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高橋 良(たかはし りょう)

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山形の国語・日本語教員 歩道短歌会 ご依頼→taka6taka0⦿gmail◉com 略歴→ https://note.com/takahasiry5/n/nc38f706e2ead?sub_rt=share_b

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【昭和元年の斎藤茂吉の短歌 003】
くろき空罎(あきびん)をうづたかく積みし小路(こうぢ)のところよりわれ入りて来(き)つ
『ともしび』「家常茶飯」

〈解釈〉
黒い空きびんをうずたかく積んだ小みちのところから私は入って来た。

#短歌
#tanka
#斎藤茂吉
#昭和100年

04.01.2025 09:36 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0

【昭和元年の斎藤茂吉の短歌 002】
おのづからゆらぎつつゐる紙帳(かみがや)のなかに疲れてものをこそおもへ
『ともしび』「家常茶飯」

〈解釈〉
自然と揺らいでは止まる紙帳(しちょう)の中で疲れて物思いにふける。

#短歌
#tanka
#斎藤茂吉
#昭和100年

03.01.2025 07:18 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

【昭和元年の斎藤茂吉の短歌 001】
くれぐれにわれのいそげる砂利(ざり)みちは三月(やよひ)にちかき雨ふりて居り
『ともしび』「家常茶飯」

〈解釈〉
日暮れ方に私が急いでいる砂利道は三月に近い雨が降っている。

#短歌
#tanka
#斎藤茂吉
#昭和100年

02.01.2025 01:16 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

無名人インタビューを受けました!
記事になっています。
#無名人インタビュー
#note
note.com/unknowninter...

04.03.2024 00:39 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
新しきテーマに入りて心きほひ二匹の兎たちまち手術す
『遍歴』(1948年刊)
「ミユンヘン漫吟 其二 」(1924年作)

〈詞書〉
一月八日(火曜)、腰痛あり、兎の手術に著手す

〈解釈〉
新しい研究テーマに入って、心に激しい勢いが出てきて二羽のウサギの手術をすぐさまする。

#短歌
#tanka
#斎藤茂吉

03.03.2024 03:33 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
納豆をつくるといひて夜も起きゐる留学生の心ともしも
※ 夜=よる
『遍歴』(1948年刊)
「ミユンヘン漫吟 其二 」(1924年作)

〈詞書〉
一月六日(日曜)

〈解釈〉
「納豆をつくる」と言って、夜も寝ないで起きている留学生には心引かれるものだよ。

#短歌
#tanka
#斎藤茂吉

01.03.2024 00:07 — 👍 7    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
鼻のさきびりびりと痛くなるまでに寒きミユンヘンを友に告げむか
『遍歴』(1948年刊)
「ミユンヘン漫吟 其二 」(1924年作)

〈詞書〉
一月六日(日曜)

〈解釈〉
鼻の先がびりびりと痛くなるほどに寒いミュンヘンのことを友人に伝えようか。

#短歌
#斎藤茂吉

16.02.2024 23:23 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
小脳の研究問題もいさぎよく放棄することに心さだめつ
『遍歴』(1948年刊)
「ミユンヘン漫吟 其二 」(1924年作)

〈詞書〉
一月五日(土曜)

〈解釈〉
小脳について研究するにあたっての問題も潔く放棄することを心に決めた。

#短歌
#斎藤茂吉

15.02.2024 14:06 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
雪つもる南方墓地にシーボルトの子の墓たづねけふも吾ゆく
※ 南方墓地=なんぱうぼち、吾=わが
『遍歴』(1948年刊)
「ミユンヘン漫吟 其二 」(1924年作)

〈詞書〉
一月五日(土曜)

〈解釈〉
雪の積もっている旧南墓地にシーボルトの子どもの墓を訪ねて、今日も私はゆく。

#短歌
#斎藤茂吉

13.02.2024 21:43 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
将棋さす心のいとまおのづから出で来しことを神に忝なむ
※出=い、忝=かたじけ
『遍歴』(1948年刊)
「ミユンヘン漫吟 其二 」(1924年作)

〈詞書〉
一月二日(水曜)、教授に新年の挨拶をなし、のちは同胞三人、飯を食し将棋差してゆふぐれとなる

〈解釈〉
将棋をさす心のゆとりが自然と出て来たことを神に対してありがたく思っている。

12.02.2024 04:06 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
日本飯をけふも食ひたりおごりにはあらぬ倹約とこのごろおもふ
※ 日本飯=にほんめし
『遍歴』(1948年刊)
「ミユンヘン漫吟 其二 」(1924年作)

〈詞書〉
一月二日(水曜)、教授に新年の挨拶をなし、のちは同胞三人、飯を食し将棋差してゆふぐれとなる

〈解釈〉
日本食を今日も食べた。驕り高ぶっているのではなく、日本食を食べることが倹約であるとこのごろ思っている。

11.02.2024 11:07 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
街上に雪を掃除する人等居り急流のなかに忽ち雪棄つ
『遍歴』(1948年刊)
「ミユンヘン漫吟 其二 」(1924年作)

〈詞書〉
一月二日(水曜)、教授に新年の挨拶をなし、のちは同胞三人、飯を食し将棋差してゆふぐれとなる

〈解釈〉
街なかの路上で雪をかく人たちがいて、川の急流のなかにさっと雪を捨てている。

11.02.2024 00:53 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

今日は旧暦1月1日(旧元日)です。斎藤茂吉が生きていた時代の日本は新暦を使用していますが、故郷山形には旧暦の風習が残っていました。今でさえ名残があります。

10.02.2024 10:04 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
湯たんぽを机の下に置きながらけふの午前をしづかに籠る
『遍歴』(1948年)
「ミユンヘン漫吟 其二 」

〈詞書〉
大正十三年(西暦一九二四年)一月一日(火曜)

〈解釈〉
湯たんぽを机の下に置いたまま、今日の午前のうち静かにこもっている。

10.02.2024 09:20 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

【100年前の斎藤茂吉の短歌】
欧羅巴にわたりて第三回のこの新年を静かならしめ
『遍歴』(1948年)
「ミユンヘン漫吟 其二 」

〈詞書〉
大正十三年(西暦一九二四年)一月一日(火曜)

〈解釈〉
ヨーロッパに渡って三度目のこの新年を静かなものとしてくれ。

10.02.2024 01:45 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

無名人インタビューを知れてよかった。
note.com/unknowninter...

09.02.2024 16:18 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0

【Blueskyでの挨拶代わりの短歌】
青き鳥去れども青き空に飛ぶ白きてふてふをわれは追ひゆく/高橋 良

09.02.2024 15:48 — 👍 7    🔁 0    💬 0    📌 0

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