Dollghters

失敗を恐れて回避する文化は、可果敢に戦う文化と比べるとどうしもイノベーションからは遠ざかります。また、製品はどうしても最大公約数的になり、際立つ特徴を示せなくなるもの残念ながら認めざるを得ない事実でしょう。もちろん、失敗が続いて会社をつぶしてしまっては元も子もないわけですが、一方で、失敗を恐れすぎるあまり売れるものだけを売って日銭を回している内に、新しく売るものが何もなくなってしまったという皮肉な現象も実際に見えるようになっています。是非はともかくとして、資本主義経済の中では、付加価値を創出できなければ緩やかに斜陽となります。難しいバランスだと思います。

懐古的な話をしても仕方ありませんが、それでも日本の今は、特にエレクトロニクスの分野で、30年前とは景色が全然違います。電子を象徴した秋葉原はもうエレクトロニクスの街ではなくなって久しいですし、面白い製品を民間に提供するベンダーはことごとく淘汰されました。コンソールの分野ではかろうじてキーボードはFilco、マウスはLogicoolが気を吐いてはいますが、Filcoも海外製品を扱うようになりましたし、LogicoolがLogitechのローカライズなのはもはや隠せないところです。かつてはカノープスなんてGPUメーカーまであったのですよ。Green Driver、懐かしいです。

AngryMiao Infinity Mouseの唯一惜しいところは、ホイールがフリースピンでないところ。あれだけの価格のマウスですから、ホイールだけはフリースピンがよかったですね。まああれ特許の辛みが絶対あるでしょうし、ぴたっと止まる技術はなかなか難しいそうなのでまあ仕方のないところです。これでAFAとあわせて、コンソールは全部Angry Miaoになりました。いや、あとはマウスパッドですね。実はペイズリー柄の彫金が施されたガラスマウスパッドがあるんですよ。ちょっとでかいんですけどね。

Talk is Cheap. Show me the fish!

絶対に5000円は下らないであろうAngryMiaoのアタッシュケース。絶対にバカにならないコストですが、所有欲をくすぐるのは間違いないですね。Infinty Mouse、買ってしまいました💦。限定のミラーエディションが欲しかったですが、マウスはどこまでいっても消耗品なので、汎用の黒にしました。

過去の栄光というのは忘れがたいもので、我々はいつまでも80年代、90年代頃の勢いが自分たちにあると思いがちですが、現実は相当厳しいかもしれません。ナンチャラミクスに牽引された先鋭化した新自由主義にかき回された結果、人材・技術共に枯渇し、過剰な効率化によって社会はスリムになりましたが、結果富は偏在を極め、全体としてはむしろ貧しくなりました。また過剰に蓄積された富は循環が鈍ったことから有効活用されず、末端は常に理不尽な競争にさらされて、新しいものを生み出す付加価値創出の力を根本的に失ってしまっています。この流れを断ち切り、再度価値を生み出す力を取り戻さなければ将来は暗いかもしれません。

『小説家になろう』
第３篇第１章　第１０節　公開中です。
#小説家になろう

ncode.syosetu.com/n4616lb/10/

The week finally turned, and at last the day arrived for the Academy’s grand autumn event: the All-Academy Mock Magic Tournament.

Chapter 04: The All-Academy Mock Magic Tournament is Now Avairable on RoyalRoad.
#RoyalRoad

www.royalroad.com/fiction/1391...

WEBサイト更新しました。
神話体系と世界観に関する評価〔日本語〕
dollghters.org/p004_ReviewO...

Mythological System and Worldbuilding〔English〕
dollghters.org/p004_ReviewO...

こんばんは☆彡。
今日は冷たかったですね💦。
本当に、生徒をどう導くかは教師の力量にかかるこころが大きいと思います。それにしても全国１番はすごいですね！１回だけ１桁はとったことがありますが、１番は遠い夢でした💦。
子どもは自分ではまだ自分のことを十分にできないから子どもなわけで、それを十分に導く大人、とりわけ教師の力はとても大切だと思います。ひとりひとりに向き合うのは物理的な限界もあって大変ですが、それでも時に不可欠なときがありますよね。

The week finally turned, and at last the day arrived for the Academy’s grand autumn event: the All-Academy Mock Magic Tournament.

Chapter 04: The All-Academy Mock Magic Tournament is Now Avairable on RoyalRoad.
#RoyalRoad

www.royalroad.com/fiction/1391...

事実今回も「斯く斯く然然の場合には武力行使を成し得ると解釈する」と表明してしまったばかりに、「それは脅威に該当する」として某国にかみつかれたのです。国際駆け引きとはそういうもので、かつて「国家安康、君臣豊楽」の文言の家康の文字を離して書いているのは呪っているからだとして攻撃の契機を与えたのと大体同じです。戦争の意志と能力のある勢力は常に自衛の名目をどこかに見出せないかを虎視眈々と探しているので、防御側としては、とにかく自衛の名目を与えない努力と工夫に徹することが一番なのです。詳しくは言いませんが日米には有名な密約があるので、名目さえ渡さなければ、核抑止の箍が実によく効くのです。

実は、戦後国際社会において、もっとも手を出しにくい相手というのは、「俺は喧嘩をしない。たとえ殴られても殴り返さない。命を守ることはするが、そもそも喧嘩のための準備をしない。」と公表する相手を攻撃することです。それはどのような場合でも明らかな国連憲章２条違反であり、肯定することはできません。というのもかかる相手に対して「自衛の名目」を主張することは理論的に不可能だからです。９条は、腰抜けだの、自殺行為だの言われますが、核に及ばない下手な通常兵器を言い訳程度に増強するよりもはるかに強力な抑止力を持つのです。自衛の名目なく戦争をすることのリスクはそれくらいに大きいのです。

ところが、2015年以降のいわゆる政府解釈改憲によって「存立危機事態」に該当するときには、外国戦力と一体となる形での武力行使が限定的に容認されることになりました。こうなると「どういう事態が存立危機事態であり、どこまでの武力行使が認められるか」という問題を自然的に惹起します。そしてそれに応答することは、一定の場合に武力を行使するという基準を宇内に明示することになり、特定の場合における我が国の「戦意」を推定させる機能を果たすのです。しかし、戦意の認定は文字通り戦争の意志の表明であり、これは相手方が自衛の名目を主張するのに十分な材料となります。そしてこの自衛の名目を相手に渡すことが一番危険なのです。

戦後の戦争というのはすべて「自衛の名目」で行われます。時にどう見ても方便としか思えないものも多々ありますが、方便であってもすべては「自衛」が名目です。ウクライナ事変でさえ露の言い分では「ウ国に実在する、将来露の独立性と一体性を脅かしかねない潜在的脅威の除去」を目的とする先制的な自衛権の行使であって、少なくとも名目上の主張としては「自衛」なのです。そして、自衛の名目を成立させるためには、相手に脅威となるだけの実力と意志があることを必要としますが、戦力不保持で非戦を貫くという姿勢は、自衛の名目の成立をきわめて難しくするのです。９条はある意味で国際戦略の一環だったのです。凡そ理解されませんが…。

政治をやる上で嘘は絶対にいけませんが、敢えて言わないというのは時に賢明な選択肢であり必要悪であるというのは残念なことながら本当のことです。言葉はひとたび表出されるとひとり歩きをするものですし、また特に国際社会においては、ある表明をどのように認識するかは、すべて聞き手の恣意的解釈に委ねられ、それを矯正する一般的基準は存在しないので、沈黙と明示の回避以外に方法がない場合というのは多々あるのです。特に安全保障面では顕著で、言わないことは一種の防衛策なのです。実は憲法上武力行使できないという制限は、相手に自発的攻撃の兆しだと言わせない戦略的側面があるのです。故にこれまでは黙っていればよかったのです。

労働の本質は「価値の供出と相互提供である」というのは単なる理想論ではなく、個の能力の外延が極めて制限される人間が生活上の必要を満たすために編み出したひとつの生存戦略であり、それを否定することはできません。近時では、資本集約の巧さが経営者の力量であるかのように言われますが、それは全くの誤解でしかありません。多額の資本を集めながら、その成果を実効的に社会に還元することができければ、その資本集約は単なる収奪であり、むしろ害悪です。資本集約によるスケールメリットが技術革新を導くことを否定しませんが、技術革新を導かない資本集約は、少年の夢であって、社会の資産とはなりえないのです。

ところが、2000年代初頭から世界を支配的に席巻した資本主義は、労働の目的と結果を巧みにすり替えました。労働とは本来付加価値の生成とそれによる富の創出を機能にしますが、新自由主義は富の獲得のために付加価値を切削することを肯定するようになったのです。その結果、効率かという美辞麗句の下に、労働機会は縮小し、品質は最低限度に維持され、より善くするための投資は抑えられ、富の集中と収奪が自己目的化してしまったのです。その結果、働く場所は失われ、品質は向上せず、次世代製品の開発は遅滞しました。そしてどうなったかと言えば、名だたる大企業が、金は稼げるが売れる製品がない状態になったのです。これは成長でなし。

目的と結果は厳密に言うと違います。英語でも、目的のgoalに対して、結果はresultやrewardであり、やはり単語のレベルで概念が異なります。目的を達成できても結果を伴わないことはありますし、無目的な行為にも一定の結果が伴うという非対称性、無相関性に着目する必要があるでしょう。そして、労働の目的は社会価値の供出と相互提供であり、報酬の獲得はその結果です。つまり労働の目的はあくまでも社会的機能の相互負担であって、報酬の獲得を目的にしてはいけないということです。もちろん営利法人は利益の追求を目的としますが、社会的価値の供与なく利益は追求できないことがその前提にあるから成り立つ論理です。

「記事」というのは本来確認された「事実」を周知するための社会的機能であり、報道の自由が広範かつ強力に保証されるのは「事実の周知が市民の判断に資するから」であって、それが、「本当なのかどうか、どこまで正しいのかわからないし、謝っている可能性もあるがAIがそう言っている。なお、検証はしていない」では、出発点にさえ立てていません。というよりそんな報道は百害あって一理ありであり、丁寧な断りがついているだけで、SNS上のフェイクニュースと本質は全く変わりません。苟もジャーナリズムを自称するなら、それくらいのことは「言われる前に解れ」という話です。どうして我が国の文化水準は急にこんなに毀損するのか…。

つい最近になって「この記事はAI生成なので誤っている場合があります」という記事が俄かに散見されるようになりましたが、それはもはや記事ではありません。価値判断や評価に揺れがあっても、すくなくとも事実の伝達については調査と裏付けが取れた情報を報じるのがジャーナリズムというものであって、たとえそれがWEB媒体であるとはいえ、情報の伝達を目的としてするいじょう、事実性の確認のないものは公開情報としての第一義的存在意義を欠いているといわざるをえません。こうした荒唐無稽を許さず、最低限の社会的秩序と安心を維持するのが規制行政の目的であり、規制緩和は手放しで歓迎できるものではないのです。

そもそも、神が社会を必要としないように、人間が完全に自立的に自存できるのであれば、社会は本質的に不要なのです。事実、構造が単純で、自己完結的に勢損が可能な生物（微生物など）は社会を構築せずその固有の存在だけで自然の摂理に組み込まれています。片や、身体構造や機能が複雑になり、自然との距離が遠くなるほど、生存のために団結して社会を構築する必要に迫られます。それは存在の複雑性ゆえに生の可能性の延伸と引き換えに自存が難しくなったことの当然の代償と言えます。人間や生命それ自体と向き合う教育が再度必要でしょう。肉を屠って食べるのばかりが命の教育ではありません。

リベラルな理想論というのは、社会を前進させる原動力にはなり得ますし、その善きガイドラインとして機能することも否定しませんが、他方で、我々の生活には常に「現実」がつきまとうため、お題目だけ唱えて丸く収まるほど簡単ではありません。リベラリズム、リアリズムというのは本来主として政治学の概念ですが、これは世界を分析して理解するための観察眼（レンズ）であって、観察対象たる世界は同じなのです。どれほど理想的なリベラリズムの視点で世界を捉えても「しなければならないこと」が自動的に消化されるわけではないという厳しい視点は必要であり、そして限界を超えそうな場合は外部介入も時に必要なのです。

老々介護や介護離職の問題は本当に深刻な社会事象だと思います。諸制度は制度的には整っていますが、運用が硬直的かつきめ細かい配慮がされるわけではなく、特に2010年ころから現在にかけての「原則自己責任」論が支配的なので、家族はあまり適切なサポートを受けることはできません。経済的に余力があるとそれでも何とかなりますが、経済的にも人的にもぎりぎりの場合には想像以上に日常が困難になります。特に最近では「当事者主義」が幅を利かせますが、当事者主義というのは相互理解と会話によって意思疎通が成り立つことを前提としており、そうでない場合の当事者主義は主に解除側に不相応な負担を強いることになります。

こんにちは☆彡。
すっかり寒くなりました。もう冬ですね。
数字それ自体は嘘をつきませんが、都合よく解釈できるのもまた数字で、特に確立統計は迷いやすいというのは確かにありますよね💦。盲目的でもいけませんが、数字の意味と機能について意識を傾けておくのも大事なのだと思います。今の子どもたちは小さい時から偏差値と学内順位とうで管理されるのでかわいそうな側面は確かにあるかもしれません。多様性の社会と言いながら尺度は大抵単一なのが残念です💦。

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世間一般には、「合法であればそれでよく、問題なのは法に抵触するかどうかだ」という眉唾な言説が支配的ですが、合法か否かというのは、一時点一地域の局限的な法制度に合致するかどうかという指標でしかなく（それを無視しろとは言いませんが）普遍的な善性を具備しているかどうかとは全く無関係な話です。いつもいいますが、「左側通行すべきこと」は無用な衝突を避けるための調整問題の解決に資するルールではあっても、それ自体は倫理的規範性を何ら有してはいないのです。ただそうすれば無用な事故を防げるというだけにすぎません。法は絶対ではなくしばしば相対的であり流動的であるという理解は常に必要だと言えるでしょう。

民主主義の最大の美徳は「社会がどれほど予想外の変貌を遂げようとも、それにふさわしい新しいルールを議論によって導出することができる」点にあります。しかし、AI時代に至ろうが、多様性の時代が到来しようが、話題に上るのは「それが基本の法体系・制度になじむかどうか」ばかりで「時代がこう変わったのだからそれに適合するように新しい法を作ろう！」という機運にはなかなかなりません。非常に残念な話です。正直、著作権法の考え方なんて、1800年代中庸の頃の著作物の在り方をそのまま引きずっているだけなので、当初予想だにしなかった人間以外の者が創作をし得る事態に対応できるはずがないのです。合法は免罪符ではありません。

我が国では伝統的に、特に中高の教育課程において、盲目的に正解を刷り込むやり方が浸透しすぎなのだと思います。意味は分からないが定理を頭に入れておけば解ける数学、とにかく網羅的に暗記しておけば特典が上がる社会科などなど枚挙にいとまがありません。大学教育の全段階として、まずは自分の能力で使いこなせる学識量を増やしておくというのは思考深度の深さを確保するうえで不可欠ですが、あまりにも説明不足のまま結果だけを求める教育手法に課題があるのは確かです。半面、小学生に「時間について考えよう」というもまた荒唐無稽です。そいういう教師自身、時間についてなど考えて何事かわかるはずがないのですから。

SNSや動画共有サイト、あるいは教養書の内容というのは、質的に極度に劣化し、かつ思想的には先鋭化したおよそ教材とはよべない一つの情報提供形態でしかありません。大学で本気で勉強したことのある人ならだれしも頷くところだと思いますが、大学の教科書というのは、どれか正解か分からなくて読んでいる側がイライラするくらいに、一つのテーマについて様々な見解をまんべんなく述べているものであって、「斯くあれば然り」と断定的にはものを言わないのです。多くの教科書が断定を避け、覚えることではなく、考えることを要求してきます。つまり、「斯くあらねばならない」と断言している媒体は、まず教育資源として不合格なのです。