スドー

中禅寺湖

そういえば自分も子どもの頃は、制作スタッフがどうのゲームシステムがどうのじゃなくて、「画面の向こうで生きている人」をゲームに感じていたんだよな……　いつ頃こういう感覚を失ってしまったのか

今どきのゲームは操作も物語も複雑なものが多いが、リメイク版ドラクエくらいだとわかりやすくてちょうどいい。難易度調整もできるし

小さい子といっしょにドラクエを遊んでいると、怖いモンスターが出てきたら本当に怖がるし、味方が死んだら本当に悲しむし、物語の続きが気になって「これからどうなるんだろう？」としきりに話題にするので新鮮な気持ちになれる

１２月のあいさつ「しゎーす」

「一貫性を保つために駄目なままでいる」「変節や自己批判を避けて自分と似た同じオーディエンスに向き続ける」ことに高いインセンティブがある

根が臆病だったり卑劣だったりするキャラがここぞという場面でなけなしの勇気を発揮するシーン、皆大好きだと思うんだけど（私も好きだ）、今のインターネッツだと「でもこいつ過去にこんなこと言ってたぜ」と叩くほうが盛り上がりそう

ごみ焼却施設の近くに廃熱を利用した市営浴場がある。初めて利用したのだが、利用客には刺青を背負った方々が有意に多かった。なるほど、民営の銭湯だと弾かれるからこういうところに集まるのか

人を狂わせるのは一過性の読書体験ではなく、慢性的にその文章に触れ続けることではないか

クトゥルフなどに「読むだけで発狂する文章」がよく出てくる。たとえどんな荒唐無稽な文章であっても、読むだけで人を狂わせるなんてできるはずがない。ないはずだったのだが、考えてみればSNSのエコーチェンバーは「読むだけで発狂する文章」である

「うっかり火薬庫に踏み込んでしまった高市発言」「そこに食いついてきた戦狼領事」「領事をかばわざるを得ない共産党政府」がそれぞれ悪いわけだが、落としどころはどこなんじゃろ

この「征服コストがでかすぎる」というのが現状で武力衝突に至っていない理由だが、損得勘定を度外視してでも引き金を引かざるを得なくなるシナリオがいくつかある。習近平政権も盤石ではなく、必要に迫られたら非合理な決断でもしなければならない。まさに面子の国であるから。なので、「オラついている中国を刺激するな」という話になるわけだ

中国は軍事的に台湾を圧倒しているが、海峡を越えての上陸戦は大きな被害が予想されるし、上陸した後も山々を根城にして徹底抗戦されると被害が大きい。仮に戦争に勝っても「戦争で廃墟になった都市や工場の復興コスト」「敵対的な2000万人の人民を統治し続ける治安コスト」は負担したくない。しかし国是として台湾統一を放棄することはできず、政権転覆の危機にもつながりかねない。だから「やるぞやるぞ」と威嚇しつつ手は出さない、という選択になる

古いパッケージソフトの認証管理で苦戦していた。ベンダ側としてもなんの生産性もない工程だし、そりゃみんなサブスクに移行するよなあ

弁護士側としても、「いやこれで検察官を説得するのは無理だ」「警察は告訴状を受理しない」と考えざるを得ないわけだが、相談者視点からすると「警察は犯罪だと言った！あとは書類を書いてくれればそれでいい！」とフラストレーションが溜まる回答になってしまう

最近多いと感じるのが、警察が「被害者」から相談を受けたとき、「あーそれは犯罪かもしれませんねー。でもちょっと難しそうですからまずは弁護士さんに相談しては」と受け流すパターン。そもそも犯罪ではない、証拠が足りない、面倒くさそう、でもはっきり断ってヘイトを買いたくないなどの理由でこっちに振るわけだ

弁護士として、刑事告訴したいという相談を受けたときには、あらかじめ法律構成や証拠を徹底的に固めて「さあ後は起訴するだけです、どうぞ」という状態まで整えてから警察におうかがいを立て、リソースの空き状況を見ながらしかるべきタイミングで告訴に赴くというプロセスを経ることになる

警察も、軽微かつ立件可能性の怪しげな事件については捜査することを回避することが多い。どうせ捜査しても送検後に不起訴になってしまうわけだし。限られたリソースを凶悪な事件に振り分けたいというのはわからないでもない。したがって、名誉毀損とか著作権侵害については、基本的に告訴状を受け取ってもらえないことが多い

したがって、否認していて客観証拠も緩い場合、不起訴になることが多い。境界上の案件の場合、政治的に決まることもあるけどね（今はAIがトレンドだからAI関係を起訴して実績を作りたい、的な）

起訴便宜主義といって、検察官は事件を起訴するかどうかを決められる裁量をもつ。日本の刑事裁判では99%以上の有罪率だというのはよく知られているが、逆に言えば、検察官は、それだけ確実に有罪がとれるものしか起訴しない。基本的には「自白＋ある程度の客観証拠」または「DNA鑑定などの強固な証拠」がそろっているものに限られる

千葉県袖ケ浦市 東京ドイツ村

高尾山 権現茶屋 天狗ラーメン

高尾山

逆に、刑務所だと世界地図や風景写真の差し入れ人気が高いらしい。これはわかる。出たらどこに行ってみようとか考えるもんな

差し入れ人気の高い本としては、クロスワードパズルや数独あたりだろうか。とにかく時間を持て余すし、高ストレス環境のためおそらく物語性の高いものは脳が受け付けないのでこういうものが喜ばれる

週刊少年ジャンプの差し入れを希望されることがよくあるが、アンケートはがきは切り取らなければならない。以前、編集部から当選プレゼントが警察に届いてしまったらしい

留置場に差入れ禁止のものは色々とあり、紐付きの衣類（パーカーのフード部分なと）は自殺予防のため当然ダメだし、以前はワイヤーの入ったブラジャーも禁止されているところがあった。どうやってブラジャーで自殺するのかよく分からない

拘置所には常駐の医者がいるが留置場にはいないので、アトピー持ちの人などは早く移りたいと悲鳴を上げる。薬の差し入れは当然できない

逮捕された人はまず留置場に入る。72時間後にステータスが「勾留」に変わり、拘置所に移される。留置場は警察施設だが拘置所は法務省の管轄で、拘置所のほうが設備が整っていてご飯も美味しい。調理室がある（留置場は弁当のみ）。ただ、いろんな理由で勾留中も留置場に入れ続ける運用が続いており、これが代用監獄問題というやつだ