100分de名著 ヤスパース 哲学入門
人間の有限性?みたいなものから考えていく感じは好き。
これまでの自分のままでいられないときどうするか。
神的ななにかを感じることができる存在として対話を続けていくこと。
対話と小競り合いを続けながら最悪の事態を回避し続ける営みとしての平和。
ほんとの文庫のヤスパース哲学入門も今読み途中。
#読了
スタッフロール 深緑野分
この方の本は2冊目だけど、本当にすごい。
シンプルに内容が面白いってのあるけど、それだけじゃなくて、主人公の苦悩が自分の悩みとめちゃくちゃ重なって、いや、自分は別に特段才能があるわけじゃないんだけど。
自分も、個人ででっかい賞をもらったことあんまなくて、でもすぐ近くにはキラッキラの経歴の同世代が何人もいて、それでも女性でこの年齢まで長く続けてここまで昇段する人は少なくて、それゆえにうっすらアウェー感を常に感じて、ときどき謎に下に見られてると感じたり、自分の力量がポジションに追いついていないと感じたりすることばかりだ。
読みながら途中で少し泣いてしまった。
#読了
新作SF少女漫画、日曜のお昼ごろに公開予定です!あと2日!
#一次創作
#砂鉄の羊犬
街とその不確かな壁 村上春樹
この人の作品を読んだあとはいつも途方に暮れてしまう。
物語の中で立ち現れたいくつかの問題は解決の見通しもなく、主人公の今後はわずかな希望の片鱗のみではっきりとは示されない。
夢中になって読んでいた私は、ポンとこちらの世界に放り出されてしまう。
まぁとりあえず、残酷な描写がなかったこと、静謐な美しい文章だったことはここに書き留めておく。
#読了
ポスターを盗んでください+3 原研哉
デザインのお仕事エッセイなのは知ってて読んだのだけど、調べたら無印良品のアートディレクターだとか、結構有名な方だった。
古めの本なのでその時代っぽい表現もたまにあるものの、基本的にものすごく文章が面白いし、よく知らないお仕事の話楽しい!
この方の別の著者も読みたくなってしまった。
#読了
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんと、銀色に輝く球体がありました。球体はふたりが一緒になったときに忽然とふたりのそばに現れ、ふたりが働き、子を産み育て、子を失くし、老いていく間もいつ何どきも常にふたりのそばに浮かんで銀色に輝いていました。
おばあさんが病に伏せどうやらだめらしいとおじいさんが覚悟を決めたとき、実は自分は子を亡くしたときに一度だけあの球体に鋸を引いて開けて中身を見たことがあるのだと、おばあさんがささやき笑いました。
おばあさんを埋葬するおじいさんのそばに浮いている球体の銀色には傷ひとつありません。夢をみているのはこの自分だろうかおばあさんの方だったのだろうか。🦋
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんと、銀色に輝く球体がありました。それら3つの物体以外には、半径5光年以上にわたって、希薄な星間ガス雲のほかは何もありませんでした。球体は、母星で託された最後の資源を振り絞って、おじいさんとおばあさんの生命を維持していました。おじいさんは12万3124歳、おばあさんは12万3123歳で、寿命が80歳程度の種族としてはこれ以上なくおじいさんとおばあさんでしたが、二人の肉体は出発したときの17歳と16歳のまま、静かに眠り続けていました。おじいさんとおばあさんと球体が、銀河の片隅のG型星系第三惑星に辿りつき、文明の再興を果たすのは、まだはるか未来の話なのでした。
「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんと、銀色に輝く球体がありました」
↑この出だしで一番面白いSF書いた人の勝ちゲーム
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんと、銀色に輝く球体がありました。
球体は山へ柴刈りに行き、それが終わると川へ洗濯に行きました。
球体は家へ帰ると飯を炊き、炊き上がるのを待つ間機を織っておりました。
ひと月かけて一反の布を織った球体は、村でこれを売ろうと考えました。
村への道の途中、道の傍らに7つの銀色に輝く球体が並んでおりました。
それは激しい雪の降る日で、こりゃあ寒かろうと思った球体は、7つの球体に布を巻いてあげました。
売るものがなくなった球体は、来た道を戻って家へ帰りました。
おじいさんとおばあさんは球体のしていることなど気にも留めず、末永くこたつでナンプレをしておりましたとさ。
更級日記 江國香織訳
「源氏物語オタクの日記」らしいと興味を持っていたが、あとがきにもあるように、とりあげるエピソードの取捨選択が不思議っぽい感性である。
この時代の女性っぽい無気力さはあるが、源氏物語への執着は本物だし、陰キャというには友人が多い。急にパワースポットめぐり(仏教)にハマりだしたりするのも興味深い。
途中、真面目に生きてこなかったことを後悔しているようにも見えるが、ラストの2首のやりとりを読むと、そんなに真剣に悲観してる感じでもなさそうな気もする。
#読了
今年もよろしくおねがいします!
ハイパーたいくつ 松田いりの
太陽の黄金の林檎 ブラッドベリ
中動態の世界 國分功一郎
マクベス シェイクスピア
レモネードに彗星 灰谷魚
去年、本能寺で 円城塔
フォマルハウトの三つの燭台 神林長平
月は無慈悲な夜の女王 ハインライン
ムーン・パレス オースター
城 カフカ
#2025年の本ベスト約10冊
100分de名著 E・キューブラー・ロス 死ぬ瞬間
書いてあることはなんとなくわかったし、その通りだなぁとも思ったんだけど、私が医療職じゃないからだろうか、どこかピンとこない感じがあるというか…。なんでだろうな。
録画もまだ全部は観れてないので、そのせいもあるかもしれない。
テキスト内で紹介されている「イワン・イリイチの死」をそのうち読んでみるか?そういえばトルストイって読んだことないや。
#読了
ハイパーたいくつ 松田いりの
なにこれ大好き。
最初はポップ?で厭世的な長文に脳みそかき回される。
途中から加速度的に壊れていくが、もはや壊れているのが主人公なのか他の登場人物なのかわからない。
最後の方も汚な怖くて、なんとなく筒井康隆作品で昔こういう雰囲気のを読んだ気がする。
なんかすごいので、わけのわかんない小説好きな人は是非読んで。
#読了
テンペスト シェイクスピア
面白かったけど、なんだかもやっとして腑に落ちないラストだった。
解説を読んで、プロスペローはシェイクスピア自身を投影しているとか、その辺はなるほどと思ったんだけど、結局キャリバンってなんだったんだろう?
植民地の先住民を表現してるとかどうとか、それはそうなのかもしれないけど、「お話」としてのキャリバンの存在がなんとなくよくわからないまま、というか。
なお、読後に水星の魔女の登場人物名とあらすじを復習した笑
#読了
ジュリアス・シーザー シェイクスピア
時系列的にはガリア戦記より後だから、後日譚?エピローグ?みたいな気分で読んだ。
シーザーがやられておわるのかと思ったけど、その後が意外と長いというかなんというか、この劇の主役はシーザーではなかったんだぁ、と途中で気づいた。
シェイクスピアは読みやすくてハズレなくてうれしい。
#読了
ガリア戦記 カエサル
紀元前の記録(の翻訳)にしては読みやすいとも言えるし、でもまぁ、カタカナ人名覚えられない私にはなかなか手強かったとも言える。
カエサル、ガリアでめっちゃ戦ったんだなー程度のことはわかったし、ウェルキンゲトリクスとアントーニウスが登場して、そこそこ満足。
さぁ、明日からは満を持してシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』を読むぜ!
#読了
今日は首都圏から長野まで大会出場しに行っていたのだけど、だいぶあっさり負けてしまった
なかなか安定して勝てないなぁ
死んだら無になる 西村亨
発売後すぐに喜び勇んで買い求め、他の読みかけの本を放置して優先して読んだ。
相変わらず追い詰められ感に迫力がある。
強い自己嫌悪ならぬ自他嫌悪、曖昧さへの不寛容などからくる人生への余裕のなさ、しんどさ。
今回は特に、救済へ縋り付く心が描かれるが、騙されやすそうでいて案外そうでもないところがまた面白い。
ラストも「そりゃそうなるよなぁ〜」で、哀しく可笑しい。
この先もこの方の作品を追いかけたい。
#読了
アガラ 榎本憲男
面白かった!!
上手く言えないんだけど、この主人公ってパラレルワールドの真行寺(同作者の別作品の主人公)なんだなって勝手に思った。
最後の方は訂正可能性の哲学っぽい雰囲気があった。
私達は個人であることとつながることの、どちらにも寄りすぎてはいけないんだろう。
#読了
今日の良いこと
(1) 『まず牛を球とします。』文庫版が重版
(2) 先月まいた花の種の芽が出た
アントニーとクレオパトラ シェイクスピア
面白かったけど、マクベスに比べると少しわかりにくかった。
解題解説を読んで、私がそのように感じたのは、ヒーロー、ヒロイン、悪役みたいな単純さがなくて、登場人物の人間性を掴みにくい感じがあったからだとわかった。ま、それは作品のいいところでもあるわけだけど。
シェイクスピアをとっかかりに世界史図録とか眺めるの楽しい。
#読了
太陽の黄金の林檎 レイ・ブラッドベリ
ブラッドベリ作品初めて読んだ。
ずっとSF作家と認識していたけど、著書紹介には幻想作家とあって、確かにそっちの方が的確だと思った。
怖くなくて、とても好きなタイプの短編集だったし、70年以上前の着想とは思えない新鮮さだった。
解説も良かった。
#読了
空の王 新野剛志
この時代のパイロットのお話が大好きで楽しく読んだ。
ただし、舞台は中国・モンゴルあたりで、私はあまりにも世界史オンチなのでそこら辺は少し難儀した。
まぁ、Wikipediaで調べながら読むのもそれはそれで楽しい。
#読了
口の立つやつが勝つってことでいいのか 頭木弘樹
著者の心の中の「それでいいのかなぁ」みたいな語りを、ラジオでゆるゆると聞いているみたいなエッセイ。
読みたい本が増えてしまうタイプの本であり、私は実際、文庫を1冊買った。
「愛は負けても、親切は勝つ」とか「死んだ人の意見がぜひとも聞きたい。」とか、とてもよかった。
そして「永遠に生きられるつもりで生きる」は、その発想はなくて新鮮だった。
#読了
写真の選択をミスるなどという恐ろしいことがあるのか
写真をあげるときは慎重にならないといけない
いやちょっとまってびっくりした
関係ない写真をアップしてしまってた
こわっ!
写ってた人たちごめんなさいー!!
中動態の世界 國分功一郎
最初の方のラテン語の話は結構難しかったけど、わからないなりにそこを読み切ると急にわかるようになり、最後は「まったくもってその通りだなぁ」というところへ落ち着く。
自由とは何かって話は、私にとって別の小説で読んだテーマのヒントになってて面白かった。
以外、私なりのまとめ。
我々は①外界からの刺激を受け取ることと、②それによる外界への働きかけと、また、③刺激や働きかけによる自らの変化を、3つ同時に絶えず繰り返しており、それが中動態の世界である。
続
行動(選択)には、よりその人らしさを発揮できる自由度の高い行動と、そうでない(強制的な)行動の間のグラデーションがあり、完全なる自由意志(何ものからも影響を受けない)による行動はあり得ない。
意思(決断)とは、過去を断ち切り、それ以上因果関係について考えることを放棄することでもある。
なにか自分ではままならないことがあるとき、意思(決断)により責任を負おうとする(負わせようとする)のではなく、一旦責任の荷物を下ろして、中動態的に過去の因果関係を観察する。
それにより、はじめて自分の背負って来た荷物の正体を知り、主体的に責任を持つことができるようになる。
本人の希望で借りていって、一年近く経つ間に1ページも読まないってことあるんだなぁ
別にいいんだけど、シンプルに不思議ではある