カーライル博物館、倫敦塔、といった初期漱石の短編、現と幻のあわいを描いたような雰囲気が好きです。歴史を幻視しつつ対峙していく、というのはたしかに漱石を彷彿とさせる気がします。僕も『アウステルリッツ』読んでみようと思いますw
www.honzuki.jp/book/244811/...
@kakerunakaji.bsky.social
アマゾン・ジャパンのオープン時(2000年)より四年ほどエディターレビュアーを務めてました。以降、真山仁先生『ハゲタカII』旧版、福井晴敏先生『機動戦士ガンダムUC』、薬丸岳先生『闇の底』などの文庫解説の執筆等、書評ライターとして活動。現在は本好きな隠居。ボドゲも好きな57才。
カーライル博物館、倫敦塔、といった初期漱石の短編、現と幻のあわいを描いたような雰囲気が好きです。歴史を幻視しつつ対峙していく、というのはたしかに漱石を彷彿とさせる気がします。僕も『アウステルリッツ』読んでみようと思いますw
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GW中に買った(買い直した)本たち。『エリアーデ世界宗教事典』は、「100分de名著」『ねじまき鳥クロニクル』の回で、沼野先生がエリアーデの「ヒエロファニー」というキーワードを出していたので、再勉強の意味で(『世界宗教史』は全巻持ってる)。エリアーデの小説『マイトレイ』はいつか読書会で取りあげてみたいのよね。ホイジンガの『中世の秋』も、春樹さんの言う「世界の中世化」と関連付けて再読できるかもしれないかなと。 #村上春樹
06.05.2025 06:12 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0のだけど、「本質」が「実存」に先行する生き方(「道具」としての生き方)を、現代人である我々は、それが当然のように受け入れてしまっているのではないか? それはディストピアですよね? という問いかけが、この物語ではなされているように思う。まだ上巻を読んだところなので、あくまで途中経過での感想ですが。
03.05.2025 02:00 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0【メモ】このお話には「道具」という言葉がよく使われる。「労働」=「社会の道具」となること。「結婚」=「家事ロボット」「男性の性処理の道具」というような。サルトル勉強中なのでついつい実存主義風に考えてしまうのだけど、サルトルは「実存」と「本質」という概念(?)を使って、道具は「本質」が先行するけど、人間は「実存」が「本質」に先行するとした。村田さんのこの話の登場人物たちは、「本質」≒「コミュニティ」が「実存」を決定していて、それにあわせていくつも「世界」≒「ペルソナ」を使い分けている。それゆえに非常に不自由で息苦しい生き方を強要されている。
03.05.2025 01:57 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0村田沙耶香『世界99』。さすが『コンビニ人間』の村田さん。「空っぽ」で身も蓋もない世界観を作りあげるのが巧い。「露悪的」というのもちょっと違う、グロテスクで気味の悪い世界に圧倒されている。「でもこれが現実世界ですよね!」っていう村田さんの声が聞こえてきそう。「イヤミス」ならぬ「イヤ純」。
01.05.2025 02:51 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0このマザー・グースの言葉、春樹さんの『街とその不確かな壁』のなかでも重要なファクターとして登場します。そろそろ春樹さんのほうへ戻って来てーーーw
01.05.2025 02:44 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0噂の国語便覧、大変面白い。僕が買ったのは数研出版の990円版。春樹さん見開き2Pで全小説作品紹介されてるし、大好きな中島敦に至っては4P費やされてますよこれ。500P超えでオールカラーでこのお値段。なんともお得🉐
21.04.2025 07:26 — 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0四月の海外文学読書会では、樋口一葉の『にごりえ』の現代語訳を読みました。先月の『たけくらべ』があまりに素晴らしかったので。読解には小森陽一先生の『樋口一葉、幸田露伴の代表作を読み直す』を参照させていただきました。その文体(擬古文)から近代以前の「古典」のように思われがちな一葉作品ですが、当時の読者にとってはリアリズムで描かれた、最先端の文学であったことがよくわかりました。 #読書会
19.04.2025 07:57 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0気をつけてくださいねw
17.04.2025 00:17 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0伊藤亜紗先生の著作、面白いですよね。こちらもおすすめです。介護の最前線で働く村瀨孝生さんとの往復書簡集。> 『ぼけと利他』の感想、レビュー(ホンスミさんの書評)【本が好き!】 www.honzuki.jp/book/321168/... #本が好き
10.04.2025 09:33 — 👍 1 🔁 1 💬 1 📌 0icchanさんが大河を観ているとは……っ!
07.04.2025 07:23 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 01960年代に誕生したというボドゲ『アクワイア』。某所にてずいぶんお安く出ていたのでついつい買ってしまった。ホテルの買収を繰り返しながら最もお金を稼いだプレイヤーが勝ちという不動産買収ゲームらしい。歴史もあるし評価も高そうだし、いい買い物をした予感。すぐにプレイしたいけどなかなかメンツが揃わないのが、ボドゲファンの辛いところです(笑)
#ボードゲーム #ボドゲ
元法政大学総長の田中優子先生と松岡正剛さんとの最後の対話『昭和問答』で言及されてた本。敗戦直後の秋田で起きた鉱山中国人労働者400名の虐殺事件を扱った小説らしい。>簾内敬司著『千年の夜 涙ぐむ目で踊る(千年の夜第2部) 2冊セット』
著者の簾内敬司は秋田と青森間、白神山地を貫く青秋林道敷設の反対運動にかかわった人らしい。その運動の最中、林道敷設の中止が決まる二年前に、妻が子を道連れに心中してるのだとか。ちなみに青秋林道事件は高村薫の『新リア王』にも出てくる。
www.kosho.or.jp/products/det...
『ブルーミング』はのちに新潮クレストブックスの一冊として全訳が刊行されました。文庫化されずそのまま絶版となってしまったのは悲しい限り。春樹さん訳のティム・オブライエンの短編が載ってたのはすっかり忘れてました。懐かしいなあ。僕も買い直そうかしらんw amzn.asia/d/dUfjsil
02.02.2025 01:19 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0しかしながら私とてかつて福井晴敏先生『機動戦士ガンダムUC』の文庫解説を書かせていただいたこともある男だ!私はこの場を借りて、ファーストガンダムの遺志を継ぐ者として語りたいっ。
――が、ネタバレになるので語れない……(笑)
遅ればせながらようやくGQuuuuuuX観てきました。これでようやく私にもネタバレ投稿が見れる!見れるぞララァ。 #GQuuuuuuX
01.02.2025 02:06 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0『書棚の一隅 西村賢太が愛した短篇』が気になる……。藤澤清造の「没後弟子」を自称されていた影響か、昭和の(渋い)私小説作家というイメージが強いように思われる西村さんだけど、彼と同い年の僕は「バブルの時代」の醜悪さを克明に描写してくれた、バブル世代の代弁者だと考えています。もちろん、西村作品には時代を超えた普遍性があるわけですけども。早逝が本当に残念でなりません。
30.01.2025 00:57 — 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0田村隆平『COSMOS』。噂にたがわず面白かった。地球に暮らす異星人向けの保険調査員のお話。『メン・イン・ブラック』×『MASTERキートン』の要素を組み合わせつつ、ちょっとホロっと来るヒューマンドラマに仕上げてる。まだ第一巻しか読んでないけど展開が楽しみ。 #田村隆平 #COSMOS #コミック
30.01.2025 00:30 — 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0厩戸皇子の色気を萬斎さんが舞台でどのように表現されるのか楽しみ。原作は不朽の名作ですよね。手元の文庫版を読み返してみたくなりました。 #日出処の天子 #能狂言日出処の天子
24.01.2025 07:39 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0ジョギング中によく会うねこさん。
#Blueskyねこ部
Happy MLK Day.
20.01.2025 21:09 — 👍 59295 🔁 8666 💬 419 📌 206VR酔いとかどう?
20.01.2025 13:01 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0あてにならないgrokにグロッキーだわさ。
20.01.2025 12:59 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0劇映画で歴史を完璧に再現することは不可能。たとえタイムマシンがあったとしても、現代人のフィルターを持つ我々には、当時の人たちの心情を正確に推し量ることなどできないだろう。だからといって映像で再現することが無意味であるとは思わない。逆に、だからこそ果敢に映像化にチャレンジしてほしい。
20.01.2025 01:41 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0NHKBSで放送されてた『風と共に去りぬ』を観た。「奴隷制を美化している」という点でいまだにセンシティブな扱いを受ける作品。そうした批判は公開時(1939)からあったらしい。しかしながらあの名画は南北戦争時代の空気を見事に再現しているし、と同時に39年当時の世相や人権意識をも反映している。
それを21世紀の、令和の時代の日本人が鑑賞する意義はやはり大きいと感じる。映像によるインパクトや物語ならではの分かりやすさは、映画にしかなしえない。あの名画が作られなかったら(とくに日本の若者たちは)南北戦争や奴隷制を知る術を失ってしまうのでは、と思うほど。
僕は潮出版社のゲーテ全集版で読んだのですけど、いろいろ挿絵やら地図やらが豊富で楽しかったです。ちなみに光文社古典新訳版も持ってますが、こちらも図版がちょこちょこあってわかりやすい工夫がされてました。僕も再読したくなりましたw
19.01.2025 02:48 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0ふたりの対談集が出るのか。ピケティはわりと素朴な理想主義者、一方のサンデルはわりと狡猾な現実主義者(あくまで個人的な感想ですw)。同じ「平等」という言葉を使っていても、両者には結構な差異があるのでその点は注意が必要に思う。ちょうどピケティの『平等についての小さな歴史』を読んでたところなので、この対談集も読んでみよう。>
『平等について、いま話したいこと』: 書籍- 早川書房オフィシャルサイト www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0005...
岩波は三巻でしたっけ?ゲーテ自筆の挿絵とかもあるのかしら?
19.01.2025 01:39 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0はやっ!
19.01.2025 00:54 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0