超個人的にこの映画に思う足りないものはカーテンコール。
For Goodで別れ、それぞれの道に進み、1幕冒頭の歌がリプライズして幕が下りるわけですが、このあとカーテンコールとなることがカタルシスを生んでいると思うんですよね。
エルファバとグリンダが手を取って現れるというアレが効いていると個人的には思うわけです。
もちろんカーテンコールは話の外なので映画にはできない舞台の特権と思いますが、カーテンコールで役者として出てきて現実に戻す過程で「あの二人が」手を取って出てくるというのは、壮大なパワーを持っているとは思うんですよね。。
カーテンコールがあるからの2幕の終わりというのもある気がしています。
あとはファニーとシェンシェンがキャラクターとしてあんまり機能してない感じもちょっと映画が長い割に持て余してないかとは思いましね。。
グリンダのサイドキックでそのまま一緒に個人秘書的な役割に落ち着ているようでしたが、民衆/オズ執政の中で執政側キャラクターでヒエラルキーが低いというポジションから見た話をするのはとっちらかるからだとは思いますが、ちょっともったいない感があります。
ジェフ・ゴールドブラム、ミシェル・ヨーの執政コンビ?は変わらずによかったですね。特にマダム・モリブルは悪役としてのロールを一手に引き受けて体現していた感じで。
差し込まれた過去のフッテージがあるから今がというので効果はあるし、
言いたいこととやりたいことは分かるつもりなんですが、タイムラインが違うのに同じ色見と同じレンズの感じで差し込むのか?というのはありました。
これは好みだとは思いますが、安っぽいですけどフィルムグレインもっと入れてもとかレンズフレア多めに入れてもとか、なんかオフショット感が強すぎる感じがちょっとしました。
テーマ全体は今も続くしより時代にマッチしたテーマになってしまっていて、
エルファバとグリンダの新曲2曲もそれを補強する内容になっています。
※まぁそりゃ新曲なんだから時代や当事者性はますのは当然なんですけど。。
※とwikipediaに曲の記事があるんですね。。
en.wikipedia.org/wiki/No_Plac...
en.wikipedia.org/wiki/The_Gir...
あとはキャラクターの皆さんが昔がよかったと振り返るフッテージが差し込まれるんですが、オフショットか的な映像がそのまま入るのがちょっと目についちゃいましたね。。色見もなにも変えないんでそのまま出てくるのが。
ただPart1に比べると、実写でこれが見れる!ってロケーションは出尽くし、キアモ・コ城がどうしてもスターウォーズドラマシリーズのアソーカで出てきた最後の城に見えちゃって既視感でエルファバ側はどうしても暗くなってしまうのは分かるんですが、ロケーションと画の暗さはちょっと暗すぎじゃないか?って気はしましたね。。
あとはTwitterとかでも見ましたけど、舞台ができたのは2003年のミュージカルを2025/6で映画化した時の時代性への反映ってむずいよなって感じですよね。。今だったらフィエロというキャラクター自体をどうするんだろうってことで扱い自体が変わりそう。
本編はもう舞台版が好き(四季版しか見てないですけども..)な身としては大満足。このメンツをそろえた時点でこの結果は見えていたんですよと言わんばかりのパフォーマンスを見せつけてくれるので、すごい。
そして最後はもう号泣でございます。毎度ですけど。
パブロフ的なやつというと感動と反射じゃんという感じですが、シンシア&アリアナの組み合わせでのFor Goodですから、有無を言わせない感情のパワーがそこにはございます。
何らかの形でWickedを見たことがある人はぜひ劇場で楽しめるとは思います。
ウィキッド 永遠の約束(原題:Wicked: For Good)
フォーマットはDolby CinemaとIMAXでそれぞれ字幕版を観てきました。
IMAXは池袋グラインドシネマサンシャイン、DolbyはさいたまMOVIX。
先に好きだったフォーマットからいうと今回はDobly。
というか初Dolby Cinemaがこの作品だったんですが、今回は全体的に暗い画面が比較的多いので、IMAXのデカいサイズで色がドン!みたいなものが少なく、Dolbyの締まった色がよく出るようにした絵の方が好みでした。
観劇日が抜けてました。
2026/2/11
ちなみに開演前のアナウンスで、いつもの注意点に加えて、
静寂が大切な作品だから注意なさってねという趣旨のアナウンスもありました。
確かにそうな作品ちょっとあの雰囲気にガサゴソかあったらもったいないですね。
でもあんなアナウンス初めて聞きましたね。なかなかこっちにも作品のベースラインを伝えて意識させるいいアナウンスな気がしましたね。
Moulin Rouge! The Musicalや今度やるマイケル・ジャクソンの映画の脚本のジョン・ローガンが脚本。
初演はイギリスでジュディ・デンチとベン・ウィショーの2人。
en.wikipedia.org/wiki/Peter_a...
今回の麻実れいと佐藤寛太の組み合わせもこれに負けていないと思うほどの好演でした。
(もちろん初演見てないからもうこういうしかないですけども。。イギリス英語で聞いたらまた違う作品の空気になるのかもですが、、
まだ大阪公演をやっていて、梅芸ドラマシティでやってますので是非に。
多分もう二度とやることはないと思う作品な気もするので、この機会に。
それがいい話を振り返るだけではなく、巨大な物語に組み込まれてしまった二人の子供がどうやって生きてきたのかを振り返るという形での会話劇。
ルイス・キャロルとジェームス・バリーというこれまた日向も影も大きな作家が見る目を受けた子供が生きるということはどういうことなのかということを、二人の会話とキャラクターであるピーターとアリス、そして作者の2人も出てきながらお話が紡がれていきます。
会話劇としか思ってなかったのですが、パワーが持っていかれた作品でした。
イヤーいい時間を過ごせました。キャストも何も調べずにいったのですが、どなたも素晴らしいですね。なんとも言えないあの空気を作れるのは流石。
舞台『ピーターとアリス』マチネ@東京芸術劇場 プレイハウス
アナスタシアで皇太后をやられた麻実れい様がお出になるということでのミーハーでの観劇。
出るから見るというところがスタートなので、何の調べも無しに行ったもんですがこれがすごかったです。。
約2時間演者ほぼ出ずっぱりの会話劇。
お話は1932年ロンドンのとある書店、不思議の国のアリスのモデルとなった、アリス・リデル・ハーグリーヴズとピーターパンのモデルとなったピーター・デイヴィスが出会い、お互いの境遇から過去を振り返るという話。
www.umegei.com/peteralice20...
ただこっちはまぁ久しぶりの観劇ということもあり、美化された記憶もあって、舞台のサイズ感がこんなもんかというのが拭えなかったのは正直なところ。。
まぁそりゃ舞台サイズを考えればこれでも十分やったとは思うけども、もっと上手側からぐるっとめちゃくちゃせり上がってこなかったっけ?が最後まで付きまとってしまいました。。
あとは生オケじゃないところですかね。。これもそりゃこの価格で毎日公演して楽団も入れたらどうなるんですかと言われればですよねと理解できます。。
ただ、なんというか間の取り方がジャストサイズになってしまうのがもったいないですね。。
全てはこの物価高と賃金が低いのがすべての原因でしょうが。。
2026/2/7 劇団四季ミュージカル『ライオンキング』マチネ@有明四季劇場
めちゃくちゃ久しぶりのライオンキング。
旧四季劇場春で見たのはいつのことかと思い出せない以来の観劇でした。
さすがの公演回数をこなしている劇団四季のもうお家芸ともなっている作品なので安定的抜群。ご家族での観劇の方も多くて何より。
2026/1/12 ミュージカル『ISSA in Paris』マチネ@日生劇場
モーリー・イェストン原案・作曲・作詞、高橋知伽江脚本・訳詞、藤田俊太郎演出の新作ミュージカル。
モーリーが小林一茶にとても興味を持って始まった作品とのとこ。
曲がそこまでたくさんのナンバーではない気はしますか、要所でいいナンバーか流れ、舞台装置との演出も楽しい作品。
日生劇場で藤田俊太郎だとどれも縦に広く装置使って画面全部を使う感じがいいですね。
海外持ってくんでしょうか。イギリスには持ってくのかなー。
根底には人の優しさ、信念と革命なので日本人は好きそうです。
2026年の記録はなるべく忘れずに。。
といつつ過ぎ去ったものの記載を。。
2026/1/2 新国立劇場バレエ団
『くるみ割り人形』@新国立劇場オペラパレス
2026年初は新国立でのくるみ割り人形でした。
バレエは見たことなくて、よく知ってるお友達に誘っていただいての観劇。
こういう時に知ってる人と一緒というのはありがたい。
今回はファースト・ソリストの池田さんのクララの回。
技術についてどうこう言える観劇眼は持ってませんが、綺麗なものでした。
時節柄バレエやってる子供さんと一緒にご一家でという方が多かったですね。
ということで2025年は以下を観劇
・ミュージカル『SIX』来日版(2回)
・ミュージカル『SIX』日本キャスト版
・ミュージカル『ミセン』
・ミュージカル『ケイン&アベル』
・演劇/『PORNOGRAPHY/RAGE』
・ミュージカル『手紙 2025』
・ミュージカル『イリュージョニスト』(2回)
・石川禅ソロコンサート『ライフ・イズ・ミュージカル』
・海宝直人コンサート『ever』
・劇団四季ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
・ミュージカル『ジェイミー』
・演劇/『キャプテン・アメイジング』
・コンサート「Home Love Family」
・ミュージカル『バグダッドカフェ』
2025/11/15 ミュージカル『バグダッド・カフェ』ソワレ@シアタークリエ
映画はちゃんと見たことがない中での先にミュージカル。
とにかくいい話でしたね。
なんともいえない空気感と時間が流れていたのはこの独特ないい雰囲気。
もう見ることは出来ない作品になりそう?
再演してほしいですね。
2025/11/2
ラミン・カリムリー×サマン・バークス ミュージカルコンサート
"Home Love Family"@東京国際フォーラムホールA
来日キャストによるコンサートもの。知ってる曲から知らない曲までお上手。
何よりも新妻聖子のトークがやっぱり面白い。通訳さんもさすがの立ち振る舞い。
楽しい時間。
2025/8/3 キャプテン・アメイジング
マチネ@シアタートラム
一人芝居のトリプルキャスト作品。休憩無しの1幕もの。
観劇したのは田代万里生回。
ミュージカルでしか見たことない人を一人芝居で見る楽しさ。
他のお二人は近藤公園、松尾諭。三者三様のだったらしく万里夫回が一番壊れてしまった感が強かったのかもしれない。
完全に投稿することを忘れていた2025年の観劇記録を今更ながら備忘として。。
2025/7/20 ミュージカル『ジェイミー』 ソワレ@東京建物ブリリアホーム
Amazonの映画と配信の音源を聞いていたが日本版は観たことがなったので、今回が初回。
アフターパーティーに禅さんがお出になるということで取ったチケット。
もうだいぶ印象も薄れながらやはりココ・シャネルだけは覚えている。
アフタートークもめちゃくちゃしゃべり倒す俳優陣。グッツの売り込みをしたもんだから、帰りのグッツ列は長蛇の列。さすが。
ダディは案の定取れず。。
日生でやっても客はいるって。。
メリー・ポピンズも来年再演。
メリーとバートはトリプルキャストになりながらもほぼ前回と同じような座組。
しかし山路&駒田バンクスは交替で
小西遼生& 福士誠治バンクスに。
山路バンクスがもう一度見たかった。。ですが定期的な再演では何より。
marypoppins2026.jp
禅さんがバンクスやってくれてもいいんですけどね。
そんな中で発売されるコジプロのデススト2。
冗長とか長いとかまぁあれど今度は何が出てくるのかはやってみましょうか。
PC出るまで待ってみようと思ったけど、なんか今やった方がすっと入ってくるかもですね。。
www.kojimaproductions.jp/ja/death-str...
都議選の新規政党の主張は『悪意を無邪気さで隠している』ようにしか見えない。
色んな過程をすっ飛ばして無邪気なフレーズを並べて見せても、そのフレーズの裏にある言葉とは違う意図を受け取らないで、なぜ言葉だけを、額面だけを受け取ろうとするのか。こんなに考察が流行っているのに。
「選挙に行こう」というスローガンはあくまでスローガンでしかなく、その真意は「どういう国に住みたいか考えよう」ということだと思うし、「でもそのためには、自分で考えなきゃね」で、「だからしんどいけどいろいろ考えて調べよう」となる。
その結果として「選挙だけじゃなく、デモにも参加しようかな、私は」とか言う人もいるし、「メディアはちゃんと伝えてほしい」とか思う人もいる。「選挙に行こう」、よし行った、それで終わりになるわけじゃなく、ずっと続くんですよね。そしてその結果を受け止め続ける。
3/15 ミュージカル『イリュージョニスト』@日生劇場
忙しさにかまけサボってたやつPart3。
海宝パワー炸裂。
チケットにネタバレ厳禁って書いてあるからってことはとメタ読みをしてしまったため意図された驚きを外したと思うがめちゃくちゃよかった。
曲が面白いし舞台装置も使い方が上手。
歌えるメンツなので心地よき。
諸事情で仕事疲れがひどくめちゃくちゃ眠かったのがひどく残念。。
音源だけでも出してほしい。。