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一夜文庫

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寝る前に本を読むのが好きな本&本屋好き。祖師ヶ谷大蔵BOOKSHOP TRAVELLERで棚を借りたり一箱古本市に出たり。告知&読書記録&散歩記録。本と夜と日常。noteはhttps://note.com/ichiya_bunko (投稿内容は大体Xと同じ) https://x.com/ichiya_bunko?t=CSbAB1h2f2SWFcV5U-694Q&s=09

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Mother’s Little Helper(3)  主演映画第二作の撮影もこの頃にはじまった。表紙に『きみを抱きしめる腕八本』と刷られた脚本がMはお気に召さぬご様子だった。R発案による仮題から着想したと思しきカルト教団の設定がヒンドゥーの神々に失礼だというのだ。あんた孫 […]

 主演映画第二作の撮影もこの頃にはじまった。表紙に『きみを抱きしめる腕八本』と刷られた脚本がMはお気に召さぬご様子だった。R発案による仮題から着想したと思しきカルト教団の設定がヒンドゥーの神々に失礼だというのだ。あんた孫 […]

29.10.2025 12:00 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0
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吉田篤弘『十字路の探偵』(春陽堂書店)を読んだ。いつの話とは書かれていないのですが、どことなく懐かしい雰囲気。放課後の図書館で読んだ探偵モノみたい。「もう、誰ひとり死なせない」と宣言してしまった探偵が事件が起こる前に謎を解きます。殺人が起こらないので静かで淡々としている。最後に「希望」があるところがよかった。

28.10.2025 01:21 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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【2025年11月の出店予定】
11/2(日)いちかわのほほん古本市
(市川市中央図書館にて)
11/9(日)雑司ヶ谷鬼子母神通りみちくさ市

東京・祖師ヶ谷大蔵 BOOKSHOP TRAVELLERと大阪・千林商店街 希望をつむぐ本屋さんの間借り棚にもオススメ本がたくさんあります!よろしくお願いいたします!

27.10.2025 02:15 — 👍 0    🔁 1    💬 0    📌 0

そんな父ちゃんだからこそ、子のタロとフラットなよい関係ができていて、そこが面白いのです。

また、父ちゃんの知り合いの登場人物達は離婚してたり嫁が来なかったりと境遇がいろいろで、そんないろいろな人々とのタロのやり取りが可笑しくも優しい。

26.10.2025 02:02 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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戌井昭人『おにたろかっぱ』(中央公論新社)を読んだ。

この小説はガチで子にミルクを飲ませオムツを換えていたおじさんでないと書けないでしょう。そして三歳児と愉快な父ちゃんの話でありながら、独身子なしダメおばさんの私が読んでも肩身の狭い思いをすることなく、リアルなお子の面白さを楽しめる。

父ちゃんは元々父親になる気はなかったけど縁あって結婚し父になり、仕事がヒマでガッツリ育児をし、自分のおっちょこちょいや父親としてダメな部分を自覚しているわけですが、このダメな部分を自分でちゃんと分かっている。けどなかなかしっかりできなくて後で反省したりしている。

26.10.2025 02:02 — 👍 1    🔁 0    💬 1    📌 0
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Mother’s Little Helper(2)  そのあとはチャーター機会社の社長兼操縦士がミズーリ州オザーク山に所有する牧場で、数日間のんびりした。大都会ロンドンでは洗練された上流階級や気鋭の芸術家との社交を満喫していたPは、田舎暮らしもまたいいもんだと思ったらしい […]

 そのあとはチャーター機会社の社長兼操縦士がミズーリ州オザーク山に所有する牧場で、数日間のんびりした。大都会ロンドンでは洗練された上流階級や気鋭の芸術家との社交を満喫していたPは、田舎暮らしもまたいいもんだと思ったらしい […]

22.10.2025 12:00 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0
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Mother’s Little Helper(1)  一九六九年一月末に会社の屋上でやった公開収録で、僕らが心密かに期待したのは、警官たちに羽交い締めされて楽器から引き剥がされ、プラグを抜かれて、強制的に演奏を中止させられる結末だった。映画にふさわしい劇的な演出、いま風に […]

 一九六九年一月末に会社の屋上でやった公開収録で、僕らが心密かに期待したのは、警官たちに羽交い締めされて楽器から引き剥がされ、プラグを抜かれて、強制的に演奏を中止させられる結末だった。映画にふさわしい劇的な演出、いま風に […]

15.10.2025 12:00 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0
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積んでいたコウメ太夫の論集『絶叫』をようやく少し読めたのですが、読めば読むほどコウメ太夫とはそして芸術とは人間とは世界とは何かが分からなくなっていきます……。私には全然何言ってるのか分からない(がんばれば分かるのかもしれないけど、がんばりたくない)がすんごい奇書であることは断言できます。これコウメ太夫御本人は読んだらどう思うんだろ。

今こう……笑点で楽太郎師匠が難しい話をしたあとのこん平師匠の感じですよ。「あたしにゃあ難しいことは分かりませんけどね……」

18.10.2025 12:26 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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すっかり遅くなりましたが、千石ブックメルカード出店していました!今年も楽しかったです!九龍城砦祭りしました!

12.10.2025 10:38 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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本棚に差していた素敵な写真集をカバンに入れてきました。『喫茶店の水』qp(左右社)
喫茶店の水だけを写真に撮り続けている。水だけでも個性があってなんとも味わいがあります。撮影にまつわるお話もしみじみする。

10.10.2025 04:53 — 👍 2    🔁 1    💬 0    📌 0
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Crippled Inside(5)  嵐は過ぎ去ったから安心しろと聞かされていたのにイメソン空港に到着した時点では雲が重く垂れ込めて夜のように暗く、地獄のような強風が吹き荒れていて、椰子の木が倒れて葉が散乱していた。四ドルから五ドルを支払った三万人のうち会 […]

 嵐は過ぎ去ったから安心しろと聞かされていたのにイメソン空港に到着した時点では雲が重く垂れ込めて夜のように暗く、地獄のような強風が吹き荒れていて、椰子の木が倒れて葉が散乱していた。四ドルから五ドルを支払った三万人のうち会 […]

08.10.2025 12:00 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0
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変な小説が読みたくなって戌井昭人『さのよいよい』(新潮社)を読む。祖母が痴呆症になるのだけど、この著者が描く老人には全然悲壮感がなくてパワフルであっけらかんとしている。祖母や家族は盆踊りの夜に火事で焼けた寺からもらったお札を気にしていて、妖しい炎のイメージが漂う。迫力あるダメ感が面白い。

07.10.2025 14:26 — 👍 0    🔁 1    💬 0    📌 0
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Crippled Inside(4)  数日前に人種暴動が起きたばかりのフィラデルフィアでは、略奪や放火の痕跡こそ僕らの目から隠されていたものの、どこもかしこも人間を分断する看板ばかりで、客席を埋め尽くす一万三千の顔すべてが白かった。遥か海を隔てた田舎の店で […]

 数日前に人種暴動が起きたばかりのフィラデルフィアでは、略奪や放火の痕跡こそ僕らの目から隠されていたものの、どこもかしこも人間を分断する看板ばかりで、客席を埋め尽くす一万三千の顔すべてが白かった。遥か海を隔てた田舎の店で […]

01.10.2025 12:00 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0
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休日。お外にでました。
いい空が撮れました。

02.10.2025 10:46 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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すっかり投稿を忘れていたのですが、昨日は横浜キノコ文庫一箱古本市でした!楽しかったです!
次回は11/22ですって!

28.09.2025 00:48 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0
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Crippled Inside(3)  シアトルでは一四七二〇人の少女が僕らにフラッシュを焚いた。最後の音を鳴らして楽器を置くなり僕らは袖へ突撃した。警察は海軍の志願者を集めて廊下に二重の列をつくった。僕らが頭を低くして駆け抜けるあいだ、軍人たちは踏ん張って […]

 シアトルでは一四七二〇人の少女が僕らにフラッシュを焚いた。最後の音を鳴らして楽器を置くなり僕らは袖へ突撃した。警察は海軍の志願者を集めて廊下に二重の列をつくった。僕らが頭を低くして駆け抜けるあいだ、軍人たちは踏ん張って […]

24.09.2025 12:00 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0
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戸越八幡神社一箱古本市はじまりました!今日はこんな感じです!16時までです

20.09.2025 03:15 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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伊藤まさこ『おやつのない人生なんて』(筑摩書房)を読む。2012年刊なので今はもうない浅草のアンヂェラスが載っていたりして懐かしい。

日常のおやつ、特別な日のおやつ、国内外の旅先で味わったおやつなど美味しさいっぱいのエッセイ。庶民の味から特別な日のごほうびまで素敵なおやつと可愛い写真がよい。

18.09.2025 04:50 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0

ザ・フーの言い表し方が絶妙。

18.09.2025 04:48 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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Crippled Inside(2)  五日後、一時的に改名していたがのちにザ・フーと名前を戻して楽器に虐待を加えるようになるグループと、ブラックプールのオペラ劇場で共演した翌日に、付き人マルEと広報担当デレクTはひと足先に米国へ発った。空港からカウパレスま […]

 五日後、一時的に改名していたがのちにザ・フーと名前を戻して楽器に虐待を加えるようになるグループと、ブラックプールのオペラ劇場で共演した翌日に、付き人マルEと広報担当デレクTはひと足先に米国へ発った。空港からカウパレスま […]

17.09.2025 12:00 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 1
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palmbooks刊の短編集『あなた』を読む。五人の作家があなたやきみや貴殿にあてて綴る物語。津村記久子/岡田利規/町田康/又吉直樹/大崎清夏という面々が斬新な短編を寄せています。

小さな可愛い本で気軽に読めますが、どの作品も全然違うベクトルでそれぞれ不思議な読み心地で印象に残る。

私は津村記久子の『六階を見習って』がいちばんよかったけど、どの作品も新しいものを読んだという感触があった。“あなた“をめぐる小説の短編集で町田康が“貴殿”にあてて書いているというのも相変わらずロックだなぁ。あとほぼどの作品も恋愛要素がなくて落ち着いた読み心地なのがよかった。

18.09.2025 04:45 — 👍 0    🔁 0    💬 0    📌 0
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王谷晶『ババヤガの夜』読んだ。暴力がヤバいとの評判でしたが、エンタメ的に誇張されているけれどこういう暴力に晒されることは形は違えど女性には経験あるんじゃないかな。女性だからというだけで自由に生きられない世界を蹴り飛ばすジェンダーの壁破壊エンタメだと思った。

16.09.2025 15:33 — 👍 0    🔁 1    💬 0    📌 0
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Philhp Arneill『TOKYO JAZZ JOINTS 消えゆく文学遺産 ジャズ喫茶を巡る』(青幻舎)をゆっくりながめました。北アイルランドの写真家が日本各地のジャズ喫茶を訪れ撮影した写真集。年月を経て音を鳴らし営業してきた店の風格に痺れる。巻末に添えられた著者が撮影した店を再訪する一文もいい。

この写真集はまずドイツで出版されて人気を博し、ついに日本語版が刊行されたとのことです。今ではジャズ喫茶文化は海外の方にも知られているそう。広く認知されるようになった一方で、やはりいずれなくなってしまうかもしれない現状がある。そんなジャズ喫茶の姿が紙媒体で記録されてよかった。

12.09.2025 00:42 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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Crippled Inside(1)  それにしてもBEはあの頃なんだってあんなに連日パーティばかりやってたんだろう。全米五〇〇館での封切りを祝う名目があったあの夜はまだしも、意図も宣伝効果も定かでない場合がしばしばだった。二面性ってことでいえば僕よりもあの […]

 それにしてもBEはあの頃なんだってあんなに連日パーティばかりやってたんだろう。全米五〇〇館での封切りを祝う名目があったあの夜はまだしも、意図も宣伝効果も定かでない場合がしばしばだった。二面性ってことでいえば僕よりもあの […]

10.09.2025 12:00 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0
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にぎやかな街の雑踏で月を見上げました。

09.09.2025 12:27 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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『美しいをさがす旅にでよう』田中真知(白水社)読み始めた。人が何を美しいと感じるかは生活環境や文化的背景により大きく異なるが、グローバリゼーションにより地域による美の違いが薄まりつつあるという導入から、西洋と日本でどんな景色が美とされてきたかが解説されていく。

廃墟やテクノスケープの流行にも話が至り、廃墟も工場も好きな私はふむふむなるほどなぁと頷きながら読んでいます。

論説文のようなエッセイのような。様々な情報も著者の旅先での経験も綴られる。まとまりがよくてするする読めます!

09.09.2025 12:26 — 👍 0    🔁 1    💬 0    📌 0
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今夜の満月と提灯です!

08.09.2025 12:21 — 👍 2    🔁 0    💬 0    📌 0
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最近食べ物の本ばっかり読んでいるなぁ。今日は『おにぎり』川越晃子(グラフィック社)

昔持ってて手放しちゃったのですが古本で再会しました。全国の特産品を使ったおにぎりレシピや、各地のおにぎり名人への取材、日本人と米にまつわる祭りや歴史、塩や梅干しや海苔についてなど盛り沢山の内容です!

07.09.2025 05:10 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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投稿するの忘れてたけど、本読んんでました。開高健が著書の中で宣伝していたので(まぁ仲間だからそりゃ褒めるよねとも思いますが)読みたくなって、佐治敬三『新洋酒天国』(文藝春秋)を古本で数百円で手に入れました。紀行文ですが様々な酒について詳しく解説されていて真面目に読むと通になれそう。

佐治敬三は東北熊襲発言というとんでもない失言をした人だそうな。ううむ。文体は普通ですが、世界各地を旅していろんなお酒を試しているので当時の体験としては珍しいとは思う。けど、普通に開高健のほうをもっと読んだほうがよかったかな。

これを読んでいたらサントリー会長辞任事件が起きたので微妙な気持ちになりました……。

06.09.2025 13:04 — 👍 1    🔁 0    💬 0    📌 0
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Anywhere I Lay My Head(5)  帰京すると——つまりこの頃にはもうすっかりロンドンが「家」になり、地元を恥ずべき後ろめたい影のように感じていたわけだけれど、我が家には解決すべき住宅事情が待っていた。僕らの会計士に相談したところ湯水のように金を使えると […]

 帰京すると——つまりこの頃にはもうすっかりロンドンが「家」になり、地元を恥ずべき後ろめたい影のように感じていたわけだけれど、我が家には解決すべき住宅事情が待っていた。僕らの会計士に相談したところ湯水のように金を使えると […]

03.09.2025 12:00 — 👍 1    🔁 1    💬 0    📌 0

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