古今416
甲斐国〈かひのくに〉へ下向する途中で詠んだ歌
夜を寒み〈さむみ〉置く初霜を払ひつつ草の枕に数多〈あまた〉旅寝ぬ
凡河内躬恒〈おほしかふちのみつね〉
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古今416
甲斐国〈かひのくに〉へ下向する途中で詠んだ歌
夜を寒み〈さむみ〉置く初霜を払ひつつ草の枕に数多〈あまた〉旅寝ぬ
凡河内躬恒〈おほしかふちのみつね〉
古今78
親しい人が訪ね来て帰った後に詠んで花に挿して遣わした歌
ひとめ見し君もや来ると桜花今日〈けふ〉は待ち見て散らば散らなむ
紀貫之
古今408
題知らず
みやこ出でて〈いでて〉きょうみかの原いづみ川川風〈かはかぜ〉寒し衣かせ山〈ころもかせやま〉
詠み人知らず
古今45
家にある梅の花が散ることを詠んだ歌
暮ると明く〈あく〉と目かれぬものを梅の花いつの人間に移ろひぬらむ
紀貫之
古今362
尚侍〈ないしのかみ〉の右大将藤原朝臣〈ふぢはらのあそん〉の四十の祝いをした時に四季の絵を描いた後ろの屏風に書いた歌、秋
秋暮れど色も変はらぬ常葉山〈ときはやま〉他所〈よそ、四十〉の紅葉〈もみぢ〉を風ぞ加しける〈かしける〉
素性法師〈そせいほうし〉?
古今334
題知らず、この歌は、ある人が言うには、柿本人麻呂の歌である
梅の花それとも見えず久方の天霧る〈あまぎる〉雪のなべて降れれば
詠み人知らず、一説に、柿本人麻呂
古今390
藤原惟岳〈ふぢはらのこれをか〉が武蔵介〈むさしのすけ〉に下向する際、見送りに逢坂〈あふさか〉を越えるとして詠んだ歌
かつ越えて別かれも行く〈ゆく〉か逢坂〈あふさか〉は人頼め〈ひとだのめ〉なる名にこそありけれ
紀貫之
古今406
唐土〈もろこし〉で詠んだ歌、この歌は、昔、仲麿を唐土〈もろこし〉に物習〈ものならはし〉に遣わして、たくさんの年を経て帰ってくることができずにいるところ、この国(日本)よりまた使いがたどり着いたので、一緒に(日本に)帰って来ようとして出発して、明州〈めいしう〉というところの海辺にて彼の国(唐土)の人が餞別をした。夜になって月がとても趣深く射し込んだのを見て詠んだと語り伝わっている
天の原振り放け〈ふりさけ〉見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
安倍仲麿〈あべのなかまろ〉
古今344
題知らず
わたつうみの浜の真砂を数へつつ君が千年〈ちとせ〉の有り数にせむ
詠み人知らず
古今320
題知らず
この川に紅葉葉〈もみぢば〉流る奥山の雪消〈ゆきげ〉の水ぞ今まさるらし
詠み人知らず
古今9
降る雪を詠んだ歌
霞立ち木の芽〈このめ〉もはるの雪ふれば花なき里も花ぞ散りける
紀貫之
古今158
寛平の御代、后の宮で行われた歌合せの歌
夏山に恋しき〈こひしき〉人や入りにけむ声振り立てて鳴くほととぎす
紀秋峰〈きのあきみね〉
古今416
甲斐国〈かひのくに〉へ下向する途中で詠んだ歌
夜を寒み〈さむみ〉置く初霜を払ひつつ草の枕に数多〈あまた〉旅寝ぬ
凡河内躬恒〈おほしかふちのみつね〉
古今13
寛平の御代、后の宮で行われた歌合せの歌
花の香〈か〉を風のたよりにたぐへてぞうぐひす誘ふしるべにはやる
紀友則〈きのとものり〉
古今165
蓮の露を見て詠んだ歌
蓮〈はちす〉葉の濁りに染まぬ〈しまぬ〉心もてなにかは露を玉とあざむく
僧正遍昭〈そうじゃうへんぜう〉
古今396
仁和の帝〈みかど〉が親王〈みこ〉でいらっしゃったときに、布留〈ふる〉の滝をご覧あそばしにいらっしゃって、お帰りになられる際に詠んだ歌
飽かずしてわかるる涙滝に添ふ水まさるとや下〈しも〉は見るらむ
兼芸法師〈けむげいほふし〉
古今230
朱雀院で行われた歌合せ・女郎花合せで詠んで奉った歌
女郎花〈をみなへし〉秋の野風にうちなびき心ひとつを誰に寄すらむ
左大臣〈ひだりのおほいまうちきみ〉
古今202
題知らず
秋の野に人まつ虫の声〈こゑ〉すなり我かとゆきていざとぶらはむ
詠み人知らず
古今182
七日の夜の暁に詠んだ歌
今はとて別るる時は天の川渡らぬ先に袖ぞ浸ぢぬる〈ひぢぬる〉
源宗于朝臣〈みなもとのむねゆきのあそん〉
古今327
寛平の御代、后の宮で行われた歌合せの歌
みよしのの山の白雪踏みわけて入りにし人の訪れ〈おとづれ〉もせぬ
壬生忠岑〈みぶのただみね〉
古今136
卯月に咲いた桜を見て詠んだ歌
あはれてふことを数多にやらじとや春に遅れてひとり咲くらむ
紀利貞〈きのとしさだ〉
古今366
題知らず
似我蜂〈すがる〉鳴く秋の萩原〈はぎはら〉朝立ちて旅行く人をいつとか待たむ
詠み人知らず
古今360
尚侍〈ないしのかみ〉の右大将藤原朝臣〈ふぢはらのあそん〉の四十の祝いをした時に四季の絵を描いた後ろの屏風に書いた歌、夏
住の江の松を秋風吹くからに声〈こゑ〉打ちそふる沖つ白波
素性法師〈そせいほうし〉?、凡河内躬恒〈おほしかふちのみつね〉
古今74
僧正遍昭に詠んで贈った歌
桜花散らば散らなむ散らずとてふるさと人の来ても見なくに
惟喬親王〈これたかのみこ〉
古今280
人の家の菊の花を移し植えてあったのを詠んだ歌
咲き初めし宿し代はれば菊の花色さへにこそ移ろひにけれ
詠み人知らず
古今132
弥生の晦〈つごもり〉の日に、花摘みから帰る女たちを見て詠んだ歌
留む〈とどむ〉べきものとはなしに儚くも散る花ごとにたぐふ心か
凡河内躬恒〈おほしかふちのみつね〉
古今232
朱雀院で行われた歌合せ・女郎花合せで詠んで奉った歌
誰〈た〉が秋にあらぬもの故〈ゆゑ〉女郎花〈をみなへし〉なぞ色に出でてまだき移ろふ
紀貫之
古今365
題知らず
立ち別れ因幡〈いなば〉の山の峰に生ふる〈おふる〉まつ(松、待つ)とし聞かば今帰へり〈かへり〉来む〈こむ〉
在原行平朝臣〈ありはらのゆきひらのあそん〉
古今152
題知らず
やよや待て山ほととぎす言伝む〈ことづてむ〉我世の中に住み侘びぬとよ
三国町〈みくにのまち〉
古今50
題知らず。または、遠くを見る人も楽しんだ山桜
山高み人もすさめぬ桜花いたくな侘びそ我見はやさむ
詠み人知らず