普通は未来を予言した場合、その未来が現在の我々にとって良いか悪いかを基準としてその未来を変えたり変えなかったりするわけだが、この作品は、予言された未来を変えてしまうことはその未来(に生きるはずの(可能的)存在)にとって悪いんじゃないか、というところまで踏み込みんでいるように思えた。
25.02.2026 04:53 — 👍 8 🔁 0 💬 0 📌 0普通は未来を予言した場合、その未来が現在の我々にとって良いか悪いかを基準としてその未来を変えたり変えなかったりするわけだが、この作品は、予言された未来を変えてしまうことはその未来(に生きるはずの(可能的)存在)にとって悪いんじゃないか、というところまで踏み込みんでいるように思えた。
25.02.2026 04:53 — 👍 8 🔁 0 💬 0 📌 0
安部公房『第四間氷期』
予言機を作った男が予言された未来に裁かれるまでの物語。前半はミステリ仕立てだけど、後半になると事態の全貌が見え始めてSF的展開が加速していく。面白い。
www.shinchosha.co.jp/book/112105/
#読書記録
「欠陥を持った神」の話は面白い。
22.02.2026 02:09 — 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0
スタニスワフ・レム『ソラリス』(訳:沼野充義)
評価が難しい。読んでいる最中は正直あまりピンと来なかったのだが、それでも不思議とぐんぐんページは進んで、読み終わってみればこれは確かに傑作かもしれないという感覚が残る。ホラー、ミステリー、ラブロマンスといった物語が織り込まれつつ、途中途中に挟まれるソラリス学の記述や海の奇妙で神秘的な描写も印象に残る。ただそれで結局何の話かと問われれば、それは他者との「コンタクト」を描いた作品と呼ばざるを得ないのか。
www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...
#読書記録
コレット『青い麦』(訳:手塚伸一)
どこか一歩引いたようでありながら自然美と情感にあふれる印象的な文章。あまりに青く鮮烈な描写の数々が胸に焼きつく。物語というよりも文体に心を奪われた。
www.shueisha.co.jp/books/items/...
#読書記録
プラトン『饗宴』(訳:森進一)
緊密な構成で語られる面白い神話と哲学。楽しく読めた。特にソクラテスの話がやはり印象に残る。
www.shinchosha.co.jp/book/202702/
#読書記録
大阪に来ている
15.02.2026 22:13 — 👍 7 🔁 0 💬 0 📌 0
稲葉真弓『ミーのいない朝』
先日読んだ『猫に満ちる日』のモデルとなった猫ミーについてのエッセイ。文章の節々に溢れる文学性と相まってとても充実した読書だった。面白い。
www.kawade.co.jp/np/isbn/9784...
#読書記録
宮地尚子『傷を愛せるか』
真摯で誠実な言葉だと思った。読んでいると心が安らぐ。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
#読書記録
稲葉真弓『猫に満ちる日』
老いた猫が死にゆく姿の生々しい描写と、自然と思い出される過去の淡い手触りが印象に残る。良かった。文章が好き。
www.kodansha.co.jp/book/product...
#読書記録
おはようございます。
03.02.2026 21:40 — 👍 8 🔁 0 💬 0 📌 0
岩波文庫
『スタインベック短篇集 長くのびた盆地』 ジョン・スタインベック/青山南
『政治の擁護』 バーナード・クリック/杉田敦
『成長理論』 ロバート・M・ソロー/福岡正夫
岩波現代文庫
『定本 力と交換様式』 柄谷行人
『触発する言葉 言葉・権力・行為体』 ジュディス・バトラー/竹村和子
『古代の天皇制』 大津透
小川洋子『遠慮深いうたた寝』
日常の中でふっと心が動くような瞬間を丁寧な言葉で切り取り、豊かな想像力で紡ぎ上げたエッセイ集。どの文章も短いながら一つ一つが綺麗な作品のようでとても楽しめた。
www.kawade.co.jp/np/isbn/9784...
#読書記録
タブッキ『レクイエム』(訳:鈴木昭裕)
死者と生者、過去と現在の間を揺蕩う追憶の旅路。全てがどこか幻覚のようでありながら一貫した現実らしさも感じられる不思議な読み味が心地良い。
www.hakusuisha.co.jp/book/b205576...
#読書記録
多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』
前半の尼僧たちのバラバラだけどどこか晴れやかな生活も、後半の内省的な回顧もどちらも面白くて読み応えがあった。
www.kodansha.co.jp/book/product...
#読書記録
3冊の本の背表紙の写真。左から夢野久作『少女地獄』、多和田葉子『尼僧とキューピッドの弓』、多和田葉子『献灯使』
夢野久作と多和田葉子を買った。
03.01.2026 05:51 — 👍 26 🔁 0 💬 0 📌 0譲渡派と防御派がわちゃわちゃしているところも良かったけど、やっぱり後半の怒涛の展開がすごい。ただ難解でうまく想像できないところも多かった。
03.01.2026 00:55 — 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0
グレッグ・イーガン『シルトの梯子』(訳:山岸真)
年末年始に読むにはややハードだったが、相変わらず壮大で豊穣なSF的空想で大いに楽しめた。
www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...
#読書記録
本の背表紙の写真。左から坂口安吾『堕落論』、皆川博子『聖女の島』、吉屋信子『あの道この道』、プラトン『饗宴』、古井由吉『杳子・妻隠』、室生犀星『或る少女の死まで』、カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』『わたしを離さないで』
本買ってきた
02.01.2026 05:55 — 👍 22 🔁 0 💬 0 📌 0
ガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』(訳:野谷文昭)
複数の証言を通して次第に事件の全貌が明らかになる緊密な構成と、淡々としながらも緊張感のある巧みな文体に引き込まれるまま読み終えた。入り組んだ時間的展開でありながらここまで読ませるのがすごい。
www.shinchosha.co.jp/book/205211/
#読書記録
カズオ・イシグロ『日の名残り』(訳:土屋政雄)
語りと相性が良いのかとても面白くすんなりと読めて、最後にはどこか清々しさのようなものすら残った。かなり好きかも。
www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...
#読書記録
【書物復権】毎年恒例の〈書物復権〉共同復刊、2026年の復刊リクエストがはじまりました。10社で実施いたします。勁草書房の復刊候補書やリクエスト方法などの詳細は下記より。
www.keisoshobo.co.jp/news/n118301...
オークショット『政治における合理主義』(勁草書房)
豊かな教養と巧みな文才に裏打ちされた明晰で含蓄深い論考集。面白い。
www.keisoshobo.co.jp/book/b122050...
#読書記録
ジュリアン・グラック『シルトの岸辺』(訳:安藤元雄)
気だるげで平穏な日常から宿命的な結末へと進行していく物語を、卓越した描写の力によって紡ぎ上げた作品。とにかくひたすら美しい。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
#読書記録
ロバート・ノージック『生のなかの螺旋』(訳:井上章子)
ノージックの手探りな思索に導かれるまま生を吟味するのは殊のほか楽しかった。
www.chikumashobo.co.jp/product/9784...
#読書記録
マット・ラフ『ラヴクラフト・カントリー』(訳:茂木健)
超常的な恐怖と現実的な差別。それらをなんとか切り抜ける主人公らの機転と胆力そして勇気に驚かされる。面白かった。
www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784...
#読書記録
岡野八代『ケアの倫理』
フェミニズム史を踏まえながらギリガンを丁寧に読み直し、ケアと正義の関係を再定位しつつも最新の議論までフォローする充実した内容で勉強になった。
www.iwanami.co.jp/book/b638601...
#読書記録
ボーヴォワール『離れがたき二人』(訳:関口涼子)
人と人との関係、変わりゆくものと変わらないもの、その中で揺れ動く精神、その繊細で複雑な諸相を丁寧に描いた作品。
「もしかしたらこの人はアンドレを彼女なりのやり方で愛しているのかもしれない。どんなやり方で? それこそが問題でした。わたしたちは、それぞれが自分のやり方で、彼女を愛していたのです。」(pp. 118-119)
www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000...
#読書記録
ケイリン・オコナー『不平等の進化的起源』(監訳:中西大輔)
異なるカテゴリー間の不平等が、慣習的で恣意的なものでありながらも、なぜ容易に発生し強固な粘着性を示すのかを、進化ゲーム理論のモデルを用いて説明する本。たいへん勉強になった。
www.otsukishoten.co.jp/book/b591839...
#読書記録