未熟なことは悪いことじゃないのかもと思えた 勇気出るわ
茨木のり子さんの詩を思い出す
「初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始まるのね
隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました
中略
大人になってもどぎまぎしていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子どもの悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
中略
あらゆる仕事
全てのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと…」