100万回生きたねこ | 佐野 洋子,佐野 洋子 | 305件のレビュー | 数ページ読める | 絵本ナビ:レビュー・通販
そのねこは、100万回も死んで、100万回も生きたのです。ある時は船のりのねこ、ある時はサーカスの手品つかいのねこ、どろぼうやおばあさん、小さな女の子のねこにもなりました。彼らはみんなねこを可愛がり、...
あるボランティア先の授業の導入では、佐野洋子『100万回生きたねこ』の読み聞かせが行われました。本当に久しぶりにこの本に触れたけれど、素敵な作品であると同時に、難しい。
「なぜ、最後は生き返らなかったのか」という疑問に対して、ある生徒は「本当の愛を見つけたから」と答えていた。だけど、実はそう簡単に言い表せるものではないのだろう。
冒頭から「死んだ」という言葉が続く中、最後にねこは「うごかなく」なる。この言葉の違いは、解釈の手がかりにになるのかもなあ、と思いながら聞いていました。
www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00...
29.10.2025 13:03 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
航空機を描いた絵画の構図から見える「優越感」、「玉砕」という言葉や空の色や光の差し方が孕む「賛美」などから、「戦争」は作り上げられてきた側面があるのだということを意識させられました。
絵画を中心としたメディアを記録と位置付けてひらき、「今、ここ」の私たちに記憶を紡いでいく実践的な展覧会だったように思います。
28.10.2025 02:46 — 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ (展覧会)- 東京国立近代美術館
「昭和100年」、「戦後80年」という節目の年となる今年、美術を手がかりとして、1930年代から1970年代の時代と文化を振り返る展覧会を開催します。絵画や写真や映画といった視覚的な表現が果たした「記録」という役割と、そ […]
東京国立近代美術館で開催されていた「記録をひらく 記憶をつむぐ」展に行ってきました。
本企画展の意図はHPで以下のように説明されています。
「絵画や写真や映画といった視覚的な表現が果たした「記録」という役割と、それらを事後に振り返りながら再構成されていく「記憶」の働きに注目しながら、過去を現在と未来につなげていく継承の方法を、美術館という記憶装置において考察するものです」
絵画を中心とするあらゆるメディアがどのように「戦争」を可視化/不可視化することで形作ってきたか、ということを考えさせられる企画展でした。
www.momat.go.jp/exhibitions/...
28.10.2025 02:46 — 👍 0 🔁 0 💬 1 📌 0