渡り鳥

所属コミュニティが少ない上に、なかなか自己開示ができない故に友達が増えず、孤立一歩手前にいる。親友と呼べる数人の存在のおかげで踏みとどまっている。
だから、疎遠になるなんて道は考えられないのだけれど、最近リズムが合っていない事実から目を逸らしていたことに気づいた。

他者と一緒にいて心地よいと感じるためには、ある程度の鈍感さが必要。一人でいる時間が長いために、その鈍感さを磨けなくなっている気がする。
こんなに気楽で、長い間の信頼関係があって、それなのに。最近数時間一緒にいると、疲れて頭が痛くなる。早口で情熱的にたくさん話をされて、面白いんだけど強い風に晒されている気分。

唯一、家族愛ってこういうことかな、と実感させてくれたひとで、なのに私のわがまま 未熟さで酷いことをたくさんしたと思う。一人で生きる選択をしたのは、志向というより、また自分の醜さが顕わになるのを避けているからなんだろう。

夢におばあちゃんが出てくることはこれまでもあったのに、今朝の夢は一瞬の出来事だけれど、質感が違いすぎてびっくりして目が覚めた。眠っているおばあちゃんに話しかけたら目を開けてくれて、その瞬間、視線がきちっと合って、驚きで目が覚めた。最期の頃とは違う、もっと前のおばあちゃんの姿に似ていた。何年経ってもまた会いたいし謝りたいし、もっとおばあちゃんの人生の話を聞きたかった。

今日頑張ったこと
こちらの動画を見てウンベラータとフランスゴムの木の枝を曲げるために支柱を買いに行った（疲れすぎて買うことしかできず）

今日頑張ったこと
届いたTシャツを取りに行った （偉い）（可愛い）

今日は気づいたら昼寝しまったり、ぐったりして一日終わってしまった。不安症が込み上げてきそうなので、自分を宥めるために家の中を片付けて、平日の始まりに備える。
家事の単純な動きにも強い疲労感おぼえてしまう時が増えて、早めの更年期なのか昔からの自律神経失調症なのか。
緑が恋しくて、眠る前にリトル・フォレストを流しながらぼんやりする。

また日常に錨を下ろせるように、明日はゆっくり休みましょう。
あまりにも太陽と緑を浴びすぎてしまった。

ひとりで生きている時間が長すぎて、そう在りたいと思って選んだ道のはずなのに、ひとりの時間が長すぎるとチューニングが難しくなってくる
自分の心地よい音階すら見失う感じ

とりあえず、定年まで気が狂わずに働けたらok、くらいの感覚でいるが、まだあと20年程ある、その長さを考えるとやりきれない気持ち

汗だくになりながら歩き回って、頭がぼうっとしながら看板の説明書きを読んでいたら
ふと、旅ってなんだっけ 私のこれって旅なのだろうか？という感情が…

自分のままならない日常から逃避できるくらい強い刺激にまみれて、何も分からなくなりたいだけなのかも（ある種、スマホをスクロールすることと似た行為）

旅の〆 新幹線のお供

迷子になって、これが命の危険を感じる暑さか…と思いながら辿り着いた石山寺 風鈴の音色で涼んだ

背景にある宗教団体については調べるほど嫌悪感が高まるが、山に沈み込むような設計、自然を借景とした開放感、光の取り入れ方は素晴らしく、複雑な感情になりながらの訪問でした。

ずうっと気になっていた美術館へ

たそがれるのに最適な空間

出張ついでに延泊して観光。
湖がやっぱり好き。昨日は早めに解散となったので、しばらく湖畔でぼんやりしてから、30分くらい湖の周りをお散歩。
最近「めがね」を見返したので、こういう"たそがれる"時間のために働いているなぁとしみじみ。

週末見た景色。そうして帰ってきた東京は、とても不自然。ここがわたしの故郷なのに。

次、何しよう と思いながら2ヶ月が経ってしまった。5月までは新しい環境への適応期、とゆったり構えていたけれど、6月が滑るように過ぎていく

朝散歩。春がじんわり体に染み渡った。

あと一日で、三月終わり。この節目で持ち物やら習慣やら見直そうと躍起になっている。年を重ねるほど、今の延長線上で生きない決意をして行動に移すのが難しくなる。また新しいチャプターが始まるのか 最近弛んでいたからよかった という思いと、中途半端な実務経験のつぎはぎで詰まらない仕事人生だな という思いと。日本型終身雇用の罠に嵌ったまま生き延びようとしている。

いずれ忘却することも含めて、全ての感情の揺らぎは、私を鍛え、消失に向かう長い道のりを歩くための杖になるはず。

次の部署は、内情を知らないひとは"栄転"というけれど、知る人は立ち位置難しいね…と渋い顔。新しいことは知れそうなので、悔しさを押し込めて、笑顔で「勉強する良い機会だと思います」と受け答えしている。実際のところは行ってみなくてはわからない。今回の反省を活かして、できることはできる限りやる・自分の学びに貪欲に、の姿勢で。

異動が決まり、異動を希望していたのに、付随して起きた事象に心乱されて消化できず、ずっとネガティブな感情を表に出さないよう抑制にエネルギーを使っている。立つ鳥跡を濁したくない。が、上司に嫌味を言いたくなってしまったり、後任にやっかみをぶつけたくなったり。決してしないのだけれど、悔しさが消化しきれない。こんな感情になるとは！他人に原因を求めるのはナンセンスとわかっていても、なお。
環境がどうであれ、自分が頑張り切ることでしか前進できないのに。

2月はバランスを整える月にしたい。出張でダメージを負った胃腸と肌を整えて、仕事に過度な思い入れをせず、才能ある方々が生み出した美しい景色に浸る。
デジタルの受身な刺激に逃げない。

自分はこんなに大変だという気持ちや疲労感、ネガティブな感情達に執着しないようにできれば、どうせ全ては過ぎ去りゆくのだし、もっと楽に仕事に対処できるのかも（と、肉体的精神的に負荷がかかる時期が終わると思う）

非常に憂鬱で大変な仕事が終わり、一人打ち上げした最後の夜。はやく家のベッドで眠りたいー。

仕事と、会社での立ち位置について考えると気持ちが暗くなるけれど、
目の前にあるのは三連休！色々片付けて、行きたいところに行く。

お金を稼いでいるから十二分の自由があり、美しい景色を見に行ける。必要な物が買える。学びたいことを学べる。可能な限りの欲を手放せたら、こんなにお金稼ぐ必要なくて、仕事も変えられるんだけど、欲の大きさに合わせた生き方をするしかない。

社会に戻ってあっという間に一週間。金曜夜、気づいたら20時過ぎで周りに人はいなく。帰り際にお手洗いに寄ってマスクを外したら、どろっと筋肉が垂れ下がったお化けみたいな顔をしていて、歳をとると中の状態が外に現れやすくなるなぁ、と痛感する。
こんな情緒になってしまう仕事を、築き上げたものや今の待遇を優先して、ずっとやっていく…しかないんだろう。
引き返せる道も、この先の分岐点も、今は見つけられない。

さよなら、また来年