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高野麻衣

@maitakano.bsky.social

Writer in Tokyo/ Niigata . 作家。小説「F ショパンとリスト」集英社文庫など。 海辺暮らし、時々旅。「ヴェネツィア幻視行」連載中 https://note.com/_maitakano

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東欧への旅──ラファエル・クーベリック「わが祖国」 他|高野麻衣 歴史に心を奪われたきっかけは、東西ドイツの統一だった。 1989年の秋のこと。熱狂した人々がベルリンの壁を打ちこわし、抱き合い、歓喜を叫ぶニュース映像を見て、子どもながらに心が震えた。不動に見えた「国」という枠組みはいまだ動揺し、変化することがあるのだ──。この衝撃は、歴史上の人々への共感という意味で、私の原体験となった。 東欧とは、ヨーロッパを東西に二分したときの東にあたる地域である。ポーラ...

その音楽はヴルタヴァ川の流れのように、
美しいプラハの街並みを映し出す。

早見沙織さんと巡った、ルーマニア、ハンガリー、チェコへの音楽旅行をプレイバック。まだ見ぬ国々への旅が、近く実現しますように!

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13.11.2025 12:17 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0

いつでも、どこでも、なんでも手に入る暮らしは、感動の瞬間を平坦にしていたように思う。待つ時間や探す手間が、どれほど私を豊かにしてくれたか。最近よく考えている。

11.11.2025 13:28 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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終日執筆。気分はクリスマス・スペシャル。
次の晴れた日には、ツリーやキャンドルを準備しよう。

11.11.2025 12:08 — 👍 5    🔁 0    💬 1    📌 0
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週末、海の神社で花嫁行列を祝福する。

つめかけた町の人たちが口々に「おめでとう」と声をかける空間が、ヨーロッパの小さな村の結婚式みたいでとてもよかった。

10.11.2025 12:21 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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お土産コーヒーでまだまだ山形を楽しんでる

08.11.2025 12:17 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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旅をめぐる3題──『フジコ・ヘミング 永遠の音色』『愚か者の身分』『旅と日々』|高野麻衣 先週の小旅行以来、また旅について考えている。 今回は山形の大学での講義が目的で、旅はついでのつもりだった。ところが、はじめて訪れた街の空気──見たことのない空や稜線、知らない言葉のリズムなどに驚くほど心を揺さぶられ、旅とは距離でなく、いかに未知と遭遇するかなのだと実感したのである。 日常と日常の隙間の非日常、それが旅である。この秋は、旅と人生について思索をうながす映画の公開もつづく。掲載情報も...

誰かの内面に近づきたいとき、
旅は最善である。
旅を終えた私たちはきっと、
少し前に進むことができるだろう。

この秋公開が続く注目の日本映画を
「旅」を切り口に考察しました。

旅をめぐる3題
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07.11.2025 12:17 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

嬉しいご依頼が続々。こういうときは絶対、
モーツァルトを聴いてしまう。

07.11.2025 00:22 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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[連載]

25ans 12月号は、8年ぶりの来日を果たす
ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団
「Sweet Mambo」をフォーカス。

誰かの一生より長く、作品は生き続ける──。偉大な振付家、ピナが残した惜別の歌に想いを重ね、7年間の連載を締めくくります。

愛する雑誌で、愛する作品たちを分かち合った7年間。パンデミックをともに乗り越え、エンターテインメントに寄り添った濃密な年月は、書き手としてかけがえのない財産です。

連載は一区切りですが、25ans 2月号でさっそくまたお目もじを。これからも皆様の心の花園になれますように!
mai-takano.com/works/?p

06.11.2025 12:35 — 👍 5    🔁 1    💬 0    📌 0
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近くて遠い山形の旅、本当によかった。

東京とも新潟とも違う空の色。見たことのない稜線。知らない言葉のリズム。遠い町の片隅に、同じように映画や本を愛する人たちがいて、一瞬でなかよくなれたこと。私の中には、かつて地方都市のカルチャー少女だった私がいつもいるから、こういう経験をするたび胸がいっぱいになる。そのために本を書くのだ、と再確認する。

いつもの特急の終点にある酒田は、いったいどんな街なのだろう。仙台も再訪したいし、青森にも行ってみたい。

05.11.2025 12:16 — 👍 9    🔁 0    💬 0    📌 0
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米沢再訪でお鷹ぽっぽを連れ帰ったら、
30年前の私が連れ帰った先代がいた。

お鷹ぽっぽは、米沢・笹野で受け継がれた信仰玩具。笹野一刀彫6代目の戸田寒風さん、7代目賢太郎さんの作品は、鷹同士も親子みたい。

鋭い目つきとくるくるの羽がかわいくて、「炎の蜃気楼」の桑原水菜先生も推していたのを覚えている。コバルト文庫を愛読する女子中学生だった私に、また行ってきたよ、と語りかける。

04.11.2025 12:45 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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[米沢|鷹山堂丸の内]

晴れた帰路、30年ぶりの米沢市へ。
上杉神社に参拝し、お堀沿いのカフェでベーグルサンドとコーヒーをいただく。直江兼続の「愛」の兜は修復中だったけど、故郷と縁深い土地の、不思議な懐かしさがあった。

上杉鷹山の名を冠した鷹山堂は、1923年創業の米沢織の老舗。山形駅で米織小紋に一目惚れし、カフェのことも教えてもらった。

スタイリッシュな店員さんの「佇まいがお美しい」という褒め台詞は旅のハイライト。「山形県の人はラテン系」という学生さんの言葉を思い出し、深く頷く。

03.11.2025 12:18 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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[山形|七日町]

文翔館を出て、七日町シネマ通りへ。柳と水路が美しい御殿堰や築55年のビルをリノベした複合施設、井上ひさしが愛した郁文堂書店などが立ち並ぶ。

シネマ通りの由来は、かつて映画館があったから。講義後、教授たち御用達のトラットリアBUONOにも連れて行ってもらったが、こちらも元は七日町にあったそう。地物の肉のや魚介を使った正統派イタリア料理はもちろん、映画や小説を語ると止まらないマダムが最高だった。

目抜き通りから賑わいが消え、郊外に移ってしまうのは地方都市の宿命だけど、山形では洋館や教会や蔵が残っていて、散策できるのがすてき。言葉のせいか、街の空気までおっとりしている。

02.11.2025 12:17 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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[山形|文翔館]

霞城公園から歩いて15分、目抜き通りの奥に現れた壮麗な旧県庁舎。大正5年に建てられたゴシック・リバイバル建築の中で、山形の歴史とおいしいランチを味わえる。

2階の文翔館喫茶室を手がけるのは、地元ロースターが営むTsuki Cafe。アレクサンドル・タローのバッハが流れる空間で、チーズたっぷりのクロックムッシューとコーヒー、おっとりした店員さんとの会話を楽しんだ。

理想の喫茶室、近くにあったらいいのに。

01.11.2025 12:19 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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今週は東北芸術工科大学にお邪魔し、歴史創作の舞台裏についてお話を。

横井ゼミのみなさんが提出してくれたショパンの物語と、きらめく才能。物書く者同士の対話から、震えるような勇気をもらいました。

山形の丘の上に建つ東北芸工大学。
学生や教授たちのやさしさとともに心に残ったのが、広大で、水を湛えたキャンパスの美しさでした。こんな場所でアートを学べたら、どんなに幸福なことか。
今からでも学生になりたい!

31.10.2025 12:49 — 👍 7    🔁 0    💬 0    📌 0
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その「声」は驚くべき速度で進化し、響きあう──児玉隼人リサイタル・ツアー|高野麻衣 2025年に出会った若き才能、児玉隼人。 渡独直前のデビューリサイタルに続き、8月には、全国7都市をめぐったリサイタル・ツアーのファイナル公演レポートを執筆した。 15歳の新星・児玉隼人(トランペット)、晴れやかな音色響かせ新たな夢のはじまりへ【リサイタルレポート】 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス 1...

[掲載]

その「声」は驚くべき速度で進化し、響きあう

躍進する16歳のトランペット奏者 #児玉隼人 。渡独直前のリサイタルに続き、全国7都市をめぐったリサイタル・ツアーのファイナル公演レポートを執筆しました。

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18.10.2025 12:51 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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10月17日はフレデリック・ショパンの命日。
2年前の冬、終の棲家となったヴァンドーム広場のそばに滞在し、著書の巡礼をしました。

ある朝、12番地から聞こえた最後のマズルカ。
そんな瞬間を求めて旅をしている気がします。

ふたりのF
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17.10.2025 12:02 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0

かくいう私も、フジコさんに出会った20代の音楽記者時代は「知ってるつもり」で何もわかっていなかったと気づき、映画を観ながら涙が止められませんでした。

年齢によって感じ方が変わる本があるように、今だから心に沁みる音楽がある。もう会えない彼女の「音」にスクリーンで再会できてよかった!

17.10.2025 11:58 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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[掲載]

intoxicateにて映画「 #フジコ・ヘミング永遠の音色 」のレビューを執筆しました。

フジコさんの音楽はまさにブルースだと思う。過剰な説明を排し、被写体の心の旅に寄り添う最後のドキュメンタリーは、彼女を「知ってるつもり」だった人にこそ届けたい、人生の発見に満ちています。10/24公開

16.10.2025 12:18 — 👍 3    🔁 0    💬 1    📌 0
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散歩。木々と白鳥が美しかった。
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16.10.2025 12:14 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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2025.9.26
清水真理 豊永侑希
二人展「oratio ✝︎ 祈り」
at silent music

夏の名残りの薔薇と、聖なる音楽室の記憶。
澄んだ瞳の人形たちに魅了され、時空を超えた祈りに心が震えた。たとえ年に一度でも、この空間に佇めば、私は光に気づくことができる。

鑑賞後にお茶をいれていただき、短くも美しい、濃密な時間を過ごした。つきぬ憧れも、惑いや寂寥も語り合い、聖域を得られたことにあらためて感謝した。

14.10.2025 12:28 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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2025.9.26
#東京都庭園美術館
#永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル
Timeless Art Deco with Van Cleef & Arpels

1925年、パリのアール・デコ博覧会でグランプリを受賞したヴァン クリーフ&アーペル。その博覧会に魅了された朝香宮鳩彦王・充子妃。
100年目の再会を目撃できる祝祭的な展覧会。

アール・デコの精華たる旧朝香宮邸の来歴が、ここまで生かされた展覧会はないだろう。窓からの日差しに瞬く宝石を眺めていると、衣擦れの音を立てて妃殿下が現れそうだった。
1/18まで開催中。

※日時指定制。写真は許可を得て撮影

12.10.2025 12:23 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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2025.9.25
ルイジ・ギッリ 終わらない風景
Luigi Ghirri
Infinite Landscapes

どこか既視感があるようで、知らないイタリア。柔らかい光と抑えた色彩が綺麗で、余白は静謐。須賀敦子全集の表紙に選ばれたことに、深く納得した。

5年前、イタリアをともに旅した友人と一緒に見られたことも嬉しく。ナポリの海を臨む夜景に、彼女のあたたかな言葉を思い出し、鼻の奥がツンとした。

11.10.2025 12:15 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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秋の日のチェロ──アベル・セラオコー バッハ: 無伴奏チェロ組曲 他|高野麻衣 10月の声を聞くと突然、紅茶の味が恋しくなる。 すっかり夏の顔をしていた9月が終わりに近づき、朝晩が急に涼しくなって、肌掛けの上に毛布を添えたりする。そういう、秋のはじまりの儀式が、今年はたまらなくいとおしい。 クラシック音楽の世界でも、10月は新シーズンのはじまりである。シーズン初日の劇場は着飾った人々で華やぎ、海外の名門も続々来日する。オーケストラのラインナップも続々発表、いそいそと鑑賞計...

10月の声を聞くと、紅茶の味が恋しくなる。

そんなとき、私の耳はチェロの音を求める。人の声のように温かく、私たちを包みこむ音。深まる秋に寄りそう音楽を、注目のアベル・セラオコーを中心にご紹介します。

#note
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10.10.2025 12:25 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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[出演]
TOKYO FM
「Memories&Discoveries」

クラシック・プレイリスト、10月のテーマは「東欧への旅」。 #早見沙織 さんと一緒にルーマニア、ハンガリー、チェコを巡る音楽旅行へ。2日目はリストが描いた祖国を、最終日は憧れのプラハについて語り合いました。

■バルトーク:ルーマニア民俗舞踊曲
■リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番
■スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より ブルタヴァ(モルダウ)

JFN系全国FM局にてタイムフリー公開中。楽曲の詳細は随時再録します。
mai-takano.com/works/?p=35

09.10.2025 11:43 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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冬の使者の到来。

08.10.2025 12:22 — 👍 7    🔁 0    💬 0    📌 0
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[連載]

25ans 11月号は、まもなく開幕の三菱一号館美術館 #アール・デコとモード をフォーカス。ファッションという「文化」を未来へつなぐ美術館の役割について考察しました。

庭園美術館の #永遠の瞬間 とともに、自由を謳ったアール・デコを息吹を感じてほしい。

【美術】永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル【映画】ローズ家/おーい、応為
【本】夜明けまでに誰かが
mai-takano.com/works/?p

08.10.2025 12:21 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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9月の終わり、葉山にて休暇。

今年もたたみだしたストアーを眺めつつ、夏に別れを告げた。夏の終わりはいつも突然。

07.10.2025 12:29 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
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2025.9.21
#東京フィル #午後のコンサート
「二人は魔術師」

久々のバッティストーニとともに、ラヴェル150周年を祝福。洒脱なトークもあいまって、作曲家でもある指揮者の「楽譜との対話」が、音楽から透けて見えるようだった。魔術師とはラヴェルと、やはり指揮者のことだと思う。

バッティストーニは作曲家サイドでも躍進中で、近年のマーラーへの取組みもある種の共感なのかな、と感じたりした(「彼ほどの葛藤はない」という本人の軽やかさもよい)。速報が出たばかりの来季、マーラー1番も楽しみ。

03.10.2025 12:00 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
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2025.9.21
HAYAMI SAORI
10th Anniversary Live #HAYAPOP

アーティスト #早見沙織 、10年の集大成を体感。ハイライトはフロレセンスから祝福、Abyssにかけてのハードロック。やさしい声の奥深くにあるマグマのような激情が、音楽への愛で包まれ、光になるのを目撃した。

ラジオでご一緒するようになって、もうすぐ丸4年。比類なき「声」の裏にある凄まじい音楽愛と、人間力への感動がどんどん更新されていく。私も10年後、感謝で泣きたくなるような仕事を積み重ねたい。そして、早見さんの激情を表現できるような原作を、いつか必ず書き上げたい。

02.10.2025 12:36 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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今日は誕生日。
Gratitude(感謝)のダリアを飾る日。

鳥の声で目覚め、メッセージをくれた友人と「朝、起きるのが楽しみな人生がいいよね」と語り合いました。挑戦を楽しんで、心を喜ばせる日々を送っていきたいです。

15.09.2025 11:46 — 👍 21    🔁 0    💬 0    📌 0

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