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栗林

@mi-duun.bsky.social

終わるまではすべてが永遠

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訳がさっぱりしており読みやすくて好感。
このテイストの韓国小説で男性の書き手というのは初めて読んだかも。素朴な書き口と、静かに揺らぐ人と人との愛だの絆だのの脆さ。小説の幕はひいても人生は続いていくという達観が全編に漂っているのも好みだ。常に世界と恐る恐る接していた男が親友の赤ん坊を落としてしまうという悲劇『平穏無事な現代生活』、ある人物がとあるカップルの呆れるほどにありきたりでステレオタイプな不幸をまなざす『二人の世界』、この二編が特に好きだった。
装丁に惹かれて手に取ったのだが当たりだった。最後の短編に既視感があったのだが、どうもこの小説のみGOAT創刊号に載っていたらしい。

26.02.2026 13:20 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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チョン・ヨンス『明日の恋人たち』一言でいえば“語り手が目撃するドラマの数々”なのだが、だから物語の主人公は誰それで〜ということではない。短編内で主となるドラマは別にあっても、誰にも人生は存在する。「自分たちのことを小説にして欲しい」とカップルに頼まれた男にも、親しい間柄のお姉さんから突然「離婚して家が空いているから次の家主が見つかるまでその家で暮らしてくれないか」と打診された男にも、「安楽死をするためにスイスに行く」と伯母から聞かされた男にも。各々に人生があって、語りえる話がある。ドラマらしいドラマに寄り添う語り手。そうするうち、やがて読者は語り手自身から発される声に耳を傾けることになる。

26.02.2026 13:20 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

また感想サボってる

25.02.2026 13:12 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

『暗黒の瞬間』ひたすらにいいな シーラッハっぽいなと思ったら普通に“シーラッハ的”って評されててあっやっぱり?ってなった

25.02.2026 13:10 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

活動はまだしもわりとはっきり思想に対しては否定的なニュアンスがあるように見えたから当事者が見たら怒りそうだなと思ったがそうかそういう反応か……推し不在でこうなってるんだもんなそうか……という感想でもある。

12.02.2026 12:13 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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「三浦春馬さんの事件がモデルでは?」と言われて日本経済新聞の連載小説を読んでみたら驚いた(篠田博之) - エキスパート - Yahoo!ニュース 連載小説に春馬くんが出ていると春友さんから「春友さんにお知らせしたくて投稿します」というハガキが月刊『創』(つくる)編集部に届いた。なかなか興味深いので紹介しよう。《私の家では日本経済新聞をとっていま

「三浦春馬さんの事件がモデルでは?」と言われて日本経済新聞の連載小説を読んでみたら驚いた(篠田博之)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/expert/artic...

12.02.2026 12:11 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

小説世界に浸る元気がある人間は推し活からシームレスに陰謀論に移行しない

12.02.2026 12:11 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

メガチャーチ読んで本当に支障をきたすのはリアルな話、藤見倫太郎のモデルになった俳優を推していた人間だろうと思っていたがあまりその手で話題になっていなさそうなので「まあ……そんな余裕ないか」と思うなどした

12.02.2026 12:10 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

先月読んだオレンジ文庫の『短編小説新人賞アンソロジー』が大変に良く、青春小説及び短編へのハードルがものすごく上がりすぎているという点は認める。

05.02.2026 15:03 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

優先して避けたいBの方を何とかできる策としての行動であることがバシッとわかる秀逸な一行だと思う。

05.02.2026 14:56 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

芦沢央『ひび割れ』入社したての新人の頃、カリスマ社長に逸材として認められることに喜びを覚え、目をかけられるために奔走した。しかし歴が長くなるにつれて目立った野望や課題を提出出来なくなっていく。社長からの評価が下がっていく中、中途採用の新人の指導係を任されて――。 内容もコンセプトもマッチしており、最も完成度が高い短編だと思った。特に最後の一行がキマっていて良い。新人の大槻がコンクリートで埋め始めた理由を、主人公はAだと思っているが、実際に大槻が考えているのは違う理由Bであること、しかもA・Bどちらの問題も解決できる一石二鳥を狙っているでもなく純粋に過去受けた主人公からの叱責から、

05.02.2026 14:56 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

法月綸太郎『次はあんたの番だよ』男は夢で老女を見た。「次はあんたの番だよ」と囁く老女の霊だ。接点のない彼女は殺人事件の被害者だったことがわかり……。仕掛けが込み入ったミステリで、何故こんなことが起きたのか?こんなことを言い出す羽目になったのか?が転じていく様が面白い。が、これもあんまり「最後の一行」って感じじゃない。タイトルの「あんたの番だよ」を口にしたのはAではなくBの人だったんだよ〜「あんた」の対象者もこうだったんだよ〜という回収がここに詰まっているのは理解出来るが、ミステリとしてはそれより前にわかりきっていた内容を噛み砕いて書いているだけなので衝撃があるでもなく……。

05.02.2026 14:56 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

斜線堂有紀『人魚の骨を拾い往く』洞窟には人魚が棲むという伝承を追いかけて島にやってきた大学院生を好きになった。だが彼女に夢中になったのは自分だけではない。やがて、島にいる少年少女四名は彼女の研究の助けになりたいと願って洞窟に入るが、帰れなくなってしまう。子供たちの救出に向かった彼女はしかし、二度と戻らなかった。子供たちが帰ってきてからも。 巨大感情×死生観の斜線堂作品が外す訳ないよな、という一編ではあるものの、「最後の一行」では別段反転しない。多分人魚のいる/いないで世界観の変わる小説なのだろうが、なんかそういうことじゃなくない?という気持ちが勝る。短編としてはかなり良いのだけど。

05.02.2026 14:56 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

『最後の一行 white』各短編の感想を残しておこう。
金子玲介『ゼリーに満たされて』ライトな読み口のファーストコンタクト?もの。異星人と少年の友情の話。最後の一行で世界を反転させる、という与えられたコンセプトに一番そっているオーソドックスなつくりの短編だが、あまりにベタな内容で終始どこかで読んだような雰囲気の話。その上最後に辿り着くまでの道中の友情物語がそこまで面白いと感じられないのがな……。

05.02.2026 14:56 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

そう、まだエヴェレットという著者をわかった気にはなれず、私も『消失』は積んでいる

04.02.2026 12:26 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

この二年に出まくっていたモキュメンタリーホラー小説、途中から食傷気味になってきたのは何度か言っている通りだが、いっとき本当に出るやつ次々買い集めていたのでまだ積んでいるのがあるのである 本当に買うのをやめたのはもっと後

04.02.2026 10:26 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

言わんばかり、白人たちを葬っていく。それからリンチ事件をずっと記録してきたのだという105歳のママZという人物の存在。彼女はできうる限り惨殺された人々を記録し、保管してきている。それもまた、忘れるなというメッセージ性を強く感じる。ママZのひ孫の友人で、シカゴ大学の助教授のデイモンがその記録のために訪れるのだが、記録に刻まれた被害者たちの名前を手書きするくだりがある。そこで彼が口にした名前を書くことの意味を述べた際のセリフが印象的だった。
訳文がちょっと自分に合わず、全体の評価としてはなんとも言い難い。

04.02.2026 09:56 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

しかし“被害者を殺害してから自死したはずの犯人”が蘇ってまた別の白人を殺めている。不思議なことが起きているのは明らかだが、本作はそこにまつわるトリックや真犯人などを特定する推理小説/ミステリ小説ではないのがポイント。じゃあ何を読むものなのかというと、この背景にあるアメリカの歴史なのだ。今や忘れられようとしている過去に起きた無数の黒人リンチ事件。作中でははっきりと言及されている“エメット・ティル”という名前。これは実在し、そして現実にリンチにより惨殺されてしまった黒人少年の名前なのだった。著者はかの少年に酷似している黒人少年を紙面に登場させ、そしてかつての一方的で不条理なリンチ事件を忘れるなと

04.02.2026 09:56 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
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パーシヴァル・エヴェレット『赤く染まる木々』白人男性の他殺体が発見されて、その傍らで七十年前にリンチにより惨殺された黒人少年に酷似した遺体が発見される。少年は死んだ男から切り取った睾丸を握っていた。男性を殺害したあとで少年が自害したという見方が強まる一方、目を離した隙に少年の遺体がどこかへ消えてしまう。一体どこへ消えたのかと頭を悩ませていた警察官たちに重ねて一報が入る。別の白人男性が他殺体で発見され、隣には同様の黒人少年によく似た遺体が転がっていたという。 先月に読み終えているが 個人的には話の内容は『ジェイムズ』より好きなんですよね。殺人事件らしきものが起こり、警察が捜査に乗り出し、

04.02.2026 09:56 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

『洗礼ダイアリー』の「いけてなくても自撮りしていいのに知らぬうちに内外から抑圧を受けていてなんかダメみたいな雰囲気があるよね」的な話の章、高瀬隼子『ふたえ』のことを思い出して似たこと言ってるよなあと思った。『ふたえ』は普通の(恵まれている/恵まれていないに依らない容姿の)おじさんであるところの主人公の父親が、知らん間に二重整形してたところから始まる話なのだが。醜い容姿ならやる理由があるの?老いが迫っているおじさんだから否定されてしまうの?って 周囲が「理由」を詮索してしまう、誰にでも開かれているのに。醜いかあるいは年若い女子なら聞かれないようなことが。

29.01.2026 14:42 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

空木春宵といえば『R_R_』も音楽にまつわる短編で面白かったよな。あれはわかりやすく実験小説だった。ちょっとアンソロジーに寄稿しているものが増える一方の気がするから早くどうにか一冊で読めるようにならないかな……。

21.01.2026 14:17 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

確かここに収録されている『黒い安息の日々』が日本推理作家協会賞とってたと思うけど、個人的にはこの著者の(映画的)人間ドラマなどの方が好みで当該作はあまりピンと来ず。端的にいうとゾンビ風船の話の方が好きだったかも。

21.01.2026 14:13 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

異形コレクション メロディアス、全部読んだ。良かったのは坂崎かおる『エリーゼの君に』、平山夢明『楽庭浄土』、澤村伊智『僕はここで殺されました』などだが、特に好きだったのは空木春宵『h○le(s)』。躰に孔を開けることをライフワークにしてしまった女の自分語りと、“この世で唯一の音色を持った楽器”としての人間に魅せられたライターによる記事を交互に差し込んで構成されている。物語として仕組まれた楽器としてのミステリアスさに阻まれて、女がどう生きてきたかの本質的な話がなかなか見えてこない。空木春宵がアンソロジーに寄せる実験小説の中ではシンプルかつ技巧的だが、試みは成功しているし締めも印象に残った。

21.01.2026 14:09 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

坂崎かおる『エリーゼの君に』ノスタルジックで、怖くて、時間のマジックと小説のマジックとの両方に惑わされて、すごく良かった!「エリーゼのために」って音楽室系の怪談の定番なのに、この短編では固定電話の保留音がメイン。坂崎さんは「ベルの音」というのがタイプライターのベルだったのなどもそうだったけど、何かのワードでイメージできるものの対象が、ちょこっとだけハズシをかましているのが好きだ。想像つかないような乖離はしていないけれども、直球すぎないというか

16.01.2026 16:59 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

これは小説なので文字列だけの構成なわけだが、知らない人が見たときのふたりのキャラクター印象と、現実のゆっくり解説の喋りを聞いたことのある人の印象と、絶対的に違うと思うんですよね。小説は一から百まで何の補足もなく進んでいるから知らない人はゆっくりという合成音声が使われている前提の短編だなんてわからないだろうし。せいぜい「〜だぜ」はともかく「〜なのぜ」とかの語尾に疑問を抱くくらいでしょう……

16.01.2026 16:52 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

異形コレクションの新刊 “グランドホテル極”を手に入れたのだがなんだかんだ前回の“メロディアス”自体を放置し続けていたので先にそちらを読んでいる。最初に収録されている梨の作品は天使の声と言われる不協和音の解説動画を文字起こしした小説という短編で、ホラーとしてはまあ普通、そんなに怖くないし……という感じ。だけど序盤の「どんな音が鳴っているのか直接知らなくても、踏切の音はみんな等しく不気味な心地がしている」みたいな一般論を解説しているのがいわゆる【ゆっくり解説】なのが面白い。

16.01.2026 16:52 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

しかし普通に別の作品も読みたくなっているため終刊した某ことばとの最終号も読まんとな……

07.01.2026 14:38 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

わからない、スピン掲載作も面白いと思っているので、これは自分が『銭湯』が好きすぎるだけかも。『銭湯』は本当に面白い小説で、文体も好きなんだけど出てくる人間みんな面白いのがポイント高い。笑文学アンソロジーも楽しみだけど、次の作品集はやく出て欲しいと思ってる。

07.01.2026 14:27 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

話はすごく良かった。ただ、失礼ながらこの話とこの文体の相性があまり良くない気がした。例えば著者の『銭湯』はほとんどひとところに留まっている主人公のところに入れ代わり立ち代わり誰かしらが訪れて、去って、去ったのを起点にまた人が現れて……という一連のストーリーが読点に結ばれたひと繋がりの文章とマッチして「心理的ロードムービー」に読むに相応しい読み心地を生んでいた。この小説は主人公とタナザワの二人の会話で話を動かしているのだが、同じ文体の形式を使うと全体的にダラダラ感が増して感じる。こんなに短い小説なのに……。

07.01.2026 14:23 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

福田節郎『我々に罪はない』(スピン11号) 福田節郎の短編を読みたくなった為引っ張り出してきた。“俺”とタナザワは大学時代のサークル同期であるサトウの通夜に出席する。そのあとの飲み会を経て終電を逃した“俺”はタナザワ宅に泊まることに。タナザワの家には妙な仏壇があった。タナザワ曰く、自分にはどうしても死んでほしい人がいて、その人が死にますようにと手を合わせて祈る為のものだという。 タナザワが「自分はまだ死ぬ訳にはいかない」と語る理由、その家にある仏壇の機能、死んでほしいと祈ることは罪なのか?という話。全てが効果的に主題に絡んでいてそこは読み応えがあった。罪と罰の釣り合いについての掛け合いも。

07.01.2026 14:20 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

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