田村憲美の研究は藤木久志『雑兵たちの戦場』でも取り上げられていた。中世の村では春に人が死ぬ。だから戦は冬に始まる。飢えた村人にとって戦場は口減らしの場であり、出稼ぎの場だと藤木は書く。初めて読んだ時すごいショックを受けた。春に死ななくなったのは19世紀になってかららしい。
29.12.2024 14:25 — 👍 317 🔁 157 💬 0 📌 3@renewalopenno5.bsky.social
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田村憲美の研究は藤木久志『雑兵たちの戦場』でも取り上げられていた。中世の村では春に人が死ぬ。だから戦は冬に始まる。飢えた村人にとって戦場は口減らしの場であり、出稼ぎの場だと藤木は書く。初めて読んだ時すごいショックを受けた。春に死ななくなったのは19世紀になってかららしい。
29.12.2024 14:25 — 👍 317 🔁 157 💬 0 📌 3これを受けて藤木先生は次のように書いている。
「このような生態のシステムは、日本でも中国でも変わりはなかった。この田村氏や上田氏の研究の成果は、平和と飽食に慣れて、ついその目でしか中世を見てこなかった、私たちへの大きな警鐘である」と。
さらにこう続く。
「また、田村氏によれば中世には、かりにピークの端境期を乗り切っても、さらに下痢(消化器系疾患)の集中する夏と、風邪(呼吸器系疾患)の多発する冬にも、かなりの死者が集中していた、という。戦国の暮らしの厳しい環境が切実にしのばれる」(同上)
なるほど
藤木久志『雑兵たちの戦場』(新版、朝日選書、2005年)にも出てくると教えられて当該箇所を見つけた。
「千葉県松戸市の日蓮宗本土寺に伝わる中世の過去帳から、中世後期(応永元年=一三九四〜天正二十年=一五九三の死亡者四三六七人を取り出して、その死亡した月を分析し、中世の人の死にははっきり季節性があったことを突き止めた。中世には、平年作の年にも、凶作の後にも、決まって「早春から初夏にかけて死亡者が集中し、初秋から冬にかけて低落する」という共通したパターンが現れる」(上掲書、100頁)
へええ「中世人はどの季節に多く死ぬのか、ということをお寺の過去帳から検証した田村憲美さんという研究者がいて(「中世人の〈死〉と〈生〉 死亡の季節性と生活条件」という論文です/田村さんは今年交通事故で亡くなってしまって、それは私にとってはかなりショックな出来事だった。お会いしてみたかった)、そこでは「中世人は春に死ぬ」という結論が出ていました。秋に溜め込んだ食料を冬に消費し、それが尽きて、気候が大きく変動した春に、人は力尽きて死ぬのだそうです。ちなみにこれは庶民の話で、食料供給が安定している貴族層だと冬に死ぬ人の方が多いらしい」
tenmetsusya.com/article/soko...
もうたいへんだ。
02.01.2025 08:06 — 👍 28 🔁 12 💬 0 📌 0引き続き。すさまじい!
藤木久志『戦国の村を行く』朝日新書
amzn.to/4fFmQaa
信長、秀吉の時代、あいつぐ戦乱に加え、飢饉・天災にみまわれるなどの過酷な環境を村人たちはどう生き抜いたのか。
落城後の城下で横行したのは苛烈きわまる「人の略奪」と「売買」だった。
戦争の惨禍の焦点は身に迫る奴隷狩りにあったのだ。
村の人々や領主はそれにどう対処したのか。
戦国時代、悪党と戦い百姓が城をもった村や小田原攻めの豊臣軍からカネで平和を買った村などの存在が史料から浮かび上がる。
したたかな生命維持装置(サヴァイヴァル・システム)としての村とは何か。
戦国時代研究の第一人者による名著復活。
年始の読書。これはたいへんだ……。
藤木久志『新版 雑兵たちの戦場──中世の傭兵と奴隷狩り』朝日選書
amzn.to/4iQZj8Z
無理矢理狩り出されたのではなく、農閑期の出稼ぎとして戦場へ勇んで出向いた村人たち。戦場は稼ぎ場だった。そして、戦場の略奪品には人間も含まれていた……。戦国時代像をまったく新たにした好評前作に新しい史実を加えた待望の選書化。
古文の時間に「徒然草」で最明寺入道が味噌で酒を飲む話を習ったのはまことに有用であった。古文授業無用論にまったく与しないのはこれが理由
03.01.2025 16:29 — 👍 23 🔁 7 💬 0 📌 1もう原稿整理なんかやって飲むぞ。つまみがないので、安ハムにマヨネーズと味噌つけて
03.01.2025 16:26 — 👍 13 🔁 4 💬 1 📌 0今更ですが、明けましておめでとうございます。
2025年からはこの青空アカウントもボチボチ稼働していく予定です。
1月4日(土)日の出の時刻🌅
札幌 7:06
仙台 6:54
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名古屋 7:01
金沢 7:06
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松江 7:17
松山 7:14
福岡 7:23
那覇 7:18
今が最も遅い日の出です🌄
#ラジオ深夜便
忙しすぎて意識朦朧となり、「冬のタイドプール観察」などを検索しており
25.11.2024 14:08 — 👍 7 🔁 1 💬 0 📌 1新幹線の座席MAX倒すパーソンといえども倒すときは「すいませんちょっと倒します」などと一言ことわるが、そのあとグイーンと倒されたときのかすかな驚き
27.11.2024 01:21 — 👍 22 🔁 4 💬 0 📌 0このAIの電源を引っこ抜きに行きたい
28.11.2024 14:03 — 👍 49 🔁 14 💬 0 📌 2「税務署ぉ? ここは税務署じゃないよお」
28.11.2024 14:19 — 👍 20 🔁 3 💬 2 📌 0特に、薄毛プロモの添付写真スゴイ。写真集を作りたくなるほどいやあああな感じ
29.11.2024 03:54 — 👍 12 🔁 6 💬 0 📌 0旧twitter、軍需産業や怪しい商売、薄毛、包茎、転職、情報商材、謎のコスプレの人などなど、不可解なプロモーションが激増しすぎで、サブという位置づけじゃないと使い物にならぬ
29.11.2024 03:52 — 👍 124 🔁 42 💬 2 📌 4車内サイネージには神奈川の天気予報が流れ続けるが、ここは高島平なのよ
29.11.2024 05:01 — 👍 5 🔁 2 💬 0 📌 0板橋人民鉄道には相鉄の車両も乗り入れているが、ドア脇に「不労所得で食べていく方法」的な怪しい書籍広告ステッカーが貼ってあるのを久しぶりに見た。不労所得に憧れる客層を掘り起こしているわけですね……
29.11.2024 04:59 — 👍 12 🔁 3 💬 1 📌 0これから悪いことを言います。「マニフェスト」選挙が流行った頃から言っていますが、選挙で掲げられる「政策集」とかは、その政治セクトのイデオロギーを評価する材料になるとはいえ、権力を握った後にそれをひっくり返したら赤絨毯から引きずり下ろすくらいの力を「有権者」の側が発動しない限り、その場かぎりの派手な看板以上の意味は持ちません。これまで政治業者に対して、嘘ついたら終わりという恐怖をどれほど与えられてきたか――から、まずは考えてみるべきではないでしょうか。
「政策で評価」はたしかに賢そうに見えますが、気持ちよく騙してくれるきれいなウソつき品評会に堕してしまいかねないと思います。
弊社社長は「学校参観日の樟脳の香り」「婦人用扇子から香る白檀の香り」にノスタルジーがかきたてられるらしい
19.11.2024 03:36 — 👍 16 🔁 3 💬 0 📌 0今朝から寒くなって、電車の皆さんはダウンジャケットとか冬用のコートなどお召になっている。かつてならば、こういうときに樟脳など防虫剤の香りがして、ああ季節が変わったな感を醸し出していたのだが、すっかり無臭になってしまいましたね。
19.11.2024 03:34 — 👍 34 🔁 6 💬 2 📌 0大学の先生とzoomで打ち合わせしてたら、先生の画面にちっちゃい女の子が登場して、集めたどんぐりを見せにきたのを思い出し、ほっこりしながら寝る。娘さんなのか孫なのか聞くの忘れた
19.11.2024 19:18 — 👍 52 🔁 3 💬 0 📌 0バスの隣の席の野郎のワイヤレスイヤホンから漏れるシャカシャカ音に合わせて首を振ってると、スッと席を立って吊り革握ってる
22.11.2024 08:58 — 👍 18 🔁 2 💬 0 📌 0よし、断固ココアを飲むぞ。
19.11.2024 00:20 — 👍 31 🔁 1 💬 0 📌 0今季はじめての晩秋らしい冷え込み。カーテン越しの朝日。ぬくぬくした寝床から立ち去りがたく布団のなかでスマホを手にしたら谷川俊太郎が、あなたがあれほど愛した世界から立ち去っていた。『ピーナッツ』の仕事は僕の魂に刷り込まれています。お疲れ様でした。本当にありがとうございました。
18.11.2024 23:48 — 👍 77 🔁 16 💬 0 📌 0かつて東海道新幹線の車窓から見えた「ナゴヤ球場」のネオン看板、クセがつよい感だけは記憶に残っているが、どんな書体だったか思い出せず、Google画像検索
10.08.2024 04:15 — 👍 6 🔁 3 💬 0 📌 0晴れの舞台でも言うべきことは言う。かくあらねば。
16.11.2024 12:11 — 👍 57 🔁 11 💬 0 📌 0宮崎駿監督「日本人は忘れるな」 戦時の比市民殺害、授賞式で言及 #47NEWS www.47news.jp/11777402.html
さすが!