TrippingDog

でも、子供のこととかで意識が飛ぶくらい奔走していると、哲学者氏とうまく折り合いがついてくるのが不思議と言えば不思議。

学生のためとか、研究費のためとかに頭を使いすぎると、自分の中の哲学者氏がいつの間にか死にかけていたりする。

とか言いながら、早速「首都防衛司令部」ってどんな所だろうとか、坊主頭もさぞかし美しかろうとか、脳内で余計な妄想が暴走している…。

バルトが言っていたように、回転しながらベラベラ喋り続ける言語のコマを止めて、言葉に節度を取り戻したい。これが自分が世界のためにできる唯一の善いことかもしれない。

好きなものと共に生きるだけでよかったのに、それを捕まえることを選んでしまった。哲学は病だ。

せっかく死にそうなのに流行っててみんなと同じとか最悪

空白の多い頭と断片化する思考…。

最近同世代の活躍が目覚ましく、どうにかせねばと自分の持ち札を並べては、欠けている場所をじっと眺めている。

音楽は、ポップスやロックみたいな意識覚醒系のものよりも、ブラジル音楽みたいな身体の奥底に響くやつが心地よい。

でも、中断に身構えながら考える姿勢が身についてきた気もする。というか、考えるリズムそのものが変化している気もする。咳もしぶといが、俺もしぶとい。

新型コロナ感染から1カ月。咳が治らず、喘息の診断。咳はなかなかしんどい。思考の流れが中断するし。

（それは絵文字関係なく太…何でもないです）

ありがとうー。絵文字のケーキなら太らなくていいや🍴

某snsで「日本語話者の卑劣さ」というテーマを目にして以来、自分の問題として深く胸に刺さっている。というか、刺さっていることを無視できなくなった。

おお、ありがとうございますー

自分の卑劣さに居直らないためには、引き裂かれ続けるしかないという一応の結論に達した。終わることのない結論。可哀想な僕ちゃんをすり潰せ。

まあどこかで「生産的」な何かを残さないと社会人としてはマズいんだけど。久しぶりにtripingdogしている感じはあるので、コレはコレで。

忙しいというより、自分の思考の傾向性を無理矢理別の方向に拡散させるような研究テーマを選び続けているので、頭がつねに麻痺している感じ。

マジで誕生日忘れてた。この呪われた日を忘れるとは、何と能天気なことでしょう。

ルソーが、自然状態から社会状態に堕落して、文明化が進んで人間がどんどんダメになって、最後に独裁者が現れて、不平等が極まって、結局最初の自然状態に似た状態に叩き落とされるっていう話を書いているとき、きっと彼は泣きながら、よく笑っていたことだろう。

喪失の中の陽気さ。草しか生えん。

バタイユを読み直してるんだけど、言葉なんて無意味だっていうことは言葉じゃなきゃ伝わらないし、絶望の中にしか好機は訪れないから、沈没する船に乗りながら笑ってるんだって感じがやっぱり好き。同じ船に乗っている気がするよ。

もう少しで悟ってしまいそうなので、ここら辺でうろうろする。

何かを残すということは、何も残さないで去るということでもあるんだ。そう考えると、偉大な人たちとの接点がほんのり見えてくる。

何かを書くというのは、自分を広げるのではなく、自分の一部を順番に削り取っていく作業で、言ってみれば破局的。

まあこれくらいでいいだろうと思ってまとめ始めて、最初の部分が深まって、全体を組み替えて、次の部分はいらなくなって、別の部分が必要になって…。

誰も読まない数行の言葉も。

砂に埋もれていくような、誰の目にも止まらない無数の小さな善行。夜中に台所で飲む一杯のワイン。これが人生の楽しみ方じゃないか。

大正義を振りかざせば暴力の上塗りだし、正義の複数性に閉じこもれば非力だし、両極端の間に、その場しのぎの、苦し紛れの善意を置いていくんだ。

王道を見すぎると病むし、隙間に居続けると迷子になる。両極端の間に上手にlayoverを見つけ続けていくことが大事だ。