「内心の自由はあって欲しいけど、そこはもうお外ですな。そんなところで見たらそりゃあトラブルはおこるし、持っちゃダメな国で持っちゃったらそりゃあ大変なことになりますよね……」という立場なんですけど、でも、
「これをもって"病気だ"なんだと言うのは、違うんじゃないっスか? もし病気だとしてもけっこう層の大きな病気なんじゃないっすか?」
とも思う……そんな呟きでした。
@zzz-zzzz-zzzzz.bsky.social
右記がおもな寝床です。https://zzz-zzzz.hatenablog.com/
「内心の自由はあって欲しいけど、そこはもうお外ですな。そんなところで見たらそりゃあトラブルはおこるし、持っちゃダメな国で持っちゃったらそりゃあ大変なことになりますよね……」という立場なんですけど、でも、
「これをもって"病気だ"なんだと言うのは、違うんじゃないっスか? もし病気だとしてもけっこう層の大きな病気なんじゃないっすか?」
とも思う……そんな呟きでした。
(※1)光文社刊(2018年4月27日刊)、セス・スティーブンズ=ダヴィドウィッツ(酒井泰介訳)『誰もが嘘をついている~ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性~』kindle版20%(位置No.4896中 916)、「第3章 何がデータになるのか――驚くべき新データの世界」、失業者が検索してる意外なワード
(※2)阪急コミュニケーションズ刊(2012年2月11日刊)、オギ・オーガス&サイ・ガダム著『性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し女は「男同士」に萌えるのか』kindle版11%(位置No.7009中 739)、「第2章 熟女人気と体のパーツの子のみに関する考察」
先日のニュースは「空港や駅でフランス書院文庫が売られているのの現代版では……?」と思っちゃいますな。ヒマだとそちらを求める人が一定数いる、という。(水着グラビア位のつもりかもしれないし、それ以上かもしれない。そこは不明)
グーグルのリサーチャーが2004~11年の米国失業率とグーグル検索内容とを比べてみたところ、相関性の最も高い語句はポルノサイトで、次にスパイダーソリティアだった(※1)
全米科学財団NSFの監査員の25人以上が就業時間内に職場でポルノサイト巡りを長時間していた・証券取引委員会もペンタゴンも内部調査したら同様の問題が見つかった(※2)……
……というお話がございました。
デッキ構築カドゲ系ビデオゲームは、新たな古典『Slay the Spire』がプレイヤー先攻&敵のそのターンの行動が予告されてるシステムだから、「敵の攻撃無力化」札は強いですね(巧い人が使えばメッチャ強い)。
ただ、巡り合せで腐るターンはあるのと。『StS』 なら、強い防御札が「1回こっきり使用の廃棄」札だったり更には「不使用でも廃棄」だったりすることで腐りやすさを上げていて、楽しいバランスになってます。
後発ゲーは敵の行動予告システムを踏襲してるうえ、山札手札の概念がなかったり、使用制限がゆるかったり使用コストが低かったりするんで、「雑に持って雑に万遍なく使えて強い」みたいな印象に…。
……カドゲに限らずRPGでも、毎ターン戦士が殴って僧侶が回復してそれで済んじゃう作品はツマラン作業なわけで、単純に強そうな行動が済まなくなる展開/「じゃあどうすりゃいいのか」を導ける展開が大事になってきそうではある。
その辺の発想の転換(?)を迫られ、ぼくレベルでも気づきを得られたの、『7~モールモースの騎兵隊~』の、「毎ターンローテすれば皆どこかで回復できる陣形」で撃破できていたところを、「それだと相手も良い感じに回復できて、千日手になってしまう」敵に出くわす(=ローテを滞らせて、DPSを前線で頑張らせる……ダメージトレード思考へ辿りつかにゃならん)くらいではある……。
目次読んでるだけでもだいぶ興味をそそられるのでスゴい。
『 「攻撃の無力化」はなぜ弱いのか』とか、別章の「なぜ人はデッキを弱くするのか?」――「お得感」と実際の「得」は違う、とか。
『Slay the Spire』を「クリアできね~」て頭抱えつつも楽しんでるのに、『StS』ライクゲーについては「俺でもクリアできて嬉しいが……これでいいのか?」と漠然と物足りなくなる不思議。その不思議の原因が、ランダム性を潰す方向だったり、「強そうなやつ」をそのまま入れると実際イケたり、「漠然と攻防を積む器用貧乏」が通っちゃう難度設定だったりする所にありそうだと見ている自分にとって、得られるものがありそう
じぶんがデッキ構築カードゲー系のビデオゲームにはまっているところで、ちくま新書から元ギャザプロゲーマーのかたによる『カードゲームで本当に強くなる考え方』があした10/8に出るというタイミングの噛みあい、ありがたい……。
これが面白かったら、何かの本あさっているときに見かけたものの、平時のテンションで試し買いするには及び腰になるお値段だったVirtual Colosseumさんの同人本も買ってみたいですな。
ピーター・ワッツ氏の19年のインタビューを読んでいました。
「もっとも誇りに思う自作は何か?」
訊かれた氏は『Crysis2』のノヴェライズを挙げていて、だいぶ面白そうなのでした。
その理由を「エイリアン侵略FPSのお約束って正直アホで……」という所から語りはじめるひとが描くノヴェライズ、読んでみた過ぎる。
clarkesworldmagazine.com/watts_interv...
作戦モードの終わりで、「色んな世界とゲートでつながって、そちらからの侵攻を食い止めねばならん!」ということで提示された3種なのですが、道中もクリア後もとくに何かシナリオはなく。
バトル内容としても数Lv.上がったくらいじゃ作戦モードで育てたものからあんまり代わり映えがなく……。
「作戦モードをクリアまで進めたのは、なんだかんだTRPG的なテキスト(の新しいやつ)とか、マップの見た目の面白さとかのおかげで、その辺の(新味が)なくなったモードはツラいな……」
という感想。
『ゴーディアン・クエスト』プレイ日記
作戦モード(ストーリーモード)をクリア後、そのまま拠点を引き継いでヌルッと始まったアドベンチャーモード3編を、それぞれ1回ずつクリア。
「大渦の門」(=より『Slay the Spire』ライクなもの。長い)と、「底知れぬ深淵」(=手ごわいやつ)、「科学師の実験」 (=ソロで連戦する闘技場的なやつ。サックリ終わる)の3つ。
Lv.50後半の自パーティに対し、難度設定はLv.100とかまであるけれども、「無間地獄・賽の河原で石積みでは……」とおそれたので、これで終了とします。
小川氏は先述コラムで、たとえ外道でも寄り道・脱線でも書き間違いでも「正解」にしてしまえるところが人間の本領である……ってかんじのお話をされておりました。
天沢氏や伊坂氏のケミストリー論を聞いていて思うのは、
「たしかに一行見出し・パワーワードの強さに惹かれてしまうのはれっきとしてあるワケですが、ほんとうにそれだけなのかな? "組み合わせの妙"だけでなく、"その組み合わせをいかにして成立させたか、繋ぎの妙"、そこもまた気にしながら見ていきたいな」
ということなのでした。
『文藝春秋'24 3月号』曰く、小川氏は生成AIに危機感を今のところは感じていないと云います。当時のAIがショボかったからではなく、能力が上がっても関係ないと。なぜか?
"僕が小説家として重要視しているのは、能力不足によって書いてしまった部分をどのようにして本筋に活かすか、ということである。無駄な文章とはつまり僕が一人の人間であるがゆえに発生してしまったバグのようなもので、逆に言えばそのバグは僕という人間がいなければ生まれることがなかったはずの文章だ。"
文藝春秋社刊(2024年2月9日電子版発行)、『文藝春秋 2024年3月号』kindle版28%(位置No.8723中 2359)
ある種のバズり目的の引用や合体にしても、その人のセンスや積み重ねてきたものが反映されるわけですし、最終的にオモロく仕上がったりフォロワーを獲得したりする可能性はあるにせよ、とりあえず一歩目は王道じゃないハズ。
天沢氏は著作「ドストピア」の参照元として、自分の地域で流行っていた遊び"タオリング"を挙げていますし、アイデア詰め込み型の書き方を「お焚き上げ」 (読者に喜んでもらう半分、もう半分は)「個人的な儀式」p.23と言っています。バズ目的だけではそうはならないハズ。
ここで思い出すのが、《文藝春秋》2024年3月号掲載の小川哲氏によるAIと創作にかんする論考のこと。
{ 『シュールレアリズムの詩には、日常の世界で近い関係にあるものを離し、遠い関係にあるものを結びつける、という方法があるそうなんですが、例えば"石と薔薇"とか"動物園とエンジン"などのように、遠いイメージのもの同士をぶつけて意外性を演出することを、僕はどこかで意識しているのかもしれません。僕のなかでは、「書店」と「モデルガン」と「強盗」は、けっこう"近い"もので、そこに、「ボブ・ディラン」という"遠そうな"ものをくっつけるのが、僕の好きなバランスなんですよね。』
幻冬舎刊、『ミステリーの書き方』kindle版57%(位置No.7924中 4474) 伊坂幸太郎氏のコラムより}
『WORKBOOK123』p.22で天沢時生さんが、
「SFを執筆する際も、必ずしもSF作品から着想を得るとは限りません。むしろ、SFとはかけ離れた分野から要素を持ち込んでSFとして再構築する方が、他作品との住み分けがしやすく、独自性を打ち出しやすいと考えています。
一見食い合わせの悪いもの同士を組み合わせたときに生まれる、予期せぬ化学反応がねらいです」
と言っていて、更に「例えばアンソロジーの中でどうすれば目立つかを考えた結果かも」と続けます。『ミステリーの書き方』で伊坂幸太郎さんが述べた「書き出しの掴み方」に近いお話ですが……どちらも、それだけではないんじゃないか? と最近思います。
本家『Slay the Spire』がカードゲーでありつつも、ゲーム世界内で本当にカードを買ったり並べたりしているかよく分からないところを(※)、『StS』ライクゲーは、背嚢だったりダイスだったり『BB』なら魔本であったり、カード・デッキを各作独自に設定していて、それらをその世界内でマジで振るっている建て付けとなっているのがちょっと面白い気がします。
(まんまカードだと『StS』でいいじゃん、になるから?)
(※いや、商人とのやり取りではカードを指差したり何だりしているワケですが、そうなってくるとカードって何、バトル画面の人とカードが別レイヤで並ぶアレは何、という話になってくる)
『Black Book』は(たぶん『Slay the Spire』ライクな)カードゲーなんだけど、カードは"魔本に記されたザゴヴォル(スラヴ土着/キリスト教に吸収された呪い)"のページという肉付けとなっていて。
ゲーム内百科全書曰く「序・律・鍵」から成るザゴヴォルに、合わせる形で律ページ・鍵ページという2種が設定されて、ゲームルールもまたここに合わせるかたちで、1ターンに読めるページは律からn枚、鍵から1枚と制限されている。
教会からは体力回復や装備・薬草購入だけが行なえて、ザコヴォルについては魔物を倒すか地方を転々とする羊皮紙売りから買うかする必要がある、という仕組みで雰囲気タップリ
ミクロSDを吸い出ししたので、『Black Book』プレイ呟きにスクショを追記しました。
正解したら経験値50ぽっちを貰えるだけのシンプルな二択に答えるために、ゲーム内百科全書の、340字あるロシア民家の「赤い隅(ボイニーツァ)」コラムを読むの、やっぱりオモロいですよ。
(赤い隅とは、部屋の角の上のほうに設けられたちょっとしたスペースで、ふるくは祖先の像・キリスト教伝来以後はイコンを置く、日本の神棚みてぇなヤツらしい)
zzz_zzzzはその後、もっと大部の「梁」コラムに出会いました。(こっちはもう語りたいだけ感があり、ゲーム内クイズのヒントの役割さえ無い)
Morteshka(ディベロッパー)、HypeTrain Digital(パブリッシャー)『Black Book』ゲーム画面。 クシェヴァ村の民家にて、住民にして旧知の仲である女アクシーニャの助けに応える主人公ヴァシリーサ。 なぜか室内は荒らされたのか? 魔女ヴァシリーサは「きっと悪魔(チョルト)のせいだろう」と考えるものの、その原因が思いつかない。 「お茶をしていたら、チョルトが家に入り込んだ。でも、そもそもどうして魔物が現れたりしたのかしら?」と自問し、プレイヤーへ2択の選択肢を提示する。 「1.十字を切り忘れた」 「2.窓を閉め忘れた」
Morteshka(ディベロッパー)、HypeTrain Digital(パブリッシャー)『Black Book』ゲーム画面。 ゲームを進めているうちに項目が増えていき、プレイ中いつでも参照できるゲーム内百科全書、「用語集」。その「用語集」の一項、「赤い隅」をひらいたゲーム画面。 ゲームにおいて「赤い隅」の情報は、主人公ヴァシリーサの友アクシーニャの悩みを解決するためのヒントとなるけど、ヒントにしてはあまりにも長文のトリビアである。 以下が全文。 "家庭内で中心的な役割を果たしている暖炉が重要であるのと似て、イズバの中で一番重要で神秘に満ちた場所、それが赤い隅である。この隅はイズバの右手側、玄関の向かいにあるのが通例だが、ロシア北部の伝統では位置が異なる場合もある。かつてはこの隅に祖先の像が置かれていた事が多かったが、キリスト教の伝来以降は聖人のイコンがそれに取って代わった。赤い隅は別名を「ボイニーツァ」というが、これは「神の場所」という意味であり、常に小さなイコンのランプが置かれていた。 祝日には家長がこの隅に座り、ごちそうの監督をした。また家長の葬儀の際には、遺体の頭が赤い隅の下に来るようにテーブルに置かれた。来訪者のイズバに入る時には、赤い隅にイコンが置かれていなくてもそちらを見ながら十字を切るのが慣例である。"
04.10.2025 13:51 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0……『Black Book』のやたら細かく長いロアと、ロアをもとにしたクイズは、まじのスラヴ魔女を育成する勢いに感じられ、「 『America's Army』の座学もこんな感じなのだろうか……?」と思ったり。
03.10.2025 22:36 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0「お茶をしていたら、チョルトが家に入り込んだ。でも、そもそもどうして魔物が現れたりしたのかしら?」
1.十字を切り忘れた 2.窓を閉め忘れた
……こんな感じの二択で、まじで知らないと(ロアをちゃんと読まないと)解けません。正解したらゲームに活きるポイントがもらえます。
アメリカ陸軍謹製FPS『America's Army』で衛生兵ジョブに就くためには、トリアージやら止血やら陸軍で教える救護知識に近いものをゲーム内で実際に学び、合格しないと成れない。その知識はただの『AA』プレイヤーを、指2本切断レベルの自動車事故被害者を救うレベルで活きると聞きますが……
デッキ構築ゲー『Black Book』プレイ日記1004(土)
初回プレイで脚注用語解説の充実っぷりに驚きました、ちゃんとゲームに活きてきて更にビックリ。
魔女になった主人公のもとへ色々な頼みが寄せられるので、プレイヤーはさまざま対応します。「嫌なあいつに呪いをかけてくれ」と言う人には「かける・断る・逆にこいつに呪いをかける」の3択が取れます。
なかにはお悩み相談を寄せてくるひともおり、「これこれこういう不思議があったんだ」という報告を受けてプレイヤーは回答を出すのですが、これは正解が一義に定まったクイズです。
問題の論拠はどこか? ……道中仕入れた長文のゲーム内ロアにあるのでした。
ヤマダ《秘密基地》、他企業・他自治体の失敗例(アドレス明け渡してポルノかオンラインカジノかに乗っ取られる)がひどすぎるせいで、
「俺が疑っているとおり、たとえ本当に生成AIがテケトー書き散らした記事を毎日1つUPしているんだとしても、自社のヤマダゲームに誘導するだけの地産地消だから良いんじゃないか……?」
と相対的にマシである気がしていましたが。
"20年blogをやってきたダブルフリーセルのプロ(無署名)"、"数字パズル世界大会に2020~25年の間で3回出場した猛者(無署名)"などが寄稿している大風呂敷を見るにつれ、
「……これはこれで大丈夫か?」
の気持ちが強くなってきました。
……「It is a truth universally acknowledged, that every interstellar colony in search of good fortune must be in need of a banker.(宇宙の誰もが認める真理のひとつに、このようなものがある。たっぷり財産を求めている星間コロニーならどこだって、銀行員が必要に違いないというのだ)」
ともじった一節があるらしいチャールズ・ストロス『Neptune’s Brood』(2013 未訳・未読)は、universallyの読み替えでえらく遠いところまで行っていて、美しい気がしますな
『高慢と偏見』にゾンビやカンフーを混ぜ込むマッシュアップ『高慢と偏見とゾンビ』(2009)が一時期流行りましたが、
「It is a truth universally acknowledged, that a single man in possession of a good fortune, must be in want of a wife.(世の中の誰もが認める真理のひとつに、このようなものがある。たっぷり財産のある独身の男性なら、結婚相手が必要に違いないというのだ)」
を……
企画に先がけて事前取材をおおなって、それをちゃんと企画まえに本にして通販流通させているってだけでスゴすぎる……(と、日記以外の更新がとまっている弊blogを見ながら思う)
22.09.2025 00:41 — 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0 もう京フェスの時期なんですね。
大部屋企画の中継配信をやってくれてたり、事前インタビュー本を電書アリで取り扱ってくれてたり……と、ぼくみたいな現地不参加勢にとっても非常にありがたいイベント。
学生サークルというメンバーの毎年変わる体制のなか、長時間のオフラインイベントを回すだけでもすごいのに、オンライン配信までしてくれて、観た配信では毎度(Zoom系初利用となる)一部聴者の技術サポートもこなす姿をお見かけするので、本当にエラいかたがただなぁと思います。ありがたやありがたや……。
早川版『百年文通』、紙オンリーなんすな。
20.09.2025 17:08 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0『ダレカレ』、ほうぼうで話題だな……やらねばな……でも新作だから、富豪たちと違ってナカナカなぁ……ともじもじしていたら、家庭用ゲーム機でもプレイできて、定価¥600なのか。リーズナブルで嬉しすぎますな。
19.09.2025 23:56 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0