八朔日's Avatar

八朔日

@hozumi8i.bsky.social

読書垢@読書記録や感想。ジャンル雑多、ミステリ多し。小説も漫画も読みます。色んな人の読了見て新たな本に出逢える読了フィードがお気に入り。

19 Followers  |  6 Following  |  58 Posts  |  Joined: 07.02.2024  |  1.9103

Latest posts by hozumi8i.bsky.social on Bluesky

Post image

『可燃物』米澤穂信 (著)
群馬県警捜査一課の葛警部を主人公にした警察小説であり、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)の要素で構成された本格ミステリでもある。
事実の列挙と推理以外は省いていて、地道で丹念な捜査を指揮し、卓越した視点で物証や関係者の証言を検証して事件を解決する葛警部の背景はいっさい語られない。そのため現場捜査の緊迫感と葛警部の論理の展開の鮮やかさがより際立っていた。聴取に立ち合い容疑者の声色から人物像を見極めるなど、葛警部の刑事としての経験と有能さの描写が何気なく描かれているところも作者の力量を感じた
#読了

05.01.2025 14:01 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『ジョーカー・ゲーム』
柳 広司 (著)
昭和初期の大日本帝国陸軍所属「D機関」というスパイ養成学校の面々の活躍を描いた連作短編集。連作といってもオムニバスなので各話でメインキャラが異なるけれど、どの作品でもそれぞれのシチュエーション下で直面する多角的な諜報活動の緊迫感が描かれていておもしろい。派手さや独創的で奇抜なトリックで魅せるミステリというよりは、渋いプロットをスタイリッシュな文章で手堅くまとめている感じ。キャラクター達が超人的とも思える頭脳とスパイの矜持のぶれない精神力で危機を切り抜ける緊迫感や緊張感が心地よい。
#読了

01.01.2025 03:13 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『地雷グリコ』青崎有吾 (著)
お馴染みのゲームに独自性を持たせた頭脳バトルを描いた連作短編集。ゲームのルールに対する洞察力と対戦相手の戦略を心理状態から先読みする発想力の頭脳戦が非常にロジカルで面白い。ルールを熟知するということはルールの隙(抜け穴)を突くことでもあるという妙手を見せる主人公が魅力的。頭脳バトルものだけれど友情や学園ドラマの側面もあり青春ミステリとしても楽しめる。
#読了

31.12.2024 08:35 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0

年末年始の休暇のうちに別所に投稿済の読了感想を上げていきたいな

31.12.2024 04:32 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『蘆屋家の崩壊』津原泰水 (著)
伯爵の異名を持つ怪奇小説家と語り手であるフリーターのコンビが赴く先で怪異な現象に遭遇する短編集。表題作は浄瑠璃の蘆屋道満の物語が絡み、ドタバタ喜劇風に展開され、ポーのパロディで終わる。「猫背の女」は不条理なストーカーネタの恐怖小説。「埋葬虫」はシュールな味わいで、ラストの「水牛群」は読者もミザナビーム(入れ子構造)の迷宮に彷徨う。話が進むにつれ現実感が薄れて、幻想世界に浮遊していく感覚のする短編集だった。
#読了

31.12.2024 04:24 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『巷説百物語』京極夏彦 (著) #読了
「嗤う伊右衛門」等の「江戸怪談シリーズ」に登場した小悪党がそれぞれの特技を生かし、非道な最期を遂げた者の縁者の依頼を受け、悪人を追い詰めていく物語。業の深い悪人ほど、妖怪に取り憑かれる恐怖が強い。その弱点をつく又市たちの必殺仕事人で必殺仕掛人(スパイ大作戦?)+妖怪エッセンスの本格ミステリで読み応えの充足感がすごい。何より不可能に満ちた現象の合理性が明かされるのがまさに京極夏彦作品という感じでやっぱり面白い。

14.12.2024 11:56 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『死神の浮力』 伊坂幸太郎 (著) 読了
シリーズ2作目。娘を殺された夫婦の復讐劇を軸にした長編で、前作よりも重く緊張をはらんでいるけれど、相変わらず死神千葉のズレた言動にクスッとさせられ、緩急あるストーリーになっている。千葉は死神として調査しているだけだが、その飄々とした存在と言動が、復讐という暗い深淵の縁で悲しみ苦しんでいる夫婦のある種の癒やしのようになってるように感じた。
今作では千葉と同じ調査部に所属する死神香川が登場して、香川の調査対象者の「寿命還元キャンペーン」適用が見事な伏線回収になっていて、殺人者と復讐者それぞれの結末に納得させられた。死神シリーズ好き。

#読了

11.07.2024 14:09 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『死神の精度』 伊坂幸太郎 (著) 読了
人間の生死を判定する主人公の死神千葉のキャラが人間の感覚とは絶妙にズレていて、そこがユーモアになっていて重いテーマなのにライトな読み口の作品になっている。
短編連作で構成されていて、本格ミステリ風だったり、クライム小説風だったり、恋愛小説風だったりと、各話多彩な短編になっているけれど、どんなときでも死神千葉は常に律儀に判定を下し、感情に左右されることがなく、読んでいてどんな人生にも平等に生と死が存在することを感じさせられた。変にいい話風にまとめて感動を押し付けず、最後までさらりとドライだったからこそ、逆に余韻を感じられてよかった。

#読了

06.07.2024 00:21 — 👍 11    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『そして夜は甦る』『私が殺した少女』 『さらば長き眠り』 原尞 (著) 読了
探偵沢崎シリーズの第1期三部作。
シリーズを通して沢崎の自嘲的で思索的なモノローグや、苦味走った渋さとチラリと見せる情のバランスが海外ハードボイルド小説の空気感を孕んでいるような独特な魅力がある。
皮肉めいた会話やセリフがいちいち洒落ているのに軽薄さはなく、派手な銃撃戦や乱闘のない重厚感を感じさせる硬派で寡黙なハードボイルド・ミステリだった。
この3作の中では『私が殺した少女』が一番おもしろかった。

03.07.2024 12:19 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『星くずの殺人』桃野雑派 (著) 読了
民間で宇宙旅行ができるようになった近未来を舞台にしたミステリ。
宇宙空間で地球との連絡が絶たれるというクローズド・サークル、無重力下での首吊りという特殊シチュエーションの設定にわくわく。
でも宇宙が舞台という割に化学の知識は高校レベルで、登場人物は個性はあるのになんだか薄っぺらい。
犯人の犯行動機は壮大だけれど稚拙で短絡的。設定もツッコミどころ満載で全体的にご都合主義というか雑だった。期待していたものとは違っていて残念。
ただ最後の政木のセリフオチはクスッとさせられた。

#読了

24.06.2024 12:53 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『夜行堂奇譚』嗣人 (著) 読了
あえて時系列をそろえないオムニバス仕立てで、散らばったストーリーの積み重ねで、少しずつ登場人物の設定や歩みのピースを埋めていく構成が独特の空気を作っている。
作風は淡々としてるのに生々しいスプラッタ描写があったり、怪異の結末もしんみりしたり後味悪かったり、物語のあり方が多面的でいい。
まだまだ謎な部分が多く、この先どんな物語の形を構築していくのか興味がそそられる。
怪異を解決するメインバディは事故で隻腕となり怪異を「視る」ことができるようになった千草くん&県庁職員の大野木さんの2人だけど、帯刀老や柊、葛葉、木山といった人物達の掘り下げも期待している。

#読了

18.06.2024 11:22 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『ゆうずどの結末』滝川さり(著) 読了
読むと呪われる「ゆうずど」という本に纏わる連作短編集。
リアル(実在の著者や出版社、編集部など)を入れてモキュメンタリーっぽさを意識した作りになっていて、怖さと不安さにつきまとわれながら読み進めて、実際に呪いに翻弄される感覚に陥る。「ゆうずど」を読んだ者は死から逃れられないというテンプレが軸になっているけれど、各章ごとにアプローチが異なっていて、呪いとか怪異の恐ろしさとは別の胸糞さがあったり、ミスリードがあったり、小説として飽きない。呪いから逃れられない系はホラーの鉄板だけどおもしろかった。

#読了

13.06.2024 10:17 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image

『タワーダンジョン (1)(2)』弐瓶勉(著) 読了
天から降りてきた巨大な建造物「竜の塔」に攫われた姫を救うという目的はシンプルかつ王道でありながら、正気と狂気が表裏一体な描き方だったり、キャラクターや建築物や異形の者の造形が独特の不気味さを醸していて、視覚的な魅力が独自の世界観を押し上げている。
キャラも次々に登場して色んな思惑が広がって、続きが気になりすぎる。

#読了

11.06.2024 11:04 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『リュシオルは夢をみる Ⅰ 』森川侑(著) 読了
アポカリプス的な世界観で描かれているけれど、どんな時代でどんな人々がどんな生活をしていたのか、そしてどうして人類は滅亡したのか、そのようなモノローグはいっさいないので、物語全体が静けさに満ちている。
コールドスリープから目覚めた少年ルーは何者なのか、魔法使いクロードは何者なのか、核心は語られず、ルーが人間を探す旅路の日々を追う。
この物語にはせつなさの澱が薄く折り重なっていて、SFなのかファンタジーなのかわからないけれど、美しく、繊細で、物悲しい。

#読了

09.06.2024 11:37 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『完璧な病室』 小川洋子(著)読了

「完璧な病室」「揚羽蝶が壊れる時」「冷めない紅茶」「ダイヴィング・プール」という最初期の4作品が収録されている。
静けさ、閉塞感、生という有機物に対して無機を希求する感情...現実から隔絶されたように感じる静謐な場所で、透明な闇に沈み込んでいく感覚と残酷な余韻を残す。
現実と非現実の境界が曖昧な世界観が色濃い最初期の小川洋子作品の独特の空気感が途轍もなく好き。

#読了 というか再読

27.05.2024 10:29 — 👍 7    🔁 0    💬 0    📌 0

ブルスカに来るとタグをつけ忘れる病...

07.05.2024 12:49 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image


『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ(著) 読了
関係者ひとりひとりに事情を聞いていくスタイルはアガサ・クリスティーのポアロやミス・マープルを彷彿とさせ、事件を追うホーソーンとホロヴィッツはホームズ&ワトソン的で、古き良き正統派の推理小説という感じ。実在の人物も登場のさせ方には遊び心を感じる。
海外小説は自分の好みとは合わないものも結構あってちょっと苦手意識を持っているけれど、たくさんの伏線を全部拾っていったら謎解きの真実にたどり着く綿密さが上手い思った。

07.05.2024 12:48 — 👍 6    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『エレファントヘッド』 白井智之(著) 読了
横並列の多元的宇宙論の世界で時間遡行し、それぞれに干渉し合えるという特殊SF設定で描かれたミステリー。
グロさと胸糞さは相変わらずのクオリティ。多重の世界でたくさんの伏線があって、最終的に回収されていくのが見事で気持ちいい。理論的な物理学の論拠に拠った真相が、それより前で披露される解釈の稚拙さとの対比で、より論理的に感じさせる構成だったのもよかった。
それにしてもカオスとグロと特殊設定で、次々とこれだけの作品を生み出す作者すごいと思う。

#読了

06.05.2024 13:15 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『夜に星を放つ』 窪美澄 (著) 読了
かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。
それぞれの結末で明るい未来が明確に描かれる訳ではなく、全体的にせつなくて、やるせないくて、やりきれない気持ちになるのに、読後にはか細い星の光が差し込むような微かな優しさや温もりめいた印象が残る。
読みやすい文章でさらっと読み進められるけれど、ゆっくりと静かに流れる時間を感じるという不思議な感覚をおぼえた。

#読了

16.04.2024 11:08 — 👍 6    🔁 0    💬 0    📌 0

旧twitterだと感想書いてないただの読者記録でも出版社さんや作家さん本人からいいねもらえて嬉しいのと同時になんか申し訳なく思ってしまうw

12.04.2024 09:55 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image Post image

『梟の胎動』 『梟の好敵手』
福田和代 (著) 読了
前作『梟の一族』から4年。「ハイパー・ウラマ」という新競技の遺伝子ドーピングに関する調査依頼が〈梟〉に舞い込み、常人離れした身体能力と眠らない特異体質の忍びの一族〈梟〉のほかに、特別な嗅覚を持つ〈狗〉の一族が登場。
「ハイパー・ウラマ」の裏に渦巻く陰謀巡る駆け引きが主軸となって超人スポーツバトルが展開される。タイトルにナンバリングはないけれど『胎動』と『好敵手』は続きもの。
里を失った〈梟〉の新時代が始まる展開だけど、エンタメに全振りしてて、ちょっと1作目と作品の雰囲気が変わってきてるような…。1作目の方が小説としての魅力があった。

11.04.2024 09:55 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image


『むかしむかしあるところに、死体がありました。」 青柳碧人(著) 読了
お馴染みの日本昔話をひと捻りふた捻りして本格ミステリに仕立て上げた短編集でなかなか面白かった。
カバーイラストがキモカワ風イラストなのでおふざけ系イロモノ小説?と思いきや、人の欲深さや人間心理を行動の動機に描いていて、内容はブラック寄り。ミステリーのジャンルでいうと、人間の暗い本質がつまっている「イヤミス」っぽい読了感が個人的には好きだった。

一寸法師=アリバイトリック
花咲爺さん=ダイイングメッセージ
つるの恩返し=倒叙ミステリー
浦島太郎=密室殺人
桃太郎=クリスティのそして誰もいなくなった。

#読了

04.04.2024 13:11 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『綺譚集』津原泰水(著) 読了
幻想的な短編15篇。日常から逸していく死と生と性の狂気を感じさせる残酷と、偏愛と、恐怖と、哄笑と、郷愁と、幻想。常軌を逸脱している混沌とした世界の残酷美に、ぞわりという生理的嫌悪を引きずり出されるのに、その裏には魅入られる恍惚感も生まれるこの感じ…すごい。 「天使解体」の冒涜的な黄昏が強烈に心に残る。
こういうグロテスク寄りの退廃的で排他的な小説は、独特の魅力がある。

#読了

02.04.2024 13:07 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『銀河の片隅で科学夜話』 全卓樹  (著)  読了
物理学者による科学世界の詩情的なエッセイの短編22編。
科学エッセイといっても堅苦しさはなくて、表紙の装丁や挿絵も含めて文学の叙情を感じる作りで、各話が第1話、第2話という表記ではなく、「夜話」というタイトルに合わせて第1夜、第2夜…となっているところがいい。
天空編は「海辺の永遠」「流星群の夜に」「世界の中心にすまう闇」等、タイトルも素敵。
1話1話に科学的視点で世界を見るおもしろさがギュッと詰まってた。理系の話は知的好奇心を刺激する。

#読了

29.03.2024 13:57 — 👍 4    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image


『線は、僕を描く』 砥上裕將(著) 読了
深い悲しみに閉ざされた孤独な心が、水墨画を描くことを通して外の世界ににじみ出し、喪失感を乗り越えていく様子が丁寧に描かれていてとてもよかった。
周りの人たちとの交流を通じて成長していくところや、一心に追求することの美しさを描いているところが、『羊と鋼の森』のピアノ調律師の青年の話と同じものを感じた。

23.03.2024 09:44 — 👍 5    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『暗殺競売』曽根圭介(著) 読了
暗殺入札サイトで競合い、最安値で落札した者が殺しを請け負うという設定で繋がっている連作短編集。
殺しを請け負う落札者の面々も刑事、主婦、ベテランの殺し屋、探偵とそれぞれ個性とキャラが立っている。各話テイストが違い(ミステリ風、ハードボイルド風など)、殺しのバリエーションも色々だけど、全体はブラックユーモアで整えられている感じ。
イヤミス群像劇で、それぞれ独立した短編に見せかけて、最終話で最初の1話をまったく別の角度から見せる構成で最後まで楽しめた。

22.03.2024 13:26 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0

『ニーチェの馬』備忘録
・あばら家を囲んでいる荒涼、ひとときも休まることなく吹き荒れる激しい暴風のハウリング... 貧しい農夫の男とその娘の6日間の物語は、陰鬱な気難しさに満ちていて圧倒される。
・数少ないセリフと映し出される物語をただ見つめ続けるこの映画は、彼らの世界が暗闇によって完全に飲み込まれることを除いて劇的に何かが起こるわけでない。
・だが1日目、2日目...と進むにつれ、反復的な生活の中に描かれる小さな破滅性に気づかされる。
・凍結されたような景色、繰り返しの毎日の中に抜け落ちていく魂の所在、毎日の冷酷さに押しつぶされるようなそれらは「存在することの重さ」を示したかったのだろうか。

19.03.2024 13:42 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

『ザ・ロード』コーマック・マッカーシー (著) 読了
荒廃した終末世界の大地をただひたすら彷徨い歩く名もなき男と幼い息子の姿を描いたロード・ノベル。
人喰いすら起こる破滅的な世界で、「善き人」であり続けようとする幼い息子と、息子の前では「善き人」であり続けたい(が息子のために他人の死に繋がる行動も厭わない)父親の姿に胸が潰れそうになる。
「破滅後」の世界しか知らない少年の穢れなき純真さは、痛ましくさえ見える。生きるための行動とはなんなのか、人間性とはなんなのか、抉るような非情さで読者に突きつける。この絶望的な世界の描写は『ニーチェの馬』という映画に通じるものがあると思った。

19.03.2024 12:58 — 👍 9    🔁 0    💬 1    📌 0

なろうのリンクカード貼ろうとするとエラーになる...なぜだ

17.03.2024 02:27 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

➠『猫と竜』シリーズ アマラ(著)  

なろうで原作小説 読了
 『猫と竜』
『母猫と少女』
『子猫たちと羽のおじちゃん』
『黒猫と王子』
『黒猫と駆け出し冒険者』
 
漫画はよりソフトな世界観の手触り、小説はちょっと硬質な感じ。
それぞれに良さがある。

17.03.2024 02:26 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

@hozumi8i is following 4 prominent accounts