が押

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#41 緋色の風のディアベル　第４０話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 「うぉらぁ！！！」 俺は襲い来る怪物たちに立ち向かう。こいつらを倒さなくてはならない。里ヶ伊を殺さなくてはならない。こいつらはこの世界に居てはならない。 大きなカニの化け物の爪が俺に迫る。 「クソが！」 俺はそれを蹴り飛ばす。なんてことはない。サハトゥスに比べればこんなやつらはま

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#40 緋色の風のディアベル　第３９話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 「うらぁあああ！！！！！」 俺は怒りに任せて里ヶ伊を蹴りつける。音速を超えているであろう速度で放たれたそれはいともたやすく里ヶ伊を吹き飛ばした。 里ヶ伊は駅に吹っ飛び壁を砕いて瓦礫に埋もれる。 しかし、 「さて、では正々堂々勝負といこうか、奧田タカキ」 里ヶ伊は当然のように瓦礫を

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#39 緋色の風のディアベル　第３８話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 「妙？」 里ヶ伊の言葉に俺は疑問符だった。 唐突だったからだ。里ヶ伊は今までの流れを断ち切るように唐突に『妙だ』と言った。 なにがだ。この状況に里ヶ伊がそんなことを言うなにかがあったのか。 周囲で何かが起きているのか。しかし、俺は里ヶ伊から目を逸らせない。今はもう戦闘状態だ。よそ

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#38 緋色の風のディアベル　第３７話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 駅前は騒然としていた。 夜９時のこの時間でもまだ人は多い。飲み屋へ行ったり、仕事帰りだったり。色んな目的の人々が行きかっていたのだろう。 しかし、その人々は今やパニック状態だった。突如現れた巨大な怪物の足に恐怖しているんのだ。 「来たか、奧田タカキ」 「ザコが来たぞ。死にに来たの

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#37 緋色の風のディアベル　第３６話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 「出てきたは良いけど。あいつらどこに居るんだ？」 俺は夜９時になろうとしている街を飛び回りながら言った。 元禄から飛び出し、里ヶ伊とメドゥーサを探し始めたは良いものの、手がかりなんてよく考えたらまるでないのだ。このまま夜の街を駆けまわってもらちは開かない。 「心配いらない。連中は

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#36 緋色の風のディアベル　第３５話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 「それで帰ってくるしかなかったってわけ」 タバコの煙を吐き出しながらキヨコは言った。 「ああ、なにも出来なかった.....」 俺は言う。 俺はリーゼを失い、どうすれば良いのかまるで分からず元禄まで戻ってきていた。 俺が入るなり店は臨時休業になり、数少ない客は全員出て行ってしまった

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#35 緋色の風のディアベル　第３４話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv リーゼは息を切らしてた。 服も所々が破れ、少し血もにじんでいた。 明らかに戦闘の跡だった。 「リーゼ！ 無事だったのか！」 俺は思わず叫んだ。里ヶ伊の口ぶりだと、リーゼは今脱出できない場所に閉じ込められていると思っていたからだ。 「こっちのセリフよ。あんたは大丈夫そうね。それで、

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第34話　次元牢と人間を辞めた男 - 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarlet Wind－（鴎） - カクヨム マンションの上に女が立っていた

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#Fate/GrandOrder #藤丸立香 かき氷とスカサハとマスター - かもめの小説 - pixiv 「マスター、次の訓練だが」 「あ、スカサハ」 カルデアのマスターたる少年、藤丸立香は食堂でスカサハと出会した。 お昼を過ぎ、食堂の賑やかさが落ち着いてきたころである。 「と、食事中だったか」 「うん、ちょっとかき氷をね」 立香はしゃくしゃくとかき氷を食べているところだった。 どん

FGOのスカサハの話を書きました。

#FGO
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#遊戯王OCG #鉄獣戦線徒花のフェリジット 暑さ対策と鉄獣戦線の3人 - かもめの小説 - pixiv 「暑いな...」 ルガルは舌を出しながらうめいた。 ゴルゴンダの砂漠はすさまじい日差しであり、全身を毛で覆われているルガルにはあまりにも暑かった。 スプリガンズにいるキットへの用事を終え、鉄獣戦線の一向は砂漠を移動しているところだった。 キット印のどうやって浮いているのか分からな

遊戯王の鉄獣戦線の小説を書きました

#OCGファンアート
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#遊戯王OCG #白魔女ディアベルゼ 焦がれる青年とディアベルゼ - かもめの小説 - pixiv 「そこで現れるは亡き最愛の人々の躯！ その化け物たち！ 追い詰められる魔女はいかに！」 ネコの姿のディアベルゼはいつもの３倍増しほどのテンションでお芝居をする相棒を眺めていた。 街のバザールだとかで多くの人が集まり、相棒はやる気満々なのである。 魔法の紙芝居の影絵たちもすさまじい

遊戯王OCGのディアベルゼの話を書きました

＃OCGファンアート
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#遊戯王OCG #白魔女ディアベルゼ 2人とアイスと夏の夜 - かもめの小説 - pixiv ──しゃくしゃく ディアベルスターの部屋には小気味良い咀嚼音が響いていた。 夜のひと時。 いつもの興行を終えて家に帰り、晩御飯を終えた後の時間だった。 「美味しー♪」 ディアベルスターはご満悦だった。 「どう考えても食べ過ぎじゃないの」 そんなディアベルスターに釘を刺したのは金色

遊戯王OCGのディアベルスターとディアベルゼの話を書きました

#OCGファンアート
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#ショートショート 大通りと着物の女 - かもめの小説 - pixiv 「あれ」 俺はつい口から言葉が漏れた。 俺は都会の大通りを歩いていた。 仕事帰りの夕方だ。 俺はくたびれたビジネススーツ姿で、街は家路につく人で溢れ始めて居た。 西日が差し、ビル街は茜色に染まっていた。 「なんだろう」 俺の視線は一点に集まっていた。 そこには女が座っていたのだ。

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#FGO #藤丸立香 カルデアのマスターと日本の夏 - かもめの小説 - pixiv 「暑い...暑すぎる...」 カルデアのマスターたる少女、藤丸立香は力無い声で呟いていた。 現在、日本は埼玉県熊谷市に発生した微小特異点の探索にやってきているところだった。 季節は夏。日本で最も暑い街と言われる熊谷市の気温は灼熱であり、立香はこうして苦しんでいるのだった。 「なん

FGOの二次創作を書きました

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#34 緋色の風のディアベル　第３３話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 「仲のいいカップル？ 馬鹿にしてるのか？」 里ヶ伊の言葉を俺は理解しかねる。この状況でそんなこと言われて、言葉通りにとらえるやつなんか居ないだろう。 「いや、言葉通りの意味だよ。君、ディアベルが好きなのかね」 「好き？ そんなこと知ってどうするんだ」 「なに、ただ純粋な興味だよ」

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#遊戯王OCG #瞳の魔女モルガナ リゼットと花火 - かもめの小説 - pixiv 空には大輪の花が咲いていた。 今日街はお祭りで、夜なのに人々で賑わっていた。 治安最悪の街だが、今日だけは人々は笑い、浮かれ騒いでいた。 「なによ、張り切っちゃって」 そう言ったのは金色の毛のネコだった。 リゼット、あの激闘の末に崩壊しかけた体を放棄し、ネコに姿を変えたかつての白

遊戯王OCGのリゼットの話を書きました

#OCGファンアート
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#33 緋色の風のディアベル　第３２話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 「三元豚ロースとんかつ御前とレディース御前になりまーす」 アルバイトの青年が持ってきたとんかつ定食が俺とリーゼの前に並べられる。 『とんかつ弥平』は今時な感じのデザインの外観通り、シックでおしゃれな感じの店内だった。 俺が注文したのはこの店の人気No１とされていた定食で、リーゼの

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#ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 #グレイ(ロード・エルメロイⅡ世の事件簿) お酒と夜の時間 - かもめ - pixiv 「ふぅ」 ロード・エルメロイⅡ世はため息とも安堵ともつかない息を吐き出した。 スラ―の自室。夜も更け、一日が終わろうかと言う時。 Ⅱ世の手元にあるのは上質なスコッチ・ウイスキーが入ったグラスだった。 明日は休講であり、仕事がないわけではないが、少しゆっくり出来る。 そんな日の前に

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿の二次創作を書きました

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#32 緋色の風のディアベル　第３１話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 「これで６つね」 時刻はもう９時近くになっていた。 俺とリーゼは夜の街を飛び回り、ひとつひとつ小さい術式を消していた。 街を飛び回るのにはもはや慣れたもので俺は精神的にも肉体的にもあまり疲れはなかった。 能力のない俺にしては早い適応だったが、これもリーゼの改造によるものなのだろう

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#現代ドラマ #ショートショート 格ゲー狂騒曲 - かもめの小説 - pixiv 「はい、私の勝ち！」 「くそぉ....」 画面の中で俺のキャラは『KO』の文字と共にダウンしていた。 俺のキャラは実直な顔をした筋骨隆々の男であり、相手のキャラはそれ以上の筋肉量を誇るレスラー風の男だった。 俺がやっているのは格闘ゲームだった。 そして、対戦相手は今となりにいる女

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#31 緋色の風のディアベル　第３０話 | 緋色の風のディアベル－Diavel of the Scarl - pixiv 俺たちは街を飛び回る。 リーゼの目は淡い青色に光っている。 気配探知をしながら動いているのだ。 「あった、あそこよ」 リーゼは言って、たんたんっと下に降りて行った。 そこは商店街の裏路地だった。 デパートと商店街に挟まれた、荷物の下ろし入れをする場所。 俺も一緒に降りる。軽快なリ

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#1 朱の紅葉の百鬼譚　プロローグ | 朱の紅葉の百鬼譚-白峰の霊鏡と刀鬼- - かもめの小説シリーズ - pixiv 何の変哲も無い街の一角で轟音が響いた。そして、地響き。何か巨大で重いものが路面に激突したようだった。 夏に入った６月の夜。日中の雨が上がったあとの街の空気は蒸していた。 地方都市とはいえ、県有数の経済規模を持つ渚市は、夜でもそこそこの車通りがある。その通りのひとつに車がたむろして

以前カクヨムに投稿していた小説をpixivにも投稿開始しました

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もう、のんびり好きなものを好きなように書いていくぜ。人生の相棒なのは変わらないから

１５年活動してたら自分の才能大体分かってきて、もう小説家になれる気はしないんだけど、ああいう場に立ち会えたっていうのが良かった。ここまで書いてきたことにも意味があった気がする

心からおめでとうって思えたことも嬉しい。ずっとWEB小説で活動しててもひがみとか劣等感に囚われてたから

Xで結構昔から相互でこの前プロになった人の作品が映像化するみたいで嬉しい

寝ないと明日がやばいという思いと仕事行きたくないという思いのせめぎ合いなんよね