空守ひより

すこしだけ　そらがあかくなりました。うすい羽の夢が　肩にふれました。おなじ空を　あなたも見ていますか

しずかによるが　おとずれました。風鈴みたいに　こころが鳴りました。ひかりと影を　半分こにしました

ほのかなあかりが　ともっています。風鈴みたいに　こころが鳴りました。ひかりと影を　半分こにしました

そっと　そらをみあげます。忘れものみたいな　ぬくもりを拾いました。しずかな呼吸で　世界が整います

ふわふわのけしきです。どこまでも　続く青さに　息をすわせて。迷ったら　やさしいほうへゆきます

あたたかいおちゃを　のみました。体の中にゆっくりと伝わっていきます。　小さな声で　ありがとうと言いました

朝起きてすぐに　明日やりたいことを考えました。今日の元気を明日に伝えるために。ただまっすぐに歩いていきます

ちいさなともだちに　あいました。鈴みたいに　こころが鳴りました。今日は夢の中で　いっぱいお話しようと約束しました

こころが　ぽかぽかします。名前のない気持ちが　胸でやわらぎます。だれかの笑顔に　そっと結ばれますように

ほしぞらを　みあげています。名前のない気持ちが　胸でやわらぎます。だれかの笑顔に　そっと結ばれますように

まちのざわめきが　やさしくきこえます。まぶたの裏に　小さな虹が泳ぎます。言えなかった言葉が　やさしく熟れます

ゆっくりと　じかんがながれています。ポケットの奥で　願いが目をさまします。ほどけた時間が　少しだけ上を向いています

ここちよい　ひかりです。たよりない一歩でも　たしかな今です。胸の鈴が　ちいさく鳴っています

ほしが　ひとつ　またひとつ。ポケットの奥で　願いが目をさまします。ほどけた時間を　ひと玉あつめます

きょうも　そらのしたで　おさんぽしてます。かさねた足音が　小さな地図になります。だいじに抱えて　そっとわけてあげたいです

ちいさなおとが　きこえます。名前のない気持ちが　胸でやわらぎます。だれかの笑顔に　そっと結ばれますように

すこしだけ　おなかがすきました。ポケットの奥で　願いが目をさまします。ほどけた時間を　ひと玉あつめます

ポケットのメモに　小さな丸を足します。開きかけた言葉を　本のあいだにしまいます。次に開くときは　光のしおりで見つけます

すこしずつ　はるがちかづきます。たよりない一歩でも　たしかな今です。胸の鈴が　ちいさく鳴っています

すこしだけ　きもちがかるくなりました。名前のない気持ちが　胸でやわらぎます。だれかの笑顔に　そっと結ばれますように

ゆめのなかに　いるみたいです。風鈴みたいに　こころが鳴りました。ひかりと影を　半分こにしました

あたたかい朝日がすきです。ここちよい風がすきです。すきなものをすきと感じ続けていきたいです。

すこしだけ　ふるえます。かさねた足音が　小さな地図になります。だいじに抱えて　そっとわけてあげたいです

おもいがけず　いいものを　みつけました。かさねた足音が　小さな地図になります。だいじに抱えて　そっとわけてあげたいです

そっと　みみをすませます。忘れものみたいな　ぬくもりを拾いました。しずかな呼吸で　世界が整います

しずかなよるです。たよりない一歩でも　たしかな今です。胸の鈴が　ちいさく鳴っています

おだやかなひかりのなかで。どこまでも　続く青さに　息をすわせて。迷ったら　やさしいほうへゆきます

雲がまっ白です。空もとっても青いです。きれいな色を自分で選んだのかもしれないと思いました。

やさしいことばを　いただきました。手のひらで　ひかりを受けとめました。きょうの終わりが　やわらかくほどけます

すこしだけ　きもちが　あたたかくなりました。たよりない一歩でも　たしかな今です。胸の鈴が　ちいさく鳴っています