小原奈実

＼拡散希望🌈／
文芸誌『jem』日本文学の海外受容の状況を大特集した号を刊行したい！

クラウドファンディング挑戦中！

📖世界中の翻訳家、研究者による計7語圏についての論考
📖創作として韓国科学文学賞優秀賞受賞の傑作を一挙掲載！

9/7(日)まで📣

ぜひ、ご支援をお願いいたします。
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リターン特典の電子ミニエッセイ集『私のことのは散策記』ですが、寄稿者は以下の計9名＋αで決定です！また明日以降、活動報告の項でご報告します。

綾女欣伸(編集者)、アレクサンドラ・プリマック(詩人、編集者)、荒木駿(編集者)、太田りべか(翻訳家)、小笠原鳥類(詩人)、大島豊(翻訳家)、小原奈実(歌人)、ラナ・セイフ(翻訳家)、堀田季何(俳人、歌人、文芸家)＋リターンで寄稿権を購入くださる方

引き潮にとらるるごとく君眠り背(せな)に添へゐしわが手を離(か)れぬ
日暮れにはまだ時ありて、蜂は音、蝶は影とぶあざみのめぐり
殻を捨て身を捨て蟬の奔らむに闇まだらなる嵐来てをり

#読書

がまくんとかえるくんと小原奈実『声影記』(港の人、2025)

小原奈実『声影記』(港の人、2025)、読了。
文語の豊かさと自然への眼差し、さまざまな闇の表情が面白かった。

水溜りに空の色あり地にいろありはざまに暗き水の色あり
夕闇に汗にじみゆく　洋梨の軸はあやふく宙に凭れて
切り終へて包丁の刃の水平を見る眼の薄き水なみだちぬ
白梅の八重ゆるみゆくまひるまにゆるみあまりしひとひらの落つ
遠き日となりし講義に馬が指をうしなひゆきしさまを聴きゐき
曇天はけじめなく暮れ路ごとに樹のはなどきの憶えある街
道順はながく直進　炎天に蜻蛉(とんぼ)の筋(きん)のふるへみちつつ
駿足のごとくレモンの香りたち闇のふかみへ闇退(すさ)りたり

#読書

新潟の地域情報誌「キャレル」8月号、バーテンダーの豊島淳子さんの連載「一冊と一杯」にて、『声影記』から一首をご紹介いただきました。カクテルと歌集のツーショット写真も嬉しい🍸

「短歌人」7月号、浪江まき子さんによる時評「第一歌集、その成熟の瞬間」にて『声影記』に触れていただいています。私の場合出版時期はほぼ仕事の都合で決めたようなものだと思っていたけど、例えば時間のあった学部生時代には全くピンと来ていなかったので、機が熟すということはあるものだなあ。

「NHK短歌」テキスト8月号、米川千嘉子さん選「巻頭秀歌」、横山未来子さん「文語や旧かなを味わってみよう」、御手洗靖大さん「いいね！文語」にて、それぞれ『声影記』から歌を引いていただいています。横山さんには7月6日OAの放送でも一首鑑賞していただきました。誠にありがとうございます。

「現代短歌」No.110に野川りくさんが『声影記』の書評を寄せてくださっています。見開き2ページという豪華な紙幅…！誠にありがとうございます。
以下引用：
なにか、世界を捉えようと集中する中で、自然に主体が「われ」を離れる瞬間があるようなのだ。

歌集を出してからいくつか散文の依頼をいただくようになって思ったのだけど、私は散文の場合は自分の書いたものが面白いのかどうかさっぱり分からなくていつも不安なのに、短歌の場合はギリギリまでできないしなんなら締切を過ぎてしまうことも多々あるのにできた歌に関しては謎の自信がある

だやさんが「感慨深い刊行」と書いてくださったので、ゆりえさんに連れて行ってもらって初めてわせたんにお邪魔したときのことを思い出した。その日わせたんでは東直子勉強会をやっていて、はじめての「いいともー」にびっくりした

「歌壇」8月号に吉田恭大さんが『声影記』の書評を寄せてくださっています。誠にありがとうございます。
以下引用：
シンプルな観察の中で短く言い換えられた表現は、認識の丁寧さとしてもリズムの良さとしても読者に共有されている。

【リターンのご紹介その1】ミニエッセイ集「私のことのは散策記」翻訳家・詩人などさまざまな書き手の方に「言葉についての発見」をテーマに書き下ろしてもらった、限定のミニ電子エッセイ集です(各原稿は1700～1800字程度)。

執筆者はアレクサンドラ・プリマック(詩人、編集者)、荒木駿(春秋社編集部、〈アジア文芸ライブラリー〉ほか担当)、小笠原鳥類(詩人)、小原奈実(歌人)、ラナ・セイフ(翻訳家)ほか現在交渉中。

リターンの特典で、寄稿権を購入することが可能です(ほかのリターンとのセットですので、詳細はリンク先をご確認ください)。
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桃のレアチーズケーキセット1000えん。伝票にケーキとドリンクの絵が書いてある

こんなに可愛らしい伝票を伏せて置かれたけど、撮っちゃう

現時点での寄稿者一覧です！(画像参照)。推薦コメントは、秋草俊一郎先生、金原瑞人先生、吉田恭子先生に寄せていただきました。

本日の読売新聞朝刊「にほんご」欄に、題「涼む」で5首寄せています。藤井あかりさんの俳句5句とご一緒しています。ご覧いただけますと幸いです。

群像 on X: "【随筆】浅田優真さん「新人賞なんか存在しない」／小原奈実さん「二次胚」…#群像8月号 https://t.co/dMXMI04109" / X 【随筆】浅田優真さん「新人賞なんか存在しない」／小原奈実さん「二次胚」…#群像8月号 https://t.co/dMXMI04109

本日発売の『群像』8月号に随筆「二次胚」を寄せています。イモリの発生の話…なんですけど、ちゃんとここから短歌の話までたどり着くので見捨てないでください。

x.com/gunzou_hensh...

【おしらせ・2号目次公開直前！】鋭意制作を進めています第2号ですが、7/11(金曜・セブンイレブンの日)、夜に目次を公開する予定です。前号に負けず劣らず、どのページを開いても火傷をしてしまいそうなほどに熱い原稿が結集する見込みです。翻訳小説のコーナーでは、著者・出版社の許可を得た上、日本未紹介の新進作家の傑作を掲載します。また今号につきましては、制作資金を補てんするためにクラウドファンディングを行います。意義の大きいプロジェクトを絶対に実現させられるよう、全力を注いで真剣に取り組んでいきます。

『声影記』良すぎて、読むのがもったいなくて5首ずつくらいで読み進めてます

486. 小原奈実『声影記』（港の人）

読み終へし手紙ふたたび畳む夜ひとの折りたる折り目のままに／Ⅰ「鳥の影」
木犀のこぼれやまざる地上にて生ける軀を置く秤あり／Ⅱ「鉄扉」

「畳む」と「折り（たる）」の差異、「生ける軀を置く秤」という表現の神秘性。多く感動のある歌集だけれど、詠んでいるこのひとは歌のなかで感動に酔っておらず、一貫して冷徹なまなざしがある

#読書記録

角川「短歌」7月号にて、富田睦子さんに『声影記』の書評をご執筆いただいています。誠にありがとうございます！
以下引用:
小原の歌が身体的な重みをもつのは、人や動物の身体に、その奥深くに触れようとする自覚ゆえなのだろう。

ウェブストアスタッフが4月・5月に読んだ本｜紀伊國屋書店ウェブストア こんにちは、ウェブストアスタッフ・ミケです。 じめじめと暑い季節がやってまいりました。部屋を冷やしてすっきりした心地で本を読むもよし、あるいはあえてじめっとした部屋でホラー小説などを読むのもアリ……？ それでは読んだ本の紹介、行ってみましょう！ ●ミケ・1冊目 声影記 本の通販なら紀伊國屋書店ウェブストア、電子書籍ストアKinoppy！店舗受取で送料無料。図書カードNEXTも使える...

紀伊國屋書店ウェブストアのnoteにて、『声影記』をご紹介いただきました！誠にありがとうございます。以下のリンクから読めます。
note.com/kino_webstor...

El Otro TigreやLaberintoは、確証はありませんが後者とみなせるかもしれません。Laberintoのサイト上の説明文、Intertwining roots; Venice and Patagonia woven into a maze; sacred alchemy—an invitation into the Garden of Forking Paths.のForking Pathsという表現は小徑分叉的花園、「八岐の園」を想い起こさせます。自分がいま個人的に使ってるのはVERSACEだけど、サンプルだけでも買ってみようかなあ…。

Elogio de la Sombra ホルヘ・ルイス・ボルヘスは詩篇「闇を讃えて」において、衰えゆく視力を静かに見つめ、やがてその不在すらも受け入れる。 そこには、不思議なまでの明晰さが宿り、彼は闇の奥に広がる深い豊かさと、安らぎの気配を見出す。

『jem』newsletter vol.2にて、小原奈実さんがボルヘスの詩の一節から採られたある香水を紹介しています。このFueguia 1833というブランド、LITERATURA COLLECTIONというシリーズがあって、直接的、あるいは間接的にボルヘスからインスパイアされたとおぼしき香水がサイト上でいろいろ発見できます。前者はそのものずばり「Biblioteca de Babel」、「Elogio de la sombra(闇を讃えて)」など。
fueguia.jp/collections/...

「短歌研究」7+8月号、連載「人生処方歌集」にて佐藤弓生さんに一首引いていただいています。ありがとうございます。

「医師として病を直そうとしている感じはしなくて」（井上さん）にひゃーすみません、となりつつ、まあその、「治す」っていう感じでない病も多いし、「治せる」病だったとしても治してるのは私じゃなくてその人自身の身体の機構だったりお薬だったりするし…

「短歌研究」7+8月号「作品季評」にて、大辻隆弘さん、堂園昌彦さん、井上法子さんに『声影記』を合評していただきました。多様な角度から、それぞれに深く読んでいただき感激しています……！

『jem』newsletterの2号、大島豊さん、小笠原鳥類さん、小原奈実さんからの寄稿を掲載し、本日配信いたしました。すさまじい熱量です。ご感想がありましたらぜひメールなどでお寄せください。おおきな励みとなります。

紫陽花の群生する岡

ピンク混じりの紫の紫陽花

青いガクアジサイ

青と黄緑色の混ざったようなガクアジサイ

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文芸誌『jem』newsletterの2号にエッセイを寄稿しました。言語芸術以外のカテゴリーなら何でもいいので偏愛のものをベスト3形式で語る、というお題でしたので、「偏愛の寝香水ベスト3」としてみました。以下のフォームから無料で配信登録していただけます。ぜひ🕊️

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