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しゅにっつぇる(和名:揚げたビーフ)

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ウィーンの揚げたビーフです。 分室を作ってみました。 こちらでは考察などの文章を中心に上げていこうと思っています。 X:@schnitzel_san

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EBPocket for iOSで串刺し検索を解き、Wadoku単独で使うと、全文検索が可能になる。…ということは、ドイツ語の単語を入れると、それが使われている日本語の単語が呼び出されるわけで、40万語彙の独和・和独辞書がオフラインで使えてしまうことに…これはGPTさんと話しても解決しなかったことを、自分で解決できたパターン。

03.11.2025 22:54 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

わたしゃイケワルオジのフォルトンと見目麗しいレーンがユイナーたちを追いかけて走るあの名シーンを早くコミックで見たいんだよ…頼むよ…

30.10.2025 22:07 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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しょっちゅうカバンの中にそのまま放り込んでいるKindleのスクリーンセーバーとして、ハンナさんとちっこい大佐とユイナーのお引越し画像を設定してみた。…ということで、察せる人は察してくだされ。

27.10.2025 22:40 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

最近『血の轍』を一気読みして、あらためて精神疾患に属する表現が漫画と親和性があるということを実感した。言語化できない・されないからこそ生じる恐怖や不安は、映像として表現するのが適している。(ちなみに鈴木マサカズの『子供を…』や、啓蒙漫画『Shrink』の精神疾患表現は、視点者の足場が常に安定しており、言語化済みと言えると思う)
ところで、押見修造作品と山岸凉子作品は同じ幹から生まれている感があるというのは、すでに誰かが指摘していることだろうか…。

20.10.2025 22:14 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

2年前に買ったYubikeyは、Yubikey 5 NFCのはずだったのだが(Amazonの購入履歴にはそうある)、OTPが入力できないことが最近わかった。Yubico Authenticatorで確認すると、これはSecurity Key NFCだと表示されている。当時はOTPが必要なかったため、気付かなかったのだ。
悔しいが仕方ないので、今度こそとYubikey 5 NFCを購入した。Yubikeyはファームウェアのアップデートができないため、このような場合は買い替えるしかないのが、なんとも…。

14.10.2025 19:12 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

De◯pLの日本語校正機能、いつの間にか実装されていると思ったら、すでに凄いレベルだ…
自分の文章を入力してみたら、めちゃくちゃ納得できる改善案を出してこられて、「自分の文章って一体なんなんだ」という気分になっちゃう程度に、すごい。

08.10.2025 21:12 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

EU圏内用のユニクロサイトから服を購入したら、発送元がウィーンに近いオーストリア国内からだった。そこに倉庫があるようだ。…ということは、ユニクロウィーン店もこの先ありうる?
それはともかく、よく知られているとは思うけれどEUサイズは日本サイズよりワンサイズ上+αなので、その点は注意したほうがいい。

04.10.2025 11:36 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

このWadoku、見出し語が40万近いようなので、思いつくまま入力しても、何かしらヒットする。Wikiのようなプロジェクトなのでちょっと危なっかしい項目もあるが、基本的にドイツ語母語話者が書き手なので、検索語とその前後をつらつら眺めるだけでも、なるほど、独語ではそういう言い回しが出来るか…!と勉強になる。子供の頃、辞書を読んでいるだけでも楽しかったことを思い出す。

30.09.2025 23:32 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

とにかく諦めが悪いのが性分なので、Perlからはじめて、PythonもHomebrewからインストールして、ようやくまともに使える辞書データが出来上がった。もとのxmlダンプデータから、何重にもスクリプトで変換をかましてEpwingにしたので、(素人のやっつけなので仕方ない)途中でなんか抜け落ちてないか不安だけど…。

30.09.2025 23:32 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

独語翻訳関係者なら絶対お世話になっている「wadoku.de」。
わたしは普段からオフラインでも使えるようにサイト全体をEPWING化したデータをスマホに入れて、辞書として使っているのだが、このデータ、オフィシャルでは2012年版で更新が止まっている。幸い当時の変換スクリプトが公開されているので、最新のサイトxmlダンプを使ってEpwing用htmlに変換を試みた…が、スクリプトが古いのか、どうもうまくいかない。
Perlの勉強がてら、数時間粘ってなんとか使える程度のEpwingデータができた。こういうときにChatGPTは本当に役に立つ先生だ。最後はなんだかお互いの健闘を称え合ってた。

25.09.2025 00:33 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

じぶんの「コレジャナイ」感は、本当に求めるものへの羅針盤となる。(こともある)

12.08.2025 13:39 — 👍 3    🔁 1    💬 0    📌 0
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パリのクローディーヌ Amazon.co.jp: パリのクローディーヌ eBook : コレット, 望月芳郎: Japanese Books

以上、もとドイツ文学屋ではあるものの、フランス文学ではコレットが唯一全集(正確には「著作集」)を読み、かつ所持している作家だというわたしの本音をぶわっと書いてみた。
ちなみに『クロディーヌ』シリーズはKindle版で読める。ぜひ実際に読んでみてほしいと思う次第。
www.amazon.co.jp/dp/B00XJ0Q8LS

12.08.2025 13:37 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

こういった「偉人(?)紹介もの」の意義は、原典へのドアマット(導き)であるとわたしは思っているのだが、グッズ販売やプログラムの紹介でコレット作品の邦訳が扱われていなかったのが個人的にはとても残念だった。この作品で「ちょっと理解できないけれどすごい人がいたんだ、でも一体どんなものを書いていたんだろう」と思った人への橋渡しが、何らかの形で行われることを切に願う。

12.08.2025 13:37 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

また、コレットのパンセクシュアルな「感性」のありようを暗示する音楽モチーフに、アルゼンチンタンゴを取り入れているのも某劇場的文脈の応用に思われた。時代に厳密である必要性は全くないが(アルゼンチンタンゴのヨーロッパにおける隆盛は第一次世界大戦後)、使い古された感が強い。コレットのセクシュアリティは、現在のLGBTQの概念からはみ出るほどの奔放さがあるとわたしは思っている。だからこそ、周知の文脈以外の表現はなにかないものだろうかと…。

12.08.2025 13:37 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

彼女が書き手として産声を上げたあの時代というものも「なんとなく19世紀ってこんな感じ」の表現だった。コレットが時代の拘束からもがき出そうとしたその軛のありようがみえない。おそらく多くの観客が求めていたのがミッシーとコレットの共演だろうが、ミッシーという人の姿は、ベル・エポックのフランス芸術界の描写なしにはその意味がわからないと思うのだが(とくにプルースト、そしてヴィリーの両性愛傾向)そのあたりの説明をことごとく省き、ヅ◯的文脈を観客が読み取ることで良しとしてしまっていたのは残念だ。

12.08.2025 13:37 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

とにかく、コレットは日本では本当に知られていない。それを思い知らされた。だから、現代の一般的な日本人女性が「自分を貫くという点では共感できるけれど、なんだかすごすぎて無理だわ」という感想を抱くあたりで着地せざるを得なかったのだろう。それが「こんな人がいたんだよ」と早口で面白おかしく語るスタイルだ。

12.08.2025 13:37 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

Xのフォロワーさんの投稿から知り、突発的に観に行ったオリジナルミュージカル『コレット』。基本的には2018年版の映画からのアダプテーションのようだが、(1991年版の映画の影響はあまり感じなかった)個人的には去年の『ゴーストアンドレディ』で感じたのと同様、現在の日本のメジャーエンターテイメントが利益を出すための「枠」のありようを見せつけられたと感じた。そんなわけで思いつくまま書いてみる。

12.08.2025 13:37 — 👍 5    🔁 0    💬 1    📌 0

そして、この「下のものから上の者への脅迫」は、軍という上下関係構造の根幹を揺るがすものとなりうる。
…というところで残念ながら時間切れとなって、サプライズゲストのアイスマイヤー夫夫とのトークとなったのだが、通常のHGM講演より小規模な聴衆のうち、年配の男性が複数、トークの開始と同時に会場をこれみよがしに立ち去ったのには、なんとも言えない消化不良感がのこった。やはり、同性愛と軍というテーマに対するタブー感は、この国においてでさえ、まだ大きいようだ。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

ここで、「ホリンカがレードルを脅迫していたのではないか」とヤロスラフ・クンツが回想録で書いていたというエピソードが登場。ん?"Da wir in Österreich dienten ..."(1921)のことだな、と謎の反応をする聴衆一名。でもクンツ、わかっていると言うか、いい線ついてると思う。

30.06.2025 21:44 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0

この問題の裏面は、上下関係の下のものから行われる脅迫である。講演者は一般兵から将校に宛てられた「脅迫状」の実例を読み上げたが、その洗練された文面はもはや職人技だった。(実際「職人」なのだろうが)
とにかく、事情を知らなければ脅迫状とは思えないように、つまり、訴えることが出来ないような文面が続き、そして「わたしを援助してくれないでしょうか」と脅迫額を伝える。「身に覚えのある」将校の血の気が引くのが想像できる。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

ヤンクとバイヤーは直訴そのものではなく、無断で駐屯地を離れたことにより海軍軍事裁判にかけられることになったが、この直訴状の内容は議会でなんども取り沙汰されることとなった。つまり、シュナイダーが書いた「不均衡・あるいは上下関係が確立した環境における性的暴力の蔓延」は、墺洪軍においても同様に存在したということだ。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
1907年9月24日 クローネン第一面。ウィーン出身の水兵ヤンクとバイヤーが、マリアヒルファー通りで皇帝に直訴状を渡そうとする。

1907年9月24日 クローネン第一面。ウィーン出身の水兵ヤンクとバイヤーが、マリアヒルファー通りで皇帝に直訴状を渡そうとする。

もう一つのケーススタディは、1907年9月に起こった水兵による皇帝直訴事件。ヤンクとバイヤーという二人の水兵が、駐屯する軍港ポーラから無断でウィーンに戻り(二人はウィーン出身だった)皇帝が車でマリアヒルファー通りを通りかかった時に、直訴状を投げ入れた。その直訴状には、彼らが複数の下級将校から「重大な道徳的犯罪」を受けたこと、そのため転属を求めている旨あったという。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

この「生まれつきの」と「後天的な」同性愛という概念の背後には、当然ながら、同時代のヒルシュフェルトが同性愛を疾病であるとして展開した反175条戦略の影響がある。疾病であるなら治療が可能だ、という論理も。
ちなみにこのボンジョバンニは「治療」のあと1913年に再び軍に入り、第一次大戦では大尉にまで昇進したという。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

ここからはケーススタディ。1906年のヨーゼフ・ボンジョバンニという兵士の場合は、同性に対する性行為によって訴えられたものの、医師によって「生得的同性愛者」と診断された。彼は法的責任能力のないものとされ、刑罰はくだされなかったが、精神病院における8ヶ月の「治療」を申し付けられたという。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

墺洪軍において1883年から1918年までに、この408-9条に基づいた軍裁判の数は296件、有罪となった兵士の数は433名だという。そのうち、自らを同性愛者だと自認していたのは12名しかいない。この違反に対する刑罰は408−9条には最長5年までの禁固刑とあるが、実態としては平均164日の禁固刑だった。ちなみに1883年から1914年までは125日、開戦後の14年からは260日と倍以上に伸びている。これは女性同様、同性愛者も性病の病源になるという「常識」のためだった。性病の感染によって前線に出られなくなる兵士の発生を防ぐというわけだ。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

これらの法規を読むときに重要なのは、現在人としての性自認や性的アイデンティティについての概念から離れ、当時の同時代人の目線を持つことだと講演者は言う。これはわたしも常々言っている通り。たとえば、この時代の同性愛者を「LGBTQ」と言ってしまうことが、いかに無意味かということだ。個人的には1852年の刑法と1855年の軍刑法の比較は、当時まさに生まれつつあった近代的同性愛の概念の形成史を知る上で良いサンプルになるのではないかと思う。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0
墺洪軍 軍刑法(1855)より

墺洪軍 軍刑法(1855)より

墺洪軍において、同性愛に対する法律上の規制は、刑法129-130条(1852)ではなく、軍刑法408-409条(1855)に相当する。内容と刑量もほぼ刑法のそれと同等だが、実は軍刑法のほうが具体的な禁止例が書かれている。自慰行為や物を対象とした性行為も罰するとある。(てか当時女性がいない軍隊の法規に、レズビアニズムを禁じるって書いてあるのはどういうこと…)

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

軍人は民間の医師に診てもらうことができないため、軍医は性病にも詳しくなければならなかった。当時の「一般常識」では、「ヴィーナスの病気」venerische- という通称が示す通り、性病は女性が病源であり(ちなみに『輪舞』は、「医師」シュニッツラーによるこの「常識」に対する明白な否定として読むこともできるだろう…閑話休題)それに起因するミソジニーもまた、男性の間では一般的なものであった。このミソジニーと軍人の同性愛にはもちろん密接なつながりがある。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

軍は男性性による一体感を強調する構造を持っているため、ある程度の性衝動があることを互いに顕示することは健全なこととして推奨された。保証金のせいで結婚できない将校は、そのため事実婚的な固定の愛人を持つものも多かった。また、駐屯地近くにおかれた娼館は、そこで働く女性の性病感染を容易に検査することが可能なため、許容された(墺洪帝国では売春自体は原則非合法だったが「女性が同意の上で自発的に」するものだという言い訳で存在し続けたのは非常にわかりやすい)。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

基本的に墺洪将校は、ご存知の通り結婚時に法外な保証金を支払うことになっているので、独身者が多かった。1907年の時点で50-70%の将校が独身だったという。中佐まで出世すればこの保証金の支払いは必要なくなるとはいえ、中佐にまでなれる人にはそれなりの後ろ盾があるはずなので、おそらく佐官になる前に保証金を支払った上で結婚しているだろうと思われる。

30.06.2025 21:44 — 👍 0    🔁 0    💬 1    📌 0

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