繻 鳳花@shuhohka

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@shuhohka.bsky.social

中世ヨーロッパ料理中心の民俗文化をお勉強&実践。ヒストリカル企画コストマリー事務局主宰をしながらご本を出したり監修したり。主に中世ヨーロッパの食文化・中世料理・民俗文化ネタなどをほぼ毎日投稿しています。自投稿関連以外のリポストは原則行いません。心穏やかにご覧頂ければ幸いです。 Studying to medieval cooking,food culture, nature folk and more. HP→ https://costmary.me

2,016 Followers 40 Following 876 Posts Joined Feb 2024
1 month ago
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2020年に入ってから少しずつ謎の流行病(新型コロナ)の情報がインターネットやSNSをざわつかせていました。検索すればなんでも情報や知識が手に入る進化した時代でも、多くの人々の心に不安の感情を与えていました。

数百年前の中世ヨーロッパで流行った「黒死病=ペスト」に関しても、当時の人々の「恐怖」は想像を絶する凄まじさだったんじゃないかと思います。

今のように知りたいと思う情報を入手する方法も限られ、原因も分からず先も見えなかった、<闇>の時代。それでも中世の人々は互いにありったけの知恵を出し合い、生き抜いてきた過去は確かに存在していたのです。

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6 hours ago
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先日買い出しに行った際、よさげなオリーブの苗木があったので入手しました。中世ヨーロッパ料理の試作検証でオリーブオイルはよく使っているのですが、そもそものオリーブの木をあまり見かける機会がないのと、葉や枝を使った検証も少し行いたいという理由もあります。

オリーブは5000年以上前にはすでにあったとされるモクセイ科の常緑高木樹です。太陽の光を特に好む「陽樹(ようじゅ)」でもあるので、比較的太陽に当たりやすい場所に置いています。

陽樹は他にも桜やツツジ、梅なども入ります。
太陽の光があるからこそ、鮮やかに花開くことができるということなのでしょう。

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1 month ago
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中世ヨーロッパの各地で高貴な花として人気が高かったニオイスミレ。
当時の料理の食材や料理にあしらう装飾花としても使われることがありました。
スミレは独特の甘い香りが特徴で現在でも好む方が多いのですが、市販の香水や香料として使われるスミレはほとんどが合成香料となります。

天然の花はとても小さく、かつ大量に摘み取らないと十分な量として使うことはできません。また、年々スミレの群生地自体がなくなっていることから、天然のスミレの花の精油はほぼありません。

毎年春先になると、有志の方々が育てたニオイスミレの展示会が催されます。入口前から香る、強い甘美なスミレの香りに毎回うっとりしてしまうものです。

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1 day ago
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Getting Dressed as Elizabeth I YouTube video by Historic Royal Palaces

資料検証でもお世話になっている、ロンドン塔などを管理する独立系慈善団体「ヒストリック・ロイヤルパレス(Historic Royal Palaces)」の公式動画から、エリザベス1世の衣装に関する解説をご紹介します。

1600年頃に描かれた「虹の肖像画」を元に、専門の衣装チームが可能な限り再現した衣装を実際に試着し、その衣装のパーツに描かれた装飾デザインの「意味」についても詳細に解説しています。

以前、テューダー朝の貴族衣装の着付けを少しだけお手伝いしたことがありますがパーツによっては重いものもあり、そう簡単にも脱げないのが大変だなと感じました。

10分程度の動画です。ご興味あればぜひ。

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1 day ago
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中世ヨーロッパの主食のひとつとしてパイやタルトを挙げられる方が多いです。西洋ファンタジー世界の食事風景を描く場面でも、パンとパイの組み合わせはよく登場しているかと思います。

料理イベントなどで当時のタルトをお出しする際、比較的食べやすいようにタルト生地はバターと卵を使うことが多いですが、史実寄りにする場合は油脂はバターではなくラードなどの獣脂を使うことがあります。

バターは作るのにひと手間かかるため、当時は比較的入手しやすい獣脂の方が需要があったのではないかと個人的に考えています。

獣脂を使ったタルト生地は意外ともろいので、詰め物の内容によっては慎重に扱う必要があるでしょう。

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1 week ago

本作品に登場する料理監修を2023年より担当しております。
最新号では(どうみても)パスタ料理のラビオリのような料理が登場しておりますが、中世イタリアなどの料理指南書に記録されている「タルトレット」という料理が元出となっています。

ひき肉とレーズンなどを混ぜた具を包んでいますが、甘じょっぱい味で試作品を召し上がって頂いた方に好評でした。作り方なども記載されておりますので、ご興味ありましたらぜひに。

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2 days ago
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昨年東北のりんご園に伺った際、開花間近のりんごの花を直接見ることができました。山から下りてくる風がまだ冷たかったため、完全には開いていなかったのですが、桜の花の後を追うように咲く光景がまた雅でした。

中世ヨーロッパでは、りんごはもっともよく使われる食用果実としてほぼ全土で用いられました。上流階級向けの料理指南書にも、りんごのタルトのレシピが多く残っており、地域によって焼き方や材料のラインナップが変わったりとバリエーションが多いです。

修道院でも果樹園を含むことが多いですが、一部の場所ではりんごの木を植えませんでした。りんごは聖書における「原罪の木」という認識だったからといわれています。

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3 days ago
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春分の日の後に到来する満月が過ぎた後の最初の日曜日はまちに待った復活祭(イースター)となります。ちょっとややこしいのですが、この流れは予め決まっていて、毎年変わる「移動祝日」となります。今年は4/5(日)が復活祭です。

復活祭にまつわる花として「イースターリリー(テッポウユリ)」と「イースターベル(ラッパスイセン)」が主に挙げられます。どちらも光の復活を盛大に祝うにふさわしい、美しき祝福の花です。

このうちテッポウユリについて、一見ヨーロッパ原産に思われるのですが実は日本原産の花で200年ほど前にヨーロッパに持ち込まれて人気になり、復活祭の時期に飾る花として広く認知されたそうです。

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4 days ago
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《雑記です》

自分が今のこの場所に移動しようと決めたきっかけは、フランス・クリュニー中世美術館のアカウント移転でした。

前SNS側の運営陣が変わり、少しずつ変化が生じるようになった頃、真っ先に別SNSへの移転を宣言し、即時更新を停止しました。アカウント自体はありますが、2024年から止まったままです。

クリュニー中世美術館は、自分の運命を変えたともいっても過言ではない中世後期の連作タペストリー「貴婦人と一角獣」を有する由緒ある施設。フランスの歴史ある文化財の保存活動も積極的に行っています。

古の文化を守るため、害となすものからは離脱を図る。
その考えに、今も深く同意しています。

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4 days ago
中世修道院の庭から 歴史、造園、栽培された植物
ミシェル・ボーヴェ(著)深町貴子(監修)
2024年7月 グラフィック社

中世の修道院の『庭』に焦点を当てた「中世修道院の庭から(グラフィック社)」を再読しています。2024年に待望の邦訳版が刊行され、多くの挿絵や修道院内の庭に関する写真資料などがふんだんに盛り込まれています。

中世ヨーロッパ料理として記録が残っている料理指南書は比較的裕福な階級向けであるため、それらを再現する際は高価な食材を使うことがたびたびあります。

一方で、いわゆる庶民や修道院で暮らす人々の食文化に関しての資料は記録がそれほど多くありません。ただ、修道院の「庭」を見ることで昔はどのような果実や野菜、香草を扱っていたのかというのがある程度分かります。

のちほど読み物コラムでもご紹介します。

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5 days ago
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鮮やかな黄色のスイセン(水仙)の花。
3月に入り、近所の川沿いでも野生種の群生地を見かけるようになりました。

スイセンは「春の花」というイメージがありますが、早咲き種は11月頃から見られます。ほぼ全草に毒をもっており、特に葉の部分は野菜のニラと大変よく似ているため、誤食する例が後をたちません。一方で一部薬効作用もあるので、正しい知識で用いれば時に大きな力になります。

古くから地中海沿岸を中心に群生地が多くみられたそうで、中世ヨーロッパの彩色写本にも挿絵として描かれることがあります。

可憐な花ではありますが、扱いには注意が必要なため、遠くでそっと見守るのが無難でしょう。

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1 month ago
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まだしばらくの間は冬の寒さが続きますが、もう少しすると「春の使者」といわれる小さなスミレの花が芽吹き始めます。
中世ヨーロッパでは料理の彩りや色づけとして上流階級の人々に好まれたとされますが、現在はなかなかそのように使える機会がありません。実際はどんな料理だったのか、日々想像しています。

食用として使われるエディブルフラワー(食用花)にもスミレとして分類される花がありますが、どちらかというと花びらが大きなビオラの花を指すことが多いです。

歴史料理で用いていたスミレは森に咲く野生種かつとても小さな花なので、現在では完全再現というのも環境的になかなか難しいものなのです。

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6 days ago
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『知識を司る魔女』に思いを馳せる / 自分なりの情報発信の在り方|繻 鳳花 (ご存じの方は毎度既出で恐縮なんですが)、現在主な活動/投稿先はまっさおお空なSNS・Blueskyで、ほぼ毎日中世ヨーロッパの食文化や民俗文化ネタ、たまに雑記(+たまに重め)を綴っております。 それまでは某大手SNSで投稿を長年していましたが、昨今のヒャッハー改定など諸々あった関係で正直合わなくなってきたので、満を持してお引越ししました。 【更新頻度のご案内】 いつもご覧頂き、誠にありが...

読み物コラムnoteを更新しました。 当アカウントの発信方針について、少し長い文ですが書き添えています。

『共有できる知識は可能な限りノイズなくお届けしたい』、というかねてからの個人的な思いも綴っています。もし宜しければご一読頂けると嬉しいです。

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6 days ago
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インターネットやSNSなどから検索した投稿や記事を拝見していると騎士・お酒・パン・ギルド関連などが多い傾向にみえますが、「民衆の音楽」についてはあまり触れられないようにお見受けします。

以前伺ったイギリスのある中世祭で、古くから残っている中世の舞踏曲をいくつか教えて頂きました。民衆たちが春の到来を祝うお祭りの時などに踊るそうで、一度聞いたらすぐ覚えられるほどの素朴な曲が多かったです。

楽譜がない、人から人へ口伝(くでん)で伝え続けられる小さな中世の祝祭舞踏曲。風化されることなく後世に残し続けて欲しいなと思います。

96 22 0 0
1 week ago
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ポンポンとした可愛らしい黄色のミモザは春を告げる花。
この時期、海外ではミモザを見立てた「ミモザケーキ」が多く登場します。

キューブ状に小さくカットしたスポンジがミモザのように見えるのが特徴ですが、家庭によって作り方や装飾の仕方もさまざま。鮮やかな黄色を出すためにサフランを使う場合もあるようです。

サフランは香辛料のひとつで、今もスーパーのスパイスコーナーに置いてあります。その値段の高さがひときわ突出しているのですが、滅多に採れないサフランの雌しべを使うので採取量が極めて少ないです。

中世ヨーロッパでも王族や高貴な身分の人にしかサフランを使った料理は口にできなかったといわれています

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1 week ago
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Kushimoto | Türkiye & Japan: A Journey Together | Documentary - Turkish Airlines YouTube video by Turkish Airlines

トルコ航空の公式Youtubeの動画「KUSHIMOTO」。
最初は日本人の方のお名前かな?と思ったのですが、これが和歌山県にある小さな町名を指すこと、そして1890年にそこで起こった出来事とその100年後に起こった出来事、トルコ・日本双方の軌跡を描いたドキュメンタリーです。

国を超えた友好の力の強さと、今まさに起こっている緊迫した海外情勢に繋がる、深く考えさせられた動画でした。
30分弱の内容ですが、もしご興味がありましたらご覧頂きたいです。

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1 month ago
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最近、催事出店で本物の羊皮紙を取り扱うようになったのですが、その仕入れ元が羊皮紙研究のスペシャリストである羊皮紙工房さんです。長年お世話になっており、特に実践検証に関しては何度もご協力を頂いている、国内でも大変貴重な存在です。

羊皮紙は海外から発注をしていますが、最高級の仔牛皮は当面の間仕入れられないと先方から連絡があったそうです。どうも昨今の戦争が長期化している関係で、仔牛皮の原料自体が手に入らないとのこと。

中世ヨーロッパの美しい彩色写本の多くは仔牛皮を使っています。いつの世も戦争がもたらすものは暗い影しかありません。この状況を早期に打破する道が早く開かれてほしいと、切に願っています。

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1 week ago

本作品に登場する料理監修を2023年より担当しております。
最新号では(どうみても)パスタ料理のラビオリのような料理が登場しておりますが、中世イタリアなどの料理指南書に記録されている「タルトレット」という料理が元出となっています。

ひき肉とレーズンなどを混ぜた具を包んでいますが、甘じょっぱい味で試作品を召し上がって頂いた方に好評でした。作り方なども記載されておりますので、ご興味ありましたらぜひに。

82 31 0 0
1 week ago
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【更新頻度のご案内】

いつもご覧頂き、誠にありがとうございます。
各SNSの更新頻度は以下の通りとなります。

当アカウント:ほぼ毎日夕方~夜に更新(中世小ネタ・雑記)
note:1~2日間隔で記事更新(雑記など)
X:週末のみ、ご挨拶+イベント出店情報(あれば)

中世ヨーロッパの食文化や民俗文化の小ネタは当アカウントのみで発信しています。もしお気に召しましたらフォロー頂けますと励みになります。
よろしければぜひぜひに。

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1 week ago
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TOTAL LUNAR ECLIPSE | MARCH 3, 2026 | GRIFFITH OBSERVATORY YouTube video by Griffith Observatory

本日の皆既月食は日本の多くの地域が生憎の悪天候で直接見られないのですが、海外では同時間帯にライブ配信を行っております(日本はウェザーニュースなどが配信)。

個人的オススメとして、アメリカ・ロサンゼルスにありますグリフィス天文台のライブ配信先をシェアします。現地は深夜から明け方にかけての月食になるそうで、夜更かしをしないと厳しいようです。

先ほどから拝見しているのですが、天文台ならではの超拡大ズームもたまに入っていました。雲がかからないことを祈念したいです。
ご興味ありましたらぜひ。

77 40 0 0
1 week ago
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本日3/3は桃の節句、そして半年ぶりの皆既月食が見られます。
古くは紀元前のバビロニアから月食や日食の記録が残されており、後世の天文学や占星術の発展に寄与したといわれます。

14世紀頃、イングランドのある大司教の記録によると、皆既月食が現れた際に魔女たちが「月が欠けたのは過ちを犯した証だ。償わないと太陽から光を奪うことになるだろう」と人々を不安にさせました。

日食や月食のメカニズムをすでに知っていた大司教は、「太陽の光が《いつ》失われるのか教えてくれれば信じよう。もし知らねば、私がこの先の《すべての太陽と月の異変》を民衆に事細かに答えよう」と反論した逸話が残っています。

105 29 0 0
1 week ago
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《雑記です》

前にいた某大手SNSには週末だけごく短時間チェックしているのですが、最近はフォロワーさんや知人の投稿が「(タイムラインを見て)しんどい・疲れる・精神的につらい」といった文言で埋めつくされているように見受けられます。

「おすすめ」と称される場所には怒りや妬み、嘆きなどのネガティブ要素が詰まった見知らぬ人の投稿が大半を占めていました。

端的に言えば「見なければいい」のですが、生活のルーティンとして見てしまう以上、目にしたくないものでも無意識に多くの情報が取り込まれます。

いまや自発的な閲覧制限を自身に課しない限り、心の穏やかさを取り戻すのは難しいかもと、日々痛感しています。

121 27 0 0
1 week ago
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海外で新規刊行した中世ヨーロッパ系のオススメ本情報(英語)をよく眺めているのですが、中でも中世の「輝き」に焦点を当てた本が気になっています。

『光を纏う火。異端とされた時の書物を燃やす火もあれば、慈愛に満ちた修道院のステンドグラスを照らす火でもある』

この言葉にとても強い感銘を受けました。

中世ヨーロッパの暗黒部分に焦点を当てる本や論文は海外でも日本でも比較的多いのですが、その逆から見る視点というのはなかなかありません。

生憎その本の邦訳版はまだないのですが、もし刊行された暁にはまた違う面からの中世ヨーロッパを学べるのではないかと、ふんわり思っております。

76 15 0 0
1 week ago
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3月は冬から春へと移り変わる時期。しばしの眠りから目覚めた春の花たちが一斉に大地から芽を出し、咲きほこる季節がやってきます。

その中でも「(手で)触れてはならない花」というのが一部言い伝えで残っていることがあります。その理由はさまざまですが、昔から『花を摘むこと』は時に幸せを運び、時に不幸をもたらす行為であることと信じられていました。

この定義に当てはまるのかは定かではないのですが、早春から初夏にかけて咲く可憐な花たちの中には実際に強い毒をもっている種類も少なくありません。

古来からの言い伝えは、自身の命を守ってくれる「おまじない」の一種と考えてもいいかもしれないです。

81 15 0 0
1 week ago
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【蔵書レビュー/水栞の読書記録①】中世モンスターのはなし(美術出版社)|繻 鳳花 先日ちょろっと書きました蔵書本レビュー、早速動かしていきますヨ。 基本的に3000字前後で納めるようにしますので、だいたいだーーっとお読み頂くと5分程度で読了になるかなと思います。 今回は2/27に美術出版社さんから刊行されました「中世モンスターのはなし」を自分なりにレビューしていこうかと思います。 【美術出版社】ファンタジーの源泉がここに。中世ヨーロッパの装飾写本の絵とともに...

本日簡易紹介しました本のレビュー記事を下記サイトに投稿しました。
個人的に感じた所感などを綴っております。

ご興味ございましたらぜひお手に取ってみて下さい。

62 19 0 0
1 week ago
書籍紹介サイト(本文掲載あり) https://www.ccc-artlab.jp/news/2026/02/8835/

美術出版社様より『中世モンスターのはなし(2/27刊行)』を御恵投頂きました。過去シリーズ作品に「中世イヌのくらし/中世ネコのくらし」が同社より刊行されています。英文原書はもともと存じており、世界でも屈指の彩色写本を有する大英図書館などが全面協力しています。

ただ説明文だけを読ませるのではなく、あくまでも「写本に描かれた挿絵」に焦点をあてており、最低限の解説を添えているのがとてもいいなと感じました。挿絵に重きを置くというのは、中世写本の本来の解き方でもあったからです。

海外の西洋中世史学者にも高い評価を得ている書籍の邦訳版はとても貴重でありがたいです。後ほど読み物コラムでもご紹介します。

106 36 0 0
1 month ago
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《雑記です》
今年からX(旧Twitter)の個人アカウントは週末と週明けに簡単な挨拶投稿のみに切り替えています。それ以外はほとんどタイムラインを見ていないのですが、本当に昔とは違う媒体になってしまったんだな、と強く感じるようになりました。

特定のSNSと特定のAIによってルールが厳格化され、それに忠実に沿って投稿しないといけないという窮屈さは、遠目で見ている身としてはなんとも理解しがたいものがあります。

何度か指摘していますが、その投稿や情報を見て辛いと少しでも感じた時は、一時的でもいいので意識的に距離をとることが今後も大事かなと思います。

心が壊れてしまってからでは遅いので。

181 35 0 0
1 week ago
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凍てつく冬と喜びの春の境目の時期、2月末から3月末頃は心身の体調不良でダウンする人が後を絶ちません。寒暖差が日々激しいと身体がついていけなくなり、自然と疲れが蓄積されるといわれます。

中世ヨーロッパで「退魔のハーブ」として用いられたローズマリーは、血液循環をよくし、精神の安定化や脳の活性化を促す香り(グリーン香)をもちます。季節の変わり目には比較的利用されることが多かったハーブです。 

地域にもよりますが、ローズマリーはもともと寒さや暑さに強く、真冬でも緑色の葉を枯らすことなく摘み取ることができます。重要な薬草としても昔から多くの修道院で育てられていたのも、なんとなく納得がいきます。

97 23 0 0
2 weeks ago
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春の始まりを告げる花・スノードロップが咲き終わる頃、見た目がよく似ているスノーフレークが追いかけるように咲き始めます。

大きな特徴は花びらの部分に小さな緑色の斑点があること。ほのかなスミレの香りもすることから、ラテン語で「白いスミレ」の名を冠しています。

ただし全草に有毒成分が含まれていること・葉の部分が野菜のニラに似ているため、扱いには細心の注意が必要です。

この花が咲けば、本格的な春は間もなくやってくることでしょう。

114 17 0 0
2 months ago
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「図書館は知の宝庫」と定期的にお伝えしているのですが、まさに中世ヨーロッパの文化史に魅力を感じたのも図書館の蔵書からでした。当時はまだSNSやインターネットがなかったので、知識を得る場所は本屋か図書館しかなかったのです。

子供ながらに最奥部にある難しそうな世界史や文化史の棚を眺めては、自分が分かるかもしれない本をめくって知識を深めていたものです。放課後に足しげく通っていなかったら、今のような活動はしていなかったでしょう。

ネットの書籍レビューももちろん参考になるのですが、いろいろとブレもあるもの。やはり直接手にとって読んでみるのがいいのかなと思います。
紙の本は「温かさ」がありますから。

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