『都市伝説解体センター断片集』読み終わった
都市伝説解体センターのスピンオフ小説
最初からネタバレがあるのでゲームをプレイしてから読むことを推奨
ゲームに出たサブキャラたちをメインに置いていて嬉しい
山田ガスマスク、ガイド、ジャスミンが好きなら必読
どれも良かったけど、特に5話のジャスミンが活躍する話がゲームの後の時系列なので嬉しかった
@kasayuki19.bsky.social
小説と漫画とアニメが生きる糧。いまのところ本の感想をつぶやく運用
『都市伝説解体センター断片集』読み終わった
都市伝説解体センターのスピンオフ小説
最初からネタバレがあるのでゲームをプレイしてから読むことを推奨
ゲームに出たサブキャラたちをメインに置いていて嬉しい
山田ガスマスク、ガイド、ジャスミンが好きなら必読
どれも良かったけど、特に5話のジャスミンが活躍する話がゲームの後の時系列なので嬉しかった
太田忠司さん『ぐるぐる、和菓子』読み終わった
ちょっと長くなったのでブクログで感想
#ブクログ
booklog.jp/users/kasayu...
田丸雅智さん『令和じゃ妖怪は生きづらい』読み終わった
現代を生きる妖怪と人の関わりをテーマにしたショートショート
ぞっとしたりほっこりしたり、今作も多彩だなと感じた
人が被害を被る結末も妖怪らしいといえばらしいけど「川の陶工」や「のっぺら嬢」が個人的に好き
ティモンディとの特別対談で創作の背景も知れて良かった
『時ひらく』読み終わった
三越をテーマにしたアンソロジー
それぞれの作家さんの個性が光る作品
東野圭吾さんはガリレオシリーズの登場人物なので現実的なミステリだったけど、それ以外は時代を行き来するようなファンタジーな作風が多かった
全部面白かったけど、柚木麻子さんの「七階から愛をこめて」が個人的には好み
雨穴さん『変な絵』読み終わった
9枚の絵に秘められた謎に迫る連作短編ミステリ
『変な家』同様さくさく読める
本編のラストが割とあっさりだったけど、特典でさらに展開があって良かった
雨穴さんは家族をテーマにするのが得意なんだろうか、それとも「変な」シリーズはこれで行こうと思ったのかな?
『変な家』よりはこちらのほうが好みでした
雨穴さん『変な家』読み終わった
単行本未読で映画を先に視聴していて文庫版読んだ
変な間取りの家からここまで話を広げてミステリに仕立て上げる手腕はすごいし面白かった
ただやっぱりリアリティからは遠いなという印象
対話形式でさくさく読めるの良いなと思ったし、文庫版あとがきも良い読後感
『わたしの名店 おいしい一皿に会いに行く』読み終わった
タイトル通り、自身にとっての「名店」をテーマにした著名人のエッセイ集
そのお店のお気に入りの一皿だけでなく、お店全体の雰囲気をひっくるめて「名店」なんだよなと改めて思った
コロナ禍のエピソードも多く、飲食店の生き残りは激しく、現在は営業形態を変えていたり場所を変えていたり、はたまた閉店してしまったりと諸行無常も感じて少ししんみりしながら読んだ
二人の関係性がやはり良いし、真汐の真っ直ぐさに胸が空く思いがする
今作も辛いけど救われることもあった
続きが楽しみ
清水朔さん『奇譚蒐集録 鉄環の娘と来訪神』読み終わった
シリーズ3作目
南辺田廣章と山内真汐は今作南、辺田伯爵家で代々伝わる「鉄環のお役」のため諏訪大社へ信州へ向かう
二人とも「鉄環のお役」の詳細を知らないまま諏訪大社の上社の禰宜代理もわからないという
二人はその後山奥へ迷い込み、禁足地へ踏み入れてしまったため来訪神「オトナイサマ」として村へ来るよう促され、囚われてしまう
そこでは風の神を臥龍洞を祀っていて、十二年に一度の祭りがこれから執り行われるという
鉄環の謎と村の奇祭
二人がまたも悲しい事件に巻き込まれてしまう
続
芦沢央さん『汚れた手をそこで拭かない』読み終わった
なかなかなイヤミス
五編の短編集でそこで描かれる登場人物はどこにでも居そうな普通の人々
それが生々しくこわい
登場人物たちは保身のため嘘をついたり、ほんの些細な選択を間違えて悪いほうへ物事が向かっていってしまう
ずっと嫌だなあと思いつつ読んでしまうのはやはりすごい
背筋さん『文庫版 近畿地方のある場所について』読み終わった
カクヨム版既読、単行本未読
だいぶ語り手まわりがカクヨム版から変わっていて、カクヨム版より物語として綺麗に整えられている感じがした
カクヨム版のほうが当時リアルタイムで更新されているのも手伝って「本当に今起こっている話なんじゃないか?」と感じる臨場感があり、そっちの体験も唯一無二だったけど文庫版も良かった
文庫版も最初はホラー感強めだけど、やるせなく物悲しい
千早茜さん『さんかく』読み終わった
ちょっと感想長くなったのでブクログにて
#ブクログ
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一穂ミチさん『スモールワールズ』読み終わった
その人個人としては大きな悩みを抱えているけれど、外から見ればどこにでもいそうな人々の「小さな世界」を覗き見るような短編集
解説にあるように、物語の定石を予想すると(いい意味で)裏切られる「一筋縄ではいかない」作品ばかり
どれも湿度が高めな作品揃いの中で「魔王の帰還」のお姉さんのキャラがぶっ飛んでて少し明るさがあって好き(でもそこにも例に漏れず影はある)
酉島伝法さん『るん(笑)』読み終わった
現代医学や化学が否定されるかわりにスピリチュアルが信じられている日本を題材にしたSF?小説
設定が設定なので、読んでいてずっと頭がこんがらがる感覚がついてまわる
けどわからないなりに面白かった
解説に詳しいけど、「現代日本でもある医学的根拠のない健康法や擬似医療の批判だけでなく、そちら側からの視点から描くことでなにか分かることがあるかもしれない」と作者のインタビューにあるので、そういう意図があったと思うと腑に落ちた
榊林銘さん『あと十五秒で死ぬ』読み終わった
それぞれ独立しているものの、四篇全てに「十五秒で死ぬ」という設定が共通する短編集
特殊設定のものばかりなのでミステリとしては好き嫌いが分かれそうだけど、同じ「十五秒で死ぬ」設定からこれほどバリエーションがあるのは意欲的だなと思ったし面白かった
やはりデビュー作「十五秒」は衝撃的だった(世にも奇妙な物語でありそうな設定だなと思って読んでたらすでに放送してたし観てた)
元の物語からどれくらい脚色されてるのか気になるところ
03.06.2025 10:04 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0朱川湊人さん『鬼棲むところ 知らぬ火文庫』読み終わった
知らぬ火文庫シリーズ第二弾
今昔物語のほか古典の中で「鬼」が出てくる物語をアレンジした作品
鬼とは何者なのかが少しわかったような??
第五話「松原の鬼」が一番好き
誰しも感じたことのあるであろう子ども時代のひりつくような感情が鮮明に描かれていて、やっぱりすごいなあと感じた
親子の関係、大人と子どもの関係、教育…簡単にはいかず難しい
辻村深月さん『琥珀の夏』読み終わった
カルト団体とかつて批判された〈ミライの学校〉で白骨遺体が見つかったことから、弁護士の法子はその団体と再び関わることになる
法子は小学生の頃、同じクラスの女の子に誘われて夏休み〈ミライの学校〉の合宿に参加した
そこで出会った〈ミライの学校〉の〈学び舎〉で生活しているミカと友達になる
小学校の三年間、〈学び舎〉の合宿に通っていた法子だったが、最後の六年生の夏にはいつも参加していたミカはいなかった
ニュースで見た白骨遺体とはミカのことではないか?
辻村さんの書く登場人物の心理描写は本当にリアリティがあると毎回感じる
続
ブルスカでもひとつのポストに入りきらなかった残念
24.04.2025 09:30 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0それぞれに嘘と思惑を混ぜて、けれどスポットライトの下では美しく不完全な少女を披露する
最後まで良かった
紅玉いづきさん『今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる』読み終わった
『今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる』よりも前の話、初代少女サーカスの物語
自殺した父の真相を探るためにサーカスのオーディションを受けた初代サン=テグジュペリのマリナ、金魚センターと揶揄されながらアイドルを卒業したあと突然空いた席におさまった初代アンデルセンの有葉、マリナと同じくオーディションからサーカスの一員になり、自身の才能の無さをまわりと比べてしまう初代チャペックの彩湖、中国から動物芸を見せるため渡ってきた初代カフカのズーハン
続
紅玉いづきさん『今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる』読み終わった
『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』の改題、加筆修正版
前に読んだ時からずっと好きな作品だったけど、だいぶご無沙汰で新鮮な気持ちで読んだ
少女サーカスの美しいだけではない内情と、双子の姉妹の嘘
やっぱり良い
改題前のほうも読み返して比べてみたい
宇佐見りんさん『推し、燃ゆ』読み終わった
生きづらいので、推しを深く知り愛でることが生きる支えになっている女子高生あかり
そんな中推しがファンを殴って炎上した
芥川賞を受賞したので話題になっていた本作
文庫化の折に手に取ったまま積んでて、ようやく読んだ
私はこれほどにまで人生をかけて何かを推したことはないので、納得できても共感まではいかなかった
しかもひりつくような切実な推しようなので、「ファッション」なんて形容するちゃちなものではない
「推しがいるから生きていける」ではなく「生きるために推しを見つけた」話だった
人間のどろどろしたルッキズムの感情を生々しく描いていてすごいなと思う
犯人にあたりをつけていても終盤まで翻弄された
そして本当に救いがない
澤村伊智さん『うるはしみにくしあなたのともだち』読み終わった
スクールカーストの頂点にいる美人で人気者の羽村更紗がいじめでもなく遺書もなく自殺した
それをきっかけに同じクラスの女子生徒の容姿が次々と醜く変えられていく
担任の小谷舞香はその原因を探る内に、四ツ角高校では見た目を変えられるおまじない「ユアフレンド」と言われるものがまことしやかに噂されていることを知る
次のターゲットは誰なのか?犯人の生徒は誰なのか?
美醜とスクールカースト
多感な時期だからこそ、余計に見た目のコンプレックスは誰もが抱くもの
続
紅玉いづきさん『サエズリ図書館のワルツさん (2) 』
読み終わったので少し感想
#ブクログ
booklog.jp/users/kasayu...
森見登美彦さん訳の『竹取物語』読み終わった
読み始めは普通の訳文かなと思ったけど、しっかり森見登美彦らしさが出ている竹取物語だった
作者のカラーを出しつつ原文から逸脱しすぎず訳すというのは並大抵のことではないだろうなと思った
竹取物語全文を読んだのはたぶん初めてで、好きな作家さんがきっかけでこういった古文に親しむ機会を得られたのも良かったと思った
かぐや姫に無理難題を突きつけられる五人の求婚者たちは生き生きと描かれ、けれども最後は物悲しくて「あはれ」を感じた
紅玉いづきさん『サエズリ図書館のワルツさん 1』 読み終わった
長くなったので感想はブクログで
#ブクログ
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月原渉さん『すべてはエマのために』
読み終わったので感想
#ブクログ booklog.jp/users/kasayu...