Aqu4's Avatar

Aqu4

@aqu4m.bsky.social

日記: https://sizu.me/aqu4

160 Followers  |  113 Following  |  809 Posts  |  Joined: 15.02.2024
Posts Following

Posts by Aqu4 (@aqu4m.bsky.social)

普通は未来を予言した場合、その未来が現在の我々にとって良いか悪いかを基準としてその未来を変えたり変えなかったりするわけだが、この作品は、予言された未来を変えてしまうことはその未来(に生きるはずの(可能的)存在)にとって悪いんじゃないか、というところまで踏み込みんでいるように思えた。

25.02.2026 04:53 — 👍 8    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
『第四間氷期』 安部公房 | 新潮社 現在にとって未来とは何か? 文明の行きつく先にあらわれる未来は天国か地獄か? 万能の電子頭脳に平凡な中年男の未来を予言させようとしたことに端を発して事態は急転直下、つぎつぎと意外な方向へ展開してゆき、やがて機械は人類の苛

安部公房『第四間氷期』

予言機を作った男が予言された未来に裁かれるまでの物語。前半はミステリ仕立てだけど、後半になると事態の全貌が見え始めてSF的展開が加速していく。面白い。

www.shinchosha.co.jp/book/112105/

#読書記録

25.02.2026 04:53 — 👍 15    🔁 0    💬 1    📌 0

「欠陥を持った神」の話は面白い。

22.02.2026 02:09 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
ソラリス 惑星ソラリス――この静謐なる星は意思を持った海に表面を覆われていた。惑星の謎の解明のため、ステーションに派遣された心理学者ケルヴィンは変わり果てた研究員たちを目にする。彼らにいったい何が? ケルヴィン…

スタニスワフ・レム『ソラリス』(訳:沼野充義)

評価が難しい。読んでいる最中は正直あまりピンと来なかったのだが、それでも不思議とぐんぐんページは進んで、読み終わってみればこれは確かに傑作かもしれないという感覚が残る。ホラー、ミステリー、ラブロマンスといった物語が織り込まれつつ、途中途中に挟まれるソラリス学の記述や海の奇妙で神秘的な描写も印象に残る。ただそれで結局何の話かと問われれば、それは他者との「コンタクト」を描いた作品と呼ばざるを得ないのか。

www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...

#読書記録

22.02.2026 02:08 — 👍 17    🔁 0    💬 1    📌 0
Preview
青い麦/コレット/手塚 伸一 | 集英社 ― SHUEISHA ― 美しい中年女性への憧れと清純な少女との恋…。ブルターニュの海岸へ夏のヴァカンスにやってきた少年フィル。性に目覚めた若い男女の心の揺れを描く青春小説。(解説・手塚伸一/鑑賞・田辺聖子)

コレット『青い麦』(訳:手塚伸一)

どこか一歩引いたようでありながら自然美と情感にあふれる印象的な文章。あまりに青く鮮烈な描写の数々が胸に焼きつく。物語というよりも文体に心を奪われた。

www.shueisha.co.jp/books/items/...

#読書記録

19.02.2026 08:47 — 👍 14    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
『饗宴』 プラトーン(プラトン)、森進一/訳 | 新潮社 なぜ、男は女を求め、女は男を求めるのか? 愛とは、いったい何なのか? 悲劇詩人アガトーンの第一位入賞を祝う酒席で、五人の仲間たちが愛の神エロースを讃美する即席演説を試みた。男女の肉体的な愛に始まり、最後は真打ち格のソーク

プラトン『饗宴』(訳:森進一)

緊密な構成で語られる面白い神話と哲学。楽しく読めた。特にソクラテスの話がやはり印象に残る。

www.shinchosha.co.jp/book/202702/

#読書記録

17.02.2026 00:49 — 👍 17    🔁 0    💬 0    📌 0

大阪に来ている

15.02.2026 22:13 — 👍 7    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
ミーのいない朝 :稲葉 真弓|河出書房新社 ミーのいない朝 愛猫ミーとの出逢いと別れを通し、深い絆を描いた感涙のエッセイ。初版刊行から26年を経て、海外メディアの注目が高まり世界的ベストセラーに! 不朽の名作、待望の新装版。巻末に新たなエッセイ収録。

稲葉真弓『ミーのいない朝』

先日読んだ『猫に満ちる日』のモデルとなった猫ミーについてのエッセイ。文章の節々に溢れる文学性と相まってとても充実した読書だった。面白い。

www.kawade.co.jp/np/isbn/9784...

#読書記録

14.02.2026 04:28 — 👍 10    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
『傷を愛せるか 増補新版』宮地 尚子|筑摩書房 筑摩書房『傷を愛せるか 増補新版』の書誌情報

宮地尚子『傷を愛せるか』

真摯で誠実な言葉だと思った。読んでいると心が安らぐ。

www.chikumashobo.co.jp/product/9784...

#読書記録

13.02.2026 09:30 — 👍 14    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
『猫に満ちる日』(稲葉 真弓) 製品詳細 講談社 出会ったころは掌に載るほど小さかった子猫は、二十年近い歳月を経て死が近い。老いと病で苦しむ猫を懸命に介護する「私」。 猫との日々を思い、係累や友人の死に様が脳裏をよぎることもある。夫と別れ、懸命に仕事をしながら住処を転々と移っても猫は一緒だった。 猫と暮らしつづけるため、東京中を歩き回って見つけた都心に近いマンションの一室を購入して数年後、猫の老いが始まっていた。 檻のなかに籠もるような「私」と猫...

稲葉真弓『猫に満ちる日』

老いた猫が死にゆく姿の生々しい描写と、自然と思い出される過去の淡い手触りが印象に残る。良かった。文章が好き。

www.kodansha.co.jp/book/product...

#読書記録

12.02.2026 07:09 — 👍 14    🔁 0    💬 0    📌 0

おはようございます。

03.02.2026 21:40 — 👍 8    🔁 0    💬 0    📌 0

岩波文庫
『スタインベック短篇集 長くのびた盆地』 ジョン・スタインベック/青山南
『政治の擁護』 バーナード・クリック/杉田敦
『成長理論』 ロバート・M・ソロー/福岡正夫

岩波現代文庫
『定本 力と交換様式』 柄谷行人
『触発する言葉 言葉・権力・行為体』 ジュディス・バトラー/竹村和子
『古代の天皇制』 大津透

02.02.2026 17:12 — 👍 14    🔁 6    💬 0    📌 0
Preview
遠慮深いうたた寝 :小川 洋子|河出書房新社 遠慮深いうたた寝 どのエッセイも結局は文学のない世界では生きられないことを告白している――日々の出来事、思い出など、温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く、作家の素顔が垣間見られる極上エッセイ集。

小川洋子『遠慮深いうたた寝』

日常の中でふっと心が動くような瞬間を丁寧な言葉で切り取り、豊かな想像力で紡ぎ上げたエッセイ集。どの文章も短いながら一つ一つが綺麗な作品のようでとても楽しめた。

www.kawade.co.jp/np/isbn/9784...

#読書記録

21.01.2026 22:34 — 👍 15    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
U130 レクイエム - 白水社 七月は灼熱の昼下がり、幻覚にも似た静寂な光のなか、ひとりの男がリスボンの街を彷徨い歩く。交錯する生者と死者、現実と幻想の世界。

タブッキ『レクイエム』(訳:鈴木昭裕)

死者と生者、過去と現在の間を揺蕩う追憶の旅路。全てがどこか幻覚のようでありながら一貫した現実らしさも感じられる不思議な読み味が心地良い。

www.hakusuisha.co.jp/book/b205576...

#読書記録

19.01.2026 07:04 — 👍 15    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
『尼僧とキューピッドの弓』(多和田 葉子) 製品詳細 講談社 ドイツの田舎町に千年以上も前からある尼僧修道院を訪れた「わたし」は、家庭を離れて第二の人生を送る女性たちの、あまり禁欲的ではないらしい共同生活に興味が尽きない。そんな尼僧たちが噂するのは、わたしが滞在するのを許可してくれた尼僧院長の“駆け落ち”という事件だった――。紫式部文学賞受賞作。 ドイツの古い修道院に暮らす尼僧たちの、聖俗の区別も超越した共同生活。 官能の矢に射られて駆け落ちした尼僧院長をめ...

多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』

前半の尼僧たちのバラバラだけどどこか晴れやかな生活も、後半の内省的な回顧もどちらも面白くて読み応えがあった。

www.kodansha.co.jp/book/product...

#読書記録

10.01.2026 04:35 — 👍 19    🔁 0    💬 0    📌 0
3冊の本の背表紙の写真。左から夢野久作『少女地獄』、多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』、多和田葉子『献灯使』

3冊の本の背表紙の写真。左から夢野久作『少女地獄』、多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』、多和田葉子『献灯使』

夢野久作と多和田葉子を買った。

03.01.2026 05:51 — 👍 26    🔁 0    💬 0    📌 0

譲渡派と防御派がわちゃわちゃしているところも良かったけど、やっぱり後半の怒涛の展開がすごい。ただ難解でうまく想像できないところも多かった。

03.01.2026 00:55 — 👍 3    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
シルトの梯子 今から2万年後。量子グラフ理論の研究者キャスの実験は、新たな時空を生み出してしまう──それから数百年後、人類は拡大し続ける新たな時空の脅威に直面し、人類の生存圏の譲渡派と防御派が対立していた。観測拠点…

グレッグ・イーガン『シルトの梯子』(訳:山岸真)

年末年始に読むにはややハードだったが、相変わらず壮大で豊穣なSF的空想で大いに楽しめた。

www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...

#読書記録

03.01.2026 00:47 — 👍 11    🔁 1    💬 1    📌 0
本の背表紙の写真。左から坂口安吾『堕落論』、皆川博子『聖女の島』、吉屋信子『あの道この道』、プラトン『饗宴』、古井由吉『杳子・妻隠』、室生犀星『或る少女の死まで』、カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』『わたしを離さないで』

本の背表紙の写真。左から坂口安吾『堕落論』、皆川博子『聖女の島』、吉屋信子『あの道この道』、プラトン『饗宴』、古井由吉『杳子・妻隠』、室生犀星『或る少女の死まで』、カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』『わたしを離さないで』

本買ってきた

02.01.2026 05:55 — 👍 22    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
2025年に読んで良かった本|Aqu4 1,378字

sizu.me/aqu4/posts/5...

30.12.2025 09:05 — 👍 21    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
『予告された殺人の記録』 ガブリエル・ガルシア=マルケス、野谷文昭/訳 | 新潮社 町をあげての婚礼騒ぎの翌朝、充分すぎる犯行予告にもかかわらず、なぜ彼は滅多切りにされねばならなかったのか? 閉鎖的な田舎町でほぼ三十年前に起きた、幻想とも見紛う殺人事件。凝縮されたその時空間に、差別や妬み、憎悪といった民

ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』(訳:野谷文昭)

複数の証言を通して次第に事件の全貌が明らかになる緊密な構成と、淡々としながらも緊張感のある巧みな文体に引き込まれるまま読み終えた。入り組んだ時間的展開でありながらここまで読ませるのがすごい。

www.shinchosha.co.jp/book/205211/

#読書記録

29.12.2025 04:49 — 👍 18    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
日の名残り 短い旅に出た老執事が、美しい田園風景のなか古き佳き時代を回想する。長年仕えた卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々……。遠い思い出は輝き…

カズオ・イシグロ『日の名残り』(訳:土屋政雄)

語りと相性が良いのかとても面白くすんなりと読めて、最後にはどこか清々しさのようなものすら残った。かなり好きかも。

www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...

#読書記録

27.12.2025 11:12 — 👍 16    🔁 0    💬 0    📌 0
Post image

【書物復権】毎年恒例の〈書物復権〉共同復刊、2026年の復刊リクエストがはじまりました。10社で実施いたします。勁草書房の復刊候補書やリクエスト方法などの詳細は下記より。
www.keisoshobo.co.jp/news/n118301...

19.12.2025 00:02 — 👍 36    🔁 42    💬 0    📌 1
Preview
[増補版] 政治における合理主義 - 株式会社 勁草書房 保守主義の要諦を説き、イギリス現代思想を支える古典となった論文集に、新たに収録された論文5編も訳し下ろし増補版として完成! マイケル・オークショット 著

オークショット『政治における合理主義』(勁草書房)

豊かな教養と巧みな文才に裏打ちされた明晰で含蓄深い論考集。面白い。

www.keisoshobo.co.jp/book/b122050...

#読書記録

18.12.2025 05:13 — 👍 12    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
『シルトの岸辺』ジュリアン・グラック|筑摩書房 筑摩書房『シルトの岸辺』の書誌情報

ジュリアン・グラック『シルトの岸辺』(訳:安藤元雄)

気だるげで平穏な日常から宿命的な結末へと進行していく物語を、卓越した描写の力によって紡ぎ上げた作品。とにかくひたすら美しい。

www.chikumashobo.co.jp/product/9784...

#読書記録

26.11.2025 04:14 — 👍 14    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
『生のなかの螺旋』ロバート・ノージック|筑摩書房 筑摩書房『生のなかの螺旋』の書誌情報

ロバート・ノージック『生のなかの螺旋』(訳:井上章子)

ノージックの手探りな思索に導かれるまま生を吟味するのは殊のほか楽しかった。

www.chikumashobo.co.jp/product/9784...

#読書記録

23.11.2025 08:55 — 👍 15    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
ラヴクラフト・カントリー - マット・ラフ/茂木健 訳|東京創元社 ラヴクラフト・カントリー SFやホラーを愛読する黒人兵士アティカス・ターナーは、謎の白人と共に姿を消した父を追って、出版社を営む伯父と、賭博師と霊媒師を父母に持つ幼馴染を伴い、謎に包まれた町アーダムに向かう。そこで彼らは魔術師ブレイスホワイトが創設した秘密結社のディナーに招待されるが──。

マット・ラフ『ラヴクラフト・カントリー』(訳:茂木健)

超常的な恐怖と現実的な差別。それらをなんとか切り抜ける主人公らの機転と胆力そして勇気に驚かされる。面白かった。

www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784...

#読書記録

20.11.2025 00:08 — 👍 10    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
ケアの倫理/岡野 八代|岩波新書 - 岩波書店 フェミニズムが紡ぎ出した新たな政治思想、ケアの倫理。女性たちが鍛え上げたこの倫理を第一人者があますところなく解説する。 岡野 八代 著

岡野八代『ケアの倫理』

フェミニズム史を踏まえながらギリガンを丁寧に読み直し、ケアと正義の関係を再定位しつつも最新の議論までフォローする充実した内容で勉強になった。

www.iwanami.co.jp/book/b638601...

#読書記録

16.11.2025 03:22 — 👍 15    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
離れがたき二人 二〇世紀初頭のパリ。少女シルヴィーは、厳格な家庭で育ちながらも自分らしく自由を求めて生きる、ある少女と出会った。たがいに強く惹かれ合う二人の友愛は、永遠に続くはずだった――。一九五四年に執筆されるも、…

ボーヴォワール『離れがたき二人』(訳:関口涼子)

人と人との関係、変わりゆくものと変わらないもの、その中で揺れ動く精神、その繊細で複雑な諸相を丁寧に描いた作品。

「もしかしたらこの人はアンドレを彼女なりのやり方で愛しているのかもしれない。どんなやり方で? それこそが問題でした。わたしたちは、それぞれが自分のやり方で、彼女を愛していたのです。」(pp. 118-119)

www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...

#読書記録

14.11.2025 22:11 — 👍 14    🔁 0    💬 0    📌 0
Preview
不平等の進化的起源 - 株式会社 大月書店 憲法と同い年 性別や人種によって社会が分割される理由と、それが不公平を生み出すメカニズムを最新の進化ゲーム理論で解明する画期的な研究。 ケイリン・オコナー 著

ケイリン・オコナー『不平等の進化的起源』(監訳:中西大輔)

異なるカテゴリー間の不平等が、慣習的で恣意的なものでありながらも、なぜ容易に発生し強固な粘着性を示すのかを、進化ゲーム理論のモデルを用いて説明する本。たいへん勉強になった。

www.otsukishoten.co.jp/book/b591839...

#読書記録

14.11.2025 21:29 — 👍 13    🔁 3    💬 0    📌 0