今日は、ダローの「Ring, rope, wand」。難しくないのに、非常に鮮やかな指輪の移動現象。昔から大好きなトリックです。
難しくないとは言っても、秘密の動作を堂々とやるのには、ある程度の慣れが必要ですが、秘密の動作が、完全に表の動作に隠されているという、実に優れた手法です。
こういう「手品らしい手品」って、本当に良いですね。
@allinthecards.bsky.social
「Amateur's amateur」を自認する末端の手品好き。本職は理学療法士。手品以外にはサッカー観戦、クラシック音楽鑑賞、作曲・編曲、読書(古典を中心に年間300冊くらい。手品の本は除く)が趣味。山口県下関市出身、北海道札幌市在住。
今日は、ダローの「Ring, rope, wand」。難しくないのに、非常に鮮やかな指輪の移動現象。昔から大好きなトリックです。
難しくないとは言っても、秘密の動作を堂々とやるのには、ある程度の慣れが必要ですが、秘密の動作が、完全に表の動作に隠されているという、実に優れた手法です。
こういう「手品らしい手品」って、本当に良いですね。
なお私は、Twitter手品クラスターを賑わわせた、mMLシーズン2そのものの是非については、特に何も意見を持っていません。そんな裏のごたごたは、どうでも良いのです。
また、あくまでパフォーマンスとして動画を見た場合の感想というだけで、教材としての価値には言及していないというのは、以前も書いた通りです。
mMLシーズン2の動画を見て感じることは、「技術的に上手いかどうか」と「手品として面白いかどうか」は、別問題であるということ。
我々アマチュアは、ともすれば「(技法が)上手い」ことだけを目指しがちですが、もう少し、技術的なもの以外の上手さにも、目を向ける必要があるのではないでしょうか。「上手い」というのは、技法的なもの以外にも、様々な要素があるんだなと、改めて感じました。
もちろん技術的にも、下手よりは上手い方が良いのは当然なのですが。
今月のmMLの動画を見ました。カズ・カタヤマさんとは驚きです。season 2になってから、からくりどーるさん、ヒロ・サカイさん、そしてカズ・カタヤマさんと、「本物のプロ」ばかりが並んでいます。
今までの動画を見ての正直な感想ですが、「ショー」としては、以前よりも圧倒的に面白いです。流石は、どなたも超一流のパフォーマーです。
ただ、「教材」として見た場合、特に技法についてはゆうきとも氏の優れた点を、改めて実感しました。
毎月あのレベルの方を招くと、いずれネタ切れになりそうですから、ローテーションするのでしょうか。ともかく、今後mMLがどうなるのか、目が離せません。
この方法は、キャメロン・フランシスやジョン・バノン、ジョン・キャリーがよく使う印象です。
バノンは、カットディーパーフォースを使った単純なカード当てをまず演じ、その際「このカードは違うな」とやりつつ、次の手順で必要な複数枚のカードをトップにセットしてしまいます。大変上手い、そしてバノンらしい方法です。ジョン・ガスタフェローの書籍「One degree」にも、類似した方法が解説してありましたね。
スプレッドカルは強力な技法ですから、トップにセットするくらいのことでは、個人的には使いたくありません。トップのセットなんて、いくらでも楽な方法がありますからね。
今日演じたのは、紀良京佑さんの「一石二鳥」。私は本当にプロフェシームーブが好きなのです。原案は二組のメイトですが、私は4Aにしています。その場合トップとボトムにセットが必要です。
ボトムはカットで良いのですが、トップにカルを使う訳には行きません。無理に使おうとしたら、最初に混ざっていることを見せる体でカルすることになるでしょうが、そんなことをした後、再度デックを広げて二枚のAを抜き出すのは不自然です。
なので二枚のAを抜き出す時に、トップにセットすべきAもアップジョグし、「いや、これは違うな」と呟きつつ、堂々とそれをトップに置きます。難しい技法を使わずとも、これで何の問題もありません。
今日演じたのは、コロンビーニの傑作オイルアンドウォーター、「Italian dressing」。分離を3回繰り返した後、最後に混ざるのですが、その3回の混ぜ合わせ方が、だんだん公明正大になっていくのが、とてもよくできています。
ただ、オイルアンドウォーターって、現象としてはマニアックなんですよね。私は好きなのですが、演じても反応が薄いことがあります。今日は楽しんでいただけたんですけどね。
その意味で、オイルアンドウォーターは、相手を見て演じた方がよいトリックなのかも知れないな、と思います。
今日演じたのは、マイケル・スキナー「All the nonconformists」。私がレパートリーにしている、数少ないパケットトリックの一つ。私は、マイケル・アマーが「Easy to master card miracles vol.9」で解説した方法を使っています。
このトリックは、最後の取り扱いが難しいですね。今のところは、アマー同様最後に2枚の赤裏と2枚の青裏を示して終わっていますが、どうも収まりが良くないようにも思います。
かと言って、フォールスカウントで4枚の赤裏(または青裏)になって終わりというのも、すっきりするとは言い難く、悩みのたねです。
私は、3 flyのような「両手にコインを持って、ごちゃごちゃやるコインマジック」が、非常に苦手です。
エキストラを使うなりし、すっきり見せてくれるならまだ良いのですが、レギュラー&エキストラなしという「無理やり」な手順だと、かなり上手い人の演技を見ても、「……何のこっちゃ?」となることがあります。
3 flyは、両手に注目していないといけないため、そもそも見ていて疲れる演目です(私にとっては)。コインの移動は、やはり手に握り込むなどし、注目するタイミングと場所を明確にしてくれた手順、見せ方の方が、私の好みです。
今月末で異動になる(というより、現在の事業所が閉鎖になる)ので、今の利用者に手品を見せられるのは今月一杯。
なので、残り少ない日々で、私が特に好きなトリックばかりを演じています。先日は、アンビシャスクラシック、ポケットリング。今日はハンカチに飛び込むコイン。
あと数回ですから、ホーミングカードとか3本ロープとか、普段はなかなか演じない、気に入りの手順を演じるつもりです。異動しても、手品を演じる機会を何とかして作れると良いのですが、どうなることやら。
Blueskyに、トレンド機能も実装されましたね。Twitterと違うのは、簡単に非表示にできること。
Twitterが年中荒れているのは、このトレンド機能によるところが大きい気がするので、Blueskyのこの姿勢は歓迎です。
投稿可能な動画時間の延長と合わせ、これでBlueskyの機能はかなり充実しましたが、Blueskyが何より良いのは、「人がいない」ことなので、このまま人が増えなければ良いなと思ってます(笑)。
Blueskyで、動画が3分までアップロードできるようになりました。これはかなり大きな機能拡張です。
手品動画をアップするにも、1分では短すぎたのですが、これで久々に動画を撮る意欲が湧いてきましたし、もう年中ごたごたが起こっているTwitterからはフェードアウトして、Blueskyを主に使うことにしても良いのではないかと思っています。
問題は、特に手品関係者の利用が少ないことですが、その方が気兼ねなく動画をアップ出来て、かえって私にはメリットです(笑)。
今日は久々にポケットリングを演じました。紀良さんの手順です。いつもはカードマジックが多いのですが、今日の利用者が私のマジックを見るのは、今日が最後なので、最後くらいはトランプはよそうと思いまして。
そうすると、一人の利用者が「このマジックは数年前にも見ましたが、本当に不思議ですね」と言いました。
カードマジックは、同じようなものを演じてもそんなことは言われません。リングのマジックは、それほど神秘的に見え、深く印象に残るのだなということを、あらためて認識しました。
今日演じたのは、ラリー・ジェニングスの「アンビシャスクラシック」。パケットトリックをほとんど演じない私が、好んで演ずる数少ないパケットもの。
このトリックは、絶対にサーカス一家のストーリーをつけて演じるべきです(原案者のジェニングスもそのように演じています)。現象だけを見せたのでは、意味不明で支離滅裂ですから。
色々な人が色々な方法を発表していますが、私はジェニングスがDVD「Classic magic」で解説している方法が、一番優れていると思います。
今日演じたのは、ジョン・キャリー「Interlocking flyer」。カードアクロスです。比較的易しく演じられ、説得力もあります。即興で演じられるので、気に入っているトリックです。
カードアクロスは、昔は面白い現象とは思っていなかったのですが、少し離れた相手にも現象が伝わりやすく、今では重宝しています。
マジオンの件。個人的には、マジオンの「種明かしをする人には売らない」という立場には、共感します。
その上で、あとは当事者同士の問題だと思うので(マジオン側が、もっさんの動画に問題があると判断したら、氏の商品を削除するのは自由だと思う)、外野が無責任にどうこういうことではないように思います。
ただ、うまく根回しをすれば、もう少し何とかなったのではないかと、見ていて感じました。
今日演じたのは、紀良京佑さんの「無意識の一致」」「サンドウィッチ」。スプレッドカル、そしてコンビンシングコントロールと、私にしては難し目の技法を使います。
ボトムに持って行くのに、いつでもコンビンシングコントロールを使う人を見た事があります。それが手順の流れで自然であれば結構なのですが、いつもあのやり方というのは、自然とは言い難い気がしますし、そもそも自然に見せるのが難しい技法でもあるので、私はいつもはダブルカットで済ませます。
紀良さんの「サンドウィッチ」は、コンビンシングコントロールの特性を上手く使ったトリックで、即興トリックの傑作です。
今日演じたのは、ジョン・キャリー「Coinkidinky」。アッカーマン「クイックコインシデンス」の派生手順で、私が大好きなトリック。
DVDで見た時は、1枚目のフォースの図々しさに驚きましたし、実演する勇気がなかなか出なかったのですが、一度演じてみると、この図々しい方法が立派に通じることを、身をもって知りました。
4A取り出しは、テクニカルにやるのも悪くはないですが、私はこのような、相手とのんびりやり取りを頼みつつ演じるような手順が、昔から好みです。
今日演じたのは、高木重朗「トランプの不思議」収録、「無意識的読心術」。原案は、ハリー・ロレインらしいです。単純ですが効果絶大な一致トリック。
原案はDLを使いますが、私はセカンドディールを使います。たった1枚ですし、準備をする余裕はいくらでもあるので、セカンドディールが得意ではない私でも、楽にこなせます。
また、二つのデックのどちらかを選ばせる際、MCを使わずにどちらを選ばれても良いよう、少しだけ工夫をしています。
最近は、古典トリックだけで良いやと思うようになりました。
今日演じたのは、ジョン・ケネディ「レッドアンドブラック」。良いトリックですが、演じ方にある種の難しさもあります。それを今日実感しました(別に失敗した訳ではないのですが)。
一時期、アウトオブディスワールドではなく、こちらばかり演じていたことがあるのですが、そういう訳で、最近ではOOTWを見直しています。
今日演じたのは、ジョン・キャリー「Stealth」。いわゆる、逆説エースアセンブリー。非常に楽にできるし、説得力も高いので、軽く一つという時に、気に入って演じている手順です。
ジョン・キャリーは、まだまだ活躍して色々な手順も発表しているようです。以前のように、気軽に作品集がDVDで手に入らなくなったのは残念ですが、優れたマジシャンですから、長く活躍を続けてほしいものです。
今日演じたのは、ライアン・マットニー「Dual construction」。アル・リーチの原理を使った、極めてセルフワーキングらしいセルフワーキング。私にはこれくらい、「不思議過ぎず、相手が気持ち良い」手品が合っています。
演じる機会が増えると、演じる側が不思議に麻痺してしまい、「一番上にカードが上がってくるマジックは見飽きたと思うので」などということを口走るマジシャンもいますが、時々自分の「不思議」に対する感性を見直し、一般の方に楽しんでもらえるのを、何より大事にしたいなと思っています。
今日演じたのは、ジョン・キャリー「Triple inpurseination」。ギミックを使用したトリプルスペルバウンド。レギュラーコインでスペルバウンドをやろうとは思わないのですが(よほど上手く演じないと、「変化している」のではなく、「コインを持ち替えている」ようにしか見えない)、ギミックを使うことで、非常にクリーンに変化を見せられます。
この手順は、最後にレギュラーしか残らない構成になっているのが上手いところ。この手の手品をあまり演じない私が、珍しくレパートリーにしているコインマジックです。
今年5月、またマジックショーを依頼されました。3回目です。1回依頼して、「こいつはダメだ」と思われたら、2回目はないでしょうから、3回も依頼していただけるのは、本当にありがたいことです。
前回(去年)は、背伸びせずに演じ慣れたものばかりを並べた結果、大好評とまではいかずとも、「やや好評」くらいには漕ぎ着けられたと思います。
今回も、マニアックな視点は排し、演じ慣れたもの、分かりやすいものを中心に選ぶつもりです。楽しく演じられ、そしてお客さんも楽しんでもらえれば最高ですね。
Twitterで、とあるプロマジシャンからブロックされていた(一度も関わったことなし)。
「お客様第一主義」なんて書かれていたが、会ったことも関わったこともないアマチュアの手品愛好家が、将来客になる可能性は考慮しないのだろうか。
とりあえず、そのプロマジシャンが関わっている店の名前は覚えた。私がその店の客になることは、未来永劫ないでしょう。
今日演じたのは、ヴァーノンの「片腕の賭博師」(Cutting the aces)。超名作。普段、演者である私の力量を示すようなトリックは絶対にやらないのですが、このトリックだけは、「今日はちょっと難しいことに挑戦します」と言って始めます。
片腕の賭博師を主人公にし、寸劇風に演じていたこともあるのですが、私には合わないようで、やめてしまいました。演出や台詞は、自分に合ったものが一番です。
でないと、中学生が「マジシャン対ギャンブラー」を演じる際、「20年前、私がラスベガスを旅していた時に」と言ってしまうことになりかねませんから(笑)。
札幌で、クラシック音楽のコンサートは年に20回近くあるが、本格的なマジックショーは、マジックバーで見るのを除けば、年に1回あるかどうか。
クラシック音楽愛好家と、手品愛好家の数の違いを考えれば、そんなものだろうなとは思うのですが、寂しい現状です。私が手品を始めてから、何回か手品ブームがありましたが、増えたのは演じる人という印象です。見て楽しむ人は、いつまで経っても増えませんね。
今日演じたのは、ライアン・マットニー「Triangle conversion」。セルフワーキングで4枚のAが揃う、よくあるタイプのトリックですが、カードで三角形を作る見せ方が面白い。
私は、バーミューダの三画海域の話をしつつ演じ、また三角形のカード配置方法も少し変えました。大変盛り上がりました。これはレパートリー入り確定。
セルフワーキングは、不思議の強さ以前に、「演者と客が、一緒に盛り上がれる」というのが、何より大事であるように思います。
次回のブログ記事のため、イアン・モラン「Zen magic」を久々に鑑賞しましたが、このDVDは非常に面白い。カードマジックが8、コインマジックが2ですが、現象も色々で鑑賞しているだけでも楽しめます。
何より、モランの上手いこと。しかも、見せびらかすような上手さではなく、さりげなく上手いのです。こういう人こそ、本当の名人です。モランはあまり話題になりませんが、私が好きなマジシャンの一人です。
ただ、ここで演じられているような現代的なコインマジックはやはり苦手です。凄いとは思いますが、趣味ではありません。
何にせよ、素晴らしい内容のDVDです。
MCと言えば、昔テレビで見た澤浩さんのトリックを思い出します。砂浜に並べられたたくさんの貝殻から、一つを選ばせ、それが予言されているというもの。
澤さんのスムーズなMCは、「選ばされている」という感じが全くない自然なもので、大変不思議に感じました。
MCという技法には、そのマジシャンの演じ方の巧拙が、非常に明確に表れるように思います。