また、それだけの困難を乗り越えて作戦が成功したとしても、それが米国の安全保障にどれだけ寄与するのかは別の問題として検討しなければなりません。イランとして体制さえ存続させることができれば、破壊された施設や装備を再建するでしょう。
また、4週間作戦が続けば、米軍が持つ弾薬の在庫レベルは大幅に減少します。これは米軍の即応性を各地で低下させることになるため、米軍の拡大抑止を頼りとする日本にとって、望ましいことではありません。
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また、それだけの困難を乗り越えて作戦が成功したとしても、それが米国の安全保障にどれだけ寄与するのかは別の問題として検討しなければなりません。イランとして体制さえ存続させることができれば、破壊された施設や装備を再建するでしょう。
また、4週間作戦が続けば、米軍が持つ弾薬の在庫レベルは大幅に減少します。これは米軍の即応性を各地で低下させることになるため、米軍の拡大抑止を頼りとする日本にとって、望ましいことではありません。
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ケインは作戦開始から「数万発」の弾薬を使用したとも述べ、攻撃の規模を拡大するとしています。これは米軍にとってまだ撃破できていない重要目標があることを意味しますが、ミサイルでイランの地下施設を破壊することは米軍にとっても技術的に簡単なことではありません。
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2日の米国防総省の説明でケイン統合参謀本部議長は、すでに作戦開始から24時間で1000以上の目標を撃破したと明言しています。内訳は「指揮統制インフラ、海軍、弾道ミサイル基地、情報インフラ」と述べるにとどめています。ここでは核施設・在庫の破壊状況に触れていません。
www.war.gov/News/Transcr...
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すでに湾岸諸国・イスラエルに対してイランは報復目的のミサイル戦を行っています。そのため、イランの弾薬在庫と生産施設の破壊は軍事的に必要であり、また戦果の判定も容易でしょう。ペルシャ湾の海上交通路を保護する観点でイラン海軍の艦艇撃沈も重要であり、また達成状況を判断しやすいと思います。ただ、残りの目標は達成度合いの判断が難しい作戦目標だと思います。
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トランプは対イラン作戦に関して4~5週間を超えて長期にわたり作戦を実行する能力があると表明しました。
作戦目標として、イラン軍のミサイル能力の破壊、海軍の全滅、核保有の阻止、そして親イラン武装勢力への支援の停止も挙げていますが、達成には大きな軍事的困難があると考えられます。
www.nikkei.com/article/DGXZ...
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noteで現状認識をまとめておきました。
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米軍が「壮絶な怒り」作戦を開始、イラン軍との間で武力紛争が急激にエスカレートしている
note.com/takeuchi_kaz...
略の観点から述べれば、最高指導者の排除が体制転換の効果を必ず保証するわけではありません。指導部が死亡すれば、別の人物が指揮を継承します。そして、指揮の継承順位が高い人物は従来の政策選好に近い人物である場合がほとんどです。
28.02.2026 22:43 — 👍 14 🔁 3 💬 1 📌 0
今回の件はイラン側の発表も踏まえて確定させる必要がありますが、一定の情報に基づく発表だろうと思います。
BBCはテヘランの邸宅に集中的にミサイル打撃が実施されたことを画像分析で裏付けた際に、未確認の情報源だと断りながらも、死亡の可能性に触れていました。
www.bbc.com/news/live/cn...
米トランプ大統領がイラン最高指導者ハメネイ氏が死亡したと発表しました。
彼は今回の作戦の目的が体制の転換にあることはすでに述べていたので、このタイミングでの発表もイラン国内で反体制の機運を高めるための行動だと考えられます。ただし、空爆は今後も続けられるようです。
jp.reuters.com/markets/comm...
ロシア、レバノン、ノルウェーの反応が出ています。ただ、今は週末なので、各国・各地域の反応が出そろうには時間がかかると思います。レバノンのヒズボラ、イエメンのフーシ派の部隊もじきに動き始めると思うので、戦域が湾岸地域を超えて広がる可能性も考えておく必要があるでしょう。
jp.reuters.com/world/us/D7K...
27日にパキスタンはアフガニスタンに対して空爆を開始し、37か所を標的としました。また、こちらの作戦も現在も進行中のようです。
ただ、パキスタンの作戦はアフガニスタンからの越境攻撃を受けたもので、イランとは別の動きだと理解していますが、こちらも一応視野に入れています。
www.afpbb.com/articles/-/3...
ミサイル攻撃はその規模が限定的であれば迎撃可能であるため、直ちに被害が拡大する状況ではないと思います。米軍としては、イランのミサイルを制圧し、基地の安全を確保して主動的地位を確保することが作戦上重要でしょう。カタールやUAEでも同様の報告があります。
www.cnn.co.jp/world/352444...
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まだ規模は限定的だと思いますが、イラン軍は湾岸地域で報復攻撃を開始している可能性があります。
バーレーンの政府メディアではミサイル攻撃があったことを報じており、BBCがこれを引用して紹介しています。
www.bbc.com/news/live/cn...
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今回の米軍の作戦に関して、トランプは「イラン政権による差し迫った脅威を排除し米国民を守ることだ」と目的を説明しているので、体制の存続を揺るがす攻撃を意図していることは理解できますが、以前から予想された事態であり、ベネズエラ攻撃とは異なる戦況の推移になるだろうと思います。
jp.reuters.com/world/us/B77...
残念ですが、米国とイランの外交が失敗に終わり、武力紛争の段階へとエスカレートしました。イスラエルと米国の共同作戦でテヘランを攻撃しており、イスラエル軍によれば、すでにイランが報復を開始しています。
www.bbc.com/news/live/cn...
1990年代には、ネットワーク効果を利用した戦闘システムの改善を提言した研究が相次いで発表されました。以下の研究もその一例です。
情報革命の時代の軍事理論の方向性を示したIn Athena's Camp(1997)の紹介
note.com/takeuchi_kaz...
ロシア軍が衛星通信へのアクセスを失った結果、ウクライナ軍が局地的に反撃に転じていることを伝える記事です。
1990年代以降、軍事学は武器・装備それ自体を戦力と見なすことを止め、それら戦力要素を運用するネットワークを中心に据えて戦力を考えるようになっています。この視点から見れば、ロシア軍がスターリンク通信へのアクセスを失って戦闘力を低下させたという事象は決して驚くべきことではなく、当然の帰結です。現代戦では、このような考え方に慣れ親しむ必要があると思います。
www.afpbb.com/articles/-/3...
1945年以降に戦争は減少してきたという定説に対して、大国間の大規模戦争は確かに減少したと見なせますが、非国際的武力紛争を考慮に入れた測定方法を適用すると、必ずしも減少トレンドにあるとは言えないことが見えてきます。
このサーベイ論文では、理論的説明と経験的証拠の両面にわたって、戦争衰退説の根拠を批判的に検討しています。
Is War in Decline?
doi.org/10.1146/annu...
2023年以降にFPVドローンが普及して以来、敵からの距離が10km以内ではたとえ中隊レベルでも電子戦システムがんはいと部隊や装備の防護は難しくなりました。特に攻撃部隊の車両を防護する観点から電子戦システムを可能な限り戦術単位に配備することが重要だと思います。
15.02.2026 00:29 — 👍 7 🔁 1 💬 0 📌 010名という分隊規模で活動したウクライナ兵は、すぐにドローンによる偵察・打撃を開始できたので、OODAループを速く回転させることが可能となり、短時間で大きな戦果が得られたのだと考えます。
15.02.2026 00:29 — 👍 4 🔁 1 💬 1 📌 0NATOの部隊が数的に優勢なので、攻撃部隊だったと想定して考えますが、その場合、偵察、火力の調整、機動の計画などを済ませておく必要があります。つまり、本来の戦闘力を発揮できる態勢になるまでには最低でも数時間、訓練が不足していればさらに数時間を要したと思います。
15.02.2026 00:29 — 👍 4 🔁 1 💬 1 📌 0
NATOの演習「Hedgehog 2025」で約100名の部隊をわずか10名のウクライナ兵がドローン戦の能力で撃破したという報告です。
戦闘時間は半日、17両の装甲車両を無力化し、30回の追加攻撃を実施したと報告にあるので、12時間以内に50機のドローン打撃を実施したと解釈できます。
www.wsj.com/opinion/nato...
米軍がイランに空母航空打撃戦を実施するなら、事前に洋上での訓練も必要なので、それまでは米国としてもイランとの外交を模索するつもりだと思いますが、思い通りの合意が得られない可能性も十分あります。来月上旬に緊張が高まり、イラン国内の動きも活発になる事態を想定すべきでしょう。3/3
14.02.2026 23:50 — 👍 2 🔁 1 💬 1 📌 0「エイブラハム・リンカーン」は先月インド洋に入ったと見られていますが、「ジェラルド・R・フォード」は先月の末まではカリブ海の方面に展開しており、スエズ運河を経由するとなると展開に13000km程度の戦略機動が必要で、これには最低2週間を要すると私は見積っています。2/
14.02.2026 23:50 — 👍 4 🔁 1 💬 1 📌 0
米国のトランプ大統領はイランと協議を続けていますが、交渉期限を1か月と区切り、交渉が失敗した場合に備えています。中東に展開している空母「エイブラハム・リンカーン」に合流するように空母「ジェラルド・R・フォード」に命じています。
www.cnn.co.jp/usa/35243887...
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今、日本が取り組んでいる情報組織の改革をよい軌道に乗せるためには、デジタル時代の情報活動のあり方に関する最近の議論をきちんとフォローすべきだと思います。
情報活動で伝統的な情報サイクルのモデルには、すでに多くの研究者が批判を加えており、その成果を反映させるべきでしょう。
What's wrong with the Intelligence Cycle
doi.org/10.1080/0268...
軍事情報の研究では、情報を生産する情報組織の側と、それを消費して部隊を動かす指揮官との間の距離を保つべきという伝統的な考え方があったのですが、生産者・消費者のパラダイムでは情報活動の複雑さを単純化しすぎているという批判が出されています。
理論的分析ですが、デジタル時代の軍隊の情報活動では、指揮官が一方的に消費するだけでなく、情報活動それ自体にも関わる動的な関係を前提としなければ、速さの競争についていくことが難しいと思います。
Producer-client paradigms for defense intelligence
doi.org/10.1080/1470...
ロイターが、各方面の専門家のコメントをまとめていますが、最後で指導部の空席が増加していることが指摘されています。
さまざまな見方が出されていますが、軍事的近代化を推進する方向性が基本的に揺らぐことはないとされています。
jp.reuters.com/world/taiwan...
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指摘にある通り、中央軍事委の意思決定プロセスが習近平の個人的影響力で操作される傾向は強まっていると思います。
少なくとも現状の体制で習近平に軍事専門的な観点から意見したり、中央委員会の方針と戦区司令官の意向を調整する機能は果たせないでしょう。2/
中央軍事委員会は中国軍の指揮組織の中でも戦略レベルの意思決定を担う重要な機関ですが、制服組のメンバーは張昇民だけになりました。
彼も軍人ではありますが、政治委員のキャリアを歩んできた人物であり、本来の意味での軍務に精通した人物というわけではありません。
www.nikkei.com/article/DGXZ...