確かに🤔手術した頃はまだ赤ちゃんのお顔でしたね
そんなに急いで年を取らないでねあんこちゃん🥲
@soyo2.bsky.social
本と犬とパンと珈琲とF1が大好きです
確かに🤔手術した頃はまだ赤ちゃんのお顔でしたね
そんなに急いで年を取らないでねあんこちゃん🥲
二冊に共通するのは
・二人とも留学せず通訳、講師にまでなった
・言葉ができたからって仲良くなれるわけじゃないよ
・必要なのはものすごい努力と膨大な時間と補って余りある愛
長澤さんが人に「この言語に向いていたんですね」と言われたと書いているけど、とんでもない、信じられないほど努力したからですよ
上は解説も務めた黒田龍之助さんが紹介していてずっと読みたかった一冊、というわけで最近読んだわけではないけど黒田さんのロシア語猛勉強話「ロシア語だけの青春」も併せて紹介したいです(挙手)
語学勉強の楽しさの伝道師・黒田さんの原点は、かつて代々木に存在したミール・ロシア語研究所で過ごした日々だった
すべての熱をロシア語に捧げ、ソ連はロシアになり、自身は教える側になっていた机の上の青春時代
ここまで夢中になれると羨ましいとさえ感じるし、ここまで愛せないと手に入れられなかったのだとも思う
読後爽快感すら覚えた これもまたひとつの青春だ!
#読書メモ
最近読んだ本
台所から北京が見える/長澤信子
いつか終わる子育てをよすがにするのではなく、ひとりの人間としての生きがいが欲しい、いつか大きな夢へ繋がる生きがいが…36歳で中国語の勉強を始めた著者が、通訳になるまでの猛勉強の日々
理路整然とした少し武骨でまっすぐな文章が気持ちいい
勉強を始めた頃は日中国交正常化前、やがて身に着けた語学を本当に役立てる日が来た件は胸が熱い
重要なのは、ただ言葉だけを手に入れても意味がない、語学はその言語を生んだ文化・背景を理解してこそということ
いまの日中間を見て長澤さんならどう思うだろう
いまだからこそ読みたかった本
#読書メモ
没後にまとめられたエッセイ集と全集から再編したアンソロジーなのでご注意
「神宮外苑の朝」は星新一、沢木耕太郎、倉本聰に井上陽水、吉田拓郎と一晩で遭遇するには豪華すぎる顔ぶれ
夜の銀座のキラキラと、ひとり静かに思い更ける時間との落差が心地よい
しかし色川さん視点だとムツゴロウさんてほんとクレイジーよな(好き)
最近読んだ本
いずれ我が身も/色川武大
病気の苦しみ、夫婦関係、家に出入りする若い子たちや作家との屈託ない付き合い、死んでいく友だち…
晩年のエッセイ集と謳っているが、もちろんご本人はもうじき死ぬなんて思っていない
長生きはしないだろうなと思いつつ、70代、80代の自分に思いを馳せる(実際には60歳で亡くなった)
普段の生活を語る地の文が好きすぎて読んでしまったけど、これは色川作品を一通り読んでからの方が深く味わえるはず
人知れず自殺を考え、反面で老後の自分も想像する
飄々としてみせても実は苦しい、だからせめておいしいものでも食べようよ、そんな声が聴こえてきそうな一冊
#読書メモ
ゴールディングの「蠅の王」、読み終わった
えーすごいなにこれすごい こんな完璧な小説なかなかないんだけど
めちゃくちゃに興奮してて語彙どこ行った なぜ今まで読まなんだ
寝 れ な い !
覚えておきます!プー子ちゃん、冬毛が狐さんみたい…モフモフ🤭本格的に冬が来るまでは頭痛との戦いですね、暖かくしてお大事にどうぞ🙇
28.11.2025 03:52 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0復刻時は検印制度廃止後なので、さすがに奥付はこんな感じ
どんな検印だったか気になるな
眠れない夜に本の話しちゃう
三重吉さんとのファーストコンタクトは漱石の弟子とか全く知らず、古書店で買ったぽるぷ出版の復刻シリーズ(漫画「本なら売るほど」でジョージさんが熱弁していた、明治~大正ごろの名著を発行時のデザインそのままに1970年代に復刻したもの)
すごいのが、変体仮名や崩し字もそのままだし「當世少年氣質」に至っては和綴じなのです…小川未明は飾ってもかわいいと思う
書籍オタクをターゲットにした何ともバブリーな本たち、古本としては年若いので廉価で手に入りやすい
けっこう前に古書店で買って積んでおいた鈴木三重吉を読書中
「おっ三重吉さんじゃーん」って軽いテンションで買ってしまったけど、よく見たら我が家の本の中で一番古い大正元年生まれでらっしゃった(手持ちの古書は昭和二十~三十年くらいの発行がほとんど)
検印が直押しだ!けど、霞んでる…
いただきものしちゃったのでありがたく今月の読書のお供にしやす
豊島屋の鳩サブレ―とキーホルダー(鎌倉本店行ったんだね)、泉屋東京店のクッキー缶
きょうびアンゼリカの載ったクッキー珍しいね!?昔からのお菓子らしい強く甘い匂いだけど、ひとつつまんだ感じでは意外に素朴で焼き菓子らしい香ばしさと歯ごたえ
#読書のお供
戦争に関する本を読んでその傷を幻想文学で癒す、みたいなサイクルが出来上がってる
22.11.2025 01:11 — 👍 6 🔁 0 💬 0 📌 0どちらも読むまでずいぶん回り道したけど、読みやすくてだからこそ一語一句、とてもよく染み込んだ 双方200頁程度とは思えない濃度
ここまでの精神状態、生への執着を書けた大岡昇平の実体験を思うと気が遠くなる
遠藤周作は実際に起きた非人道的な事件を、心理を巧みに描いて身近なところへ降ろしてくれた
どちらもフィクションだがこれが現実だった人の存在は容易に想像できる、痛みがひどい
最近読んだ本
野火/大岡昇平
海と毒薬/遠藤周作
神は我々が信じてやらなければ存在し得ないほど弱い存在である(野火より)
「野火」はレイテ島を彷徨った日本兵の、「海と毒薬」は捕虜の生体解剖に立ち会ったある医師の生き地獄
成す術ない人間が縋りつく対象として作り上げたもの、人間らしく生きるための原始の法律こそが「神」なのだと思う
いずれの主人公も意思をへし折られ尊厳を踏み潰され、それでも一線を越えないよう自分の中の「神」を守ろうとする
現実がそれを許さなかった時、ふたりは二度と戻れないほど壊れてしまう
人間性を守る最後の砦は脆い虚構にすぎないのか、神の存在と人間の在り方を問う二冊
#読書メモ
かわいいです〜🥰手編みとは思えぬ仕上がりで…!すごい!
21.11.2025 08:55 — 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0鞄に今日から読み始める新しい本が入ってるだけでなんていい気分
生きているとままならないことだらけだけど、大丈夫、我々には本がある
いま寝る前にちまちま小川洋子さんの続・遠慮深いうたた寝を読んでいて、毎度のことながら小川さんの読んだ本が読みたくて堪らない…んだけど、それがいつも大体二十年くらい前に発行された微妙に手に入りにくい本
新刊は手に入らない、古書までいかない、けどブックオフにもない、みたいな まいったねぇ
読んでいる間、頭の中でDaydream Believerのこの部分がくるくる流れてた 後半までは…
Oh, and our good times starts and end
Without dollar one to spend.
But how much, baby, do we really need.
www.youtube.com/watch?v=xvqe...
主人公コランの友人シックがびっくりするくらい駄目なやつなんだけど、ある人の本が欲しすぎて破滅していくところがなんか他人事とは思えないというか自分の近縁種じゃね?という疑念が拭えない ぐぬぬ
16.11.2025 09:53 — 👍 4 🔁 0 💬 1 📌 0最近読んだ本
日々の泡/ボリス・ヴィアン(曾根元吉 訳)
若き恋人たちの幸福と悲愴溢れる唯一無二の幻想小説
山口小夜子さんが好きな本に挙げていて気になった一冊
愛の形を具現化したらきっとこんな世界
前半はとてもポップでキュート、中盤は浮かれつつも現実が顔をのぞかせ、そして後半、不幸がふたりを襲いまさかの結末を迎える
コミカルさと文学然とした夢幻が混ざりあうまさに泡のような日々に、しれっと残酷さが注がれ暗転してから夢中で読み終えてしまった
希望に満ちた無敵の明るさからの強烈なビンタ、びっくりだよ
#読書メモ
雨みたいな勢いで雪降ってる
根雪になりそうだな
もっというなら幽霊否定派へ「幽霊見たっていう人を嘘つき呼ばわりするなよ」という本でもあるね
10.11.2025 11:35 — 👍 5 🔁 0 💬 0 📌 0幽霊なんて絶対にいない!という話ではなくて、あくまでも現実的な可能性を排除して「あれは絶対幽霊」と決めつけるのはいただけないよ、というスタイル
例えば遠藤周作と三浦朱門が一緒に体験した奇怪な体験が挙げられているんだけど、原理は説明できても同時に辻褄の合う幻覚を見たことへの説明はついていない
そして色川武大さんが患っていたナルコレプシーって本当に大変なんだな…と愕然とした
最近読んだ本
幽霊の脳科学/古谷博和
※本書は幽霊を科学的に解明して駆逐してしまうことが目的ではありません
丸善公式さんが紹介していて面白そうだったので
脳神経科医の視点から、実在するかのような幻=幽霊を見ることは誰しも余裕であるぜという解説本
今野圓輔が「日本怪談集」で怪談を蒐集した際に感じた共通点の指摘がすでに鋭い
特に幽霊を見る人は何度でも見る、という点について所謂「親も自分も霊感がある」ことが脳の機能と関連する遺伝と考えれば、腑に落ちる
現代では大多数ができることをできない人は病気と定義されるけど、もっとうんと遡ればできないことが普通だったんだよ、という話も良かった
#読書メモ
カヴァンもそうだし、山尾悠子さんや一條次郎さんを読んだときの、???ってなっても戻らず分からないままに先へ先へと目が連れていかれる感じ、嫌いじゃない…
08.11.2025 11:18 — 👍 9 🔁 0 💬 0 📌 0アンナ・カヴァン、初見のつもりだったけど、読んでいるうちにこの不条理な感じ、まさか…と思ったらすでに読了済みのアンソロジー「居心地の悪い部屋/岸本佐知子編訳」にも作品が収録されていて、あー、あの話ね!って読みなおしたのが今朝(写真後ろ側の本)
こちらは何だか気味が悪いような不穏な話が好きで、海外作品どっから手を付けたら…という方にお勧め、タイトルが秀逸でまさに居心地が悪くなるような短編を集めた一冊
最近読んだ本
氷/アンナ・カヴァン(山田和子 訳)
氷がすべてを飲み込もうとする中、愛する少女を追って「私」は暴力と退廃に満ちた世界を渡ってゆく
極力前情報なく読みたかったので序文はすっ飛ばし
物語は「私」とアルビノの少女、権力者・長官の三人の近づいたり遠ざかったりする不思議な関係によって進む
本筋と主人公の妄想に境界がなく、目まぐるしく世界そのものが変身し続けていくような展開が幻想的
こちらの目を回させたまま押し流していく勢いがあって、立ち止まる暇なく自分でも意外なほど早く読了
殺伐として不穏なのに、荒廃していく風景の描写とすべてをあきらめた真っ白な静けさが美しい終末世界
#読書メモ
足元びしゃびしゃ
こんな寒い日にぴったりの本を読み終えたので後ほど
朝起きたら積もってた
07.11.2025 23:44 — 👍 6 🔁 0 💬 0 📌 0