そう考えると、今回のリバイバルツアーは、orbital period時代の自分の思い出とflybyするきっかけをつくる役割があったなと思う。リバイバルツアーがなければ思い出さなかったことが、いくつもあったし、頭の中で、当時と現在の差分を眺めているバックに同じ曲が流れている瞬間は、本ツアーが生み出す最大のコンテンツだった。
そういえば、ライブの最後、演奏が終わった後に映し出された星の鳥は、これまでよりも生物っぽく羽ばたいており、「flybyした今日だけ留まっているよ」というような挙動だった。もしかしたらあれは、思い出された当時の自分だったのかも。
24.03.2024 04:00 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
#ホームシック衛星2024
#BUMPOFCHICKEN
2024.3.7 大阪城ホールday2
ライブメモ4(ネタバレ有)
「思い出」とは、現在の自分から一方的にアクセスできる存在だと仮定してみる。思い出したときにだけ、思い出されるのであって、過去の思い出の方から現在の自分にアクセスはされない。
ただし、思い出自体はずっと存在していて、いわば、現在の自分を中心として周る衛星のような存在であり、ずっと周回軌道上には居る、と。
そして、なにかのきっかけがあると、思い出は現在の自分からアクセスされ、思い出される。現在の自分と重なるわけではないけれど、最接近した状態。つまりflyby状態。
24.03.2024 03:59 — 👍 3 🔁 0 💬 1 📌 0
だからこそ、誰もが自分ごととして受け取れる可能性が高い曲であり、他と比べても、とくに1つの曲が関与しうる自分の内側範囲が広いと思う。
そう考えると、歌詞カードに載っている原曲も、そのタイミングでたまたま表面付近にいた言葉たちであって、ほぼ同列にかなりたくさんの候補言葉があったのかなぁと想像する。
そしてライブでは、時間経過やテンションによって入れ替わり表面化した言葉が選ばれ、広義な『花の名』として存在しているのかも。
15.03.2024 04:26 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
そんなふうに、登場するキーワードが入れ替わったり、当時人物の視点が入れ替わったりしても成り立つ『花の名』すごいなぁと思っていたけど、これってこの歌で歌われている範囲というか、歌が包含している内容が、他と比べてすごい広いからかな。
主観的な感情きっかけで始まるけど、客観通り越して道理みたいな視点に進むし、聞き慣れた単語が並ぶけど、具体的なその中身はずっと余白のままだし。
15.03.2024 04:25 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0
#ホームシック衛星2024
#BUMPOFCHICKEN
2024.3.7 大阪城ホールday2
ライブメモ(ネタバレ有)
『花の名』(2007)を初めてライブで聴いたのは、2008年の「ホームシップ衛星」だったと思うけど、それ以降のライブを含め、たぶん原曲歌詞そのままって聴いたことないんじゃないかな。
今回も、というより今回は、そうとう変わっていたし、登場する「僕」と「あなた」の視点が入れ替わる勢いだった。
15.03.2024 04:25 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0
何かに対して興味を持ち続けるという状態は、相手からの刺激に反応するだけでは続かず、ある程度こちら側からの能動さが必要。その能動さは、ときに大きなエネルギーを消費してたいへんだけど、それでも、ほんとに予想できない、とんでもないおもしろい瞬間を生み出すものだと知った。
10.03.2024 23:04 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
おや...??
16年前の自分メモによる、と前回『voyager』と『flyby』はやっていない。その認識でいる。一瞬、今回はやるのか!と思ったけど、このタイミングでvoyager?まだflybyならわかるけど...と思った辺りで、さっき引っかかった『プレゼント』が顔を出す。
え、あ...
このタイミングでflybyではなくvoyager、前回はやってない、プレゼントという曲の事例、orbital periodにおけるvoyagerとflybyのポジション、この辺りが一瞬で頭を駆け巡り、確信じみた仮説を握ってウデを上げていた。そういうことでしょ!!
10.03.2024 23:03 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0
その後も、選曲やその配置がけっこう同じで、16年前の自分と比べながら聴き浸っていた。そんな中、中盤を過ぎた辺りで『プレゼント』が始まった。前回のセトリにはもちろん無いんだけど(まだopeningと endingという存在)、この選曲が自分的に不思議で、「ここでプレゼント置くんだ」、と印象に残った。
そしてラスト、『星の鳥 reprise』からの『カルマ』。これまた前回と同じ流れの締めに、昔を思い出しながら踊っていた。
すると、「最後の曲です」というコメントと共に、演奏が始まった。『voyager』だ。
10.03.2024 23:03 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0
ライブが始まり、冒頭の3曲は前回とまったく同じ。同じバンドの同じ曲を、同じ場所で16年ぶりに聴く感覚は、当たり前だけど初めてで、これが成立するために必要な要素たちに感謝した。
また、その曲たちを当時どんなふうに受け止めていたか、正確には覚えてないけど、今よりもだいぶ尖っていたなと思う。よく「表現が尖っている」とは言うけれど、受け止める側も尖っていたり、丸くなったりするんだな。
10.03.2024 23:02 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0
#ホームシック衛星2024
#BUMPOFCHICKEN
2024.3.7 大阪城ホールday2
ライブメモ2(ネタバレ有)
*2008.3.7大阪城ホールday2参加者
今回参加するにあたって、16年前のセトリを確認していった。今も調べれば出てくるのだろうけど、一応自分の手書きでメモで。まさか、将来参考にするタイミングが来るとは。あの頃の自分ナイス。
10.03.2024 23:01 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0
『花の名』に、「一緒に見た空を忘れても 一緒にいたことは忘れない」とあるように、16年前のライブの光景や自分が見ていた景色を忘れていても、ライブに参加したことや、当時からその音楽が好きだったことは覚えている。つまり、
当時の自分はそれが好きだったと、今の自分が覚えている。
この当たり前でとても不思議な感覚は、けっこう大事な気がする。16年興味を持ち続けているって当たり前じゃないし。
その感覚がなにかの自信になるのか、どこかで役立つのかはわからないけれど、リバイバルツアーがくれる、特異的な要素だなと思った。
08.03.2024 12:16 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
当時28歳のメンバーが作った『orbital period』とツアー『ホームシック衛星』。これをバンドが28歳になった今リバイバルすることは、とても感慨深かっただろうと思う。やっと両者が「一巡り」したわけだ。
一方聴き手にとっても、16年前(前回のホームシック衛星ツアーの時期)を思い出す、というきっかけになる。
自分の16年前が何歳かによって、記憶具合はさまざまだろうけど、覚えていることと、忘れていることがある。当たり前だ。でもこの当たり前から、ちょっと気づく。↓
08.03.2024 12:16 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0
#ホームシック衛星2024
#BUMPOFCHICKEN
2024.3.7 大阪城ホールday2
ライブメモ(ネタバレ有)
*2008.3.7大阪城ホールday2参加
今回のライブはリバイバルツアーと称されている通り、古い曲が多い。いちばん新しいものは『望遠のマーチ』(2018)。他公演では『アリア』(2016)になっており、両方『aurora arc』に収録されている。それ以降のアルバム未収録の曲は「BUMPの現代史」と捉えているかのように、いっさいやらない。最新側の10曲をやらない。この構成は初めてなんじゃないかな。↓
08.03.2024 12:15 — 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0